2022/12/08 - 2022/12/09
526位(同エリア1344件中)
まりも母さん
2022年12月の会津旅行。
今回の目的は初日に成し遂げ 2日目は特段の目的も無く・・・。
まりも母は 古い建築物が好きですから
見たこと無い、近くのさざえ堂でも行ってみるか~。
その後は・・・久しぶりに 会津若松のレトロ探し町歩き やってみようー!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
ホテルから さざえ堂のある「飯盛山」までは車でおよそ10分。
「市営飯盛山観光客用無料駐車場」があると調べ そこに駐車しました。
もう 観光客も少なくなる季節。
駐車場の半分ほどには 除雪車が並んでいました。
おじさんたちが何人も居て これから使う除雪車の整備、準備がされているようでした。
昨日も 喜多方の郊外には雪が積もっていましたしね。
除雪作業が始まるのも秒読み段階ですね。 -
ダンナも私も飯盛山に来るのは初めて。
標高314mの小さいお山。
白虎隊自刃の地で お墓があるのは知っています。
お土産物屋・食事処の並ぶ先に 長い階段が見えます。
ここが飯盛山の入り口ですね。 -
入場料が要るのかな?と思ったら
料金が要るのは 長い階段脇に設えられた「動く坂道・スロープコンベア」の利用料金でした。
この石段は183段あるそう。
まりも母 さすがに ヘタレでも山歩き行く位ですから使いませんけどね。
階段がキツイ方などには ありがたいですね。
まりも母も膝の調子が最悪だったら 下りで使いたくなったかも。 -
案内図がありました。
その前にあるのは「酒井峰治と愛犬クマ」の銅像。
酒井峰治は白虎隊の生き残り。
左手に白虎隊記念館の建物もあります。 -
階段を途中まであがった踊り場 スロープコンベアの1号機と2号機のつなぎ部分でした。
ここから上の2号機に乗る事もできるようになっていました。
下から乗れば 大人250円。ここから乗れば大人150円。なるほど~。 -
階段を上がり切り スロープコンベアを眺めおろします。
ふむふむ。これはお年寄りなどにはありがたい設備だと判りますね。
坂道にあるから エスカレーターなのかと思ったら
スロープ、と ある通りフラットなベルト状らしいです。 -
スロープコンベア降り場の高さには展望台のような場所が。
そこからの景色です。
先に見える雪を被った山脈は飯豊山方面でしょう。 -
こちらは磐梯山方面。
どちらも既に雪を被っていますね。
そして 手前に広がるのは会津若松の街並み。
手前の右から2本目の木の延長線上に鶴ヶ城が見えます。
あそこが燃えていると見えてしまった悲劇なのですね・・・。 -
さざえ堂の屋根が間近に見えました。
不思議な建物だと 見てみたかった。
タイミング良く来られました。 -
見下ろす さざえ堂の不思議な形状。
銅板葺きの屋根がらせん状になり たしかに巻貝の貝がらのようです。 -
さざえ堂の方へ降りる前に 山頂の方へもう少し階段を上がります。
左手に見えたのは 白虎隊十九士の墓。
自刃した若者19名がここに眠っています。
ここから更に右の方へ進むと自刃の地へも行かれます。
が、ここでは さざえ堂が目的なので、そちらへは行きませんでした。 -
下って さざえ堂の脇へ
会津さざえ堂 「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)寛政9年(1797)国指定重要文化財
二重螺旋構造の六角三層仏堂。 -
拝観料大人400円。内部も見ようと思います。
絡まるような龍の彫刻が目につきます。
これは変わっていますね。
唐破風下の 妻部分 懸魚の彫刻はよく見ますけど
これは波の彫刻でしょうか びっしりと彫られていますし
そこに絡まる数頭の龍が はみ出して柱や屋根の方にまであるではないですか!
