山陰,大阪,愛媛を青春18きっぷで周遊(４)松江城周辺観光と城崎温泉外湯巡り

2022/12/14 - 2022/12/15

この日は中距離移動ながら１８きっぷの旅です。朝から移動しなかったのはクーポン使用の都合でお昼ご飯を食べるまで島根県を脱出できないのが原因です。なかなかムズい。
時折雪が降る中を松江城観光開始。米子では悪天候のため城跡観光を中止。城崎温泉に１７時に着いたものの夕食難民寸前になり焦りました。

【移動】青春１８切符の２日目 松江 11:31 ⇒ 12:10 米子 12:30 ⇒ 13:39 倉吉 13:45 ⇒ 14:40 鳥取 15:20 ⇒ 16:04 浜坂 16:06 ⇒ 17:01 城崎温泉 (194km 3,410円相当)

【宿泊】城崎温泉 旅館 水郷　和室7.5畳　バストイレなし　食事なし　7湯巡り券付
　5,720円ー2,288円(旅行支援40%)＝3,432円

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

ホテルをチェックアウトして松江城まで歩く。松江駅近くにある「はじめ人間 ギャートルズ」のブロンズ像。作者が松江市の出身。

松江駅 駅

松江大橋を渡った北側にある「京店ギャートルズ広場」

京店ギャートルズ広場 公園・植物園

８時には松江城まで来ていた。横広で堂々とした天守閣が間近に見られて迫力抜群。

松江城 名所・史跡

柿渋を使った黒塗り板。

横から見たときの破風がでかいし恰幅がいい。

城内の北側にある城山稲荷神社。

小泉八雲が特にほめていたという二体のキツネ。

城山稲荷神社 寺・神社・教会

堀川めぐりコースだが船は見かけなかった。

武家屋敷が続く塩見繩手。

塩見繩手 名所・史跡

雨粒御伝さん。こういう石像が８体、堀川沿いに設置されているそう。

うだつのような家を発見。

松江歴史館に立ち寄る。入口付近の太鼓はバチで敲くことができる。

松江歴史館 美術館・博物館

9:10 レゴブロックの松江城。

松江歴史館 美術館・博物館

展示室以外の無料エリアを軽く見学。和菓子職人の手さばきが早すぎてぶれている。

日本庭園に面した茶室や大広間もある。人混みは皆無。

カラコロ工房は旧日銀松江支店の建物を利用した工芸館。

カラコロ工房 名所・史跡

地下の金庫室も開放されていて、内部は広々とした空間に椅子が並んでいたり、日本の歴代記念コインの写真展示がされている。

一億円の実物大を抱えて重さを実感できる。

松江大橋のたもとにある源助供養碑。人身御供

源助供養碑 名所・史跡

雪が酷くなってきてアーケード伝いに歩く。

松江駅に戻ると改札前が騒然としていた。なんと強風のため運転見合わせの可能性ありとのアナウンス。不通になっているのは出雲と太田市の間。1日づれていたらヤバかった。鳥取方面も遅れが生じており、鳥取行き特急は2時間の遅れ。

庄や　松江シャミネ内の5軒の飲食店はどこもクーポンが使えるので11時にすぐ開きそうな”大衆酒蔵 庄や”で刺身定食を注文。

刺身5種盛りで990円は満足。

11:31　米子行きには結局余裕で乗りこめた。

米子駅の扇形機関庫と転車台が見えた。

米子駅に到着。鳥取県に人生初めて上陸。

米子駅前に立つ米っ子合掌像。ここから米子城跡まで１km弱で列車を一本遅らせれば行けるが天気も悪いので中止。

米子駅 駅

山陰鉄道発祥の地を表す時計塔。

今回は乗らないが、境線のりばは0番ホーム。

ちょうど猫娘列車が停まっていた。

JR境線 乗り物

目玉おやじ列車も沖に停まっている。

12:30発　倉吉行きに乗車。

米子駅を出るとすぐに煙突が見えてきた。日本海側にも工業地帯があった。

駅前にある麒麟獅子舞のモニュメント。

駅前広場に立つ緻密なブロンズ像は20体の子供からなっている。

みぞれの降る駅前を軽く散策。歩道沿いに設置された因幡の麒麟獅子型ベンチ。

駅前アーケードで目立っていた松葉がにの直売所。

倉吉で乗り換えて鳥取駅着。

鳥取駅 駅

改札を通過したエリアにある「因幡の傘踊り」

15:20 浜坂行きに乗車。初めての鳥取県はほとんど観光せずに通過してしまった。

この区間のハイライトはかつて赤い餘部鉄橋のあった餘部駅。実際に見ることなく架け替えられた。今でも鉄橋の一部が保存され「空の駅」展望施設や余部クリスタルタワーが新設されている。

