2022/12/21 - 2022/12/21
246位(同エリア1508件中)
CITさん
12月下旬のクリスマスシーズンにフィンランド(ヘルシンキとサンタクロース村で有名な北極圏のロヴァニエミ)、エストニア(タリン)、チェコ(プラハ)、ドイツ(ミュンヘン)を周遊しました。
航空券は、昨年の12月に355日前の特典航空券争奪戦を乗り越えて取得した羽田⇒フランクフルト、ミュンヘン⇒羽田の特典航空券をベースに、フランクフルト⇒ヘルシンキ、ロヴァニエミ⇒ヘルシンキ、ヘルシンキ⇒プラハの区間を買い足しています。また、寝台列車、フェリー、長距離バスも利用しました。
冬のヨーロッパという事もあり、日が短く、天気は曇りや雨が多かったですが、クリスマスマーケットや冬の北極圏の生活を満喫する事が出来ました。
■旅程(この旅行記は★のついた日程について)
0日目 東京
1日目 羽田⇒フランクフルト
NH223 HND09:55 ⇒ FRA17:30
2日目 フランクフルト⇒ヘルシンキ⇒ロヴァニエミ
LH848 FRA09:25 ⇒ HEL12:50
IC273 ヘルシンキ中央駅23:13 ⇒ ロヴァニエミ駅11:03(+1)
3日目 ロヴァニエミ
4日目 ロヴァニエミ⇒ヘルシンキ
AY536 RVN18:25 ⇒ HEL19:40
★5日目 ヘルシンキ⇔タリン
VIKING LINE ヘルシンキ10:30 ⇒ タリン13:00
VIKING LINE タリン17:00 ⇒ ヘルシンキ19:30
6日目 ヘルシンキ⇒プラハ
AY1223 HEL17:35 ⇒ PRG18:50
7日目 プラハ
8日目 プラハ
9日目 プラハ⇒ミュンヘン
FLIXBUS プラハ中央駅14:15 ⇒ ミュンヘン中央駅19:00
10、11日目 ミュンヘン⇒フランクフルト⇒羽田
LH113 MUC16:00 ⇒ FRA17:00
NH224 FRA20:45 ⇒ HND17:55(+1)
■宿泊先
・変なホテル 羽田
・Sheraton Frankfurt Airport Hotel and Conference Center
・Santa Claus Express(夜行列車)
・Polaris Homes for You(民泊)
・Hotel Katajanokka, Helsinki, a Tribute Portfolio Hotel
・Courtyard Prague City
・Aloft Munich
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
翌朝。
この日は、ヘルシンキからエストニアのタリンを日帰りで訪れます。
12月の日の出は9時過ぎなので、朝は暗く重い雰囲気があります。Clarion Collection Hotel Katajanokka ホテル
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まずはホテルの朝食を頂きます。
Marriott Bonvoyのプラチナ特典のお陰で無料です。 -
ラインナップはオーソドックスですが、ディスプレイのセンスが良くテンションが上がります。
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北欧ならではなのか、全体的にデザイン性に優れていますね。
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元刑務所とは思えない洒落た空間です。
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素材が新鮮で美味しかったです。
流石はフィンランド、特にサーモンが良かったです。 -
朝食後に少しホテル内を散策。
1階から見上げてみると、綺麗にリノベーションされていますが構造は刑務所そのものでした。 -
ホテルをあとにして、エストニアのタリンに向かうフェリーターミナルに向かいます。
タリンに向かうフェリーのターミナルは、
・ヘルシンキ市内の西にあるLÄNSITERMINAALI 2
・ヘルシンキ市内の東にあるKatajanokka Terminal
の2箇所があります。
前者の方が便数も多く利便性がありますが、このホテルからはトラムを乗り継いで30分ほどかかります。
一方後者は便数が少なく滞在時間の制限がありますが、ホテルから歩ける距離にある為、今回は後者を選びました。 -
溶けかけの雪道を歩いてフェリーターミナルに向かいます。
トラムの線路の向こうには、フィンランド正教会の生神女就寝大聖堂が幻想的に見えました。
なんとも冬のヨーロッパらしい景色です。 -
フェリーを運行するVAIKING LINEの建物。
かつての倉庫かなにかをリノベしたのかもしれませんが、洒落ていますね。 -
数分でKatajanokka Terminalに到着しました。
人は殆どおらず。 -
ターミナル内へ。
チケットはこの日の朝にWeb上で決済し、ターミナル内の端末で発券しました。
運賃は往復で買うと21.8EURと、片道2時間以上もかかるのに格安!
