北ドイツと世界遺産ぐるり周遊1 マールブルクとカッセル

2004/05/07 - 2004/05/16

急きょ海外旅行に行こうということになり、長年憧れだったロマンチック街道のツアーを探しましたが、直前のことで全てキャンセル待ち。北ドイツの旅なら空きがある、、、と新コースを紹介され「ドイツはドイツだし、行ってみるか！」と事前知識もないまま出掛けました。

このルートはメルヘン街道と呼ばれているのでしょうか。当時は華やかさはあまり感じませんでした。でも、とても味わいがあって、その後行った南部より思い出深い旅となりました。
まだデジカメをもっておらず、写ルンですを３つばかりとアナログカメラでした。途中でフィルムが足りなくなり、写せなかった場所も沢山ありました。記憶を手繰り寄せながら書いてみます。もう一度行けたら良いな。

観光1日目は大学の街マールブルクから始まりカッセルへ。お天気は生憎でしたが、雨や曇りでも雰囲気のある街でした。

エリア カッセル(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

聖エリザベート教会です。13世紀のゴシック様式。これが観光一枚目の写真です。でも、周辺の様子など全く思い出せません。年月が経ちすぎたか。

祭壇とステンドグラス。

棺に納められた聖エリザベートが彫刻されています。様々な身分の人が描かれているようです。

聖エリザベートのご遺体は、プロテスタントの教会となった後に他所に移され、棺は空となっているそうです。

歴代のヘッセン伯の棺がいくつか並んでいました。こちらはあまり飾り気が無く、力強さを感じました。

教会からシュタイン通りを上ってマルクト広場へ、ゆっくりと歩きました。昔は、右側は裕福な商人、左側は貧しい商人に分かれており、左側は一段低く、下水が流れていたそうです。

マルクト広場の建物は500～600年前のものだそうです。広場に面したこの建物は、街で一番古いホテルとのことでした。

マルクト広場の市庁舎。自分のメモによると、仕掛け時計になっていて、10時にニワトリが羽をバタバタさせるのを見たことになっています。残念ながらよく思い出せません。

10時ぴったりです。ちょうどニワトリが羽を畳んだタイミングだったようです。

広場の近く、ヴェターガッセという通りに面する、ティー・クシュベンドナーと読むのか？お茶屋さんのようです。見切れていますが、ドアの上のドラゴンの装飾など、全体にとても印象深い建物でした。

マルクトのある所は高台になっていて、マールブルクの街を見下ろせます。手前の、赤やグレーの屋根の後ろに見えている鉄筋の建物は、フィリップ大学マールブルクだと思います。

左手に見えている塔は聖エリザベート教会のようです。

こちらも教会の一部だったか？バスから写したと写真の裏に自分で書いてあります。

メルヘン街道の中間点カッセルへ。市庁舎のラーツケラーで昼食を摂りました。茹でたジャガイモと大きなソーセージ、ザワークラウトにリンゴジュースでした。美味だが食べきれない、と当時の旅のしおりに書き残してありました。

上の写真の裏に自分で描いてありました。描いたことさえ忘れていました。今ならデジカメやスマホで撮るのでしょう。

ヴィルヘルムスヘーエ公園に行く予定でしたが、なぜか当日、グリム博物館に変更となりました。

このように冠を載せて写真撮影できるコーナーがありました。お約束のように撮ってしまいましたが、子供向けだったのでしょうね。

ヴィルヘルムスヘーエの水の芸術公園が見えます。

この上に行きたかった。

公園内にあるレーヴェンブルク城です。18世紀頃イギリスの何城だったか？廃城を模して、わざと廃墟風に造ったものだそうです、、、ヴィルヘルム6世？が恋人に贈った城だったか？、、、受付など無く自由に入れました。建物内部には入っていません。

お城の中庭です。すっきりこぢんまりとしていました。

ここから出入りしました。一応お堀があったと思います。

グリム童話いばら姫のモデルとなった、ザバブルク城への道中。菜の花かと思ったら辛子の花だそうです。

ザバブルク城に着きました。

お城は廃墟となり、長らく、いばらに覆われて、近寄ることもできなかったとか。

屋根も床もありません。壁の分厚さが凄いです。

塔に上がれるようになっていました。それほど大きなお城ではないようでした。

今は、ここで音楽会などが催されているそうです。その時に暖炉も使うのでしょうか。大きな暖炉でぼんぼん火を焚いて、時々木のはぜる音を聴きながら、薪を燃す匂いをかぎながら行われる音楽会や演劇や朗読会、、、勝手な妄想ですが、素敵です。

今ではもう、いばらは殆ど無くなっていました。これで観光1日目は終了です。まだあまり記憶はよみがえって来ず、旅のしおりと写真裏に書いたメモ頼りです。少しでも多く思い出せると良いな。