ディスカバリー・プリンセス号で行く7泊8日アラスカクルーズ　ジュノー寄港の航海4日目

2023/05/10 - 2023/05/10

普段は行きたい場所や見たいものについて意見が一致することが多い私たち夫婦ですが、ジュノーでのツアーについてはそうではありませんでした。私はヘリコプターで氷河に行って降り立つツアーに参加したかったのです。一方、妻はヘリコプターのような危険な乗り物に乗る選択肢などありえないという考えでした。妻がヘリに乗った時はとても揺れて安全だとは思わなかったということ、知り合いの誰誰がヘリコプターの事故で亡くなったという話をいろいろとしてきたのです。そんな妻の希望は水上飛行機のツアーに行くこと。私は水上飛行機もヘリコプターと危険度はあまり変わらないと思ったのですが、妻は今まで水上飛行機に乗ったことがなく、危険な体験をしたことがないそうです。危険な体験がゼロということで水上飛行機は安全な乗り物ということができるので、乗ってみたいというのです。ヘリコプターも水上飛行機も乗ったことがなく、討論で妻を上回ることもできない私はヘリコプターのツアーを説得することのできないまま、ジュノーへの寄港日を迎えたのでした。

ツアーに参加をしないとなると、やりたいことはメンデンホール氷河に自力で行くこととカニを食べることが次点での優先事項で残りました。

エリア ジュノー(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 交通手段: 船

航海4日目は早朝にEndicot Armを訪問することから始まります。昨日通ったSnow Passageと同じく野生動物が豊富なことで有名だそうです。

Snow Passageの通過があっという間だったのに比べて、今日のEndicot Armでの滞在時間はたっぷり4時間ほど。もっとたくさんの動物が見えるのかと期待が高まります。

部屋でゆっくり景色を眺めたいと、朝ごはんはルームサービスを頼みました。まだほとんどの人が寝ているからか、注文からすぐに届きました。

アルコールも頼みました。この頃になると、空いている時間帯に頼み、しかも一度にまとめて頼んだほうがスムーズと身に染みて分かってきました。

左　ー【Classic Bellini】
Mionetto prosecco brut gold、桃のピューレ

右　－【Apricot Fizz】
ウォッカ、アプリコットリカー、Mionetto prosecco brut gold

昨日注文した後に行方不明になった飲み物を再注文したのです。今日の気分や雰囲気などにあわせてではなく、昨日の時点でいいなと思っていたもの。

注文した直後に部屋の電話がなり、アプリコットフィズの材料が一つ足りないけど代わりに別のものを使っていいかと聞かれました。私はもちろんと答えました。もともとアプリコットフィズが何かわかっていないので、どう変わるのかさっぱり想像もつかなかったのです。

雪山に挟まれた海域に入っていきます。

白頭鷲発見。

たまに流氷が浮かんでいる中を進んでいきます。

凍っている場所が多いため、これ以上は進めず氷河を近くで見ることができないそうです。

それは私たちにとっては別に気にならなかったのですが、野生動物が多い地域でこれまで見れたのが鷲1羽だけというのはついてないと感じたのでした。ちょっとだけ。

この時はそれよりも、自分たちで食事を準備しなくてもよく、部屋まで持ってきてくれるルームサービスの便利さと幸せを噛みしめていたのでした。

引き返します。鏡のような水面が綺麗。

たくさんの鳥。

アザラシかな？

Endicot Armを出た後で少し動物を見ることができました。

12時半のジュノー寄港に備え、バフェでご飯。

12時22分に下船。予定より少し早く寄港したようです。

すぐにGoogle Mapでメンデンホール氷河への道を検索するとDowntown Transit Centerからバスに乗車と出ていたので、そちらに向かって歩き始めます。けっこう遠いです。

Downtown Transit Centerに着いたらすでにバスが待っていたので乗りました。大人一人2ドルの乗車賃。

https://juneaucapitaltransit.org/

13時30分に氷河の最寄りのバス停に到着。

ここから歩くようです。

昨日ケチカンでSaxman Totem Parkまで一時間ちょっと歩き、だいぶ歩いたなと感じたのですが。今日も同じくらい歩いている気がします。船からバス停までと、バス停からビジターセンターへと。バスも1時間弱ほど乗ってたし、かなり遠出している気分です。

昨日と違うのは時間帯。昨日歩いたのは朝で、今日は午後。気温は暖かめです。昨日と同じ感じの服装で出たらちょっと暑く感じました。そんな中、長距離を歩かないと駄目なのです。

クルーズ会社や地元のツアーを使うともっともっと早く現地に到着しますが、現地での滞在時間が短めと聞いて自分たちで来ることにしたのです。自力で来た場合は現地の滞在時間が多いというメリットを考えても、さすがに往復に時間がかかりすぎると感じはじめました。妻と、次はツアーを使おうと話し合いました。

