大刀洗・大分・宇佐の戦跡と資料館

2022/04/13 - 2022/04/13

九州一周の旅4日目。
朝早く一人でホテルを出発して大刀洗に向かいました。
鳥栖からレンタカーで30分弱位。
筑前町立大刀洗平和記念館見学が目的。
知覧特攻平和会館は知っている人が殆どだと思います。
鹿屋航空基地史料館がその次くらいの知名度かな。
しかし、大刀洗にも記念館があるのです。
鳥栖に泊まったのはここに行くためでした。
職員さんがいろいろ説明してくれます。
私は女性ですがけっこう詳しい方ですし、開館前から一人で敷地内を見学し、知りたいことを積極的に聞いたので教員かと思われました。

資料館での時間はあっという間でした。
ホテルのチェックアウトは母にしてもらったので、見学もそこそこに鳥栖へ引き返し大分へ。
湯布院とかも寄りたかったけど他の予定があったので先へ進みました。

行った先は大分県護国神社と宇佐神宮、そして宇佐平和資料館。
ここは大刀洗平和記念館よりもマイナーです。
小さなプレハブで驚きましたが広すぎず、展示もわかりやすく、宇佐らしさが前面に出ていて記憶に残る良い内容でした。
ただちょっと入りにくさはあるかも。

この日は戦争に関わる場所巡りがメイン。
宇佐からホテルに向かい、母にチェックインをお願いしてからまた一人で戦跡を見に行きました。
8月15日に行われた「最後の特攻」の地です。
中津留達雄大尉が操縦した彗星に宇垣纏中将らが同乗した最後の特攻として知られる場所へ。
テニスコートはあったけれど、どんなに探しても石碑は見つかりませんでした。
中津留大尉は玉音放送があった事を知らされていませんでした。
そして宇垣中将の命令で大分から沖縄沖に向かい突入しています。
あまりに衝撃的な事だったのでその場を見たかったのです。
補足ですが中津留達雄大尉はレイテ沖で初の特攻を命じられた敷島隊の関行男大尉と兵学校の同期です。
最初と最後の特攻が同期生だったという偶然。
どちらも酷な話だと思います。
あるはずの石碑は見つからなかったけど、ここから出撃した事は確かです。
当時とは全く違う景色のテニスコートで過去に思いを馳せました。

その後ホテルに向かい、ビールを飲みながらニュースなどを見て早々と就寝。
なぜなら翌日は4:00起きだから！！
滞在時間が短いので格安のビジネスホテルを選んだ次第です。
翌日は無謀にも大分から鹿屋へと向かいます！

エリア 宇佐・豊後高田(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

朝7:00頃、母にチェックアウトをお願いして一人でホテルを出発。大刀洗に向かいます。11:00ちょっと前に母をピックアップしに戻りました。

ホテルビアントス 宿・ホテル

大刀洗駅。とても小さくて駅員さんはいないような感じだったかな。電車到着時刻が近づくと毎回乗客が10人ほど駅に入って行きました。みんな車で送ってもらって。

太刀洗駅 駅

大刀洗駅に隣接するレトロステーションだって。飛行機がある。

太刀洗レトロステーション 名所・史跡

建物は飛行機が接触している感じ。正直雰囲気は良くない。不気味ささえ感じました。

太刀洗レトロステーション 名所・史跡

本当に気味が悪い。こんなの取っちゃえばいいのに。名所にもフォトスポットにもならないし、町おこしにもならないよ。

太刀洗レトロステーション 名所・史跡

筑前町立大刀洗平和記念館は9:00開館。それまでに1時間ほど時間に余裕を持っていたので近くを散策。

大刀洗駅から車ですぐの場所に掩体壕を発見。近くにあった整形外科の駐車場にちょっとだけ車を停めさせてもらって（すみません）ダッシュで掩体壕へ。

戦闘機などを隠したり爆撃や機銃掃射から守るために作られたのが掩体壕。東京でも府中と調布にあります。貴重な戦跡。

今はひとつしか残っていないけれど、これが無数にあったとは…。作るのも大変だったでしょう。

菜の花と青空に何とか救われているけど夜見たら怖いだろうな。

さらに近寄ってみるとしっかりした形で残されている。これ以上は近づけない。

うーん。やっぱりゾッとする空気感がある。だけど残すべきものだと強く思う。

8:30頃、筑前町立大刀洗平和記念館に到着。時間前だけど開門されているので敷地内を見て歩きました。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

