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 何年か前に、元同僚が羽黒山詣での体験を大いに語りました。<br /> 五重塔を前にして五体が震えたという話はやや大袈裟とも思いましたが、羽黒山に行かずして死んだらこの世に生まれてきた意味がないとまで言われ、んだばおらもいがねば、と焦りにも似た思いをしたのは確かです。<br /> とはいえ、山形は遠いし、伝わってくるのは石段登りの難儀な話ばかり。 ついつい日が経ち月が経ち、気づけば畳のへりにもつまづくほど体力が衰えてしまいました。<br /> ぐずらもずらやってっど、いげねぐなっど。 我が身と心にムチを打ち、最初で最後の羽黒山詣でに出かけたのですが・・・。

やっとこさきだのに なしてんだなや? 《 山形県・羽黒山 》

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2023/05/23 - 2023/06/02

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16

50

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 何年か前に、元同僚が羽黒山詣での体験を大いに語りました。
 五重塔を前にして五体が震えたという話はやや大袈裟とも思いましたが、羽黒山に行かずして死んだらこの世に生まれてきた意味がないとまで言われ、んだばおらもいがねば、と焦りにも似た思いをしたのは確かです。
 とはいえ、山形は遠いし、伝わってくるのは石段登りの難儀な話ばかり。 ついつい日が経ち月が経ち、気づけば畳のへりにもつまづくほど体力が衰えてしまいました。
 ぐずらもずらやってっど、いげねぐなっど。 我が身と心にムチを打ち、最初で最後の羽黒山詣でに出かけたのですが・・・。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 【 道の駅・あつみ 】<br /><br /> 前夜は山形県鶴岡市にある「道の駅・あつみ」で車中泊をしました。<br /> 朝6時前。 こんな時間に停まっているのは、たぶん車中泊の車でしょう。 愛媛ナンバー! ごぐろさま~。

    【 道の駅・あつみ 】

     前夜は山形県鶴岡市にある「道の駅・あつみ」で車中泊をしました。
     朝6時前。 こんな時間に停まっているのは、たぶん車中泊の車でしょう。 愛媛ナンバー! ごぐろさま~。

  • 【 塩俵岩 】<br /><br /> 道の駅から10kmほど北上した所に「塩俵岩」があります。 塩俵とはまた奇妙な名前ですが、なんでも層状節理と柱状節理が直角に交差した景観があたかも塩俵を積み重ねたように見えるのだということです。<br /> 塩俵というものを見たことがないので、なんとも言えませんが、奇観であることは確かです。

    【 塩俵岩 】

     道の駅から10kmほど北上した所に「塩俵岩」があります。 塩俵とはまた奇妙な名前ですが、なんでも層状節理と柱状節理が直角に交差した景観があたかも塩俵を積み重ねたように見えるのだということです。
     塩俵というものを見たことがないので、なんとも言えませんが、奇観であることは確かです。

  • 【 層状節理? 】<br /><br /> 恥ずかしながら「層状節理」という言葉は初めて聞きました。 ごく大雑把にいうと、柱状節理が縦方向に割れ目の入った状態であるのに対し、横方向に割れ目の入った岩らしいのですが、確かなことは分かりません。<br /> 私の当てずっぽうを信用しないでください。 しでねぇってか!

    【 層状節理? 】

     恥ずかしながら「層状節理」という言葉は初めて聞きました。 ごく大雑把にいうと、柱状節理が縦方向に割れ目の入った状態であるのに対し、横方向に割れ目の入った岩らしいのですが、確かなことは分かりません。
     私の当てずっぽうを信用しないでください。 しでねぇってか!

  • 【 柱状節理? 】<br /><br /> んだばこれは柱状け? やけに短いですが、層状と柱状が直角に交差しているということですから、縦長の柱のようには見えないのでしょう。

    【 柱状節理? 】

     んだばこれは柱状け? やけに短いですが、層状と柱状が直角に交差しているということですから、縦長の柱のようには見えないのでしょう。

  • 【 俵? 】<br /><br /> と、これは! まさしく俵ですね。 昔、駅の集荷場などでよく見た炭俵そっくりです。 たぶん塩俵というのもこんな形だったのだろうと想像します。

    【 俵? 】

     と、これは! まさしく俵ですね。 昔、駅の集荷場などでよく見た炭俵そっくりです。 たぶん塩俵というのもこんな形だったのだろうと想像します。

  • 【 羽黒山大鳥居 】<br /><br /> さてその塩俵岩から2時間ほど内陸に入り、見えてきました。 羽黒山大鳥居です。<br /> 5年ほど前に初代の鳥居よりも一回り大きく建て替えられたそうですが、大きさはともかくとして、ここから出羽三山の神域に入るのかと思うと、ただ車で通過するのは申し訳なく、いったん手前に駐車して、徒歩でくぐってからまた車に戻りました。<br /> ほだなごと、どーでも、さすけねっぺが。

    【 羽黒山大鳥居 】

     さてその塩俵岩から2時間ほど内陸に入り、見えてきました。 羽黒山大鳥居です。
     5年ほど前に初代の鳥居よりも一回り大きく建て替えられたそうですが、大きさはともかくとして、ここから出羽三山の神域に入るのかと思うと、ただ車で通過するのは申し訳なく、いったん手前に駐車して、徒歩でくぐってからまた車に戻りました。
     ほだなごと、どーでも、さすけねっぺが。

  • 【 羽黒山案内図 】<br /><br /> 随神門前駐車場(赤い車のマーク)に車を停めて、まずはコースを確認です。<br /> 山頂までは徒歩60分と、あの元同僚の話よりはだいぶラクな感じです。 それなら私でも行けるでしょう。<br /> でも念のため、重いカメラは車に置いて、ケータイだけを持って歩き始めます。

    【 羽黒山案内図 】

     随神門前駐車場(赤い車のマーク)に車を停めて、まずはコースを確認です。
     山頂までは徒歩60分と、あの元同僚の話よりはだいぶラクな感じです。 それなら私でも行けるでしょう。
     でも念のため、重いカメラは車に置いて、ケータイだけを持って歩き始めます。

  • 【 随神門 】<br /><br /> 神社ではお馴染みの随身門ですが、ここ羽黒山では「身」ではなく「神」と書いています。 門衛として座しているのが次の写真にある神様だからでしょう。<br /> 神仏習合の時代には仁王様も立っていて、「仁王門」とも呼ばれていたとか。<br /> ともあれ怪しい者はここで追い返されるようですから、私にとっては第一の関門といえます。

    【 随神門 】

     神社ではお馴染みの随身門ですが、ここ羽黒山では「身」ではなく「神」と書いています。 門衛として座しているのが次の写真にある神様だからでしょう。
     神仏習合の時代には仁王様も立っていて、「仁王門」とも呼ばれていたとか。
     ともあれ怪しい者はここで追い返されるようですから、私にとっては第一の関門といえます。

  • 【 随神 】<br /><br /> 向かって右側に櫛石窓神(くしいわまどのかみ)様、左側に豊石窓神(とよいわまどのかみ)様が武器を持って構えています。<br /> どんな神様か存じませんが、とりあえず目を合わせないようにしておきましょう。

    【 随神 】

     向かって右側に櫛石窓神(くしいわまどのかみ)様、左側に豊石窓神(とよいわまどのかみ)様が武器を持って構えています。
     どんな神様か存じませんが、とりあえず目を合わせないようにしておきましょう。

  • 【 継子坂 】<br /><br /> 随神門をくぐるといきなり長い下り坂になります。<br /> 継子坂(ままこざか)というそうで、ある女が継子をこの坂の途中に捨てたことからついた名だとか。<br /> 私は子供のころよく「お前は橋の下で拾ってきた子だよ」と言われていましたが、その川が継子川と呼ばれているのは聞いたことがありません。

    【 継子坂 】

     随神門をくぐるといきなり長い下り坂になります。
     継子坂(ままこざか)というそうで、ある女が継子をこの坂の途中に捨てたことからついた名だとか。
     私は子供のころよく「お前は橋の下で拾ってきた子だよ」と言われていましたが、その川が継子川と呼ばれているのは聞いたことがありません。

  • 【 石段に残された謎の絵 】<br /><br /> 転ばないように下を向いて歩いていると、足元になにやら絵のようなものが見えました。<br /> そういえば羽黒山詣での下調べをしているときに、こういう絵が33か所に彫られていること、全部見つけると願い事が叶うという例のたわごとが出ていましたっけ。

    【 石段に残された謎の絵 】

     転ばないように下を向いて歩いていると、足元になにやら絵のようなものが見えました。
     そういえば羽黒山詣での下調べをしているときに、こういう絵が33か所に彫られていること、全部見つけると願い事が叶うという例のたわごとが出ていましたっけ。

