![ご覧くださいましてありがとうございます。<br /><br />今回は「木造駅舎」めぐりのお話です。<br />昔は駅舎と言えば木造でしたが、時代とともに数を減らし、橋上駅や高架駅に生まれ変わっています。<br />耐震性や老朽化などの問題によって取り壊され、わが東北でももう数えるほどしか残っておりません。<br />そんな木造駅舎を宮城、福島を中心にめぐって来ました。<br />全3部作でお送りします。<br /><br />【その1】<br />まずは常磐線を南下、宮城県の「浜吉田駅」と福島県の「鹿島駅」を見に行きます。<br /><br />※表紙:屋根を支えるY字柱が等間隔に並ぶ浜吉田駅](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/84/85/650x_11848597.jpg?updated_at=1693612126)
2023/07/17 - 2023/07/17
16位(同エリア64件中)
Akrさん
ご覧くださいましてありがとうございます。
今回は「木造駅舎」めぐりのお話です。
昔は駅舎と言えば木造でしたが、時代とともに数を減らし、橋上駅や高架駅に生まれ変わっています。
耐震性や老朽化などの問題によって取り壊され、わが東北でももう数えるほどしか残っておりません。
そんな木造駅舎を宮城、福島を中心にめぐって来ました。
全3部作でお送りします。
【その1】
まずは常磐線を南下、宮城県の「浜吉田駅」と福島県の「鹿島駅」を見に行きます。
※表紙:屋根を支えるY字柱が等間隔に並ぶ浜吉田駅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
-
7月17日。快晴の仙台駅である。
仙台駅 (JR) 駅
-
今日も殺人的な暑さ。
雲もないからがんがん照り付ける。
駅舎めぐりとはいえ、厳しい天気だ。おれも若くないから気を付けて行こう。 -
こ「おまえみたいなのがいるから熱中症搬送が減らんのだ」
-
秋田新幹線の盛岡~秋田間が大雨の影響で終日運休。
-
「こまち」は運休かな?と思ったら
「わあ、盛岡止まりのこまち爆誕だ~ ネタになるなあ」
相変わらず不謹慎でスミマセン。 -
18きっぷシーズン前なので今日は「普通きっぱー」
後戻りしなきゃ途中下車も出来るからいいね。 -
本当は、8時12分発の常磐線原ノ町ゆきに乗ればいいんだけど、とりあえずその前に出る、8時7分発の岩沼ゆきに乗る。
なんでって? 原ノ町ゆきが701系なので少しでも旅行気分をということでボックス席があるE721系に乗る。 -
椅子は硬いがボックス席。
ふかふか椅子だけどロングシート。
さあ、あなたはどっち? -
隣には、原ノ町ゆきの701系が。
7「乗らへんのかい!」
嫌でも岩沼からは世話になる。 -
仙台発車。
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広瀬川。
-
緑の田んぼ、青い空、グリーンフィルムのガラス(←コレはいらん)
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岩沼へ到着。
常磐線乗り換えはこ線橋を渡らないといけない。
最初から原ノ町ゆきに乗っとけばいいのに。岩沼駅 駅
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味のあるこ線橋。
-
7「あんまりやないか~」
5分後を原ノ町ゆき701系が追いかけて来た。
本当は701系のほうが好きです。 -
実家のような安心感。
タイトル回収~
えっ?こっちのことだったの? 笑 -
常磐線へ入り阿武隈川を渡る。
-
やって来ました、浜吉田。
まずはこの駅から見学と行きましょう。浜吉田駅 駅
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常磐線に入って3つ目の駅。
震災時は仙台からここまでしか電車が走ってなかった。 -
まずは上りホームから駅舎を眺める。
ストレートの屋根に均等に並ぶY字柱。好きなタイプの駅舎だ。 -
こ線橋は中途半端に古い。
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駅舎をホーム側から見た様子。
木製のベンチもポイント高い。 -
縦型の駅名標も昔ながらのホーロー製だったらなお良かった。
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この改札の先にちょっとした屋根がかかっているのがまたいい。
-
幹線の駅だけあって構内は広く、ホームも長い。
国鉄時代は無駄に長い編成の客車鈍行が停まった名残り。いまは2両か4両の電車しか来ないが。 -
では駅舎の中へ。
がら~んとしている。ラッチは撤去され、Suica改札機がある。 -
窓口はベニヤ板が打ち付けられている。
完全無人化は意外にも今年(令和5年)だった。 -
海が近いため、津波襲来時の避難場所の地図がある。
浜吉田駅は震災の津波被害はなく、木造駅舎は守られたが、同じ常磐線の山下駅や坂元駅は貴重な木造駅舎が津波によって消失した。 -
こちらが駅舎全容。
日本鉄道として開業した1897年(明治30年)からの駅舎だそう。
駅舎の前の木も当時からあったのかな。 -
国鉄チックなフォントの駅名標。
-
待合室内につばめの巣があった。
