バルカン半島9日間ツアーの旅 9 ハイデルベルク

2023/01/01 - 2023/01/01

2023年が始まった日。新しい年が河畔の古城都市、ハイデルベルクで幕を開けます。

九日八泊パリ発着のツアー行程:
１日目、パリ、ストラスブール、シュツットガルト Stuttgart 泊。
2日目、Stuttgart, Munich 、Slovénie の首都Ljubljana
3日目、Ljubljana, スプリット(クロワチア)
4日目、スプリット、Mostar（ Bosnie-Herzégovine）、ドゥブロヴニク（クロワチア）
5日目、ドゥブロヴニク、ザダールZadar（クロワチア）
6日目、Zadar、プリトヴィツェ国立公園 Plitvice Lakes National Park(クロアチア)、ザグレブZagreb(クロアチア)
7日目、Zagreb、ハルシュタット
8日目、ザルツブルク(オストリア)、ミュンヘン、シュツットガルト
9日目、シュツットガルト、ハイデルベルク、パリ

エリア ハイデルベルク(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

お正月で休む従業員が多いためか、朝食は8時から。

会場は広い。ほかの団体さんも数十人いました。

サーモンや各種ハム、卵、果物など、このツアーで一番豊富でした。

おかわりしました。

8時45分出発。

10:15くらい、ネッカー河 Necker沿い瀟洒な屋敷が並び、ハイデルベルクに到着しました。
バーデン　ヴュルテンベルク州にある人口16万人程度の街だが、毎年350万人もの観光客が訪れるドイツで有数な観光地。

古い橋/ Alte Brücke。
ガイドさんが橋まで案内してから解散、11:30集合。

カールテオドール橋(アルテ)橋。
ネッカー川に架かるカール・テオドール橋はアルテ・ブリュッケ（古い橋）とも呼ばれ、選帝候のカール・テオドールによって1788年に石橋に架け替えられました。
橋からはハイデルベルクの町並みと古城、ネッカー川を一緒に見渡せます。

橋の袂にある橋の門 / Brückentor 。
かつてこの門から街に入るには、「橋税」を払い、鎖で繋がれた橋が下ろされて街に入れる構造でした。カール テオドーア橋の建築で廃止。
西側の塔の中には牢屋で、東側の塔には門番の住んでいたそうです。

カールテオドール橋のすぐ傍にある猿とネズミの彫像。
猿の手に持つ金色の鏡を触るとお金持ちになれるという言い伝えがあり、誰もが触るためか、鏡が金ピカになっています。
橋の猿とよばれる銅像は古い橋の北側にあった橋の門に刻み込まれていた猿のレリーフの復刻版です。
「猿の塔」と呼ばれていた門をフランス軍によって破壊され、1978年応募で入選した作品が飾られたそうです。

橋の上には3体の石像が飾られています。そのオリジナルは博物館に陳列されています。
橋を建てた選帝侯のカール テオドーアの石像と、女神ミネルバとアテネ像があります。

ハイデルベルク最古の橋「カールテオドール橋」を渡ります。

橋のすぐ向こうにある哲学者の道の入り口。

道の入り口にある掲示板。その先には、ハイデルベルクを一望する事が出来、美しい絶景を見ることができます。

哲学者の道は、ゲーテをはじめたくさんの哲学者が思索にふけったとされる道で、展望台の「哲学者の小庭園」では、町の絶景が楽しめます。

キツイ山道が続きます。

道が狭く、数人の若者が騒いているし、時間の余裕もないので、途中で折り返ししました。

橋をまた渡り、旧市街に入ります。

ハイデルベルクの「旧市街」、中世ヨーロッパの街に彷彿する雰囲気が漂っています。

聖霊教会Heiliggeistkirche 。
ハイデルベルクで最大の教会で、14世紀末にファルツ選帝侯の墓地として建造され、ファルツ選帝侯代々の埋葬場所になります。30年戦争では大被害を受け、
1936年以降は公式にプロテスタント教会になりました。

この市庁舎は30戦戦争の災禍や19世紀には火事で大きな被害を受けた後、最終的に新バロック様式で再建されました。
周辺にはお金持ちが建てた綺麗な建物が立ち並びます。

町で一番豪華な建物、”Hotel Ritter”。
オーストリアの商人がプロテスタントに改宗したため、国を追われてしまいハイデルベルクに亡命します。
この家屋を買い上げ、豪華絢爛に改装しまた。その後長くホテルになっていたが、今はコロナ禍で倒産しています。

ドイツ最古の大学を持つハイデルベルク。大学博物館の裏手にある「学生牢」は、1778年から1914年に悪さをした学生がぶち込まれた反省部屋です。

市庁舎の前にあるのはヘラクレス噴水 / Herkulesbrunnen 。
ファルツ継承戦争後、選帝侯はハイデルベルクを再建する事を決意し、市役所の前にヘラクレスの彫刻の噴水を作ることで、市民を街の再建に勇気づける事を期待しました。1706年噴水が完成しました。

高台にあるハイデルベルク 城 / Heidelberger Schloss。
ハイデルベルクのランドマーク、一番の観光スポットです。ドイツ三大名城の1つに数えられる、現在は廃墟となり、世界で一番大きなワイン樽がある博物館になっています。

ハイデルベルク市役所の近くにある穀物広場 “Kornmarkt” 。
18世紀、宗教改革と30年戦争の後、市民の多くはプロテスタントに改宗し、街で一番大きな教会もプロテスタント派の教会になりました。カトリック教徒の選帝侯がカトリックのシンボルマドンナ像を広場中心部に建てる事を命令。
その後長い間、カトリック教徒とプロテスタント教徒の争いの種でしたが今はともに観光スポット。

祭日で日曜日、店は殆ど閉まっています。

ヨーロッパとアジアの団体が数組いました。町に熱気をもたらしています。

橋から約100メートル、ツーリストインフォメーションがあり、側には団体バスの停留所になっています。
ここで1時間あまりの観光を終え、バスに乗り、一路パリへ。
18:30くらいパリに到着。9日8泊バルカン半島の旅が無事終了。毎日1時間から2時間くらいの観光時間以外ほぼバスに乗っているだけ。車窓からの風景は綺麗だが、やはり疲れます。クロアチアやボスニアでは鉄道の運行が見つからず、現地バスの本数も少ない。治安のこと考慮しバスツアーにしました。一番印象的な町はドブロフニック。海岸にある古城と砂浜が情緒たっぷり。夏季に飛行機で直接来てのんびりと過ごしたいものです。