ただし、片道ずつ買うと値段が倍ぐらいに跳ね上がるので、同じフェリー会社で往復で購入する方が得です。つまり実質片道料金で往復できてしまいます。
これはどのフェリー会社もほぼ同じでした。 -
乗り場前の待合室。
綺麗で明るい空間です。
朝から酒を飲んでいる人もちらほら。 -
出発30分前の10時頃に搭乗が始まりました。
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連絡橋を渡っていきます。
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思っていたよりもかなり巨大なVAIKING LINEのフェリー。
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思っていた以上に大きく、搭乗口が7階に相当します。
10階まであるようで、感覚的には巨大なビルです。 -
中にはお店や休憩スペースが沢山あります。
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出発前にデッキに出てみました。
寒々とした周辺の島々が見渡せます。 -
港の様子。
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鳩も休憩していました。
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寒いので船内へ。
ショップも沢山あるようなので行ってみますが、COVID-19の影響か、ほぼ全て閉まっていました…。 -
出港時間が近づいてきたので、別の甲板へ移動してみます。
定刻より10分ほど早い10:20頃に出港しました。 -
ヘルシンキ近郊の島が見えます。
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甲板にはエストニアの国旗。
船は全く揺れません。 -
ユネスコの世界遺産にも登録されているスオメンリンナの要塞のすぐ横を通過。
夏にまた再訪したいものです。スオメンリンナの要塞 建造物
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15分程で何も見えなくなり、ただ寒いだけなので船内に戻ります。
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船内にはステージがあり、その前に陣取っていると何やらイベントが始まりそうな雰囲気にななりました。
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Lauri Ketonenというフィンランド人歌手と、The Stone Wallsというバンドの生演奏が始まりました。
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何曲も連続で演奏していましたが、いずれも一昔前の曲調で、少々懐かしい感じがします。
途中から、かなり高齢の老夫婦がステージ前のスペースで踊り始めました。 -
老夫婦につられて、若いカップルも飛び入り参加。
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この老夫婦はステージの最初から最後までずっと踊り続けていました。
80歳以上に見えますが、お元気でなによりです。
曲は基本フィンランド語で知らない曲でしたが、結構楽しめました。
これなら2時間の船旅も退屈しなくて済みそうです。 -
2時間程でエストニアが見えてきました。
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フェリーはタリン港に入っていきます。
ヘルシンキ西部のフェリーターミナルから出ているTALLINKのフェリーが見えますが、こちらも巨大。 -
無事にタリン港に接岸。下船します。
さすが10階もあるので船内にはエレベーター完備。 -
スロットマシーンもあります。
現金を賭けられるようですが、プレイしている人は見かけませんでした。 -
連絡橋を渡って下船します。
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改めて外観を見ると、かなり大きなフェリーです。
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タリン港のフェリーターミナル内へ。
新しく綺麗な建物です。 -
フェリーターミナルからタリンの旧市街方面を見ると、雲のかかった高い塔が見えます。
タリン旧市街のランドマーク、聖オラフ教会のようですが、この時点で中世の雰囲気満載です。 -
フェリーターミナルから外へ。
タクシーが沢山待機していますが、旧市街までは歩ける距離なので歩いて向かいます。 -
フェリーターミナルの外観。
正式名称はReisisadam A-terminaali。 -
旧市街に向かって雪道を進んでいきます。
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聖オラフ教会の塔に近づいてきました。
高さはなんと124mもあるそうです。 -
車線数の多い車道と、線路を渡ります。
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旧市街に近づくと、「太っちょマルガレータ」という面白い通称の、丸い形状を塔が見えました。
現在はエストニア海洋博物館になっています。エストニア海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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東側の公園方面から旧市街に入っていきます。
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直近はたまたま温度が上がったタイミングだったようで、路面の雪が溶けて濡れており、少々歩き辛いです…。
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旧市街を東側から。
高台にあるので見上げる形になります。 -
なんとも絵になる通りと親子。
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坂道を登って旧市街内部へ。