とはいえ雪のちらつく日暮れ近いこの場所に降りる気力はなかった。若者2人が降りていき、一人が乗ってきた。

餘部駅 駅

17:01 すっかり暗くなった城崎温泉駅に到着。

城崎温泉駅 駅

線路沿いの夜道を15分歩いて旅館　水郷に到着。フロントの呼び鈴を押すとオーナーの母娘で対応してくれた。宿から駅前までの送迎車は18時が最終だったので、この時間に到着できてぎりぎりセーフ。

城崎温泉 旅館 水郷 宿・ホテル

兵庫県のクーポンは記名が必要だった。

その他チェックイン時に入湯税150円、入浴料230円の合計380円が別途必要。

和室7.5畳。押し入れの毛布を使うと追加料金を取られるとの張り紙がしてあるので暖房を強めて過ごす。

旅館で貰った7湯巡り券。翌日の15:30まで何度でも入浴できる。入口のバーコード読み取り機にかざして入館する。宿泊しなくても1日入浴券は1,300円で購入できる。

さとの湯。ここはサウナが充実していた。大浴場の横にドライサウナ、2階に低温ミストサウナがあったが一軒目だし、お腹が減っていたので使わなかった。出がけにご主人に食事場所を尋ねたら「18時過ぎではほとんどの飲食店は閉まっている」とのことで不安になる。

さとの湯 温泉

不安は的中。ほとんどの飲食店は閉店後。1階の魚屋は開いているが2階の食堂は閉まっているパターンもあった。たまに開いていても「現金だけです」と言われたり。通りは消雪パイプから噴き出た水でべちゃべちゃ。靴の中も浸水してぐちょぐちょで冷たい。

夕食前に２軒目の湯に入る気はせず日頃のハードルをぐう～と下げて通りを折り返す。定食を食べたいところだが、この際串焼きだけでも止む無し、と入ってみた”炭火串焼ふじ”。

炭火串焼 ふじ グルメ・レストラン

まずはクーポンが使えるとのことで第一関門突破。奥のカウンターに通されると串メニューの他に”カルボナーラ丼”なるものを発見。どんなものだかママに確認すると「他にもご飯ものはありますよ」とのこと！丼の上に３～5本の串をトッピングしたメニューが選り取り見取り。こんなにいいものがあるなら店頭に書いておいてくれ！とにかくうれしい。

5本串トッピングの　1,000円を注文。「炭火を起こし直すので時間がかかります」と言われたが全然OK。ここしか頼りはないから1時間でも待つよ。夕食難民を回避できただけでこんなに嬉しいなんて！
おまかせの串はネギマ、豚バラ、海老マヨ、イカ、ウインナー。いや～地獄に仏、大満足。

二軒目は御所の湯。ここの露天風呂は絶品。檜舞台のような風呂だった。紅葉のライトアップから霙が舞うのも幻想的。源泉は高温のため火傷注意とあり。風呂から出るときに風呂の中央にある岩に気づかず激突して抱き着いてしまう。周りの客の反応は冷静だったので同じような人が少なからずいるのかも。痛はずかしかったけど怪我をしなくてよかった。

御所の湯 温泉

浴室内はどこも撮影禁止で、それ以前にお客さんが必ずいるので入口付近の館内を撮影。松浦屏風みたいな風情ある天井。

3軒目は駅から一番遠い「鴻の湯」。ここも露天風呂があったが印象には残らず。泉質に特徴を感じないのでさっと入って終了。

鴻の湯 温泉

休憩所がゆったり充実していた。
最後に４湯目の柳湯に寄る。ここは小さいながらヒノキ風呂だったので好印象。この寒いのに表の足湯に浴衣姿の若いカップルが入っていた。

そういえば浴衣に上掛け、下駄で外湯巡りをしている人が意外に多かった。足元が滑りそうで自分にはとても真似できない。旅館に電話して21時に駅まで迎えに来てもらう。

夜、”さつき”の間に生還。トイレは室外ながらすぐ隣なので良しとする。しかし男性トイレは和式のみ。とても奇麗に改装されているのにウォシュレットにする気がないのがありあり。ダメだこりゃ。
内緒で女性トイレを覗くとこっちにはウォシュレットあり。そこで早朝にそこで用を足したのはいいが、ノズルが付いてなかった。初のウォシュレット詐欺！