  • 【 その他の絵 】<br /><br /> むろん探す気はありませんが、それでもいくつかの絵が見つかりました。 どうも盃やトックリが多かったような気がしますが、私の目がそういうものにだけ反応したのかも知れません。

    【 その他の絵 】

     むろん探す気はありませんが、それでもいくつかの絵が見つかりました。 どうも盃やトックリが多かったような気がしますが、私の目がそういうものにだけ反応したのかも知れません。

  • 【 五十猛神社 】<br /><br /> 継子坂を下り切った所に五十猛神社という末社がありました。<br /> 五十猛神(いそたけるのかみ)という神様を祀っているようです。 木・材木の神様だということで、造船や航海安全といった海に関する神徳があるのだとか。

    【 五十猛神社 】

     継子坂を下り切った所に五十猛神社という末社がありました。
     五十猛神(いそたけるのかみ)という神様を祀っているようです。 木・材木の神様だということで、造船や航海安全といった海に関する神徳があるのだとか。

  • 【 末社群 】<br /><br /> その先にも沢山の末社が並んでいますが、私が知っていた神様は少彦名神と豊玉姫だけで、それらもお賽銭をあげずに通り過ぎました。

    【 末社群 】

     その先にも沢山の末社が並んでいますが、私が知っていた神様は少彦名神と豊玉姫だけで、それらもお賽銭をあげずに通り過ぎました。

  • 【 神橋 】<br /><br /> 末社群の先をちょっと下ると、神橋が見えます。 神社にはお馴染みの橋で、真の結界はここだという人もいますね。

    【 神橋 】

     末社群の先をちょっと下ると、神橋が見えます。 神社にはお馴染みの橋で、真の結界はここだという人もいますね。

  • 【 秡川 】<br /><br /> 神橋の下を流れるのは秡川、つまり禊の川ですが、今では実際にこの川に浸かって身を清めてから山頂をめざすという人はいないようで、まあ、いがった、いがった。

    【 秡川 】

     神橋の下を流れるのは秡川、つまり禊の川ですが、今では実際にこの川に浸かって身を清めてから山頂をめざすという人はいないようで、まあ、いがった、いがった。

  • 【 須賀の滝 】<br /><br /> 神橋を渡った先で秡川を横切るように作られた小路のような橋があります。 その先にはやはり人の手で積んだ石垣。 その台地の上に神社があります。<br /> 向かって右が秡川神社、左が岩戸分神社、その間に不動明王像、さらにそれらの背後には滝が落ちているという、なんとも行き届いた一角ですが、その滝がまた人工だということですから、昔の人にも客寄せの商魂があったのでしょうか。

    【 須賀の滝 】

     神橋を渡った先で秡川を横切るように作られた小路のような橋があります。 その先にはやはり人の手で積んだ石垣。 その台地の上に神社があります。
     向かって右が秡川神社、左が岩戸分神社、その間に不動明王像、さらにそれらの背後には滝が落ちているという、なんとも行き届いた一角ですが、その滝がまた人工だということですから、昔の人にも客寄せの商魂があったのでしょうか。

  • 【 注連掛け桜 】<br /><br /> 石橋を戻ってさあ登山、と思った所にこんなものがありました。 確かテレビで観たことがある注連掛け桜ですね。<br /> 随神門前の社務所で授与していただく「お注連」。 無事山頂までの往復を終えた参拝者がそれをこの桜の枝に掛けてゆくのだとか。 <br /> お注連を肩に掛けて参詣することで、山中の魔障がつくのを避けられるのだそうですが、私にはそこで1000円を取る社務所自体が魔障だと思えたので、貰いませんでした。

    【 注連掛け桜 】

     石橋を戻ってさあ登山、と思った所にこんなものがありました。 確かテレビで観たことがある注連掛け桜ですね。
     随神門前の社務所で授与していただく「お注連」。 無事山頂までの往復を終えた参拝者がそれをこの桜の枝に掛けてゆくのだとか。 
     お注連を肩に掛けて参詣することで、山中の魔障がつくのを避けられるのだそうですが、私にはそこで1000円を取る社務所自体が魔障だと思えたので、貰いませんでした。

  • 【 ヤグルマソウ 】<br /><br /> その数m先にはヤグルマソウがありました。<br /> 以前ある所に旅行したとき、同行者の一人がこれを見つけて「ヤグルマソウだ、ヤグルマソウ!」と叫びました。 「ほれ、鯉のぼりの上に付ける矢車。 葉っぱの形があれに似ているから矢車草っていうんだよ。 似てるだろう?」と続けます。<br /> そんなことを知らない人間はいないので、誰も反応しなかったところ、その人はこちらが理解できなかったと思ったらしく、「ほれ、鯉のぼりの竿の先にぐるぐる回る飾りを付けるだろう? あれを矢車っていうんだよ」などと、なおも馬鹿々々しい説明を繰り返し、苛立った私が「へー、そうなの? 知らなかった! アンタは物識りだねえ!」と大声で言ったので、すっかり空気が悪くなったことを思い出します。

    【 ヤグルマソウ 】

     その数m先にはヤグルマソウがありました。
     以前ある所に旅行したとき、同行者の一人がこれを見つけて「ヤグルマソウだ、ヤグルマソウ!」と叫びました。 「ほれ、鯉のぼりの上に付ける矢車。 葉っぱの形があれに似ているから矢車草っていうんだよ。 似てるだろう?」と続けます。
     そんなことを知らない人間はいないので、誰も反応しなかったところ、その人はこちらが理解できなかったと思ったらしく、「ほれ、鯉のぼりの竿の先にぐるぐる回る飾りを付けるだろう? あれを矢車っていうんだよ」などと、なおも馬鹿々々しい説明を繰り返し、苛立った私が「へー、そうなの? 知らなかった! アンタは物識りだねえ!」と大声で言ったので、すっかり空気が悪くなったことを思い出します。

  • 【 爺杉 】<br /><br /> 「爺杉」です。 樹齢一千年以上と書かれた木標も立っており、堂々たる姿には見とれてしまいます。 説明板によれば幹回りが8.25mということですから、大人5人が手をつないでも囲めるかどうか。<br /> ただ、一千年というのはどうでしょうか? 千葉県には清澄の大杉というのがあり、幹回りは15mだそうですが、樹齢は400年、600年、800年、1000年と諸説あります。 ずいぶん大雑把な数字で、中でも1000年というのは土地の人たちの主張だそうですから、まあ、眉にべっとりと唾をつけて聞かなければなりません。<br /> その大杉より見た目もずっと細いこの爺杉の年齢を無理に千年と言わなくても、十分に神々しいし、参詣者の心に残る姿であることは間違いないと思います。

    【 爺杉 】

     「爺杉」です。 樹齢一千年以上と書かれた木標も立っており、堂々たる姿には見とれてしまいます。 説明板によれば幹回りが8.25mということですから、大人5人が手をつないでも囲めるかどうか。
     ただ、一千年というのはどうでしょうか? 千葉県には清澄の大杉というのがあり、幹回りは15mだそうですが、樹齢は400年、600年、800年、1000年と諸説あります。 ずいぶん大雑把な数字で、中でも1000年というのは土地の人たちの主張だそうですから、まあ、眉にべっとりと唾をつけて聞かなければなりません。
     その大杉より見た目もずっと細いこの爺杉の年齢を無理に千年と言わなくても、十分に神々しいし、参詣者の心に残る姿であることは間違いないと思います。

  • 【 国宝羽黒山五重塔 】<br /><br /> その爺杉からほど近い所で、なにやらガチャン、ガチャーンと金属音が響いていました。 この神域になんとも似つかわしくない無粋な音です。<br /> 何事ならんと思って音の方へ行ってみると・・・よく工事現場で見る足場管が、中が見えないほど密に組み上げられています。<br /> ガガーン! ガガーリン! マーガリン!  これを見ずして羽黒山に行ったとは言えないほど有名な国宝羽黒山五重塔ではありませんか。<br /> 五重塔は茅葺きですから、定期的に葺き替えなければならないのは勿論のことで、それ自体は仕方のないことですが、始まったのは5月の8日。 今日は26日ですから、もう3週間早く来れば塔の全容が見られたということです。<br /> 「日光を見ずしてケッコウと言うなかれ」「ナポリを見て死ね」「五重塔を見ずして羽黒山を語る資格なし」<br /> 満を持して、最初で最後とやってきた羽黒山。<br /> やっとこさきだのに、なしてんだなや?

