虎跳峡をめぐる

2018/01/02 - 2018/01/02

2018年正月、雲南省、四川省旅行の３日目、麗江から日帰りで虎跳峡を巡りました。
虎跳峡は三江併流（チベット高原から流れる三つの川、金沙江（長江上流部）、瀾滄江（メコン川上流部）、怒江（サルウィン川上流部）が雲南省北部を平行に流れている）の一部で、虎跳峡では金沙江が南から北に流れています。
麗江バスターミナルから香格里拉（シャングリラ）行バスで虎跳峡鎮で下車。
虎跳峡鎮からタクシーをチャーターし、最奥の下虎跳峡まで下流に向かって移動した後、下虎跳峡から中虎跳峡まで峡谷を見ながらハイキングをしました。
帰りは中虎跳峡から虎跳峡鎮までタクシーで移動し、虎跳峡鎮から麗江行きのバスで麗江に戻りました。

エリア 麗江(中国)

麗江から虎跳峡鎮へバスで移動途中に玉龍雪山が見えてきました。
昨日麗江から見た玉龍雪山の反対側を見ています。

あれが最高峰（5596m）でしょうか。
三江併流はインド亜大陸がユーラシア大陸に衝突することにより発生した巨大な褶曲地帯で、6000m級の雪山と3000mを超える深い峡谷が見られます。
虎跳峡は玉龍雪山(5596m)と哈巴雪山(5396m)の間を流れる金沙江に沿って全長20km、標高差3000mの大峡谷です

虎跳峡鎮からタクシーをチャーターし、上流から下流に向かって移動します。
先ず、上虎跳峡に着きました。川岸に展望台が見えます。
この辺りは川幅が最も狭い所で30mしかなく、虎がこの峡谷を飛び越えたという伝説が虎跳峡の名前の由来になっています。

上虎跳峡と中虎跳峡の途中で停めてもらいました。下流方向がV字谷で素晴らしい眺めです。

ズームすると向こう側の山並みもよく見えます。

下虎跳峡まで来ました。上流側はやはりV字谷です。

下流側は荒涼とした平原に変わりました。見渡す限り人が住んでいそうもありません。最果てまで来た感じです。
ここから中虎跳峡まで歩いて戻ります。

斜面に民家が建っています。僅かに畑が見えますが、ここに住んでいる人は何で食っているのでしょうか。

背後（哈巴雪山側）にも高い山が聳えています。

日本では考えられない場所に民家が建っています。

見た感じではチベット系の客桟のようです。
この辺りは雲南とチベットを結んでいた茶葉古道を利用したトレッキングルートが通っています。トレッカーが宿泊するのでしょうか。

対岸は標高差1000m以上はあると思われる絶壁です。

このような場所に民家が建ち、僅かな畑もあります。

美しいV字谷の景色の中で暮らしています。

V字谷の向こうには、荒涼とした山々が連なっています。

中虎跳峡に向けてV字谷の斜面を歩いています。

そろそろゴール中虎跳峡が見えてきました。

谷の合流地点。豪快です。

振り向けば背後に聳える山々。

中虎跳峡。とてつもなく凄い景色に巡り合えました。こんな景色は世界でもそんなに多くないと思います。
ここからタクシーで虎跳峡鎮に行き、そこからバスで麗江に戻ります。