2023/04/20 - 2023/04/20
190位(同エリア362件中)
まりも母さん
野山に出かけ 野鳥と山野草を探すのがここ数年の楽しみです。
お花の多い春は まだ 見たことの無いお花に会いに行きます。
今回は クマガイソウ。
栃木県佐野市の私設植物園が目的地。
その前後にも 寄り道ありで お花と景色 色々楽しめました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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-
今日の目的地は 栃木県佐野市の山間の場所。
北関東自動車道で向かいます。
まず 壬生PAに寄ります。
トイレや売店があるのは当然ですが このPAには「道の駅みぶ」が併設されています。
おまけに 車をPA駐車場に置いたまま 人は 一般道に出られ
隣接する 「とちぎわんぱく公園」「壬生町総合公園」に入ることができる
ハイウェイオアシス「みぶハイウェイパーク」になっているのです。 -
今日は時間もあるので、 隣接する公園にも行ってみよう~。
人が通れる(ペットも)フェンスを抜けて道路を渡った向かいに
「とちぎわんぱく公園」
入園は無料です。
もちろん車で直接アクセスすれば 駐車場もあります。 -
ハイウェイパークからの入り口すぐの所に SL展示場。
かつて 宇都宮市の「とちのきファミリーランド」にあったSLです。
昭和13年製造のC58型。
「わんぱくトレイン」と言う 園内を周回する乗り物もあります。
園内かなり広いですからね。
ただし わんぱくトレインは土日祝日のみの運行(夏休みや連休等の特別運行あり) -
小高い丘を越えるとこんな景色が。
かなり広そうです。
わんぱく公園部分で37ha程あるそう。ピンと来ないな。
東京ドーム8個分位らしい。
まりも母 東京ドームの周りをぐるっと歩くどころか、東京ドームにすら行った事ないのに
「東京ドーム〇個分」って方がなんとなく 判りやすい謎。
まぁ 歩いてみよう。 -
お花の沢山咲いている場所がありました。
「セントーレアの花畑」
セントーレア??ヤグルマギクの学名の方だって。 -
そもそも この花は「ヤグルマソウ」って呼ばれていましたよね。
それが、別のユキノシタ科の「ヤグルマソウ」と区別するのに
「ヤグルマギク」って統一されるようになった…って所までは知ってたが~。
いつの間に セントーレアになってたん?? -
メルヘンハウスというかわいい建物。
近くに 売店、レストランの入る建物もあります。 -
木の多いエリアに入ると タイリンオオアマナが 雑草並みにあちこちで白い花を咲かせていました!
ハナニラにも似てる花です。
こんなにいっぱい咲きまくっちゃって きれいなんなんだけど マズイのだろうか??
うちの方ではこんなに群生しているのは見ないんだけど・・・。 -
ぐるりと歩いて 大きな建物は「こどもの城」
ガラス張りの広い室内にピンクの恐竜型遊具が見えました。
外にも恐竜のオブジェ。
そうそう このわんぱく公園に隣接する「壬生総合公園」には陸上競技場があり
他にも隣接施設「壬生町おもちゃ博物館」があるのでしたっけ。
何十年も前 まだおもちゃ博物館しか無かった頃 娘を連れてきましたね。 -
ピンクのシャクナゲ
きれいに咲き始めた所 -
夢花壇のエリア。チューリップは終盤。
でも まだまだいろんなお花が咲いていました。
花壇のあたりから池のそばを通り PAへ戻りました。
PAでおいしそうなプリンを買って ベンチで休憩。
わんぱく公園は 広くて楽しい公園でした。
子供連れには素晴らしい場所ですね。
おじさんおばさんも結構楽しめましたよ。 -
壬生に長居しちゃいましたが 目的地へ進みます。
初めての場所ですからナビ頼り。
狭い農道を通り 駐車場(空き地の駐車場があります)まで来ました。