第五航空教育隊正門。移転されてきてますが、門自体は当時のまま。

第五航空教育隊正門 名所・史跡

ここは整備兵の養成所でした。6000人もここで教育を受けていたそう。

第五航空教育隊正門 名所・史跡

古いですね。これからも残ってほしいです。知覧や鹿屋の施設は有名ですが九州には筑前町立大刀洗平和記念館よりももっとマイナーな資料館があります。

第五航空教育隊正門 名所・史跡

これは何だろう。菊池武光公太刀洗碑と掘られてる。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

敷地内から第五航空教育隊正門前方面を振り返ると大刀洗駅。記念館とは目と鼻の先なので電車でも来られます。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

まだ時間が余っていたのでヘリの説明を読んでみる。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

10人も乗れるそう。100%国内技術で制作された初のヘリだそうです。1996年7月に初飛行とのこと。そんな昔ではない事に驚き。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

筑前町観光マップ。戦跡以外の場所がたくさん。今回は筑前町立大刀洗平和記念館近辺の少ししか散策できなかったけど、いつかいろんな所に行きたいな。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

いよいよ開館1分前。待ち構えてるのは私ひとり。かなり勇み足だったのが若干恥ずかしいけど時間がないので仕方ない！見学の持ち時間は1時間半弱。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

零戦三二型。マーシャル諸島に不時着していたのを譲り受けたそうです。三二型は世界にこの一機しか残っていません。とても貴重。ここでは映像でさくら弾機についての説明が見られました。個人的にけっこう前から調べていた機でした。酷く不気味な人間爆弾。見るたびに背筋が凍ります。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

譲り受けるまでの経緯は大変だったそうです。ちょっと綺麗に復元し過ぎかな、とも思いました。もう少しダメージが残っていた方が現実味が出るでしょう。恐ろしい過去をありのまま残す事は必要です。万世で展示されていた飛行機はその点リアルでした。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

後ろ姿。三二型の特徴は主翼の短さです。他の零戦より直線的にカットされています。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

とても狭い操縦席。操縦桿も見られます。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

計器類

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

1人乗りの戦闘機の操縦席はいつも凝視してしまいます。孤独さを感じてしまい…。いっぺんに複数人の命が失われる艦上攻撃機や艦上爆撃機なども悲惨さは変わりありません。

筑前町立大刀洗平和記念館 美術館・博物館

筑前町立大刀洗平和記念館の見学を終え、母を迎えにホテルへ戻り、こちらへ立ち寄り。今日はまだ何も食べていないため。

玖珠サービスエリア 道の駅

大分観光マップ。あんまりゆっくりできなかったなぁ。私のプランニングの問題だけど、1週間で九州一周だからやむを得ない…。母には「いつも慌ただしくて疲れるだけだから一緒に行きたくない」といつも言われます。現在も東海方面や東北、北海道などに行こうと誘っているのですが難しそう。