    【 国宝羽黒山五重塔 】

     その爺杉からほど近い所で、なにやらガチャン、ガチャーンと金属音が響いていました。 この神域になんとも似つかわしくない無粋な音です。
     何事ならんと思って音の方へ行ってみると・・・よく工事現場で見る足場管が、中が見えないほど密に組み上げられています。
     ガガーン! ガガーリン! マーガリン!  これを見ずして羽黒山に行ったとは言えないほど有名な国宝羽黒山五重塔ではありませんか。
     五重塔は茅葺きですから、定期的に葺き替えなければならないのは勿論のことで、それ自体は仕方のないことですが、始まったのは5月の8日。 今日は26日ですから、もう3週間早く来れば塔の全容が見られたということです。
     「日光を見ずしてケッコウと言うなかれ」「ナポリを見て死ね」「五重塔を見ずして羽黒山を語る資格なし」
     満を持して、最初で最後とやってきた羽黒山。
     やっとこさきだのに、なしてんだなや?

  • 【 天満神社・大直日神社 】<br /><br /> 気を取り直して先へ進むことにしましょう。<br /> すぐに現れたのは、石段の左右に鎮座する境内社「天満神社」と「大直日神社」です。<br /> 天満神社はその御名から菅原道真公を祀ったものだと想像できますが、大直日神(おおなおびのかみ)というのは初めて聞きました。 罪穢れを祓う神様だそうです。

    【 天満神社・大直日神社 】

     気を取り直して先へ進むことにしましょう。
     すぐに現れたのは、石段の左右に鎮座する境内社「天満神社」と「大直日神社」です。
     天満神社はその御名から菅原道真公を祀ったものだと想像できますが、大直日神(おおなおびのかみ)というのは初めて聞きました。 罪穢れを祓う神様だそうです。

  • 【 一ノ坂 】<br /><br /> この辺りは一ノ坂と呼ばれ、比較的おだやかな勾配だということです。<br /> とはいえあと2週間ほどで80になる年齢、長いコロナ禍での運動不足、ラクなことだけを追ってきた人生・・・決して穏やかな坂には見えません。

    【 一ノ坂 】

     この辺りは一ノ坂と呼ばれ、比較的おだやかな勾配だということです。
     とはいえあと2週間ほどで80になる年齢、長いコロナ禍での運動不足、ラクなことだけを追ってきた人生・・・決して穏やかな坂には見えません。

  • 【 夫婦杉 】<br /><br /> 日本中に「夫婦杉」というのはいったい何組あるでしょうか? いささか食傷気味ではありますが、まあいいでしょう。<br /> ただ、枝が癒着して2本を貫いているように見えるのを「男女が交わっているような形」と書いてある説明板はいただけませんね。 そう見えるというのは、その目が不純なのではないでしょうか?

    【 夫婦杉 】

     日本中に「夫婦杉」というのはいったい何組あるでしょうか? いささか食傷気味ではありますが、まあいいでしょう。
     ただ、枝が癒着して2本を貫いているように見えるのを「男女が交わっているような形」と書いてある説明板はいただけませんね。 そう見えるというのは、その目が不純なのではないでしょうか?

  • 【 火石 】<br /><br /> こんなものもありました。<br /> 昔はこの石が光を放っていて、漁師が灯台の代わりに陸地の目印にしていたのだそうです。 てんつこくなって!

    【 火石 】

     こんなものもありました。
     昔はこの石が光を放っていて、漁師が灯台の代わりに陸地の目印にしていたのだそうです。 てんつこくなって!

  • 【 湯殿山遥拝所 】<br /><br /> そのすぐ先に湯殿山遥拝所があります。<br /> 湯殿山は羽黒山より遥か山奥にあって冬季の参拝は無理だということで、ここで湯殿山の方角を拝めばいいという、なんとも都合の良い場所です。<br /> 各地の参道などで見かけ、最初はインチキ臭い感じを抱いていましたが、最近では、神仏は年寄りや体の弱い人に対してもそれなりの接点を用意してくださっているのだと思っています。 遥拝所というのはまさに屈強ならざる善男善女のためにあるのですね。

    【 湯殿山遥拝所 】

     そのすぐ先に湯殿山遥拝所があります。
     湯殿山は羽黒山より遥か山奥にあって冬季の参拝は無理だということで、ここで湯殿山の方角を拝めばいいという、なんとも都合の良い場所です。
     各地の参道などで見かけ、最初はインチキ臭い感じを抱いていましたが、最近では、神仏は年寄りや体の弱い人に対してもそれなりの接点を用意してくださっているのだと思っています。 遥拝所というのはまさに屈強ならざる善男善女のためにあるのですね。

  • 【 二ノ坂茶屋 】<br /><br /> 遥拝所の先は急な石段が続く二ノ坂です。<br /> あの武蔵坊弁慶があまりの勾配に奉納用の油をこぼしてしまったことから「油こぼしの坂」とも呼ばれるのだそうで、私は油ならぬ汗が顎からポタポタと落ちる有様でした。<br /> とはいえこの坂は短く、しかも途中に茶屋があります。

    【 二ノ坂茶屋 】

     遥拝所の先は急な石段が続く二ノ坂です。
     あの武蔵坊弁慶があまりの勾配に奉納用の油をこぼしてしまったことから「油こぼしの坂」とも呼ばれるのだそうで、私は油ならぬ汗が顎からポタポタと落ちる有様でした。
     とはいえこの坂は短く、しかも途中に茶屋があります。

  • 【 庄内平野を一望 】<br /><br /> 茶屋には屋内と屋外にテーブルがあり、屋外に席をとると庄内平野が一望できます。<br /> 「庄内平野」なんて、小学校で白地図に書き込んだ名前ではありませんか! それを自分の目でこうして眺められるなんて、やっぱりながいぎはせねばなんねな。

    【 庄内平野を一望 】

     茶屋には屋内と屋外にテーブルがあり、屋外に席をとると庄内平野が一望できます。
     「庄内平野」なんて、小学校で白地図に書き込んだ名前ではありませんか! それを自分の目でこうして眺められるなんて、やっぱりながいぎはせねばなんねな。

  • 【 力餅 】<br /><br /> そこに運ばれてきたのがこれ、力餅です。 今日最初についたものだそうで、なんとも優しい口当たりと淡泊なきな粉の味に疲れを忘れました。<br /> おっと、マスクが写ってしまいました。 フォートラ会員の皆様のように食レポに慣れていないものですから、卓上の写真の構図にまで気が回りません。

    【 力餅 】

     そこに運ばれてきたのがこれ、力餅です。 今日最初についたものだそうで、なんとも優しい口当たりと淡泊なきな粉の味に疲れを忘れました。
     おっと、マスクが写ってしまいました。 フォートラ会員の皆様のように食レポに慣れていないものですから、卓上の写真の構図にまで気が回りません。

  • 【 芭蕉塚(三日月塚) 】<br /><br /> あまりの心地よさに若干長居をしてしまったあと、なだらかな坂を登り始めるとすぐに「芭蕉塚」が現れました。 芭蕉の詠んだ<br /><br />    涼しさや ほの三日月の 羽黒山<br /><br /> を記念して享保年間に建立されたものだそうで、句に因んで三日月塚と彫られています。<br /><br /> と、まあ、知ったようなことを書きましたが、あとで分かったことに、この写真に写っているのは「ここに芭蕉塚(三日月塚)がありますよ」という案内石標で、本当の芭蕉塚は左奥に小さく写っている石碑らしいのです。 オソマツでした。

    【 芭蕉塚(三日月塚) 】

     あまりの心地よさに若干長居をしてしまったあと、なだらかな坂を登り始めるとすぐに「芭蕉塚」が現れました。 芭蕉の詠んだ

        涼しさや ほの三日月の 羽黒山

     を記念して享保年間に建立されたものだそうで、句に因んで三日月塚と彫られています。

     と、まあ、知ったようなことを書きましたが、あとで分かったことに、この写真に写っているのは「ここに芭蕉塚(三日月塚)がありますよ」という案内石標で、本当の芭蕉塚は左奥に小さく写っている石碑らしいのです。 オソマツでした。

  • 【 日枝神社・愛宕神社 】<br /><br /> その先にはこんな神社が。 説明板が2枚あり、片方には「日枝神社」、もう片方には「愛宕神社」と書いてあります。 ナンノコッチャ?と思ったら、日枝神社の大山咋神と愛宕神社の火産霊神が合祀されているのだそうです。

    【 日枝神社・愛宕神社 】

     その先にはこんな神社が。 説明板が2枚あり、片方には「日枝神社」、もう片方には「愛宕神社」と書いてあります。 ナンノコッチャ?と思ったら、日枝神社の大山咋神と愛宕神社の火産霊神が合祀されているのだそうです。

  • 【 埴山姫神社 】<br /><br /> その先からまた石段が険しくなり、三ノ坂です。 <br /> 少し登っては長く休みを繰り返していると、埴山姫神社が現れました。 埴山姫命というのは初めて聞きましたが、あのイザナミノミコトのうんこから生まれた神様だそうです。 うんこから!?  そんなものから子供が生まれるんですかねえ?