植物園入口の先に駐車場があります。
ここが「五丈の滝前植物園」 -
開けられた門を入ると小径があります。
新緑の木漏れ日の明るい道です。
クリスマスローズが沢山咲いています。
ここは 広瀬正誉さんと言う方が ご自分で作られた植物園。
正誉さんは 2017年に89歳で亡くなられたそう。
今は 息子の治克さんご夫婦が2代目として 管理されています。 -
植物の名前札もあちこちに置かれています。
もう終わってしまった花、これから咲くであろう花たちも。
野草の種類が多そうです。
これはウラシマソウ。 -
入って左奥へ進むと 杉林の下に見えてきたのが どうやらクマガイソウの群落。
-
杉の木の根元 日が差し込む 半日蔭のような場所に
若々しい緑の葉を広げたクマガイソウたちが。 -
これがクマガイソウの花。
はじめましてです。
ランの仲間。 とても不思議な花です。 -
扇型の大きな2枚の葉の真ん中から花がひとつづつ。
葉っぱは扇子のように細かい筋が入る特徴的な形。
花も膨らんだ唇弁が不思議すぎる。 -
花は皆同じ向きに咲いているのです。
私たちの他 3人ほどの方が。皆カメラを持っていて
お二人は写真撮影が目的らしく
ずーっと撮影されていました。 -
似た花に アツモリソウがあります。
どちらも 花の膨らんだ唇弁を中世の武士が着た 母衣(懸保呂)に見立て
源平合戦の熊谷直実、彼に討たれた平敦盛の名をあてたのがそれぞれの名前だそう。 -
クマガイソウがはおよそ1500株。
ここを調べていたダンナが 咲き始めと聞いたのと
お天気具合で そろそろみられる位は咲いたかな?と来てみましたが
きれいな咲いたばかりの花が 思ったより沢山で
良い時期に来られました。
少し斜面になった所を脇から見るとこんな様子。
皆 斜面の下の方を向いて咲いています。 -
後ろの通路から見ると クマガイソウ花の後ろ姿が。
皆同じ並びで 後ろ姿がずら~っと並んだところもまたかわいいのです。 -
斜めから見たクマガイソウ。
熱帯の花で 色も形もすごく変わっていて 中にはグロテスクにも思える花もありますね。
クマガイソウ かわいい美しい花 と言うのとはちょっと違うと感じます。
私にはとても不思議な花。
怪しい感じ そこが魅力的な植物だと思います。 -
暗い木立の下 差し込んだ陽に ここだけ輝くクマガイソウ。
葉っぱの筋や形と 花の不思議さが相成って
アート作品のように感じられました。 -
クマガイソウ後ろの杉の根元にはエビネが咲き始めていましたよ。
-
近くにはまだまだニリンソウも。
-
一番沢山あり 丹精されたのがクマガイソウのようです。
他にもたくさんの花の咲く木や草花が植えられています。
ブルーのきれいな花ラショウモンカズラ。 -
入口脇に小屋があります。
休憩所ですね。
中には ここで撮られた花々の写真が沢山。寄贈されたのでしょう。
見学に来た子供たちからのお礼の手紙もありました。
(裏にはトイレも。案内板もありました)
この植物園 入口に大きく書かれているように入園は無料です。
それはお父様のご遺志だとか。
植物園内の手入れが大変なのは まりも母 小さな庭の手入れで1000%理解です。
運営募金箱に入園料替わり 入れさせて頂きました。
この小さな植物園 素晴らしいクマガイソウの花園をずっと見せて頂くために
マナーを守り、 タダ見なんてケチな事しないで募金しましょうねー!!
さて、本日の目的は完了。そろそろお昼を食べに行きますか。 -
植物園がある場所は 佐野市内です。
すぐ近くに 何度も来たことのある「四季の森星野」も。
植物園の隣町 出流町はお蕎麦で有名です。
ここまで来たなら 蕎麦を食べに行くのはお約束です。
向かう道からの眺めも 興味深いのですよ。
県道200号から283号、202号と満願寺方面に進みます。
前を行く大きなダンプ。道路脇の木々はなんとなく白っぽいのです。 -
そして 見えてきた景色は こんな!