こんなの見た事ないような・・・。 -
中に入るとすぐに「郁堂和尚」の木造座像
この郁堂和尚がさざえ堂を考案したと言われているそうです。 -
二重螺旋の通路を進めば上りと下りの道が分かれ
登る人と 降りて来る人が行き会うことの無い形状です。
と、思ったより通路の幅は広く 天井高もそんなに低い訳でもありません。
階段ではなく スロープに滑り止めの横木が渡されています。 -
全て木造で造られ ぐるぐると歩き進む訳です。
そういえば 10代の頃にニューヨークの自由の女神に一度登りました。
台座からクラウンの所まで
せまーい螺旋階段で上がるようになっていました。
あれも 上りと下りが別の 二重螺旋階段でしたねぇ。
あの階段が激狭だったから ここはそうでもない気がしたのかも -
一周半で最上部に到達します。
最後の上りと下りをつなぐ部分は太鼓橋で繋がっています。
最上部の景色は 見事です。
六角の折り上げ天井になっています。
一面に貼られた千社札もびっくりです。
複雑ですねぇ。 -
最上部では建物中央の芯柱が見える場所もありました。
通しの芯柱は6本あり 外側にも6本の隅柱があり
それぞれに梁が渡されている構造だそうです。
この複雑な構造を 和尚さんが考案したって 本当か!?
そりゃ~二重螺旋のアイディアは思いついたかもしれないが
それを実際形にしたのは 大工であって 驚愕の職人技術です。 -
いやぁ凄い建物だった。
さざえ堂は国内 他にもあります。
以前 取手市の三世堂には行きました。
一見 会津さざえ堂のような いかにも変わった建物ではなかったですね。 -
さざえ堂より更に飯盛山麓の方には 鳥居などが見えました。
-
小さな川の流れは「戸ノ口堰水路」でした。
流れの元の方に岩穴があります。
「戸ノ口堰洞穴」
猪苗代湖の水を会津地方に引くために掘られた用水堰 全長31km
その一部の洞穴は150mもあり 55000人もの人夫の手で掘られたそう。
戸ノ口原の戦いで敗れた 白虎隊士20名がこの洞穴を潜り飯盛山まで辿り着いたものの
お城が焼けていると誤解しての自刃となったのでした。
飯盛山を出て 次に10年ぶりに会津若松の七日町辺りを歩きに移動します。
途中 「三万石」のお店に寄って ままどおるを買いました。
が いかんかった~。お店なら 出来立てが買えると思ったのに
チョコままどおる 消費期限が3日後のしか売ってない~。(製造から8日が期限)
これって~~。高速道路のPAの売店の方が回転率良さそうだ。
お土産に渡す時間の猶予が無く 自家消費分しか買えませんでした・・・。 -
以前2回七日町辺りを歩き その時は市営の観光客用駐車場に停めました。
が、そこ 12月~3月は閉鎖なのだそう。で、神明通り沿いの有料駐車場に停めました。
今日は まだ歩いたことの無い方へ行ってみようと思います。
駐車場に来る間に見かけたお店に戻ります。
「竹藤」というお店。
竹藤店舗 天保12年(1841)国指定登録有形文化財
寛永元年(1624)創業 会津最古の商家建築。 -
中に入ると竹かごや竹細工、会津木綿製品が並んだ店内は
昔っぽい土間のまま。
お店の方は「しとみ戸」と言っていましたが 木製のシャッターは今も現役。
竹藤のしとみ戸は上下へスライドさせる板戸です。
私が認識していた蔀戸(しとみど)は上へ跳ねあげて留める物でした。(お寺などで見かける)
開口部が大きく取れる、と言うのは共通のポイントです。
テーブルと椅子のある一角は イベントやレンタルに使えるSPACEたけとらたん。
私はここでお正月飾りの材料に赤米の束を買いました。 -
建物について聞いてみると 奥も入って良いとの事で
見せて頂くことにしました。
町屋の造りで奥に長く続いていました。壁にかけてあるのは 会津唐人凧。 -
座敷の中ではしめ飾り作りのワークショップが行われていたようです。
襖に貼られた山水画も古そうですね。 -
襖の上 欄間の飾りが変わっています。
竹細工で出来た松です。
額縁の部分も竹ですね。
名前の通り 竹藤は竹問屋の商いをしていた家でした。
日用の道具として 昔は竹製品が沢山使われました。
農具も多かったです。
そんな利用価値の高い竹ですが 孟宗竹などは北限があり 会津地方になると
手に入りにくかったそうです。
関東には嫌と言う程 竹林がありますが、そういえば東北地方だとめっきり竹林は少ないですね。
そんな生活必需品だった「竹」を手広く扱う大店がこの「竹藤」であった訳です。 -
建物は商家歴史資料館として
古い民具なども展示されていました。 -
2020年にクラウドファンディングを利用して母屋を修復し
たけとう茶屋と言う古民家カフェもオープンしました。 -
復元したものでしょうが、かまどや井戸らしきものも昔の様子そのままのようにされていました。
竹藤 楽しいお店でした。
この後も 観光マップを参考に 見ていない建物を探し歩こうと思います。 -
一之町通りと馬場通りの交差点まで来ました。
会津信用金庫の馬場通り向かいに この建物。
観光マップに記載はありません。
なまこ壁の所 私は初めて見たタイプです。
茶色の平瓦 それも一枚がかなり大きい目ですし サイズも揃っていない。
白い丸い何かの跡は 漆喰を付けた跡??