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目抜き通りのPikk通りに入って行きます。
町並みは中世の面影を強く残していて、人気のスポットなのも納得です。 -
Pikk通りの25番地には特徴的な建物がありました。
屋根の上をよく見てみると…。 -
覗き見をしている男の像がありました。
これは「のぞき見トムの家」と呼ばれている家で、向かいの家の女性をいつも覗き見していた実在の人物だそうです。
かなり変わった由来の観光名所ですね(笑) -
「のぞき見トムの家」の隣の建物はロシア大使館。
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ロシアのウクライナ侵攻に対する、結構挑発的な抗議の横断幕が沢山掲げられていました。
旧ソ連のエストニアはロシアとあまり仲がよくありませんが、実際にかなり嫌われているように見えました。 -
更に進むと聖霊教会。
時計が観光スポットになっています。中は有料だったのでとりあえずスルー。聖霊教会 寺院・教会
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近くの売店ではマトリョーシカが売られていました。
店主がロシア系なのかもしれません。ロシア系の住人もかなり多いのでしょうね。 -
一面に顔をあしらった若干怖い雪像。
溶けて崩壊しかかっていて更に不気味に…。 -
更にその先には旧市街の中心、ラエコヤ広場に到着しました。
タウンホールに隣接しており、クリスマスマーケットが開催されています。
因みに、「ヨーロッパ・クリスマスマーケット2019」では、ヨーロッパの人々が選ぶ「No. 1クリスマスマーケット」に輝いています。ラエコヤ広場 広場・公園
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中世の街並みの中に広がる落ち着いた雰囲気のクリスマスマーケットは確かに雰囲気があります。
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クリスマス雑貨を扱うお店が沢山あります。
平日という事もありますが、人は少なめ。 -
クリスマスツリーと旧市庁舎。
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こちらのお店ではソーセージを焼いています。
その場で焼いているので、いていい匂いが漂っています。 -
匂いと雰囲気につられて、こちらの店で昼食を頂くことに。
ソーセージの種類が豊富に選べ、一番左がエストニア名物の豚の血を使ったものです。ただ、結構癖がありそうなので、無難に左から2番めのGERMAN SAUSAGEにしました。
値段は一皿12EUR。物価は北欧に比べてかなり安いと聞いていましたが、そこまで安くはない印象ですね。 -
ソーセージ以外にポテトも山盛り。
そしてなかなかの美味。 -
グリューワインも頂きました。
寒いので体に染み渡ります。 -
食後はクリスマスマーケットを散策。
確かに魅力的なクリスマスマーケットですが、規模や店の数は少々控えめな印象です。
尚、流石はIT先進国だけあって、全ての店でクレジットカードが使えました。 -
次に有名なヴィル門へ向かいます。
タリン旧市庁舎の前を通過。タリン旧市庁舎 史跡・遺跡
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雨樋は、ちょっとかわいらしいドラゴンの形をしています。
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途中、中世っぽい屋台がありました。
中にいる店員も中世の格好をしています。 -
雰囲気のあるレストラン。
この辺りで昼食を食べても良かったですね。 -
エストニア語ではレストランをRESTORANと表記するようです。
ほぼローマ字そのままなので、分かりやすいですね。 -
ベンチには気の強そうな豚が座っていました。
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有名なヴィル門に到着。
1300年代の建造された、タリン旧市街への入り口を示す監視塔ですが、まるでおとぎ話の世界のようです。ヴィル門 建造物
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思っていた以上に大きいです。
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門のすぐ脇の城壁はケバブレストランになっていました。
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門に続く城壁の裏側。
かなり高く、かつては外敵が多かったのでしょうね。 -
雪道は地元の人も歩きにくそうでした。
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大通りを通ってラエコヤ広場に戻ります。
途中、排水管に詰まった氷をゴンドラに乗った人がハンマーで叩き割って落としていました。
この日はあまり寒くありませんでしたが、基本的にこの時期は常時氷点下なので、こういった対策が必須のようです。 -
土産物屋に少し立ち寄ります。
こちらの値段は結構安め。 -
再びラエコヤ広場に戻ってきました。
ラエコヤ広場 広場・公園
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15時を過ぎると日が暮れて来ました。
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クリスマスマーケットも幻想的な色合いになっていきます。
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この時間帯の方が雰囲気がありますね。
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ラエコヤ広場を後にして、フェリーターミナル方面へ向かいます。
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路地も、日が暮れると昼とはまた違った美しさがあります。
