2023/03/18 - 2023/03/19
68位(同エリア3722件中)
Kちゃんさん
この3年ほどのあいだに2回ほど長崎を訪れましたが、いずれも所用で出掛けたついでに駆け足で近場の史跡を巡っただけ。 逆にもっとゆっくり巡ってみたいとも思うようになり、今回は完全に観光目的の修学旅行的史跡巡りです。 長崎の史跡と言えば「教会」なのでしょうが、西海や平戸などに点在する歴史的な教会を訪れるには時間が足りませんので、次回に期待しつつ今回は主に市内巡りとなります。 長崎の歴史のなかではキリスト教の伝来と迫害(教会)、西洋人が訪れ貿易の拠点としていた(出島、洋館)、原爆による被害(平和記念館)、等がありますが、どれも日本の歴史の中で重要な出来事がこの1つの地域で起こっていることは偶然以上の何かも感じ得ません。 今回は「その1」として羽田からの道中と市内の散策です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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大雨の羽田空港です。
西の方は「曇り/晴れ」の予報なので邪魔な傘を持たずに済むようにTAXI-京急を乗り継いで羽田へ来ました。 -
羽田ダイアモンド/ファーストラウンジです
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クロワッサンとレーズンパン
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今日はまた変わり種おにぎりが出ていました。
「ピリ辛タンタン味」ですと! -
ハッピー-ターン復活です。
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今回の旅程は 羽田→長崎、長崎→博多(JR)/福岡→羽田 というものです。
帰路の長崎-羽田が予約時点でやけに高かったのと、昨年9月の開業以来乗っていなかった長崎新幹線を試すのも目的のひとつで・・ -
乗り込みます。
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結構な搭乗率ですね。
いまや旧型機となってしまった763ですが、788や350など新鋭機のモニター付き座席に乗り慣れてしまうと損をしたような気分にもなってしまいます。 -
ドリンクサービスに合わせて(持ち込んだ)レーズンブレッドを頂きます。
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途中は全て雲の中を飛行。
長崎空港に向けて降下しだしてやっと下界が見えてきました。 -
空港では「くんち」の龍がお出迎えです。
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市内行きバス乗り場へ着くと長蛇の列。
停車中のバスは既に満席で、次は30分後です。
そこへバス会社の係の方が「臨時便が車庫を出ています」とのことで一件落着。
10分ほどでやってきました。 -
空港島から大村市内に入り高速道路で長崎に向かいます。
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トンエルを抜け、市内側最初の停留所である新地中華街で下車します。
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大した荷物ではありませんが、要らないものはバスセンタ-のコインロッカーに預けて身軽に。
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新地中華街のバスターミナルから出島は直ぐそこの距離です。
道路には団体様用のバスが駐車中。 -
橋を渡って入場券売り場。
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中へ入ります。
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いま「出島」として残る場所の周囲は全て陸地ですが、当時は画面に示される赤い部分が「出島」として西洋人のが移留が認められたところ。 周囲の陸地はその後の埋め立てによって造られたもので、入り口側の運河を除けば「島」の雰囲気はありません。
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西洋人の方も多いですね
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出島の中は当時を再現するように建物が建てられています。
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当時を再現する展示ですね。
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これは出島の中に出張していた幕府側役人の執務室風景。
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ブロンズ製の12インチ砲。
昭和になってから浦上付近の河口で見つかったそうです。 -
カピタン部屋
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当時のオランダ人達の様子が展示されています。
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こちらは普段のダイニング。
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客人を呼んでのディナーはこちらで豪華に。
カピタンとはオランダ語で「キャプテン」のことだそうで、当時のオランダ側代表を意味します。 -
出島神学校跡
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当時の様子を1/15で再現したミニチュア。
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きゃぴたん橋と葡萄棚
昭和40年に昔の絵図を参考に造られたというもので決して古いものではありません。 -
出島を後にして中華街へ。
コロナの後遺症か廃業閉店しているお店もちらほら見られます。 -
お昼を食べましょう
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で、こちらへ。
特にアテが有ったわけでもありませんが、「長蛇の列」のお店は待つのが大変だし、
「がらんとして暇」なお店は評判が悪そうなので避けて、間をとって1組~2組待っていたような店を選んだ結果です。 -
ランチメニュー?