    【 埴山姫神社 】

     その先からまた石段が険しくなり、三ノ坂です。 
     少し登っては長く休みを繰り返していると、埴山姫神社が現れました。 埴山姫命というのは初めて聞きましたが、あのイザナミノミコトのうんこから生まれた神様だそうです。 うんこから!?  そんなものから子供が生まれるんですかねえ?

  • 【 縁結びの赤い紐 】<br /><br /> 子宝・安産守護の神様ですから私には用のない神社ですが、見ると前面格子に無数の赤い紐が結ばれていますので、なんだろうと思って近づいてみました。<br /> 山頂でお守りを購入するとこの紐が同封されているのだそうで、それをこの格子に結ぶと縁結びのご利益があるのだという話です。<br /> 縁がなくて焦っている人がこんなにいるんですねえ。

    【 縁結びの赤い紐 】

     子宝・安産守護の神様ですから私には用のない神社ですが、見ると前面格子に無数の赤い紐が結ばれていますので、なんだろうと思って近づいてみました。
     山頂でお守りを購入するとこの紐が同封されているのだそうで、それをこの格子に結ぶと縁結びのご利益があるのだという話です。
     縁がなくて焦っている人がこんなにいるんですねえ。

  • 【 境内社群 】<br /><br /> 前方に境内社群が見えてきました。 ここからは数えるほどの段数しかありませんが、写真を撮るという口実で足を休めます。<br /> もっとも、私以外には誰もいないので、口実はいらないのですが。

    【 境内社群 】

     前方に境内社群が見えてきました。 ここからは数えるほどの段数しかありませんが、写真を撮るという口実で足を休めます。
     もっとも、私以外には誰もいないので、口実はいらないのですが。

  • 【 八幡神社 】<br /><br /> 随神門をくぐってからここまで、無数とも思える境内社がありました。 どれが摂社でどれが末社か、一々確認はしていませんし、すべてにお詣りしているわけでもありません。<br /> ただ、本殿にたどり着く前に境内社があると、雰囲気が上昇しますね。 むろん雰囲気のためにお祀りしているわけではないでしょうが。<br /> これは八幡神社です。

    【 八幡神社 】

     随神門をくぐってからここまで、無数とも思える境内社がありました。 どれが摂社でどれが末社か、一々確認はしていませんし、すべてにお詣りしているわけでもありません。
     ただ、本殿にたどり着く前に境内社があると、雰囲気が上昇しますね。 むろん雰囲気のためにお祀りしているわけではないでしょうが。
     これは八幡神社です。

  • 【 山頂の鳥居 】<br /><br /> 二ノ茶屋で「ここから先は緩やかで楽な坂ですよ」と言われましたが、真っ赤な嘘で、この道は地獄に続いているのかと思える石段が続きました。<br /> でも、ものごとには終わりがあるもので、ついに山頂の鳥居が見えました。 ここまで2446段を登ってきたということになります。<br /> 数えたわけではありませんし、段差も様々ですから、体感段数(そだなこどばあっけ?)としては5000段ぐらいでしょうか?

    【 山頂の鳥居 】

     二ノ茶屋で「ここから先は緩やかで楽な坂ですよ」と言われましたが、真っ赤な嘘で、この道は地獄に続いているのかと思える石段が続きました。
     でも、ものごとには終わりがあるもので、ついに山頂の鳥居が見えました。 ここまで2446段を登ってきたということになります。
     数えたわけではありませんし、段差も様々ですから、体感段数(そだなこどばあっけ?)としては5000段ぐらいでしょうか?

  • 【 厳島神社 】<br /><br /> 鳥居をくぐるとすぐ左に厳島神社があります。<br /> 厳島神社というのは全国にあって、私の住む千葉県木更津市にもあります。 弁天様と呼んでいる地方も多いようで、当然ご祭神も海の神様だと思うのですが、こんな山頂にも祀られているのですね。<br /> 説明板には「厳島神社」と書かれていますが、社殿の柱には「津速魂神社」と書かれています。 おらにはわがんねえ。

    【 厳島神社 】

     鳥居をくぐるとすぐ左に厳島神社があります。
     厳島神社というのは全国にあって、私の住む千葉県木更津市にもあります。 弁天様と呼んでいる地方も多いようで、当然ご祭神も海の神様だと思うのですが、こんな山頂にも祀られているのですね。
     説明板には「厳島神社」と書かれていますが、社殿の柱には「津速魂神社」と書かれています。 おらにはわがんねえ。

  • 【 三神合祭殿 】<br /><br /> いわゆる出羽三山のうち湯殿山と月山は雪深い山奥にあるので冬季はお詣りすることができないということは既に書きました。 そこで、両山の神様を羽黒山で一緒にお祀りしてしまおうという、智恵というかズルというか、都合の良い社殿が設けられました。 それが三神合祭殿です。<br /> 厚さ2m余の萱で葺かれた豪壮な社殿で、国の重要文化財だそうです。

    【 三神合祭殿 】

     いわゆる出羽三山のうち湯殿山と月山は雪深い山奥にあるので冬季はお詣りすることができないということは既に書きました。 そこで、両山の神様を羽黒山で一緒にお祀りしてしまおうという、智恵というかズルというか、都合の良い社殿が設けられました。 それが三神合祭殿です。
     厚さ2m余の萱で葺かれた豪壮な社殿で、国の重要文化財だそうです。

  • 【 出羽神社? 】<br /><br /> その合祭殿、3枚の額が架かっています。 「湯殿山神社」「月山神社」そして「出羽神社」。<br /> えっ? 「羽黒山神社」じゃねえのけ?<br /> 私はずっと、湯殿山にあるのが湯殿山神社、月山にあるのが月山神社で、羽黒山にあるのは「羽黒山神社」だと思っていました。<br /> 人前でしゃべらねで、えがったー!

    【 出羽神社? 】

     その合祭殿、3枚の額が架かっています。 「湯殿山神社」「月山神社」そして「出羽神社」。
     えっ? 「羽黒山神社」じゃねえのけ?
     私はずっと、湯殿山にあるのが湯殿山神社、月山にあるのが月山神社で、羽黒山にあるのは「羽黒山神社」だと思っていました。
     人前でしゃべらねで、えがったー!

  • 【 合祭殿内部 】<br /><br /> 三山の神を祀る合祭殿内部です。<br /> 月山は過去、羽黒山は現在、湯殿山は未来を祈る山なのだそうで、その三山を巡る旅は私たちの生まれ変わりを祈る旅でもあるのですね。 それは大変な苦行でもありますが、ここにこうして三山の神が一堂に会しているということですから、私のように無信心な者でも有難いという気持はおのずと沸いてきます。

    【 合祭殿内部 】

     三山の神を祀る合祭殿内部です。
     月山は過去、羽黒山は現在、湯殿山は未来を祈る山なのだそうで、その三山を巡る旅は私たちの生まれ変わりを祈る旅でもあるのですね。 それは大変な苦行でもありますが、ここにこうして三山の神が一堂に会しているということですから、私のように無信心な者でも有難いという気持はおのずと沸いてきます。

  • 【 参拝用斜路 】<br /><br /> せっかくの荘重な社殿ですが、正面になんとも雰囲気ぶち壊しの斜路が設けてあります。 足場管で組まれた手摺り・・・なんちゅうことでしょう。

    【 参拝用斜路 】

     せっかくの荘重な社殿ですが、正面になんとも雰囲気ぶち壊しの斜路が設けてあります。 足場管で組まれた手摺り・・・なんちゅうことでしょう。

  • 【 階段 】<br /><br /> でも、この階段を降りるとなると、私などは尻をついて一段ずつ降りたくなります。<br /> そう思えば、雰囲気ぶち壊しの斜路も、まあ、しゃーねーか。

    【 階段 】

     でも、この階段を降りるとなると、私などは尻をついて一段ずつ降りたくなります。
     そう思えば、雰囲気ぶち壊しの斜路も、まあ、しゃーねーか。

  • 【 裏参道鳥居 】<br /><br /> 合祭殿前の鏡池を回り込むと、裏参道の鳥居が見えてきます。<br /> この先を右に折れると駐車場があり、麓から往復600円の有料道路で来ることもできるそうです。 路線バスも来ているとか。<br /> 登りの石段ではほとんど人に会わなかったのに、合祭殿前ではそこそこの人出がありましたから、おそらく観光バスか乗用車で来た人たちでしょう。<br /> お詣りは足腰の丈夫な人だけのものではありませんから、それはそれで良いことだと思います。

    【 裏参道鳥居 】

     合祭殿前の鏡池を回り込むと、裏参道の鳥居が見えてきます。
     この先を右に折れると駐車場があり、麓から往復600円の有料道路で来ることもできるそうです。 路線バスも来ているとか。
     登りの石段ではほとんど人に会わなかったのに、合祭殿前ではそこそこの人出がありましたから、おそらく観光バスか乗用車で来た人たちでしょう。
     お詣りは足腰の丈夫な人だけのものではありませんから、それはそれで良いことだと思います。

  • 【 芭蕉像 】<br /><br /> 芭蕉は奥の細道で出羽三山詣でをかなり重視していたらしく、この羽黒山でも句を残しています。 その芭蕉を讃えての像でしょう。 <br /> 各地に残る芭蕉像を見るといつも思うのですが、よくこんな荷物だけで5か月も旅ができたものですね。 洗顔用具も替えふんどしもこの小さなバッグに入れて歩いたのでしょうか?<br /> 旅上手のフォートラ会員の皆様はどう思いますか?