カーブを曲がると氷河の光景が目に飛び込んできました。ツアーを使っていたらゆっくり見れていない光景です。やっぱり歩いてきてよかったと妻と二人感激しました。

氷河をズームで撮影。

ビジターセンターのところから氷河と滝方向を眺めます。犬を散歩していた地元のお兄ちゃんに湖沿いを歩いたほうがいいよと薦めてもらったので、そちらのほうに行きます。

滝のアップ。

湖には氷がたくさん浮いてました。

青い流氷。

いつまでも見ていたいですが、帰りも長旅なのでそろそろ出発します。

バス停に向かう途中、横を向いて写真を撮っている人がいたので何かと思ってみてみたらクマがいました。

なかなかの大きさです。

ツアーで来ていたら一瞬で通りすぎていたところです。今回は自力でバスで来てほんとついてました。

バス停に着いたらちょうどバスが来ました。行きで使ったバスとは路線が違いますが終点は同じDowntown Transit Center。

戻ってきました。時間は17時前。左下に見えている有名なお店で食事する予定。

お店の前には20人ほどの行列ができていました。

メニュー。

食べるのは名物のRed King Crab（タラバガニ）。

一人1ポンドがちょうどよいようなので、二人で2ポンド注文します。

2ポンド注文したら足が5本来ました。私にとっては1本で十分なほどの巨大さです。

タラバガニのシーズンは11月～2月と、4月～6月の年に二回みたいですね。今回はタイミングがよかったです。

いくつかのお店でお土産を見た後、船に戻りました。

部屋飲み。

左　-【Limelight】
ライムウォッカ、ソーダ、ジンジャエール、ライムジュース、きゅうり

昨日飲んでとても美味しかったのでまた注文したのです。でもあれ？何か昨日と違うぞ？きゅうりが入っているし。
改めてレシピをしっかり見てみるときゅうりが入っているのが正しいようです。昨日の、きゅうりが忘れられていたほうが私の好みでした。

中　－【ヘネシーVS】

右　ー【Original Daiquiri】
ラム、ライム、シロップ

注文してから20分ほどで届きました。忙しいはずの夕食の時間帯にしては早いですね。まだ、みんな街から戻ってきていないのかな？

今回は私たちの部屋は港の反対側なので、出航の様子を見にバフェに来ました。

デザートのシュークリームに合いそうなカルーアを注文しました。

バフェの中をいろいろ探索してきた妻から報告。カラマリがちょうど揚げたてみたい、と。

この時、時間は21時頃。揚げ物を食べるような時間ではないけれど揚げたては魅力。カラマリと言ったら私にとってはミモザかベリーニというイメージなのでミモザを注文しました。

それにしても妻はクルーズの申し込み時は興味が薄そうだったのに、航海が始まったら私の3倍くらい楽しんでいる気がします。特に食べ物関係で。

他の船が出ていく様子などを眺めながら一日が終わりました。

この晩、私は航海が始まって初めてよく眠れました。風音が小さかったので。次の港まで近く、船のスピードがゆっくりだったのかな。

この旅行記へのコメント （2）

• とろろんさん 2023/06/03 09:06:49

  美しいアラスカ。

  こんにちは。
  
  アラスカクルーズ、いいですね！
  友達家族が７月にアラスカにクルーズ旅行しましたが
  半分は雨だったと言ってましたが5月は穴場ですね。
  晴れだと氷河もより一層美しいですね。
  クマちゃんもカメラ目線でばっちり。
  
  クルーズ船での毎日の違うカクテルは楽しそう。
  私がクルーズに乗船した時はアルコール込み料金を申請せずに
  ハッピーアワーの時間の時（１杯の料金で2杯飲める）をじゃんじゃん注文し
  マティーニ教室に参加して試飲を飲んだり
  スパークリングワインが無料でサービスされるイベントで飲んだり
  夕飯にボトルでワインを注文したくらいだったかな。
  なんでこのワインがこんなに高いんだってかんじでしたが。
  寄港地のBARでカクテルやビールをガンガン飲んでました。
  その方が安上がりだったから。
  しかも無料の食事が船内にあるんで寄港地ではアテのおつまみだけのケチぶり（笑）
  
  でも、クルーズ船で好きな時間で飲むのもいいですね。
  デッキに座って海をみながら1杯、ラウンジで１杯、部屋のベランダで1杯
  最高ですね。
  次回クルーズに乗る機会があったら今度は込みにしようと思いました。
  
  今後の旅行記のカクテルの感想も楽しみです。
  
  

  Joshuatreeさん からの返信 2023/06/03 11:06:58

  Re: 美しいアラスカ。

  とろろんさん、こんにちは。　　
  
  はい、クルーズ船で飲むのはなかなかよかったです。今回は船内探検の時間が多かったのでなかなかゆっくりは飲めなかったのと、メインダイニングに行ってからバフェに寄るという流れが多かったのですがそうするとバフェの美味しそうなものは残ってなかったことが何度かあったので、次にクルーズに行ったら覚えておこうと思います。　　
  
  とろろんさんはお酒強そうでうらやましいです。色々楽しみ方が増えそうですよね。