中華のお店にしては「料理」と呼べるものが少なく麺類と点心中心ですね。 -
ショウロンポウ。
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長崎ですから、チャンポンと
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皿うどん
流石にどのお店でも普通にメニューに載っていますね。
逆に普通(?)の中華そばですとか焼きそばは隅に追いやられているのは長崎ならでは。 -
唐人屋敷跡
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出島でのオランダ人と同様に唐(中国)人はこの辺りの塀で囲われた地域で管理していたとか。
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いまは移転して巨大なお店となっている「四海楼」さんも、もとはここでお店を出していた。
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少し南へ歩いて、オランダ坂
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この辺りは、西洋人(オランダ人)が多く歩いていたことから「オランダ坂」?
付近には歴史的な西洋館が点在しています。 -
代表的な洋館「東山手甲十三番館」
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何故か「長崎=ハート」というカタチで盛り上がっているようですが、ここには大きなハートが形付けられていました。
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こちらは「東山手十二番館」
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明治時代に外国人居留地として指定されていたこの地域ですが、このオランダ坂は岩盤質の地形をダイナマイトで破壊して切り開いたそうです。
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坂の上には歴史的洋館や同じく明治時代に宣教師によって開かれた女学校を起源とする活水女子大学があります。
(大学構内は無用な男人禁制だそうです、御注意) -
付近を表すレリーフ
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路面電車で大浦地区へ向かいます。
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ホテルへ荷物を置き、直ぐ裏の坂を大浦天主堂に向かいます。
グラバー園にも通じるこの坂は「グラバー坂」と名付けられているのは初めて聞きました。 -
坂の途中の土産物店。
最近は何処の観光地でも「プリン」が流行。 -
角煮饅頭
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カステラ
坂の途中の店舗ですから入り口には苦労が見られます。 -
総本店、です。
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まずは、大浦天主堂へ
大浦天主堂の正式名は、西坂で殉教した日本26聖人に奉げられたことから、日本二十六聖殉教者天主堂というそうです。 -
ローマ教皇が訪れた記念碑
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十字架像
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マリア像
表紙の写真はこの裏側から、 -
天主堂前から階段下の方向です。
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特徴的な「バラ窓」
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一番上は2階建ての鐘楼
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青空を突き抜けるような天主堂の塔ですね。
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天主堂の横は旧羅典神学校。
「羅典」=「ラテン」です。 -
校舎跡
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神学生達が使った、当時の流し台
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ミュージアム出口で売られている、というかお布施との引き替えで頂けるトートバッグ。 こんなものがお土産に良いんでしょうね。
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お隣のグラバー園へ向かいます。
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またまた階段
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入り口チケット売り場には行列です。
こんな所にもコロナ終息後の観光客増加傾向が見えます。 -
階段もありますが、やはりエスカレーターを使います。
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先ほどの東山手の丘が見えますね。
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最初のエスカレーター終点あたりにある「自由亭」で休憩。
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依然としてコロナ対策のためにテーブルの数は減らしているようで、入り口で名前を書いて10分ほど待ちます。
その下は旧グラバー邸ですね。 -
窓辺の席につきました。
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自由亭
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水出しコーヒーです。
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さて、長崎ですから「カステラセット」を頂きます。
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一番高いところにある、
旧三菱第2ドックハウス -
二階の部屋から
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ベランダからは長崎湾が一望です。
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国際岸壁にはクルーズ船が入港しています。
モナコ船籍のシルバーミューズ。