    【 芭蕉像 】

     芭蕉は奥の細道で出羽三山詣でをかなり重視していたらしく、この羽黒山でも句を残しています。 その芭蕉を讃えての像でしょう。 
     各地に残る芭蕉像を見るといつも思うのですが、よくこんな荷物だけで5か月も旅ができたものですね。 洗顔用具も替えふんどしもこの小さなバッグに入れて歩いたのでしょうか?
     旅上手のフォートラ会員の皆様はどう思いますか?

  • 【 天宥社 】<br /><br /> 芭蕉像のすぐ近くに天宥社がありました。<br /> 羽黒山中興の祖と仰がれる「天宥さん」のことは二ノ坂茶屋で初めて聞き、詳しく知りたくて本も買いました。 にわか齧りのことを書くと長くなるのでやめておきますが、最後は新島の流人墓地に埋葬された天宥さんを慕う人々の強い思いから、明治時代に建てられた社だそうです。

    【 天宥社 】

     芭蕉像のすぐ近くに天宥社がありました。
     羽黒山中興の祖と仰がれる「天宥さん」のことは二ノ坂茶屋で初めて聞き、詳しく知りたくて本も買いました。 にわか齧りのことを書くと長くなるのでやめておきますが、最後は新島の流人墓地に埋葬された天宥さんを慕う人々の強い思いから、明治時代に建てられた社だそうです。

  • 【 末社群 】<br /><br /> 杉林の中に整然と並ぶ末社群です。<br /> ここのご祭神たちには私も知っている神様が多く、ついつい時間をかけてお詣りしました。

    【 末社群 】

     杉林の中に整然と並ぶ末社群です。
     ここのご祭神たちには私も知っている神様が多く、ついつい時間をかけてお詣りしました。

  • 【 建角身神社 】<br /><br /> その中で、私が聞いたことのない御名が。<br /> 建角身命(たけつぬみのみこと)??? 説明板を読んでびっくり。 八咫烏のことだそうですね。 知らねがったー、おったまげたー。<br /> 足の弱い人が下駄を供えて健脚を祈る風習があるとかで、沢山の下駄、草履、靴が置かれていました。 賽銭箱前の階段に「土足厳禁」と書かれているのが笑えます。

    【 建角身神社 】

     その中で、私が聞いたことのない御名が。
     建角身命(たけつぬみのみこと)??? 説明板を読んでびっくり。 八咫烏のことだそうですね。 知らねがったー、おったまげたー。
     足の弱い人が下駄を供えて健脚を祈る風習があるとかで、沢山の下駄、草履、靴が置かれていました。 賽銭箱前の階段に「土足厳禁」と書かれているのが笑えます。

  • 【 帰路 】<br /><br /> ではそろそろ帰ることにしましょう。 チラッと路線バスのことが頭に浮かびましたが、ここはやっぱり歩いて下ろうと、もと来た石段を辿ります。<br /> 両側はうっそうとした杉並木。 総数585本で樹齢はそれぞれ300年から500年を超えるとのこと。 慶長初期から寛永にかけて(1596~1643)、あの「天宥さん」を含む3代の別当が十数年をかけて植林したもの、という説明があります。<br /> 十数年で植えた杉の樹齢に200年の差があるというのはどういうことかとツッコミたくなりましたが、そういうことを考えるというのは、私の心が羽黒山詣でによっても浄化されなかったということでしょうね。

    【 帰路 】

     ではそろそろ帰ることにしましょう。 チラッと路線バスのことが頭に浮かびましたが、ここはやっぱり歩いて下ろうと、もと来た石段を辿ります。
     両側はうっそうとした杉並木。 総数585本で樹齢はそれぞれ300年から500年を超えるとのこと。 慶長初期から寛永にかけて(1596~1643)、あの「天宥さん」を含む3代の別当が十数年をかけて植林したもの、という説明があります。
     十数年で植えた杉の樹齢に200年の差があるというのはどういうことかとツッコミたくなりましたが、そういうことを考えるというのは、私の心が羽黒山詣でによっても浄化されなかったということでしょうね。

  • 【 五重塔 】<br /><br /> 同じ道を戻るのですから、同じ場所を通ります。<br /> あの五重塔です。 元同僚が見上げて五体が震えたという五重塔。 生涯で初めて、そしてもう来ることのない五重塔。<br /> それがこれです!<br /> あ~あ・・・やっとこさきだのに、なしてんだなや?<br /><br /> ま、足場に隠れた五重塔を見たヤツはそうそういねえだろう。 自慢のタネが増えたってことよ・・・これをポジティブ思考というか、負け惜しみというか?

    【 五重塔 】

     同じ道を戻るのですから、同じ場所を通ります。
     あの五重塔です。 元同僚が見上げて五体が震えたという五重塔。 生涯で初めて、そしてもう来ることのない五重塔。
     それがこれです!
     あ~あ・・・やっとこさきだのに、なしてんだなや?

     ま、足場に隠れた五重塔を見たヤツはそうそういねえだろう。 自慢のタネが増えたってことよ・・・これをポジティブ思考というか、負け惜しみというか?

  • 【 最後の登り 】<br /><br /> 最後は、今朝あんなに軽々と歩いた継子坂です。<br /> 往路では下り坂だったのに、いつの間にか上り坂に化けている・・・。<br /> 最初に授与所で1000円をケチッて「お注連」を買わなかったために、山中の魔障が坂を逆転させたのでしょうか?<br /><br /> かくして一生に一度の羽黒山詣では終わりました。<br /> 元同僚には、五重塔が工事中だったことは言わずにおきましょう。 それがどんなに素晴らしいものかという講釈が長くなるでしょうから。

    【 最後の登り 】

     最後は、今朝あんなに軽々と歩いた継子坂です。
     往路では下り坂だったのに、いつの間にか上り坂に化けている・・・。
     最初に授与所で1000円をケチッて「お注連」を買わなかったために、山中の魔障が坂を逆転させたのでしょうか?

     かくして一生に一度の羽黒山詣では終わりました。
     元同僚には、五重塔が工事中だったことは言わずにおきましょう。 それがどんなに素晴らしいものかという講釈が長くなるでしょうから。

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この旅行記へのコメント (16)

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  • yamayuri2001さん 2024/04/19 11:08:56
    羽黒山神社
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    ねんきん老人さんも、羽黒山に行かれたのですね。
    私も丑年御縁年と昨年の6月と、
    二度も羽黒山に登ったのですけれど、
    両方とも車で行ってしまって、
    ねんきん老人さんを尊敬しています。
    あの階段を登るのは、本当に大変だったのではないかと思います。
    私は途中の五重塔までは登りましたけれど、
    あまりの激しい階段に、上まで行く勇気がなくて、
    車に戻り、山頂の駐車場に駐車しました。
    あの階段に書いてあるのはひょうたんと盃ですよね。
    私もこれを探すと良いと聞きましたけれど、
    あまりに階段が風化していたので、
    何個かしか見つかりませんでした。
    いくら修行僧でも、あの階段を上まで登るのに
    心が折れるのだろうなと思いました。
    昔の人はそのために、瓢箪と盃を探しながら行くと、
    願いがかなうと言う希望を持たせたのでしょうね。

    あの五重塔は、私が訪問してから、
    修復工事に入ると言うことを聞いていました。
    本当に残念でしたね。
    私はあの五重塔に感動して、
    五重塔の周りをうろうろしながら
    一時間も時間を費やしていました。
    それほど私にとっては、魅力的な五重塔だったのです。
    最後はなんか、涙が出そうなぐらいのオーラを出していました。

    三神合祭殿の茅葺屋根の修復は、全部終わったのですね。
    私が行った2回は、半分ずつ修復していたので、
    全容を見る事が出来ませんでした。
    今や日本の寺社仏閣や遺産は、大部分が老朽化していて、
    修復の時代に入ってきてしまっていますので、
    完全な姿を見るのは、なかなか出来ない時代になったのかもしれません。
    せっかく行った広島の安芸の宮島大鳥居は、
    シートに囲まれていて、私は見る事が出来ませんでした。
    それでもやはり行って良かったと思いますよね。

    三神合祭殿に、私は大変救われました。
    ここを拝めば、出羽三山神社全部を拝んだのと同じご利益があると言うので、
    すっかり浮かれて参拝をしました。
    心がけが悪いですよね。