玖珠サービスエリア 道の駅

童話の里みたいです。下調べを全くしてなかったので残念な気持ち。

道の駅 童話の里くす 道の駅

川上峡で見てきた春まつりの鯉のぼりを思い出します。鯉のぼり発祥の地とか？勘ですが。

道の駅 童話の里くす 道の駅

レストランもあります。だけど私は今から大分市内と宇佐に行かなければならない！時間が押しているのでのんびりレストランにはいられない！！

玖珠サービスエリア 道の駅

レストランはここだけだったかな。小さいサービスエリアです。

玖珠サービスエリア 道の駅

ありがたい！セブンイレブン！！

ちょっと店内を散策。九州土産が少し置いてある。

大好きな調味料コーナー。

お土産買い忘れたら、最悪ここでも買えます。

私の遅すぎる朝食。もう大分名物がいいとか言ってらんない。急いでるから適当にパンとハンバーガー。食べかけですみません。

由布岳の案内板。

由布岳(豊後富士) 自然・景勝地

由布岳。別名豊後富士。天気が悪いのが悔しい。

由布岳(豊後富士) 自然・景勝地

霧なのか雲なのか湯けむりなのか。いや、湯けむりではないな。

由布岳(豊後富士) 自然・景勝地

山桜がきれい。数日後に薩摩富士こと開聞岳に行きますが、豊後富士は山桜があるせいか薩摩富士より女性らしい雰囲気。

由布岳(豊後富士) 自然・景勝地

大分市内へ入りました。ここで気になるお店を発見。乾物屋さんに入ります。

大分県産乾しいたけと買いてある。ワクワク。

きくらげもある。これは親がたくさん買っていました。

これも買い。中に中国産もあったと思う。それは避けてました。

大分県護国神社が見えてきました。次なる目的地。ここに来るのは初めてです。

大分県護国神社 寺・神社・教会

社号標と鳥居。けっこう曇っているので寂しく見えます。

大分県護国神社 寺・神社・教会

鳥居からの社殿。真っすぐ一直線で良い距離感。

大分県護国神社 寺・神社・教会

護国神社の由緒書き。

大分県護国神社 寺・神社・教会

神門の裏に何かがある。何だろう。

大分県護国神社 寺・神社・教会

花手水。最近は手水舎が使える寺社が増えましたが、この頃はコロナ禍で花手水が多かったです。

大分県護国神社 寺・神社・教会

菊紋と桜。初めて見る紋だと思う。嫌でも戦争を連想しますね。犠牲になった方々にお詣りとご挨拶するために来たんだけども。

大分県護国神社 寺・神社・教会

境内にはビッグな置き物が点在！曇り空でしんみりしがちだったけど意外。晴れていたらもっと明るい雰囲気なんだろうな。護国神社はそのがいいです。七五三や結婚式が行われているとホッとします。どこかの護国神社の案内板には「祀されている方々は、楽しく遊ぶ子供が大好きです」と書いてあり和みました。

大分県護国神社 寺・神社・教会

これは大きな熊手！！鷲神社でも見たことがない！縁起物ですね。参拝者は私だけで少し寂しいかなと思ったけどそうでもない！週末や晴れの日は和やかだったり賑やかだったりするんだろうな。見たかった。

大分県護国神社 寺・神社・教会

こちらは破魔矢。かなりな高さでしたよ。

大分県護国神社 寺・神社・教会

拝殿。護国神社らしくスッキリしている。

大分県護国神社 寺・神社・教会

ここにもありました。あゝ特攻の像。全国の護国神社にありますね。靖国神社は遊就館の前にあります。九州はすごく特攻基地が多かったので行かされた人たちを思うと胸が痛みます。

大分県護国神社 寺・神社・教会

言霊記念館。見学は自由にできます。関心のある人はぜひ。

大分県護国神社 寺・神社・教会

屋外展示。古いプロペラの展示。修復されてないような見た目。

大分県護国神社 寺・神社・教会

陸軍機。三菱の九六式陸上攻撃機二三型についての説明。

大分県護国神社 寺・神社・教会

中はそう広くないのでゆっくり見ても30分で戦争の概要が掴めそうです。

大分県護国神社 寺・神社・教会

零戦二一型の模型。この機は有名です。いかに軽量化されていたかが伝わる。

大分県護国神社 寺・神社・教会

一式陸上攻撃機のプロペラ

大分県護国神社 寺・神社・教会

歩兵四七連隊についての展示や碑が多いと思ったら大分県の郷土部隊だったのですね。インドネシア攻略作戦に選ばれ、スラバヤを陥落させたそうです。この時、都城の部隊と統合され歩兵百四十七連隊に編成されていたそう。時代が時代だったとはいえ、殺し合いで相手も同じ人間。陥落させたことを今の時代、誇らしくは思いません。戦争に行かされた人たちもやりたくてやったわけではなかったでしょう。参加していない上層部を除いて。

大分県護国神社 寺・神社・教会

陸軍でも海軍でも配属された部隊によって運命が大きく変わります。多くの本を読んで知りました。

大分県護国神社 寺・神社・教会

多くの写真が展示されています。

大分県護国神社 寺・神社・教会

言霊記念館で複雑な気持ちになったけど、外に出てみて少し和みました。過去から現代に戻ってきたというような気持ちに近いかな。皆で笑える日々が送れるように今日から始まる、新たな時代へ進んでいこうと書いてあります。楽という文字と可愛い寅のおかげで気持ちが軽くなりました！これは本当です。