後で聞けばコロナ以来初の外国クルーズ船入港だそうで、1週間で3隻入ってくるそうです。 -
高島流和砲
幕末あたりのもの -
更に園内の散策です。
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旧リンガー邸
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グラバー商会の顧問として、またグラバーの後を継いで幕末から明治に至る長崎での貿易振興に尽くしたフレデリック・リンガーの邸宅跡。
長崎=リンガー、で思いつくのは長崎チャンポンのチェーン店である「リンガーハット」ですが、このリンガーさんが由来なのですね。 -
春の訪れ
綺麗に花が咲いています。 -
旧グラバー邸入り口
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最後にグラバー邸。
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当時からこのような温室が設けられていたようです。
洒落ています。 -
出口近くの石畳。
前を行く方が一生懸命に写真を撮っていたので「何?」と覗けば、ハートが埋め込まれていました。
(少しわざとらしいですが) -
出口にはくんちの龍。
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と、お土産店。
長崎では教会も含めて観光地の出口には必ずお土産店が設けられていますね。 -
一旦ホテルへ戻りますが、途中の香港上海銀行(HSBC)記念館。
タッチの差で「閉館」時間となってしまっていました。 -
再び路面電車で出掛けます。
このあとは夕食と夜景ですが、この時期の夕暮れ具合からは夜景を見てからの夕食では時間的にお店が混んでしまいそうで、夕食が先です。 -
途中で乗り換えて「思案橋」
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ネットでのお店探しでしたが、今日はこちらへ。
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カウンターだけの小さなお店ですね。
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メニューもシンプル。
ほぼ、「お任せ」的に季節のものを出して頂けそうです。 -
飲み物メニュー
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まずはビールで。
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最初はお造りを・・
ひとつひとつ手間の掛かっているお仕事です。 -
クジラ(ミンククジラのタン)。
長崎はクジラの消費量日本一とか。
美味しかったですね -
お酒も頂いちゃいます。
折角ですから地酒を選びますがメニューにある、よこやまは壱岐のお酒、杵の川は諫早、はねぎ絞りは島原、結局は市内に一番近い諫早の「杵の川」を頂いてみます。 -
握って頂く鮨はどれも手の込んだもの。
雲丹も長崎産です。
大変楽しませて頂きました。 -
外へ出ると陽はどっぷりと落ちて「思案橋ブルース」の雰囲気が出ています。
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飲屋街ですね。
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稲佐山へ来ました。
ロープウェイの山麓駅までタクシー→ロープウェイ、のつもりでしたが、連れと2人分のロープウェイ代を考えるとタクシーで上まで行ってもらっても大して変わらないようなので、往路は上までタクシーで。
(駅前から¥2100でした) -
展望台のカフェです。
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夜景を堪能。
流石にまだ寒いですね。 -
帰りはロープウェイですが、乗り場まで長蛇の列です。
タクシーでここまで来てしまいましたが往路もロープウェイを使ったら下でもこんなだったかもしれません。 -
行列のあいだに掲示されているポスターをみますが、「トルコライス」は長崎発祥らしいですね。
どうりであちこちで見かけるはずです。
ただ、「トルコライス」という絶対的な定義があるわけでゃなく、各店それぞれ趣向を凝らした内容のようです。 -
やっと乗り場付近まで来ました。
結局、小一時間並んでいます。 -
下りロープウェイからも夜景が楽しめます。
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と、山麓駅まで降りてみれば運行終了まで30分も無いのに、これから上へ行こうとする方の行列が並んでいます。
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淵神社
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「イノシシ」ですと。
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さて、どうやってホテルへ戻ろうかと道へ出ると丁度バスが来ました。
行き先はダイヤランド行き。
ダイヤランドが何処だかも判らず進行方向からして「とりあえず駅付近で降りて路面電車かタクシーでホテル」と算段するものの、途中経由地に新地中華街とあります。 「そこから歩けば」とも考えましたが結局はこの路線でホテル至近の停留所まで一発で行き着けました。 何処の街でもバス路線は解り難いものですが、長崎の場合は「長崎駅」はほとんどのバスが通過地点で始発/終着ではないのですね。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
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- Kちゃんさん 2023/06/19 14:23:12
- ありがとう御座います。
- お立ち寄り頂いたうえにコメントまで頂戴しありがとう御座います。 タイトル通り「大人の修学旅行」的な所を巡った旅でした。 長崎への魅力も更に強く感じられましたので次回は少し離れた場所に点在する古い協会を巡って見たいと思います。
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- ひでじいさんさん 2023/06/12 16:21:26
- 初めまして
- 長崎の旅に「いいね」ありがとうございます。長崎市内は半分以上同じような所を観光したようですね。意外と狭い地域にあるので移動時間が短く観光にはいいと思います。
私たちは急ぎ旅でゆっくりは観光できませんでした。
写真を見ると「中華街」「夜の稲佐山」「路面電車」「夜の思案橋横丁」には行けませんでした。次回は二泊してゆっくり行きたいなあと思う長崎でした。
(事前に調べてはおいたんですが行ってみると予定道理に行かなかったです。)
お邪魔しました。
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