    ねんきん老人さんは、帰りも自分の足で下山されたとのこと。
    本当に素晴らしいと思います。
    アンコールワットで、何度も何度も遺跡の階段を上り下りして、
    旅行中は大丈夫だったのですが、
    その後、変形性膝関節症を発症してしまい、
    一ヶ月ほどリハビリに通いました。
    この年代になると、旅行するには
    何よりも体力が大事なのだと痛感しました。
    ですから、暇な日は、毎日ジムに通って
    筋トレをしています。
    昔の人間の平均寿命は、60歳ぐらいだったので、
    やはり、人間の体には無理がかかっているのでしょうね。
    それでも生きて行かなくてはならないので、
    努力が必要なんだなと日々痛感しています。
    yamayuri2001

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/19 17:19:12
    心のこもったご参拝に敬意を表します。
     yamayuri2001 さん、こんにちは。 ヘタレ老人のヨタヨタ参拝記を細かく読んでくださって、ありがとうございます。
     yamayuri2001さんは二度も羽黒山に行かれたのですか。 私は人生一度の機会と思って出かけましたが、やはり一度では納得の行く参拝はできませんね。 過去の知り合いに何人か、「あそこはもう行ったからいいや」というのが自慢の人がいましたが、一度行ってもう分かったような気になっているということは、その一度もただの物見遊山だったのだと思います。 二度行けば、一度目に気づかなかったことが見えてきますし、三度行けば深く理解もできると思います。 yamayuri2001 さんが羨ましいです。

     石段の絵。 昔の人がきつい石段を登り続ける気力を保てるようにとの工夫だったと・・・yamayuri2001 さんのご指摘を知って、目からウロコが落ちる思いでした。 私は「なんだってこんなイタズラに時間を割いたんだろう?」と思っていましたので、今さらながら自分のものの見方が浅いことに気づかされました。 ありがとうございます。

     車で山頂の駐車場まで行かれたとのこと。 おおいに結構だと思います。
     私はずっと、山伏などが難行苦行をしていることを、それが神仏に近づく手段だと思っていたのですが、今では間違いだったと思っています。
     四国遍路のときに、町中にある何の苦もない札所で、山門がほんの十段足らずの階段の上にあるお寺がありました。 その石段を、一人のお婆さんお遍路が這うようにして登っていたのです。 私は心底衝撃を受け、自分のいい加減なお参りを悔いました。 
     神仏は、山伏のような屈強な者だけに門戸を開いている筈がない。 きっと、あのお婆さんのように自分のできることを精一杯やっている人にも手を差し伸べてくださる筈だ、と思ったのです。
     足が弱くて山頂まで登れない人は山の麓で拝めばいい。 忙しくて参拝の旅に出られない人は遠くから拝めばいい。 時代が変わって車という手段が手に入った現代では、車で山頂まで行ける道を皆で作ればいい。
     大切なのは心であって、真に神仏に帰依する人は自分の体力と財力と時間が許す方法で参拝すればいいと思うのです。
     余談になりますが、私の子供のころ、多くのお年寄りが日常生活の中で念仏を唱えていました。 たぶん「南無阿弥陀仏」という言葉を正確には知らなかったようで、「ナンマイダ、ナンマイダ」と言っていたと思います。
     ナンマイダでは「御仏に帰依する」という意味になりませんが、あの頃のお年寄りはそういう難しいことは分からなくても、仏様におすがりするという心は今の人たちよりずっと深かったのではないでしょうか。
     そういう心さえあれば、車で行こうとバスで行こうと何の問題もありません。
     yamayuri2001 さんが真の参拝者であることは、二度行かれたことや五重塔で「さ、見た」とばかりに引き返さないで1時間も過ごされたということから十分推察できます。
     私も、そういう寺社めぐりができるよう、もう少し旅を続けたいと思います。
     yamayuri2001さんはジム通いをなさっているということで、気力体力ともに旺盛でいらっしゃることと、眩しいほどの羨望を覚えます。 どうぞこれからも国内外を問わず西に東にとお出掛けになられますよう、お祈りしております。

    ねんきん老人
  • mistralさん 2024/04/17 20:23:44
    ご健脚で驚きました。
    ねんきん老人さん

    こんばんは。
    長らくのご無沙汰を致しました。
    それなのに、当方の旅行記へのお立ち寄りをいただき有難うございました。

    ねんきん老人さんのご出身はたしかmistralと同じ県のはずですのに
    山形弁がとってもお上手で驚きました。
    ぐずらもずらしていると、、、なんてはっきりとは意味がわからなくても
    なんとなくニュアンスは理解できて笑ってしまいました。

    コメントに書かれました山形弁を心の中で唱えながら、旅行記を読みすすめますと
    あたかもねんきん老人さんとご一緒に石段を登っているかのようでした。
    さすがの羽黒山、荘厳な雰囲気がお写真から漂っておりました。
    それにしても、ご健脚でらっしゃいますね。
    かなりの石段の数のようでしたのに、上り、下りと通してお歩きになっておられて。
    やはり同行二人は途中でギブアップになるかもしれません。

    塩俵岩、珍しいですね。
    米俵はわかりますから、多分同じようなものとしますと、まったくそっくりの
    岩、岩、岩。

    大鳥居を車に乗ったまま通過されず、いったん降りて徒歩でくぐられたねんきん老人さん、イメージ通りに礼儀正しい方と思いました。
    傍若無人なご様子のお知り合いの方とのやり取りは、なんとなくお二人のご様子が
    想像できますね。

    末社群、養生シートに覆われた羽黒山五重塔、庄内平野を一望できるお茶屋さん
    での一休みなどなど
    いろいろコメントをされておられましたが、こころも身体も満たされた旅であった
    ように想像致しております。

    mistral

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/18 13:30:47
    何回休んだかは内緒です。
     mistral さん、こんにちは。 拙稿を丁寧にお読みくださった上での書き込み、ありがとうございました。 恐縮しながらも、大きな励みをいただきました。
     
     仰るとおり私は木更津在住ですので、mistral さんとは「県人会」の仲間です。 
     以前から多くの方言に惹かれていますが、とりわけ山形弁は味がありますね。 ずいぶん前にダニエル・カールさんとお話しする機会があったのですが、山形弁を自在に操るのにたいへん刺激を受けました。
     mistral さんが一緒に石段を登っていらっしゃるように感じられたとのお言葉、舞い上がるほど嬉しく思いましたが、実際にご一緒させていただいたら、私のヨレヨレぶりがバレてしまいますので、ここはお言葉だけを拝謝することとします。

     旅は道連れと言いますが、やはり同行者を当てるのと外すのとでは大きな違いがありますね。
     私は以前から一人で出かけることが多く、とりわけ妻が死んでからは町内会・老人会などの行事を除いてはすべて一人旅です。 自分としては妻と一緒のつもりであり、声にこそ出しませんが、いつも話しかけています。 ですが、むろん返事はなく、生きている妻と一緒だったらどんなに楽しいかと思っています。
     一方、旅行記に書いたような講釈ばかり垂れる仲間との旅行はうんざりです。 残り少ない人生、一緒に旅して楽しいような人物との出合いはもう難しいでしょうから、あとはボチボチと一人で出かけられれば良しとしましょう。
     一人だったら、休み休み石段を登っていても、誰にも急かされないで済みますものね。

    ねんきん老人
  • nimameさん 2024/04/10 16:40:02
    羽黒山神社へ・ご苦労様です。
    ねんきん老人さん・こんにちは(^^)

    昨年の5月に羽黒山に登られたんですね!
    羽黒山は有名ですから湯殿山とか名前だけは知っていますが・行った事がなくて漠然でしたが・
    ねんきん老人さんの地図を見ますと一つの山全体が神社なんですね!
    最初は継子坂をひたすら下りそれから数々の神様・
    ねんきん老人さんの説明読みながら感心してしまいました。
    折角のメインの五重塔が修復中なんて!
    中々そんなタイミングに会わないですよね!
    そして途中に合った茶屋ですが・そこに住んでるのかしら?
    それとも毎日茶屋まで通うのでしょうか?
    変な事が気になるnimameです。

    それと昔/月山に登りその帰りの道で羽黒山と言う看板が
    あっーーと思った時既に遅し・
    今考えたら新しい道があったんですよね!
    そんな事はまるで知らず・何しろ走り出したら止まる事の知らない旦那運転ですから!!
    それからの道の悪いなんて凄かった!!
    クネクネ凸凹・旦那はひたすら怒りながら運転でした(笑)
    こんな道が本州では存在するのか!!と!
    でも今考えたら羽黒山へ行く綺麗な道が出来て・
    nimame達はバカみたいに廃道になった道路を走った
    みたいですね(苦笑)

    ねんきん老人さんの読んでいて・納得が行きました。
    本当は羽黒山にも寄りたかったのに・怖くて喋れなかった!
    くだらない事を思い出したnimameですm(__)m