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中世に作られた道は当然自動車が通ることを想定していない為、自動車にとっては進みづらそうに見えました。
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中世の街並みにはちょっと場違いなTexas Cantinaというアメリカ料理屋がありました。
アメリカ国旗とテキサス州旗が掲げられています。 -
高い塔を持つ聖オラフ教会の前を通過。
聖オラフ教会 寺院・教会
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残念ながら入り口が閉ざされており、中には入れず…。
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北側のスール・ランナ門へ向かいます。
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「三人姉妹」と呼ばれている3軒の一連の建物。
1362年に建造された建物で現在はホテルになっています。三人姉妹 史跡・遺跡
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北側のスール・ランナ門。
スール ランナ門 史跡・遺跡
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外側から。
LEDで装飾されており、クリスマスらしい雰囲気に。 -
行きも近くを通った「ふとっちょマルガリータ」。
エストニア海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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日が暮れて寒々とした景色になってきました。
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車線数の多い通りを渡ってフェリーターミナルに戻ります。
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工事現場の横の歩道は仮設の屋根が取り付けられています。
NYにはこんな場所が多いからか、なんとなくNYっぽさを感じました。 -
アスファルト上に描かれたサインは、氷に覆われていました。
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15分ほど歩くとフェリーターミナルが見えてきました。
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フェリーターミナルに到着。
歩くと結構長く感じました。 -
往復チケットのQRコードを読み取らせる事で制限エリアに入れました。
非常に簡単で便利です。 -
往路と同じフェリー。
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連絡橋までの道のりは結構長いです。
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フェリー内部へ。
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定刻の16:30より少し早く出港。
エストニアはフィンランドと比較して物価が安い為、日帰りで買い物に行くフィンランド人も多いようで、大量のビールなどを持ち込んでいる人を多く見かけました。 -
船内では酒を飲んでくつろいでいる人が多く、私もフィンランドのビールを頂きました。
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さっぱりとして飲みやすいです。
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甲板に出てみると、遠くにタリンの街明かりが見えます。
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船内のステージでは、往路と同様にLauri Ketonenのライブが開かれました。
バンドメンバーも含めて全員衣装チェンジをしています。 -
クリスマスが近いので、クリスマスソングも歌っていました。
そして、往路と同様に高齢の老夫婦がステージ前でずっとダンスを踊っていました。 -
ステージを見ながら船内で買ったシュリンプカクテルやパンで簡単な夕食を取りつつ、ビールを飲みまくります。
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結果、フェリーの運賃よりビール代の方が高くなりました(笑)
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2時間ほどでヘルシンキに到着。
食事やエンターテイメントにも困らないのでかなり快適な船旅でした。 -
タリンで物資を大量に調達した人が多いです。
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下船します。
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誰かが赤ワインを落としたままにしており、スプラッタな感じに…。
ガラスの破片もそのままなので普通に危ないです。 -
フェリーターミナルを出ると、多くの人は駐車場に停めた自家用車やお迎えの車に吸い込まれていきます。
そして残りの人はトラムの駅に向かい、閑静な駅は大混雑。
我々はホテルまで徒歩で向かいます。 -
トラムの線路の向こうにフィンランド正教会の生神女就寝大聖堂。
暖色の明かりが荘厳な雰囲気を醸し出していました。 -
20時前にホテルに到着。
滞在時間はちょっと短かったですが、冬のタリンを堪能できました。
疲労が溜まってきたのでこの日は早めに就寝。
翌日はヘルシンキを観光してからチェコのプラハへ向かいます。
④ヘルシンキ(後編)へ続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11800839?lid=notice_vote_travelogClarion Collection Hotel Katajanokka ホテル
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