2023/07/01 - 2023/07/03
16位(同エリア77件中)
芦花さん
2週間のトルコ・ギリシア。レンタカーによるドライブとトルコ航空、公共交通機関を併用して、以下の行程で旅行してきました。
自分の興味はもちろんですが、トルコ地震被災への支援で少しでもトルコにお金を落としたかったからでもあります。とはいえ被災地には行きませんでしたが。。
①トルコ航空利用:羽田空港→イスタンブール空港経由レンタカー
→エドレミト空港→アソス遺跡→エドレミト宿泊
②レンタカー利用:アイワルク宿泊→レスボス島→ペルガモン遺跡→マニサ
③レンタカー利用:クシャドス&ミレトス遺跡
④イスタンブール:ブルーモスク・アヤソフィア・スレイマニエモスク・ドネルバフチェ宮殿、考古学博物館・バザール等
⑤アンカラ
アタトゥルク廟・アンカラ城・独立戦争博物館・アナトリア文明博物館等
⑥マルマリス&ロードス島→帰国
トルコ航空:ダラマン空港→マルマリス:ヨットハーバー&ビーチ&フェリー利用:ロードス島旧市街→イスタンブール空港経由で帰国
のうち、今回は②レンタカー利用:アイワルク宿泊→レスボス島→ペルガモン遺跡→マニサです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
エドレミト方面からレンタカーで、ひたすらエーゲ海東岸を南下。
車の速度制限ですが、基本、郊外は90km制限となり、市内は40-50km制限となっています。
ただし、日本同様、スピード制限はあまり守っていませんね。私の肌感覚では郊外では、100kmちょっとが巡航速度でした。
とはいえ、海外旅行者の私としては制限速度厳守。現地で捕まっても厄介なので。 -
そしてアイワルクという地方都市に到着。
ホテルにチェックインし、ギリシア領レスボス島へ。
フェリーは、ネットで事前予約して港近くの現地事務所でチケットに交換
往復30ユーロ(別途使用料的なものを港で払う値段は失念)
現地14時発で一時間半ぐらい。 -
フェリーに車は載せず、事前に宿泊するホテルに駐車させていただきました(そのために港近くの宿を選択)。
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トルコ出国は至って簡単で、荷物のセキュリティーチェック→出国手続き、とパスポートとレスボス等行きのフェリーチケットを見せれば、であっという間です。
行きのフェリーはほとんど乗客なし -
そして巨大なレスボス島が。。。
ちなみにレスボス島は女性同性愛者レズビアンの語源ともなった島。 -
レズビアンという名称が、BC6世紀の詩人サッフォーの故郷であるレスボス島に由来するとされるからだそう。
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ただ実際には、同性愛者の天国のような感じではまったくなく、エーゲ海ならどこにでもあるバカンス向けのリゾート地という感じ。
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なぜレスボス島に来たかといえば、アリストテレスがこの地で生物学という学問を創造したから。
つまりレスボス島は「生物学発祥の地」なのです。 -
ここレスボス島の街ミュティリニには、アリストテレスの痕跡は残念ながらまったくないのですが、この地のラグーンでひたすら、あらゆる生物を観察し、ときには解剖して生物とは何か?探求していたらしい。
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レスボス島でジェラートを食すも、トルコと比べると倍ぐらい物価が高いんじゃないか、という印象。
したがってレスボスでは、土産を買わないなど、できるだけ節約 -
帰りのフェリーに乗るため港に戻るとトルコ行きの長蛇の列。
焦って出国手続きの係員に聞くと「並んでいる全員の手続きが終わるまでフェリーは出航しないので大丈夫」とのことでちょっと落ち着く。
帰りのフェリーは高速船なのか一時間でアイワルクに到着。その代わり外に出られる船ではありませんでした。 -
「これ以上の青はあるだろうか」というぐらい、真っ青な青の海がエーゲ海ですが、地中海性気候の夏らしい乾燥した空気と照りつける強烈な太陽光のコントラストが、まさにエーゲ海の夏。
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宿泊した宿は「バカカンホテル」
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地方都市の小規模なホテルですが、港に近いし海に隣接するので景色も良い。
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ただし部屋は狭い。
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鏡の中にテレビが埋め込まれている。これは珍しい。
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コンパクトな室内
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夕飯は、ホテル内の海辺のレストランで
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エーゲ海のサンセット
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トルコ料理の定番、シシカバブ
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桟橋からのホテルの夜景
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部屋からの景色。
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奮発してシービューの部屋にしたので、窓からはエーゲ海が望めます。
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狭いながらもバス・トイレ含め清潔で、その点は安心できます。
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朝食前にアイワルク市内を歩く。海岸段丘の斜面に町が形成されたコンパクトな地方の街。
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それにしてもエサ目的の人なつこい野犬が多く、犬嫌いの人にとってトルコの街歩きは相当きつそうな感じはします。
要注意です。 -
朝食バイキングはパンも豊富。
農業国でもあるトルコは、8,000万人もの人口を抱えながらも、
食料自給率100%なので、食料は豊富らしい。 -
野菜は、トマト・きゅうりがメイン。
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チーズも豊富です。
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ホテルをチェックアウトして、世界遺産ペルガモン遺跡に向かう。
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神殿のある山の上までは、ロープウェイを利用
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遺跡は博物館の一環なので、有料です。
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ゲートを通り、
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ペルガモン遺跡の全体像を模型で確認。
丘の頂上の神殿から斜面に向かって様々な施設が並び、その周辺には住宅街を形成。 -
この辺りに図書館があったらしい。
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そして第一のスポットのトラヤヌス神殿。
実は、祭壇などの重要部分はドイツ:ベルリンのペルガモン博物館にあり、1864年にカール・フーマンらがドイツに持って行ったその残骸のみしかありません。 -
この高台からみる遺跡含めたベルガモの市街地は絶景。
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そして劇場に向かう
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第二のスポット、劇場に行くにはトンネル潜って直接行けるようになっている。
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トンネルを越えると崖のような劇場の最上段へ。
なかなか、ドラマチック!! -
急斜面からベルガモを望む。
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なかなかの迫力だった世界遺産ベルガモ遺跡を後に、ひたすら西アナトリア地方を南下し、マニサへ。
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なぜマニサに来たのか。
マニサはオスマン帝国では皇帝が皇太子時代を過ごす場所で、スレイマン一世もその長男のムスタファ(処刑されて皇帝になれなかった)もその弟のセリム二世も過ごした場所。
なので歴代スルタンは、先代が皇太子時代に生まれる場合が多いのでマニサ出身者が多いのです。
そしてセリム一世の妻にしてスレイマン一世の母后様「アフサ・アイシェ」のモスクや、モスクの名建築家スィナン設計のスレイマン一世の孫ムラト三世のモスクがあるのです。 -
そしてこちらがアフサ・アイシェのモスク。
ハフサは、息子スレイマンとともにマニサに滞在し、慈善事業の一環として、このモスクはじめとした複合施設を建立。 -
今でも彼女の銅像がモスク隣の公園にあります。
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礼拝時間ではないため、ほとんど人はいない。
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近隣のムラト三世(スレイマン一世の孫)のモスク。
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オスマン帝国のモスク設計の第一人者、ミマール・スィナンによる作品として、敷地内に彼の胸像もあります。
お隣のスルタン・モスクと比較しても、相当な大きさで中のインテリアも豪華絢爛。 -
今回のタイトル写真にもした美しい絨毯の紋様
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ミフラーブ(メッカ方向)の装飾も本当に美しい。
このあと、またエーゲ海沿いに戻ってさらに南下し、リゾート都市クシャダスを目指します。
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