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/10 20:35:18
    変なことが気になる?
     nimame さん、こんばんは。 羽黒山参拝記にコメントをくださり、ありがとうございました。
     参道の途中にある茶屋。 お店の方たちはそこに住んでいるのか、それとも通っているのか? 「変な事が気になる」と仰いますが、それは気になりますよ。
     私も餅を食べながら同じことを聞きました。 通っているそうです。
     実は、私は羽黒山詣での前にあるテレビ番組を観ました。 あの茶屋を切り盛りして60数年になるおばあさん(87歳)の話です。 茶屋は11月の末から5月の始めまで雪のため閉鎖されるそうですが、それ以外の日は毎日、荷物を担ぎ、杖をつき、息を切らせながら麓から往復しているのだそうです。
     その往復では、途中にある小さな社に一つ一つ手を合わせ、1300段を1時間かけて登るのだとか。
     私などは一生に一度だけだというのに、カメラも車に置いて、荷物はスマートフォンだけ。 それでもやっぱり茶屋まで1時間かかっていますから、とてもかないません。
     そして、その茶屋では確かにそのおばあさんを見かけました。 声をかけようと思いましたが、月並みな言葉しか思いつかず、ためらった末にとうとう声をかけずに店を後にしました。

     でも、声をかけなかったことで逆におばあさんのことが今でも気になり、私も負けてはいられないななどと思っています。
     nimame さんもご主人が悪路と戦っていらっしゃったことで羽黒山に登らずに我慢されたようですが、湯殿山という普通はなかなか行く人も少ない霊山に行かれたのですから、良しとしましょう。
     それに何事もそうですが、未完成、不完全ということは次へのモチベーションを維持するためにはとても良いことです。 かくいう私も、どこかに行ったときは意識的に一つか二つ見残して帰ります。 「あそこはもう行ったからいいや」という軽い満足感に酔うような人間になりたくないからです。
     そして、もう一度行こうという気持を持ち続け、いざもう一度行ってみると、一度では分からなかったことが分かったりしておおいに勉強になります。
     nimame さんも、いつかまた湯殿山を再訪され、そのときは羽黒山にも足を延ばされたどうでしょうか?

    ねんきん老人
  • しにあの旅人さん 2024/04/07 16:37:00
    羽黒山行ったことにします
    山形弁に標準語訳がほしい。
    「ぐずらもずらやってっど、いげねぐなっど。」
    後半は「行けなくなるよ」でしょうね。
    聞く分には分かるのでしょうか。半世紀ほど前、岩手県の山の中の飯屋で、隣の席の人達の話している内容が、固有名詞以外ほとんど分からずに驚いた記憶があります。

    「節理」というのは岩の格好ですか。柱状節理はタモリのテレビでよく聞きました。「板状節理」は軽井沢のオルガンロックのところで覚えました。
    「層状節理」というのもあるのですか。

    ねんきん老人さんは橋の下ですか。私は近所の木の股に引っかかっていたようです。By妻の兄は炭俵に捨てられていたとか。だから色が黒いのだそうです。

    末社群がすごい。普通これだけあると長屋みたいに棟続きで並んでいるのですが、一つ一つ独立している。
    さすが羽黒山、お金があるのです。

    「遙拝所」をあなどってはいけません。武蔵御嶽神社などで、遙拝所をありがたく活用させていただいております。片道山路上り下り40分の奥の院などジジババに行けるはずがありません。ありがたい敬老精神の表れだと感謝することにしております。
    「雰囲気ぶち壊しの斜路」も敬老精神のたまものです。
    神社には傾斜のゆるい女坂というのがありますが、あれは年寄り坂の間違いです。

    芭蕉の荷物の件は見なかったことにしましょう。ねんきん老人さんならご存知でしょう、昔のテレビの白黒のスーパーマン。クラーク・ケントがスーパーマンになっている間、彼の着ている背広はどこにある、という有名な揚げ足とりがありましたよね。
    あれと同じで、言わぬが花というか、武士の情けというか。

    これから何年旅ができるか分かりませんが、行きたいところばっかりで、羽黒山までたどり着けるか。このブログを拝見して、行ったことにいたします。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/07 17:51:12
    遥拝所。心があれば形は補えますね。
     しにあの旅人さん、こんにちは。 へたれ老人の愚痴綴りにお付き合いくださり、さらに投票、書き込みまで、ありがとうございました。
     仰るように、たいていの方言は実際に喋っているのを聞くと表情やイントネーションでなんとなく分かるものですが、私も一度、青森から転校してきた友人の故郷を訪ねて青森に行ったとき、その家の人たちの会話がまったく分からず驚いたことがあります。
     無論、だからと言ってすべてを標準語にしてほしいとは思いません。 高校時代だったでしょうか、世界中がエスペラント語になればいいと思いましたが、ある先生から、そういう機能一辺倒の人工語では人と人は繋がれないと聞いて、はたと膝を打ちました。 方言はある意味不自由ですが、それぞれの方言を理解する努力をして、その土地の人の感情を分かるようになりたいと、そのとき以来思っています。

     地質学者の言葉にはしばしば困惑しますが、彼らの地味な研究のおかげで私たちは苦労せずに地形の成り立ちなどを理解できているので感謝です。

     遥拝所。 以前はそれを馬鹿にしていましたし、けしからんとも思っていましたが、四国遍路のときに、お寺の階段を這うように登っているおばあさんに出遭い、こういう人でも仏様一途でこうしてお参りしているのかと驚き、足腰の弱い人を拒むような神仏ではいけないだろうと心底思いました。
     それ以降、遥拝所は神仏の広い心に合致するものだと思うようになりました。

     そうですね。 芭蕉の荷物の少なさをあげつらうより、芭蕉の精神世界を学ぶべきでした。

     せっかく木の股にひっかかっていて、親切なご両親に助けられ、育てられたのですから、あと何年でも、行ける限り旅に出てください。 しにあの旅人さんなら、どの旅も深い、濃いものになり、その一端を我々無知庵に分けてくださるのですから、お一人の宝ではなくなりますもの。

    ねんきん老人
     
  • ちいちゃんさん 2024/04/06 16:01:31
    隠れ健脚
    ねんきん老人さん、80歳を迎えられたんですね。遅まきながらおめでとうございますと言わせてください。お誕生月は6月でしょうか。6月生まれって偏屈な方が多いような、かくいうワタクシメも6月生まれです。

    羽黒山へのお参り、登りに文句を言いながら、実は道中心が動かされているご様子が見て取れて、この参道を登った先人のご苦労を思いやっている風情が格好いいです。千年杉って毎年ひとつづつ年を取ったりしないのかしら。千年で打ち止めとは千年のありがたさです。

    ところで五重塔って仏教の宇宙観を表しているのかと思いましたが、神様が見守る地にそびえているとは有り難い話です。山中のこのような場所にあれだけの建造物を作り上げるとは、古の方の信仰心には胸が熱くなります(ちょっと大袈裟)。

    芭蕉の荷物の少なさを突っ込むとは、笑ってしまいました。当時の人は今ほど清潔とか気にしなかったのでは。時代劇で見る女性の黒いかけ襟、あれも今ほど洗濯が簡単じゃなかったからなんでしょうか。当時は平均寿命が今よりずっと短かったから、本格的な加齢臭を醸し出す前にお亡くなりになったのかなあ。

    ウンコから生まれたという神様。ウンコというのは腹が立つけど、もしかしたら月足らずで流れた小さな命かも。供養の形のような気もします。

    ねんきんさん、謙遜なさっていらっしゃいますがなかなかの健脚とお見受けしました。

    ちいちゃん

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/06 18:19:58
    次は浄土への旅行記になるでしょうか?
     ちいちゃんさん、こんにちは。 投稿したばかりなのに、早速の書き込み、ありがとうございました。 いつもながらの自在な着想・連想に思わず笑ってしまいました。

     6月生まれには偏屈な人が多い? 何を仰いますやら。
     私の知る限り、6月生まれには品格知性抜群で好奇心・想像力に富み、かつ行動力・忍耐心があって、その上、他を思いやる慈愛に満ちた人物が綺羅星の如く並んでいます。 ただ、なにごとにも例外というのはあるようで、その例外に当たってしまった私の人生はなんとも情けないものでした。
     そもそも私の名は正夫というのですが、それは「正しい夫」などという将来を願ってつけられたものではなく、生まれた私が見るからに阿呆に見えたため、父親が、学校に入ってから下駄箱の字が読めるようにと易しい名前にしたのだそうです。

     仰るとおり五重塔は仏教寺院の象徴たる仏舎利塔ですから、神社にあるのは本来おかしなことですが、羽黒山は神仏習合の地であったため今でも仏教・神道両方の色が濃く残っているようですね。 だいたい日本には異なる宗教が争うというような流れがなく、衣食住どれを見ても和洋折衷ですし、なんでも受け入れてしまう風土があるようですね。 私の特技が「妥協と諦め」というのも、まさに日本人というところでしょうか?

