道南10日間の旅（5）札幌に戻って北海道神宮例祭「札幌まつり」を楽しみました

2023/06/08 - 2023/06/17

北海道神宮例祭「札幌まつり」
明治5年（1872年）に始まり、毎年6月に3日間に渡り開かれています。
最終日に行われる神輿渡御は、色とりどりの平安時代の衣装をまとった1,000人以上の市民が、北海道神宮の神様をのせた4基の神輿を中心に山車と一緒に市内を練り歩き、とても華やか。
道南10日間の旅の締めくくりに、例祭（奉納行事）と神輿渡御を見学しました。


※転職することにしたので、仕事はちょっとお休み。なので、4～6月は旅行強化月間。有意義な時間を過ごします。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

6月15日（木）旅8日目。
JR苫小牧駅から各駅停車で札幌駅へ。途中で快速に乗り替えれば、もっと早く着いたけど、荷物も重いし座っていたかったので、そのまま乗車。
それから市営南北線に乗り換え、中島公園駅に到着。所要時間は計100分くらいでした。

札幌駅からは、Suica利用を再開。便利だけど、切符の写真がないのは、旅の記憶をたどる際にはデメリットかも。

中島公園駅 駅

ホテルに向かおうと歩き出すと、目の前を山車が通過しました。

山車の引き回しは明日だけかと思っていたら、今日も登場するみたい。

いきなり綺麗な芸妓さんと目が合って、ドキドキ。

生の三味線や小唄を、ゆっくり聴けるなんて贅沢です。

これって、きつね？
だとしたら、元祖きつねダンスです。艶っぽい。

男性がコロっといっちゃうのも分かります。きれいだけじゃなく、所作がステキすぎ。

歩く姿も美しい。

山車が気になったけど、荷物を預かってもらうためにホテルへ。
ホテルリリーフすすきの。中島公園駅から徒歩3分。

身軽になり、ホテル近くの成田山札幌別院に参拝。

千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の別院。明治18年（1885年）開創。
札幌に再訪できたことへの感謝と交通安全を願いました。

新栄寺(成田山札幌別院) 寺・神社・教会

歩き出すと、鳴り物や小唄が聞こえてきました。豊水地区の山車が近所を回り続けているようです。

札幌まつりは、公園に出店される多数の屋台めぐりを楽しむ事もできるので、先ずは歩いて中島公園へ。
4年ぶりにコロナ禍の制限がないお祭りは、お化け屋敷などの小屋も建っていました。

中島公園 公園・植物園

昨年は、身動きが取れないほど大混雑して来場しないよう呼びかけるほどだったとか。
　

今年は混雑を避けるため、屋台が公園内で2ルートに分散されていて、平日の昼間だったこともあって、まだ人出は少なめで歩きやすかったです。

昼食として、あげいもを1串。甘だれ味。ジャガイモがホクホクしています。いも餅もカボチャ餅も美味しそう。

北海道限定。

中島公園駅側から幌平橋駅側へ公園内を1時間ほど散策してから、北海道神宮へ向かいました。

幌平橋駅で電車に乗り、大通駅で乗り換えて、

大通駅 駅

円山公園駅で下車。ここから、北海道神宮までは徒歩15分くらい。

円山公園駅 駅

北海道神宮内でも屋台が出ていましたが、混雑していたし、そこは避けて本殿に向かいます。

北海道神宮 寺・神社・教会

北海道神宮六月祭典。
明治5年（1872年）に始まった祭りは、毎年6月に3日間に渡り開かれています。

札幌まつり
6月14日　宵宮祭
6月14日・15日　例祭（奉納行事）
6月16日　神輿渡御

明治11年（1878年）から続く神輿渡御。
4基の神輿と9基の山車が市内を練り歩きます。

北海道神宮

御祭神
大国魂神
大那牟遅神
少彦名神　
明治天皇　

創建： 明治2年（1869年）

参拝してから、御朱印帳を購入して御朱印をいただきました。

明日、四柱がお載りになる神輿。

境内に設けられた舞台での奉納行事。

北海道神宮例祭 (札幌まつり) 祭り・イベント

古武道演武や三条神楽が奉納されます。

途中、ハープ演奏を聴きに行って、再び神楽を見学。福餅巻きも行われました。

北海道神宮に来てから2時間半が経過。気温24.7℃。登別や苫小牧が涼しかったのと久しぶりの日射しに、ちょっとバテ気味。
奉納行事は続いていましたが、見学を切り上げ電車で中島公園方面に戻ります。

すすきの駅で降りて、何を食べようかと歩いていたら、また鳴り物の音が聞こえてきました。
探さなくても山車に会えるなんて、ラッキー。

四方どこから見ても華やか。

お寿司も食べたかったけど、歩くのに疲れて、目に留まったライオンへ入りました。17:30に早めの夕食。

ビヤホール ライオン 狸小路店 グルメ・レストラン

レトロな飾りを見ながら生ビールを待ちます。

こだわりの「一度注ぎ黒ラベル」。
観光客としては、箸入れは銀座じゃなくて、札幌LIONって書いてあった方が嬉しい。後で写真を見た時に、地元で入り慣れているLIONかと思っちゃうから。

