会津の旅・ずっと行きたかった大内宿へ

2023/04/24 - 2023/04/24

会津若松で宿泊した2日目、鶴ヶ城を散歩して、会津鉄道で大内宿を訪ねる旅。ずっと行きたいと思い続けていた場所の1つで、茅葺き屋根がずらりと並ぶ光景に感動・・・しました。

エリア 福島

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

多賀城、仙台を観光して翌日は会津若松駅から始まります。駅前には戊辰戦争でおなじみの白虎隊士の像がありますが、平日なので観光客の姿はありません。

会津若松駅 駅

バスを鶴ヶ城西口で下車しました。列車の待ち時間だけなので短くなりますが、鶴ヶ城を散策しましょう。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

西大手門から入ってしばらく進むと、鐘撞堂があります。戊辰戦争の籠城戦でも時守は鐘をついて時を知らせたそうです。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

天守台の石垣が素晴らしい！今から400年以上前に造られたものだそうです。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

石垣のそばで牡丹桜が咲いていました。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

表門。扉と柱が鉄で覆われていることから、鉄門（くろがねもん）とも呼ばれるものです。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

雲が広がってきましたが、なんとか青空の天守を撮れました。1593年、松阪城主などをつとめた蒲生氏郷によって建てられた東日本では初となる本格的な天守閣で、現在は若松城天守閣郷土博物館として公開されています。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

戊辰戦争では砲撃を受けましたが、１ヶ月におよぶ籠城戦に耐えたという。1874年には解体されますが、その後に再建されて当時と同じ赤瓦への葺き替えも行われています。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

千利休の子である少庵が会津にかくまわれた時代に建てられたという茶室、麟閣があります。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

荒城の月碑。土井晩翠氏の作品である「荒城の月」は、青葉城と鶴ヶ城を思いながら作詞したのだそうです。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

木々が綺麗に刈り込まれた場所がありましたが、ここには藩主御居間の庭があった場所だそうです。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

見どころの１つ、Ｖ字型の武者走りが残っています。武者走りとは、城壁や土塁のなかに設けられた通路を指します。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

それにしても、この石段の幅が小さいですね。体の大きい自分には無理です。。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

鶴ヶ城西口バス停から西若松駅行きのバスに乗ります。

近代的な電気バスがやってきましたが、乗客は自分だけでした・・・。西若松は磐越西線、只見線、会津鉄道が分岐する駅ですが、今回は会津鉄道に乗ります。

西若松駅 駅

西若松駅から今回が初めての利用となる会津鉄道に乗って、湯野上温泉まで向かいます。いや～のどかな車窓ですね。

立派な茅葺き屋根が特徴の湯野上温泉駅。風情ある駅舎ですが、Ｋ・Ｃの観光客がいっぱい・・・。目的地は自分と同じで、バスに乗って大内宿です。

湯野上温泉駅 駅

大内宿は江戸時代に、若松から下野の今市を結ぶ会津西街道の宿場町として栄えました。

大内宿 名所・史跡

立派な茅葺き屋根の建物がずらり並びます。

大内宿 名所・史跡

旧宿場町としては３番目に重伝建に指定されています。

大内宿 名所・史跡

往還に沿って、そば屋や民芸品を扱うお店が並んでいて、お店に立ち寄る観光客が多い。貴重な家屋を保存するために、店舗兼住宅として今でも生活されているそうです。

大内宿 名所・史跡

往還の終点。山に囲まれた里なのですが、県外からの観光客が多くて、とても賑やかです。昔、ＪＲで実施されたあいづD.C.の舞台になると、年間100万人以上の観光客が訪れたそうです。

大内宿 名所・史跡

往還を歩いて展望台へ行ってみることに。あ～急な階段が。

大内宿 名所・史跡

階段を登った先には、子授けや安産にご利益があるという観音菩薩様を祀る観音堂が建っていました。江戸時代に建てられたとされ、茅葺きの屋根に生えた草が歴史を物語ってます。

子安観音堂 寺・神社・教会

展望台からは茅葺き屋根の民家がずらりと並ぶ往還の町並みを眺めることができます。これが見たかったんですよ、本当に素晴らしい。

大内宿見晴台 名所・史跡

展望台近くにある正法寺。桜がきれいな、まさにふるさとの風景。

正法寺 寺・神社・教会

決して訪ねやすい場所とは言えないですが、平日なのに観光客が多いのです。

大内宿 名所・史跡

大内宿に来たら、やっぱり高遠そばですね。石原屋さんで食べることにしました。

石原屋 グルメ・レストラン

名物のネギ蕎麦をいただきます。ネギでそばがすすれるのか？と思ってましたが、意外に簡単でしたね。（僕はネギ好きなので問題ないですが）ネギはあくまで薬味程度にかじるようにしましょう。

石原屋 グルメ・レストラン

往還沿いに花も植えられています。心を和ませてくれますね。

大内宿 名所・史跡

本陣跡に建つ、町並み展示館です。この茅葺き屋根、凄い大きさですよね。

大内宿町並み展示館 美術館・博物館

鯉のぼりが泳いでいます。ここには「日本」がいっぱい。

大内宿 名所・史跡

懐かしい瓶入りのラムネ。これも日本だなぁ。帰りのバスに乗れなくなると終わりなので、早めにバス停に行き、待つことにしました。

大内宿 名所・史跡

湯野上温泉駅まで戻ってきました。平日ですが、バスは満員でした。もちろん、Ｋ・Ｃが多いからですが。列車まで50分くらいありますので、駅周辺を散策してみます。

湯野上温泉駅 駅

大川の渓谷に２本の奇岩がそそり立つ場所があります。恋愛や夫婦円満のパワースポットとして人気。

帰りの列車まで時間がありますので、湯野上温泉駅の名物、足湯を楽しみました。散策を楽しんだ後の足湯は気持ちいいですね。

湯野上温泉駅 駅

ホーム側から見る湯野上温泉駅舎。山奥の風情ある駅舎は絵になりますね～

湯野上温泉駅 駅

帰りの列車がやってきました。鉄道では大阪まで６時間の道のりです。

湯野上温泉駅 駅

菜の花が綺麗です。今度は会津田島方面に乗って、野岩鉄道への乗り継ぎルートもやってみたい。

会津若松に着くと、すぐに磐越西線の快速電車に接続。快速といっても２両のワンマンという寂しいものです。

郡山に着くと、駅弁とお土産を購入して新幹線ホームへ。

郡山駅 駅

東北新幹線やまびこ号に乗車して大宮までいきます。超ロングノーズですが、やっぱり速い。そして、東海道と比べてシートが快適なんですよ。

郡山駅 駅

大宮から上野東京ラインで品川へ行き、東海道新幹線に乗り換えです。夕食に郡山で買ったのりべんをいただきました。内陸の郡山で海苔？という感じですが、美味しかったですよ。