信州桜旅・・天下第一と称される圧巻の桜、高遠城に千五百本桜を訪ねます。

2023/04/05 - 2023/04/05

高遠城は諏訪氏の支族である高遠氏の居城でした。武田信玄に攻め落とされ、以降武田氏の支配下となります。天正10年(1582)、武田信玄の五男仁科五郎盛信が織田信長の長男信忠と戦い、壮絶な死を遂げています。明治4年(1871)の廃藩置県で、城は取り壊され、明治9年(1876)に高遠城址公園となりました。

高遠藩の旧藩士達が「桜の馬場」から桜を移植したことにより、今では全国でも有数の桜の名所となっています。本丸の老木はこの時植えられたもので、4月には、130年生以上の古木20本、50年生以上のもの500本などに若木を加えた約1,500本のタカトオコヒガンザクラが、淡紅色で小ぶりの花を枝いっぱいにつけます。

エリア 辰野・箕輪・高遠(長野)

高遠城址公園さくら祭り公園マップです。

グランドゲートから入場しました。

高遠城址公園周辺には、約1,500本のタカトウコヒガンザクラが植えられています。明治初期に植えられた古木も約20本残っています。

淡紅色で小ぶりの花を枝いっぱいにつけます。

二の丸に入ってきました。
高遠城は、国の指定史跡で日本百名城のひとつです。

「天下第一の桜碑」です。

満開です！！

「桜雲橋（おううんきょう）」です。
二の丸と本丸を繋ぐ橋です。

内堀です。

「問屋門」です。
この門は江戸時代、高遠城下の本町にあった問屋役所の門で、昭和23年(1948)にここに移築されています。

高遠城の戦いの解説板です。
武田氏の最後の戦いの様子を伝えます。

本丸に入ってきました。
本丸御殿のあった場所で、天守閣は作られませんでした。

「高遠公園の碑」です。
明治14年(1881)に建てられた碑で、高遠城の地理や歴史、公園となるまでの沿革が漢文で記されています。高遠城址公園の原点となる碑です。

大型バス専用駐車場が見えています。

本丸跡のタカトウコヒガンザクラです。

新城藤原神社です。
高遠城で最後を遂げた仁科五郎盛信公と、旧城主内藤家の祖先にあたる藤原鎌足公を合祀しています。

斜面にもサクラがびっしり咲いています。

中央アルプスが見えています。

「太鼓櫓」です。
この太鼓櫓は、明治の廃城後に対岸の白山に新設され、明治10年(1877)にここに移築されています。

さくら、さくら、さくら・・です。

本丸と南曲輪を繋ぐ土橋です。
大正時代に堀が埋め立てられ築造されたものです。

内堀です。

南曲輪に入ってきました。
回遊式庭園や茶室があった場所です。

ここからも中央アルプスが見えています。

「靖国招魂碑」です。

タカトウコヒガンザクラの古木です。

見事に満開です！！

「白兎橋（はくときょう）」です。
南曲輪と法幢院曲輪を繋ぐ橋です。

外堀です。

法幢院曲輪に入ってきました。
戦国時代に「法幢院（ほうどういん）」というお寺があり、その後もこの名で呼ばれ続けています。

休憩所です。

中央アルプスの木曾駒ケ岳(2,956m)です。

「廣瀬奇壁・河東碧梧桐の句碑」です。

外堀に下りて行きます。

白兎橋を見上げています。

二の丸に入ってきました。
多目的に利用された広庭があった場所で、馬屋、武具蔵などがありました。

夜にはライトアップも行われます。

「荻原井泉水の句碑」です。

「無字の碑」です。
昭和10年(1935)に建てられた碑で、郷土の偉人・伊澤多喜男のを顕彰しています。

食べ物・飲み物屋台が並んでいます。

五平餅；400円を頂きました。

天下第一にふさわしい咲きっぷりです！！

綺麗です！！

内堀に下りて行きます。
池があります。カエルがしきりに鳴いていました。

桜雲橋を見上げています。

アズマイチゲです。

ブルーシートを敷いて花見を楽しんでいる人もいます。

ユスラウメです。

ユスラウメの花です。

「高遠閣」です。
昭和11年(1936)に建設された、町民の集会場及び観光客の休憩施設です。