ジンギスカン。臭みはなく（クセが強いのも好き）、お腹が空いていたので一気に食べてしまいました。熱々じゃなかったのは、写真を撮っていたせい？

満腹になり、元気を取り戻して山車を追いかけます。

目が合っちゃった。嬉しい。ますます元気になっちゃいます。

この後、明るいから気付かなかったけど、時計を見ると19時過ぎ。チェックインのため、一旦ホテルに戻ります。

信号待ちしていたら、人目を引く車が登場。停車中は車高が低くなって、周囲にいた人が一斉に写真を撮り始めました。
山車と同じくらいの注目度。でも、お祭りのための車ではありません。信号が変わると、手を振って颯爽と走り去って行きました。

ホテルリリーフ札幌すすきのにチェックイン。2泊します。写真は撮らなかったけど、フロント横にあるラウンジで、パンやドリンクのサービスがあって、ソフトクリームは好みのトッピングも可能。滞在中、3～4個のソフトクリーム作りました。

ホテルリリーフ札幌すすきの 宿・ホテル

ホテルで1時間くらい休憩してから、コンビニに買い物がてら外出すると、またまた山車に出会ったので追いかけて見学。

午前中から、ずっと町内を回っていたようで、21:00にやっとお開きとなりました。お疲れさまです。明日も楽しみにしています。

この後、セイコーマートで買い物してホテルに戻りました。旅も8日目になると疲れも溜まってきて、繁華街に繰り出すのはやめて、早めに就寝。

6月16日（土）旅9日目
朝早く目が覚めたので、ホテルの回りを少し散歩しました。

創成川の上流部、豊平川から分岐して、中島公園とすすきの南部を流れる鴨々川。

鯉が放流され、

大きな鯉が泳いでました。

鴨々川 自然・景勝地

ホテルの近くにあった幟。昨日は気づかなかった。

時計台と豊平川を泳ぐ鮭。誰が見ても札幌です。

この先に、すすきの交差点があるけど 5:53は、車も人もほとんど見かけず静か。

劣化しちゃってるけど中央に札幌市徽章が入ってます。

神輿渡御は9:00～17:00頃までの予定。
全行程15kmをついて行くのは大変だから、午後から見学しようと思って、ホテルでのんびりしてから11時頃に出かけました。

ランチをしようとお店を探している途中で北海道神宮を出発した行列に出会ったけれど、ここは食欲が勝り、ちょっとだけ見学。

北海道神宮の4柱の神様が１柱ずつ鳳輦と称される輿にお載りになり市内を神幸（渡御）されます。

後ほど参拝させていただきます。

昨日の夕食のジンギスカンが物足りなかったので、昼食もジンギスカンを。

松尾ジンギスカン 札幌大通南1条店 グルメ・レストラン

特上ラムランチセット1,680円。

ランチタイムが始まったばかりなので、待つことなく入れました。1人で食べてる人も、3～4人いたかな。

やっぱり、ジンギスカンは鍋で自分で焼いた方が美味しい。

お肉は3種類。

ここは、野菜を特製のタレで煮込み、お肉は鍋の中央で焼くので、もやしが真っ黒コゲにならなくて済みました。ビールを飲みたかったけど、この後に歩き回るのでグッと我慢。
ふだんならご飯を残すけど、お肉も野菜も含めて完食。おいしかったです。ごちそうさまでした。
支払いは、旅行支援クーポンで。

食事を終えて三越付近に行ってみると、昼時だったので山車も休憩中。

トラクターが活躍するのが北海道らしい。

舞台裏を見ているようで楽しいです。

開拓判官・島 義勇（しま よしたけ）。新政府ができた明治2年（1869）に、開拓史判官として北海道に着任。札幌市街の設計に着手し、北海道開拓の父と言われているそうです。

記念撮影してるところを撮る観光客、多数。私も、そのひとりです。

間近で写真を撮りまくり。

刺繍が綺麗なのでじっと見ていたら、2頭の龍が、それぞれ山車の側面にいるよと法被姿の方が指を差しながら教えてくれました。

パッと見では違いが分からない。

休憩中だったのに、説明してくださってありがとうございます。

13時が過ぎ、山車が動き出しました。

こちらの山車は、まだ休憩中。熱心に口紅を塗る姿もステキです。

電線に引っかからないようにするのも大変。

行列は頓宮へ。

北海道神宮頓宮。

北海道神宮頓宮 寺・神社・教会

札幌神社の遥拝所として、明治11年（1878）北海道神宮頓宮（当時名：札幌神社遥拝所）が設置されました。

鳥居側にある狛犬様に触れると恋愛成就にご利益があると言われ、拝殿側にある狛犬様に触れると安産・子授かりにご利益があると言い伝えられているそうです。

こちらは、鳥居側の狛犬様。

鳥居側の狛犬様。

拝殿側の狛犬様。

拝殿側の狛犬様。

拝殿。

参拝のあとに御朱印をいただきました。

社務所にあった昔の看板。

ちょっと二条市場を覗いてみました。魚や野菜や果物。北海道の名産品が並んでいます。
これまで、ここで食事をしたいと思うことはあったけど、タイミングが合わず次の機会にの繰り返し。
今回も、営業時間を過ぎてしまっていました。