大分県護国神社 寺・神社・教会

母の像

大分県護国神社 寺・神社・教会

社殿。斜めから。

大分県護国神社 寺・神社・教会

神門全景。古いけど立派な神社です。

大分県護国神社 寺・神社・教会

この奥には西南の役軍人墓地があります。今回は時間が押していたので次回に。鹿児島の西郷たちさんのお墓と南洲神社には行ったことがあります。

大分県護国神社 寺・神社・教会

郷土部隊である歩兵四七連隊についての説明。

大分県護国神社 寺・神社・教会

歩兵四七連隊軍旗の碑　鎮魂碑ではないの？

大分県護国神社 寺・神社・教会

正面から

大分県護国神社 寺・神社・教会

展望台に地図があります。向こう側は大分臨海工業地帯。よーく見るとわかりますね！

大分県護国神社展望台 自然・景勝地

工業夜景にハマっている私。ここから夜景が見られたらどんなに良かったか！だけど夜にここに来る人はあまりいないだろう。

宇佐に移動してきました。大分から車で思ったより距離があった！ちょっと疲れ気味。仲見世通りは活気なし。開いてるお店が圧倒的に少ない。週末や連休の時は混むのかな。名物があったら食べてみたかった！

宇佐神宮仲見世通り 名所・史跡

目的地の宇佐神宮。社号標と鳥居。これは第一鳥居と言うのかな？

宇佐神宮 寺・神社・教会

神橋を渡ります。

宇佐神宮 寺・神社・教会

橋の下には川が流れている。けっこう幅がある。

宇佐神宮 寺・神社・教会

あちらにも小さな橋が見えますね。神域に入るための橋はいくつも架かっています。

宇佐神宮 寺・神社・教会

大鳥居。真新しくないところが良い！歴史を感じることができるから。

宇佐神宮 寺・神社・教会

全く聞きなれない黒男という名前にとても興味が湧きました。
調べてみたら何と有名人。
武内宿禰が御祭神でした。
五代天皇とその中の応神天皇の母に仕えていたらしいです。
ただ300年もの間、って言うのが何とも…。
300年以上生きたというのです。
こればかりは信じられないというかありえないので、やっぱり神話の世界でありフィクションなんだな～と寂しい気持ちになりました。
不謹慎ながら実在していたのかどうかも微妙に思えてしまいます。
神社めぐりは好きだけど、こう思う時にふと虚しい気持ちになります。　

宇佐神宮 黒男神社 寺・神社・教会

宇佐神宮の宝物館には貴重な資料が展示されています。
時間がなくて流し見になってしまったのですが、神様と仏様が日本で最初に出会った場所とも言われていて全てが興味深いものでした。
これは初めて知ったことで意外でもありました。
天孫降臨の地、霧島神宮や伊勢神宮もしくは高千穂あたりかと思っていたので。
屋外に機関車の展示もあります。
昔は宇佐神宮にお詣りする人たちのために使われていたそうです。
お伊勢参りは有名だけど、宇佐神宮もすごく格式が高いんだなと思いました。

宇佐神宮宝物館 美術館・博物館

何ヶ所かに庭園だと思われるような場所がありました。
私が宇佐神宮に行ったのは4月でしたが想像した庭園とは違っていて野の花などは咲いていませんでした。
池に蓮があったことは覚えています。
もう少し天気が良くて時間があればゆっくり歩きたい場所ですね。

宇佐神宮庭園 公園・植物園

応神天皇の御子神様である莵道稚郎子命がお祀りされているそうです。
他の五柱の神様は若宮神社にお祀りされているとのこと。
莵道稚郎子命とは親子なので特別に扱われているのでしょう。
屋根の葺替え工事が終わったばかりで茅葺き屋根がとてもきれいでした。

宇佐神宮 春宮神社 寺・神社・教会

少し日が出てきた。新緑がきれいで清々しい。

宇佐神宮 寺・神社・教会

応神天皇の御子神、莵道稚郎子命以外の景行天皇，成務天皇，仲哀天皇，応神天皇，仁徳天皇がお祀りされている若宮神社です。
少し苔むした茅葺き屋根に風情があります。
応神天皇は八幡大神。
春宮とは東宮のこと（源氏物語などで読んだ記憶がある）。
莵道稚郎子命には特別な思い入れがあるのかなと思いましたが順番からして父親の方が先に亡くなっているはずなので遺言的なものを残したのかもしれませんね。
黒男神社を調べてからちょっとばかり微妙な気持ちです。
何を信じていいのやら。

宇佐神宮 若宮神社 寺・神社・教会

西大門は改修工事中。まだまだ完成までは先が長いみたい。ちょっと残念。

宇佐神宮 寺・神社・教会

宇佐神宮本殿の由緒書き

宇佐神宮 寺・神社・教会

真ん中は御神木。社殿に挟まれてる。珍しいな。

宇佐神宮 八子神社 寺・神社・教会

八子神社の案内板はあるのに社殿らしきものが見当たらない。
裏に回ってみたり表から覗いてみたりしてもやっぱり見当たらない。
おかしいなと思っていました。
そしたら何と社殿がないそうです！
本殿が御神木を挟んでいるのがいい感じでした。
やこじんじゃと読むそうで、摂社の中で一番記憶に残っています。
社殿がないのに見応えはあるといった感じ。