謎だらけのなまこ壁。
格子戸に張り紙があり
「こちらの店舗は暫くの間おやすみしております。 本店をご利用ください」
会津葵本店 とありました。
葵本店・・・鶴ヶ城すぐ近くの菓子舗だそう。
ここはそのお店の 会津南蛮館と言うお店だったもよう。
中も蔵造りのレトロなお店だったようです。
なかなか良い店構えだと思うので 再開か再利用されるのを期待します。 -
と、ここで 折角 10年ぶりに会津に来たのだし~と
まりも母 漆器が買いたくなってきました。
漆器なら白木屋さんがいいかなぁ?と 七日町通りに戻ることにしました。
(歩いた事ない方へ行くのは急遽変更に)
神明通りから北小路通りに入り 珈琲館蔵の方へ。
今日はここでお昼が食べたいと思っています。 -
珈琲館蔵 隣の駐車場越しに見ると 漆喰の蔵が奥に3つも並んでいるのですね。
その脇には和館も。 -
そして お店の入り口の方に進んだら あら~ ここにもさっきと同じ茶色のなまこ壁が!
なにやら〇にHの文字入りのものもあり
この平瓦はリサイクル品なのか?
いよいよ不思議ななまこ壁でありました。 -
まだ、お昼には早いので、先に漆器を見に行きます。
そして 過去2回の会津七日町訪問でチェックしていなかった建物も見ます。
野口英世青春通りを曲がって 紀州屋1934
紀州屋1934BUS CAFEと言うお店になっています。
空き店舗を まちなか交流の場として おみやげ物屋とカフェとして活用しています。
洗い出しモルタルの建物。1934年がこの建物の出来た年なのかは不明。 -
並びには他にも手入れはされつつ 元は古そうな店舗の建物がありました。
-
大町四ツ角(札の辻)にある洋館
現 大正館 旧郡山商業銀行若松支店 大正11年(1922)
会津若松で初めての鉄筋コンクリート造。
2011年に来た時は 「セイロンティー&スイングスクエア」というお店でしたね。
コンクリートの建物ながら 一番下の腰壁は石積み
外壁表面は洗い出し仕上げがされ レンガ風のタイルやアールデコ風の装飾も含め
すてきな洋館風に仕上がっています。 -
辻を一ノ町通りに曲がり 漆器店「鈴木屋利兵衛」
鈴木屋利兵衛店蔵 登録有形文化財
江戸後期に建てられた黒漆喰の建物。
手入れも良く 古いながら美しく保たれています。
店内にはお土産に良さそうな漆器の小物類も多数。
でも・・・まりも母が欲しいデザインのは無かったなぁ。 -
戻って 野口英世青春通りを会津駅方面へ。
「うるし 上坂本」と看板のある坂本コレクション。
この建物のなまこ壁は赤っぽい平瓦でした。
明治33年(1900)創業の坂本乙造商店。
現在は漆アクセサリーと蒔絵バックのお店です。 -
七日町通りに戻ります。
やっとこさ「白木屋漆器店」に。
漆器 できれば重箱を買う気満々で来ましたが・・・
さすがに 安い買い物ではないので妥協はできない。
大きさや図柄、もちろんお値段とで納得できれば。
1階には気に入った物が無かったですねぇ。
ダンナと来た時は敷居が高くて入れなかった2階 ダンナは見ていないので行ってみます。
こちらにはそりゃ~素晴らしい漆器が並んでおりますが・・・
あ これにしよう~と、思い付きで買えるお品ではない。だめか~~。 -
通りに戻って。
この先に友達が掘り出し物を見つけたアンティークショップがあったなぁ、と
そちらを目指します。
あれ?このお店・・・。「かくれ蔵會屋」と言う会津木綿の雑貨店になっています。
ここも以前は「レオ氏郷南蛮館」という資料館だった。
大正時代の蔵らしいのですが、詳細不明です。
10年のうちに色々変わってきていますね。 -
で、期待の 以前 アンティークの椀や重箱を買ったお店に行ってみると・・・