目の保養だけしてから創成川の川辺でちょっと休憩して、まつりの見学に戻ります。

二条市場 市場・商店街

４年ぶりに執り行われた西4丁目交差点での「駐輦祭」。

修祓や祝詞奏上、舞の奉納、玉串拝礼などが厳かに執り行われたあと、四柱の神輿は市内を巡幸しながら北海道神宮へと戻られました。
楽しいだけじゃなく、神事の静かな空気を感じる場に立ちあえたことに感謝します。

人力車で移動される宮司や、

ベンツやアウディなどの高級車に乗る方や、

馬車に乗る方など、移動方法はさまざま。みなさん北海道神宮へと向かわれます。

駐輦祭が行われた交差点中央では、山車が一基ずつ停まって、日本舞踊や三味線・小唄が次々と披露され拍手がわき起こりました。

ホタテ貝を持ちカスタネットのように鳴らしながら、踊っています。この踊りを、どこかのお祭りでも見たことがあるんだけど、どこを旅した時だったかな？

太鼓を見たり、進行方向を見たり、担がれた太鼓を歩きながら叩くのって大変そう。

ユニークな踊りには拍手と笑い。お祭りって楽しいなぁ。

最後は、黒田武士。力強い舞踊で締めくくりに。

北海道神宮へ帰還する山車を見送って、少し街歩き。
山車を追う気力が残っていませんでした。

雪の結晶。さすが北海道らしい。

北海道って青や紫の花が、とくに似合うって思います。

顔文字みたいに見えるけど。

北海道開発局。

東京2020オリンピック。
いろいろあったけど、2021年に札幌でマラソン競技が行われました。

大通公園には、まだ、とうもろこしを売る屋台は出てなかったです。

すすきのに行くと、どうしても気になってしまう看板。札幌に居るんだなぁって実感できます。

ここまで来て、ついに体が電池切れ。お祭りを見終わって、急に疲れがどっと出ました。

すすきの 名所・史跡

ホテルに戻り、サービスの焼き立てパンとソフトクリームを食べたらダウン。部屋で休みます。

うだうだ過ごしているうちに21時近くになってしまい、出かける気力ゼロ。と言ってもお腹が空いたので、ホテルから3～4分くらいの所にあるセイコーマートで買ってきました。

コンビニ食と侮るなかれ。カニも鮭もイクラもおいしい。北海道旅行最後の夕食は豪華にと思っていたけど、こんなのもありかな。

シャワーのあと深酒はやめて、早めに寝ました。賑やかなすすきのに居るのに、何をやっているんだかとも思うけど、こんな夜もあり。
予定を詰め込むタイプの旅向きではないんだと、北海道旅行で実感しました。

6月17日（土）旅最終日。
ついに10日間の旅も終わりです。今日は観光もせずに帰るだけ。お土産で重くなった荷物と、楽しい思い出を持って電車で空港に向かいます。

新千歳空港にて。白熊→雪→雪像と連想して、雪まつりを見たくなってしまいました。さっそく、今年の冬の旅の予定リストに入れておきます。

JALのユニホームの変遷。中央のワンピースは、さすがに短過ぎなのでは？ 緊急時に動きやすいとは思えないけど。
CAさんはパンツスーツが良いのではないかと、飛行機に乗るたびに思っています。

朝昼兼用で、フードコートにやってきました。　

今回の旅ではラーメン食べてなかったけど、空港で食べる気にはなれなくて、北海三昧のおにぎり（鮭・タラコ・ホタテ）と、ポテトコロッケとザンギで旅を締めくくります。

今日までにお土産は十分買ったし、空港内で買いたいものもないので、時間潰しに子ども向けのエリアへ。大人でも楽しいです。

コンテナは四角じゃないんだ。飛行機の形を考えれば、これが理にかなっています。

1926年に、千歳空港に初めて着陸した飛行機。観覧者など約１万人の人たちが出迎えたんだって。

コロナ禍を乗り越えて、空港に飛行機が増えてきたのが嬉しい。でも、混雑し過ぎるのはイヤだけどと思いながら離着陸する飛行機を見ているうちに、搭乗時間となりました。
長いような短いような10日間。地元の方のお話も聞けたし楽しかったなぁ。

はい！また会いたいです！会いに来ます！

お土産いろいろ。写真を撮り忘れちゃったものもあります。

今回の旅でもらった旅行支援クーポンは、17,000円分。食事や入園料、お土産の購入で使い切りました。