宇佐神宮 八子神社 寺・神社・教会

天気が良くない割に上手に取れたかな！本殿を斜めから。

宇佐神宮 寺・神社・教会

こちらの木も大きくて立派。

宇佐神宮 寺・神社・教会

ここが本殿だと思う。施設案内に「南面して一之御殿・二之御殿・三之御殿の、ほぼ同規模の3殿が並ぶ」と書かれているので照らし合わせてみてこの上宮が本殿なのではないかと思っていますが違うのかな…御由緒にも書いてあったけど。
上宮の中には一之御殿・二之御殿・三之御殿の他に申殿、住吉神社、北辰神社、春日神社、そして右端に八子神社があります。
とても見事な朱塗りの社殿。
見応えがありました。

今ネットで調べたらやはりここが本殿との事でした。

宇佐神宮本殿 名所・史跡

天皇陛下も来られたのでしょう

宇佐神宮 寺・神社・教会

県指定有形文化財の鳥居は～

宇佐神宮 寺・神社・教会

こちら！八幡鳥居は県指定有形文化財。

宇佐神宮 寺・神社・教会

外宮に向かいます

宇佐神宮 寺・神社・教会

説明書。それぞれご利益がありそう。

宇佐神宮 寺・神社・教会

宇佐神宮外宮

宇佐神宮 寺・神社・教会

「神様と仏様、日本で初めて出会ったのはこの場所でした」印象的な言葉。でも本当かな。

宇佐神宮 寺・神社・教会

神輿発祥の地でもありんですね。本当に歴史がある宇佐神宮。

宇佐神宮 寺・神社・教会

この機関車は昔、宇佐詣りのために実際に走っていたそうです！その信仰はお伊勢参りくらい凄いなと思った。

宇佐神宮 寺・神社・教会

宇佐市平和資料館は比較的新しくできた建物です。資料館が作られるまでの経緯を本や動画で見て知っていたため、ここにも絶対に行かなきゃと思っていました。大刀洗よりもマイナーです。決して立派な建物ではないので通り過ごしてしまいました。展示内容はこの地区に関わるものが多く、見応えがありました。手作り感があって良い感じ。ただマイナーゆえ「プレハブだけどここでいいのかな？」と不安になります。入りにくさはあったけど、私以外におじさんが一人が入ったので助かりました。ここで正解だから次は堂々と入れる！

宇佐市平和資料館 名所・史跡

この辺の手作り感が他とは一線を画してて好感が持てます。さっきお詣りしてきた宇佐神宮には兵の方々も行かれていたとよく目にします。戦争は大反対だけどそんな時代でしたからね…。八幡さんは今も昔も勝負の神様と言われています。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

展示物。水筒と双眼鏡。この資料館ができるまでの経緯を知っていたので真剣に見学しました。小さいので1時間持っていれば概要を知る事ができると思います。私はじっくり見たい人なので2～3時間余裕でいられるけど（受付のおじさんに不審がられそうですが）。今回閉館時間の関係で1時間くらいの見学でした。母を車で待たせておいたから逆にキリが良かったかも。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

零戦52丙型　第203航空隊戦闘303飛行隊谷水上飛曹搭乗機　掩体壕のジオラマもありますね。午前中に大刀洗でも見ました。こんな大きな掩体壕が無数にあったなんて。作り手も大変でした。東京にも府中と調布にあるので関心がある人はぜひきてください。府中と調布はとても近いです。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

宇佐空のあゆみ。昭和14年に開隊。昭和20年8月15日終戦。でも、この日は玉音放送が流れた日であり実際の降伏調印式は同年9月2日です。8月15日にピタリと戦争が終わったわけではありません、決して。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

DVD持ってます。茨城まで戦跡めぐりもしたなぁ。まだまだ物足りないからまた行くけど。映画も本も古いものから新しいものまでたくさん見ています。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

一番有名かな。海軍の戦鬪記零戦二一型。五二型も知られています。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

二一型の詳細。我が家の部屋の一角は飛行場化していしますが（航空機や車両の模型を置いて）、その中にこの機も混ざっています。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