202号沿いには いくつもの石灰石採石場と石灰製造工場があるのです。
露天採掘の山の景色がもの凄いです。
遠くに大きな黄色いダンプトラックも見えました。 -
佐野市と出流町あたりは日本有数の石灰産地のひとつです。
こうして 山を削って作ったセメントで 建築や土木工事の数々が作られているのですよね。
前に 四季の森星野の奥さんが
「昔はね 裏に山があったけど、全部石灰取って一山無くなったよ」と言っていたのを思い出しました。
そこに咲くかわいいセツブンソウの花は 石灰岩質の土壌で良く育つ植物でした。
なんか・・・色々考えてしまう景色です。 -
そんな驚きの景色を眺め 満願寺方面に進めば
一体何軒あるの?と 思う程に蕎麦店だらけです!
休業のお店もあり 今日は大きなお店 「いづるや」へ。 -
お店に入ると お土産や野菜などを売ってる売店コーナー。
右手の客席は いっぱいみたい。
すると 靴を脱いで上がるので良ければ 奥にまだ客室があると案内されました。 -
渡り廊下を進み 奥の建物は広いお座敷の席でした。
こちらは まだまだ余裕がありました。 -
野菜色々の天ぷらそば。
葛生町産の蕎麦を臼で挽いた二八蕎麦。
美味しかった~。
蕎麦打ちのお部屋もありました。 -
食べ終わり 戻る時見つけた 「いづる名水」の湧水をひいたもの。
石灰岩層を通ったこのお水でお蕎麦が作られています。 -
お店の向かいにはこんな建物も。
アカマツの薪が積まれた薪小屋。
この薪で 釜戸の火を焚き お蕎麦を茹でているそう。
色々こだわりの詰まった美味しいお蕎麦なのですね。
帰りがけ 売店コーナーでトマトなど野菜も買っちゃいました。 -
ここまで来たのだし・・・と 満願寺にも行ってみます。
山門は仁王門。大きな楼門です。
享保20年(1735)の建立。
仁王像は 室町時代の作だそう。
平成2年(1990)解体復元工事。 -
仁王門脇を車で進むと 駐車場もありました。
大きな木立の 木漏れ日の美しい景色。 -
大きなコンクリートの建物が。
温泉旅館のような趣。
昭和41年(1966)に建てられた参拝者用の宿泊施設。宿坊です。
ここに宿泊して 滝行や座禅会が体験できるらしい。
もう築57年になるのですね。
なるほどのレトロ感。 -
昭和30年建造の魚住橋と名のあるコンクリート橋から川を眺めると
シャガが沢山咲いていました。
水はきれいです。 -
寺のサイトによると 出流山満願寺は
>天平神護元年(765年)日光山繁栄の源を作られた勝道上人によって開山されました
と あるように歴史は古く 境内には大きな木も沢山。
うっそうとした緑の枝には サルオガセがひらひらとなびいていました。 -
石段をあがり 本堂へ。
参道石段の脇には 弁財天や不動明王も。 -
明和元年(1764年)建立の本堂。
軒下から見上げると 沢山の龍の彫刻が。
斗組のあたりにびっしりと。
こんなの見たこと無いような・・・。
朱塗りは 色褪せてしまっていました。 -
本堂の先 更に奥之院があり
滝行を行う 「大悲の滝」(出流川の源泉)や鍾乳洞の霊窟もあるそう。
(本堂より先は入洞料300円)
虫に刺されそうだし~。益々うっそうとしていそうなので
今回は、ここでやめて帰る事にしました。 -
戻り道 道路脇の藪にウツギが沢山咲いていました。
純白の花が緑に映えて美しいです。 -
戻り道も同じ 石灰工業地帯通過。
この県道202号 子供がまだ小学生だった頃
友人家族たちと「出流ふれあいの森」のコテージ泊へ行った時初めて通りました。
石灰で真っ白になった道路に驚き これじゃ~洗濯物も干せないねぇ。と言いあったものです。 -
石灰採掘場近くには人家はありませんが
この雪のように白く積もった石灰凄い量です。
これは、舞い上がったのが積もったのでしょうねぇ。
いやぁ やっぱ これも驚きの風景のひとつだと感じました。
めあてのクマガイソウも堪能できましたし
今日も 目的地以外うろついて 色々な景色も楽しめました。
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