     黒いかけ襟、ありましたねえ。 かくいう私の母も着物の襟に手ぬぐいをかけていました。 そうですよね、Tシャツを洗濯機に放り込むような案配にはいかなかったでしょうから、洗濯の回数は今とは大違いだったのでしょう。 旅を続けていれば着物が汚れるのは当たり前ぐらいに思っていたのかも知れませんね。
     それにしても「加齢臭が出てくる前に亡くなった」という考察には噴き出しました。 私などは昔の人が経験しなかった匂いをまき散らし、今やそれも枯れ果てて、無臭の物体と化した存在なのだと思います。
     
     そう、物体です。 80の壁というのは想像していたよりずっと高く、越えたと思ったら目の前に81の壁があるという絶望的なものです。 新聞でもテレビでも毎日のように有名人の訃報が伝えられますが、その人たちの年齢で最も多いのが80前後ですね。 私など子供たちからしょちゅう生死確認のメールがありますし、フォートラへの投稿が遅れると「さあ死んだか?」というように知人から電話があります。
     お付き合いくださっているちいちゃんさんにもご挨拶もせずに突然おいとまをすることになるのでしょうが、その点は予めお許しください。
     周りからは、それを少しでも先に延ばすためにせっせと運動するように言われていますが、私はそんなことをして「過労死」するより、なるべく残っているエネルギーを消費しないようにと思って、ぐうたらしながら毎日を送っています。 今のところそのエネルギーはもう少し持ちそうです。

     ちいちゃんさんの、人が思いつかないような「知的浮遊」を伺うのを楽しみにしていますので、どうぞもう少しよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • かれんさん 2024/04/06 13:03:38
    ねんきん老人さん こんにちは!
    お久しぶりです。いつも ユニークなキャッチコピーに微笑んでいます。また、私のつたない旅行記に「いいね」をいただき ありがとうございます。 神社仏閣には あまり行く機会もありませんが、いっぱい 綺麗な写真を見せていただき、ありがとうございます。今後とも よろしくお願いいたします。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/06 14:49:07
    どうしようもない旅行記ですが。
     かれんさん、こんにちは。
     拙稿への書き込み、ありがとうございました。
     フォートラの皆さんの旅行記を見ると、飛行機の高い席を使って、高級ホテルに泊まって、美味しい物を食べて・・・と、お金持ちの世界の紹介が多いのですが、私はいつも貧乏旅行ばかり。 とても皆さんの参考になるようなことは書けないでいますのに、かれんさんのようにお付き合いくださる方がいらっしゃると、驚くとともにとても励みになります。
     どうかこれからも愛想づかしをなさらず、老人介護だと思ってお付き合いくださいますようお願いいたします。

    ねんきん老人
  • マダムKさん 2024/04/05 11:25:14
    健脚ですね!!
    ねんきんさま

    こんにちは
    私も羽黒山の五重塔を見たくて、一昨年行って来ました。
    その時に、2023年から約2年間の改修工事に入ると言っていました。
    とは言え、足場付きの五重塔はある意味レアなものですね。

    根性無の私は、どうしたら楽に行かれるかばかりを考え、
    バスを利用しました(;'∀')
    ですから、力餅を食べることもできず、庄内平野の絶景も拝めませんでした。
    ねんきんさまの旅行記で見せていただき、ありがとうございます。

    芭蕉さん、お荷物少ないですが、大荷物だと歩くのには大変ですね。
    無駄な荷物の多い私には、絶対無理です。
    おふんどしも予備が1~2枚あれば、すぐ乾くでしょうから( ´艸`)
    あとは、手ぬぐい1本あれば、事足りるのかしら?と勝手に想像。
    着替えは・・・しませんね。きっと。

    K

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/05 20:14:09
    着替えをしない? だったら俺も旅の達人け?
     マダムKさん、こんばんは。 あれこれ情けない話ばかりの駄文にわざわざの書き込みをしてくださり、ありがとうございました。 恐縮の限りです。
     マダムKさんも羽黒山に行かれたのですか!? しかもバッチリ五重塔をご覧になったのですね。 私はあの旅行以来、ビルの建築現場や外壁塗装で足場が組まれている前を通るだけでチクショー!という気になります。
     やっぱり、足場のない五重塔を見たかったですね。 マダムKさんは心ゆくまでそれをご覧になったのだと、羨ましいやら妬ましいやら。

     芭蕉の荷物に関するコメント、笑ってしまいました。 着替えはしないという割り切り・・・それですべてが解決ですね。
     昔、あの冒険家植村直己さんの話を読みましたが、何度か日本列島を徒歩で縦断されたそうで、そのときの荷物は手ぬぐい1本と手帳・ボールペン。それだけだったということでした。
     着替えは? どこにもそれは書いてありませんでしたが、「着替えをしない」ということであれば納得ですね。
     私は昔、よくツアーで海外旅行に行きましたが、いつの旅行でも毎日違う衣装で現れる参加者が1人や2人はいました。 一方、旅行中ほとんど毎日同じ服装だという人もやはり1人か2人いました。 そして後者は例外なく旅慣れた達人でした。
     いつしか私もそれを真似るようになり、4~5日の短期の旅行ではパンツなど一度も取り換えないのが当たり前になりました。 今回マダムKさんが芭蕉は着替えをしなかっただろうと(平然と)仰ったのを読んで、思わず笑ってしまいましたが、妙に納得もしました。 旅先での人との交流なんてほんの一瞬ですから、パンツぐらい取り換えなくたって、誰も気づかないし、まして上着など、「昨日と同じ」なんて分かる筈がないですものね。
     そう思うと、私も植村直己さんの影くらいは踏めそうな達人かもしれない・・・。
     これからも、荷物を持たずに自由に動き回れる旅人を自認して、あちこち行ってみようと思います。
     ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • ふわっくまさん 2024/04/05 07:24:10
    羽黒山・・
    ねんきんさん、おはようございます。
    羽黒山の五重塔は五体が震えるほどだったと話を聞いて、遠い山形まで行かれたのですね。

    それが工事中で足場で囲まれていたとは、珍しい景色だったとはいえ少し残念だったとお察ししています。
    矢車草のことを話す同行者に苛立ちの声を発したのとは、別の言葉が出てきそうで・・
    けれども神橋の辺りの空気感など、すごく荘厳さを感じました(*^_^*)

    そして お茶屋さんで食べた力餅、上品な甘さで美味しかったのでは・・♪
    芭蕉像は5ヶ月旅した割に軽い荷物だったのは、どこか近くに隠しているのではーと勝手に想像しました。
    ・・たまに私も、写らないところに置いています(笑)
                   ふわっくま

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/04/05 17:34:09
    写真に荷物が写らないように・・・!?
     ふわっくまさん、こんにちは。 早速お目通しくださった上に投票、書き込みまで、ありがとうございました。
     「五体が震えた」という話には、正直「また始まった」とうんざりしてはいたのです。 その男は自分のやったことを過大に言いふらすのが常で、私にしてみるとウッセーなという気分なのです。 帰ってから「フツーの塔だったな」と言ってやろうという気さえありました。 でも工事用の足場に囲まれた塔では話題にしない方がいいですね。
     矢車草の件も、実は同じ男なのです。 その男はある接待で寿司店に行ったとき、奥座敷で食べたのですが、食べながらいつものとおり講釈を並べ、こともあろうに次のようなことを言ったのです。
     「寿司屋で本当に良いネタはカウンター席で出すんだよ。 客の目の前ではごまかしが効かないからな。 こういう座敷では握る板前と食べる客が相対していないから、一段下のネタを使うんだ」
     接待で相手がお金を払っているのに、なんという失礼なことを言うんだと思った私が「いやあ、俺はこういう奥座敷で食べるなんていう経験がないし、味もいつも俺が食っている寿司とはまるで違って、舞い上がっちゃうよ」と言うと、いよいよ調子に乗って、「いや、それは本当の寿司の食べ方じゃないよ。 このネタはイマイチだな」と。
     ですから矢車草のときも私はまた講釈が始まったと思ってうんざりし、とうとう我慢できなくなってしまったのですね。

     芭蕉の旅について荷物が少ないと怪しむなど、我ながらへそ曲がりな感想を持っていると思っていたのですが、ふわっくまさんは「どこかに隠しているのでは」と想像されたとか。 写らないところに置いているご自分を引き合いに出されていますが、芭蕉が聞いたら「お前ら、何をつまらぬことを言い合っているのじゃ。 そんなことより、私の句を味わったらよかろうものを」と嘆くでしょうね。
     こんどどこかで写真を撮り合っている人がいたら、荷物をどうしているか注意して見てみます。

    ねんきん老人

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