近寄って撮影OK

宇佐市平和資料館 名所・史跡

永遠の0で主人公が搭乗した型です。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

正面からの写真はどの資料館よりも撮りやすかった。周りのスペースにゆとりがあって。昔は戦闘機が怖かったけれど、学んでいるうちに見慣れてきた。だけど桜花やさくら弾機はゾッとします。それは戦うために作られていないからだと思います。人間爆弾だから。回天も同じくゾッとします。乗る側の気持ちは計り知れません。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

とても狭い操縦席。孤独な空間。いつも胸が締め付けられる。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

航空隊の規模と内容の説明と尾翼

宇佐市平和資料館 名所・史跡

関行雄大尉が搭乗した零戦の模型。レイテ沖で米護衛空母セントローに突入。初の特攻です。ここから捨て身の攻撃が始まる。神風特別攻撃隊敷島隊はあまりにも有名。自ら志願して突入したわけではないのも知られています。当然ですね。胸が痛む。すごく大人に見えるけど今の私より全然若いのです。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

中津留達雄大尉が8月15日の玉音放送後に搭乗した彗星。宇垣纏中将の命令です。遠藤飛曹長と3人で沖縄沖に突入しました。海にです。ちなみに宇垣纏中将は玉音放送を知っていたけれど中津留大尉と遠藤飛曹長はその事を知らされていなかった。あまりに酷い。これは最後の特攻と言われています。最初の特攻敷島隊の関行雄大尉と中津留大尉は兵学校同期。なんという偶然だろう。1日でも早く終戦にして欲しかった。怒りが湧きます。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

谷水飛曹長の搭乗機模型。さっきも出てきた名前です。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

爆弾の破片、機銃、飛行機のタイヤ、椅子など。これは実物。貴重な資料。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

桜花。人間爆弾だから恐ろしく見える。ここにあっても。茨城の鹿島工業地帯にある桜花は場所柄すごく恐ろしいです。関心のある人は機会があったらぜひ見学してみてください。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

九七式艦上攻撃機のプロペラ。別府湾から引き上げられたもの。とてもリアル。戦争の恐ろしさが伝わる。あまり綺麗に修復されるよりもなるべくダメージを残したまま修復した方がいい。これは展示としてベストなやり方だと思う。来て良かった。

宇佐市平和資料館 名所・史跡

宇佐市平和資料館の見学を終えて大分へ。ホテルを目指します。途中お店の駐車場に停めて夕方の別府湾を眺めてみる。

別府湾 自然・景勝地

さっき資料館で見てきたことを思い出しながら海を眺める。

別府湾 自然・景勝地

まだ少し日が残ってて良かった

別府湾 自然・景勝地

なかなか大分を観光することはないので別府湾を目に焼き付けておく

別府湾 自然・景勝地

呑気に走っていたらバス専用車線の時間帯だったので警察に捕まりました。罰金7000円と数点減点。悔しいのですぐ払いました。旅の間中引きずるのは嫌だったので！

別府湾 自然・景勝地

これは、よくわからないけど幼稚園の跡らしい。何か歴史があるのかな。調べてないからわからないけど。

昭和20年8月15日。出版もされていますが最後の特攻はこの辺りから出撃していると思われます。碑があるばず。

ジェイリーススクエアと名前が変わっている。そして碑がどこにあるのか全くわからない。1時間くらい探したけど。そういう案内はきちんとして欲しい。

最後の特攻の碑を見たかったな。どうしても見たくてグルグル回ったけど結局は見つからなかった。

ジェイリーススクエアには私ひとりで行きました。母は全く関心ないのでホテルで待っていてもらいました。私に無理矢理付き合わせるのも大変かなと思って。翌朝は4:00起きなので格安ホテルを予約。だけどなかなか良かったですよ！ここでは短時間過ごすだけなので広さも清潔さも対応も問題なし。

ホテルエリアワン大分 宿・ホテル

このタイプの部屋着が一番好き！！

ホテルエリアワン大分 宿・ホテル

マグカップはサーモス。良いですね。本日はお昼も夜もセブンイレブン。ジェイリーススクエアに私一人で行った帰り、セブンがあったので飲み物とお弁当を買ってホテルで食べました。今回大分名物は食べずじまい。たくさん食べたいものはあったけど、私が予定キツキツにしちゃったから無理でした。母よごめん！

ホテルエリアワン大分 宿・ホテル

本日はけっこう酷使しましたね。ヤリスよ、お疲れさま！でも明日はもっとすごいよ！！

ホテルエリアワン大分 宿・ホテル