親鳥が一生懸命、ヒナに餌を運んでくる。 -
ヒナ「おか~さん、ヘンなおじさんがいる~」
母「見ないの!!」 -
そろそろ電車の時間なので上りホームへ。
上りホームには小さな待合室があった。
日差しが強いので中で休ませてもらおう。 -
中のほうが暑いではないか 笑
-
青空に映える木造駅舎。
夏休み、って感じが出ている。ベンチに半ズボンの小学生でも座ってればなお良し。 -
今度は鹿島駅へ向かう。
7「むかえにきたで~」 -
せっかくですが、後ろ4両がE721系だったので・・・またボックスシート。
今日は701を避けるねえ。
「好き避け」ってヤツかな 笑 -
浜吉田を出ると震災以降に移設した新線区間に入る。
ずらっと並ぶビニールハウスはいちご。 -
坂元。
ここも旧線時代は木造駅舎だった。
津波によって消失。いまは高架駅に生まれ変わった。坂元駅 駅
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新地。
こちらも坂元と同じく旧線時代は木造駅舎だった。新線移行後も地上駅だが、立派な駅舎になった。新線区間はここまで。新地駅 駅
-
次の駒ヶ嶺は昔ながらのホーム。
以前、ここで降りたことがあるが駅舎は簡易なものに建て替えられていた。駒ケ嶺駅 駅
-
相馬。
相馬駅 駅
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簡易すぎる日立木(にったき)駅。
日立木駅 駅
-
途中ですれ違った701系の帯色の退色が酷い。
-
鹿島駅に到着。
鹿島駅 駅
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先ほどの浜吉田駅と同じような造りだ。
ストレートの屋根が美しい。 -
駅舎はホームより一段低い場所にある。
-
やっぱり木造駅舎にはホーロー看板だよなあ。
-
Y字柱も健在なのだけど、若干、補修されておる。
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上りホームにはかわいらしい待合室。
-
この駅名標いいね。
昔からあるのか雰囲気づくりなのか不明だけど。 -
駅事務室をホームから覗いてみた。
2016年(平成28年)より無人化されてるらしい。 -
では駅舎観察を。
駅舎入り口の屋根の上に駅名標がある。右のスペースは団体入口の跡かな? -
ここも浜吉田駅と同じスタイルの駅名標。
-
駅舎内には部活へ行く高校生がたくさん居て撮影できなかった。
駅前へ出ると木造の時計塔?があった。 -
駅南側の陸橋に上がってみた。
こちらが仙台方。 -
こちらは上野方。
このあたりの常磐線は単線だ。
しかし、危険な暑さである。屋外に長い時間いるのは危険なので撤収。 -
駅に戻り、上り線の待合室へ。
日差しを避けられるが暑い。 -
仙台駅で買った、アクエリの冷凍版。
ここにきてようやっと溶けて飲み頃に。
夏はこれが必需品。半日は冷たい。 -
今度こそは純粋な701系ばかりの編成。
-
おとなしくロングシートに収まる。
この701、冷房ががんがん効いてる。
ふかふかの椅子とキンキンに冷えた車内、サイコーです。(で、好きなの?嫌いなの? 笑) -
終点の原ノ町へ到着。
ここでいわき方面への接続が悪いので1時間ほどのインターバル。
支社間の問題とかはわかるんだけど、昔は仙台~いわきの直通電車なんてザラにあった。455系グリーンライナー時代ね。最近は「長距離は特急乗れや」的なあからさまな鈍行分断ダイヤが多くて困る。原ノ町駅 駅
-
さて、原ノ町で1時間もの空き時間を作ったのは計画的である。
かねてから噂があった原ノ町駅のホーム足元乗車案内の痕跡。
とのっちさまが西のほうで精力的に活動されているので私もここらで「下を向いて歩こう」をしてみよう。
こういうペンキで塗りつぶした跡に過剰反応する。 -
早速みっけ。
×印がつけてあるがはっきり「みちのく 3(号車)」と読める。
「みちのく」は上野と青森を常磐線経由で結んだ特急電車。 -
急行電車
指定席
と読める。 -
2号車 急行電車
下が読めないが、さっきと同じ指定席か? -
おお、これはくっきり。
みちのく 6(号車) -
これは現役。
E653の国鉄特急色だろう。臨時用か。 -
左の縦書きは「7号車」
横書きは「急行電車 自由席」か?
雪が多い東北は冬は足元が雪で隠れるので乗車案内は吊り下げ式が多いと思ったら、意外にもあった。
ちょっと本題と脱線したが「下を向いて歩こう」シリーズでした。 -
さて、あまりホームで下を向いているとあらぬ疑いをかけられかねないので・・・
退散。 -
近代的な原ノ町駅。
さて、次の電車までぶらぶらして過ごそう。 -
駅前に騎馬像。
騎馬武者像「出陣」というらしい。さすが相馬野馬追の街だけあって馬関連が多い。 -
駅舎の壁画にも野馬追が描かれている。
-
暇なので駅の北側にあるこ線橋に上って電車でも見ようか。
-
お、仙台発上野ゆき、特急ひたち14号が来た。フレッシュひたちリバイバルカラー。
グリーンが来た。 -
白一色のE657よりカラー巻いてたほうがいいんじゃない?
-
今度は下り、ひたち3号が来た。
こちらはノーマルカラー。 -
仙台まであと1時間。
-
では、本題に戻ろう。
いわきゆきに乗って次の木造駅舎を目指す。
つづく
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