やっていませんでした。
それも定休日 と言うより かなり長くやってない風で。
残念だわ。
仕方なく 建物探し再開。
一番遠くになる場所まで移動して
会津塗伝承館 鈴善漆器店
6つの蔵や建物ある広い敷地の漆器店です。
天保3年(1833)創業の漆器問屋。 -
左の建物が
鈴善店舗 昭和初期(1926~1945)国指定登録有形文化財
木造二階建て 人造石洗出仕上げ -
鈴善の敷地内には 軽食とお茶の蔵
漆器の蒔絵体験蔵 作家物などの展示蔵 売店の漆器蔵などが集まった
りっぱな観光施設になっていました。 -
鈴善の斜め向かい辺りに
関漆器店 ぬり一(ぬりいち)
明治43年(1910)塗師として創業
建物の詳細は不明。
このお店も見せて頂きました。
かわいい猫の柄の小さな蓋つきがあったのですが・・・
お値段の安いプラスチック製。
やっぱ、木製のが欲しいです。 -
関漆器店の前 更に馬通り方面に進むとあったこの建物。
良いですね。
光建工業所 会津若松出張所とあります。
建設会社の事務所らしいですが
こちらも詳細不明の建物。
ですが、これも昭和初期頃の建物に思えました。
左側の冠木門のあるお宅と敷地が一緒のようでもあり
由緒あるお宅なのかもしれない。 -
時間はお昼も過ぎ あちこち行ったり来たりで疲れました。
七日町あたりに来る事になって こんどこそここでランチをと思っていました。
珈琲館蔵 明治12年(1879)の蔵で昭和51年(1976)から営業している老舗カフェ -
店内に入ると入口から左右にお部屋が。
右のお部屋はこんな。
グリーンのガラス棒が沢山下がったランプが素敵ですね(ビーズのこういうランプは見るけど)
飾り物、トーネットの白い椅子もレトロです。 -
お店の方に声をかけて 好きな席で良いとの事で 2階席に。
-
2階階段上から下を覗くと 不思議な空間が目に入ります。
4mの高さがある観音様。「北見聖観音」だそう。
足元にはお賽銭の小銭が沢山。
大きな陶器のポットも飾られています。
長い営業期間に集められた不思議な品があちこちにあるようでした。 -
蔵の屋根の内側が見える2階席。
太い丸太の棟木。
窓が小さいので蔵の内部(店内)は薄暗い感じです。 -
ダンナはハヤシライス。私はドリアを頂きました。
このお店は 旅行支援のクーポンも対象外で使えません。
観光客が多そうな場所のお店ですが
45年以上営業しているって事は 地元の常連さんの方が多いお店って事かも。
前から来てみたいお店でした。
中は、期待どうりの不思議レトロ空間でしたー! -
レトロな建物探しも大体見終わりました。
会津漆器は・・・無理やり買うものではない。又にしよう。
帰る前にお土産を買いに寄ったのは
道の駅 あいづ 湯川・会津坂下 -
道の駅から見える山の景色は右に安達太良山。
手前は吾妻山や一切経山方面でしょう。
去年の秋 一切経山に登って魔女の瞳を見に行ったなぁ。
安達太良山はすっかり雪山です。 -
ここで野菜少しと喜多方ラーメンなど。それに会津百花蜜の蜂蜜も購入。
店内 面白い柱の造りです。樹状構造って言うそう。(切妻屋根の積雪に対する効果がある構造になっている)
最近の道の駅の建物は結構凝った造りのが多いですね。
2014年に出来ました。 -
磐越道からの 振り返っての安達太良山。
この道を茨城方面に進めば じきに雪も消えます。
会津の冬は早かったです。
12月の初旬 雪もレトロもたっぷり楽しめた2日間でした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
会津若松(福島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
55