2022/01/22 - 2022/01/22
169位(同エリア416件中)
赤い彗星さん
この旅行記スケジュールを元に
佐野市と栃木市の間にある岩船山。
標高172Mの山頂付近に岩船山高勝寺があります。
事前に周辺の観光出来そうな場所を調べた際に
初めて存在を知った寺院ですが、「関東の高野山」、
「日本三大霊山」「日本三大地蔵尊」などと、
沢山の呼称を持つ有名な霊場のようです。
手違いで滞在時間が少なくなってしまったのが残念ですが、
関東の霊場を初めて訪問します。
- 旅行の満足度
- 3.5
PR
-
両毛線の岩舟駅。
待合室だけのシンプルな駅舎ですが、2003年の駅無人化に伴い、駅舎も小さく改築されたようです。岩舟駅 駅
-
駅近くにある岩舟石の資料館。
資料館は岩舟石で建造されており、無料で見学出来るようですが、高勝寺参拝後に寄ろうと思っていたら、手違いで時間がなくなり寄ることが出来ず。
岩船山からの採石は、江戸時代から行われていて、昭和30年代には36軒の石材店が山の周辺にあったそうです。現在は採石は行われていません。 -
案内板の道を思い切り見間違え、どうやら大きく迂回する車での登頂ルートを進んでしまったようだ。
-
ちょうど目の前に見えている岩山も船の舳先のような形。
採石の結果、船のような形になっただけでなく、名前からも元々船のような形の岩山だったんでしょうね。採石場跡地は、戦隊物や特撮等の爆破シーンでよく利用されている有名な場所のようです。 -
冬真っただ中に汗をかきつつ、岩船山高勝寺への坂道を登り続け、やっと仁王門に到着。仁王門は、江戸時代の寛保2年(1742年)に建立されたものです。
駅名や町名は岩舟。山の名前は岩船となっていて、ふねの漢字が別になっています。 -
仁王門に安置されている仁王像は、迫力ある表情で門を守護しています。
-
色々な場所で金剛力士像を見ていますが、金網で覆われておらず、直接目にすることが出来る仁王像は珍しい気がします。
-
手水鉢には、立派な竜の像が睨みを聞かせています。
-
到着するまでにかなり時間を要したため、次の列車に乗るために帰りの駅までの時間を考えると、駆け足での参拝になってしまいました。
-
昼間でも薄暗い境内に佇む本堂。
大正15年に火災により焼失した後、昭和2年に再建されたのが現在の本堂です。
岩船山高勝寺は、宝亀2年(771年)に伯耆国大山の僧侶:弘誓坊明願により開山されたと伝わります。本尊の地蔵尊は、子授け、子育て、安産のご利益があるそうです。 -
訪問時は、数名の参拝客しか見かけませんでしたが、かつては関東の高野山と呼ばれるほど栄えていた霊場だそうです。徳川三代将軍家光の側室であったお楽の方は、栃木市出身であったことから、岩船地蔵を信仰しており、城内に岩船地蔵を祀り、子孫繁栄と武運長久を祈っていました。その後、お楽の方が四代将軍家綱を授かったこともあり、歴代将軍にも庇護されてきたようです。
-
岩船山高勝寺は、徳川家の庇護により信仰が広まった結果、「日本三大霊山」「日本三大地蔵尊」などに数えられる寺院になったようです。
-
帽子や前掛けを着たお地蔵様はよく見かけますが、普通の服を着たお地蔵様はなかなか目にする機会がないような。
-
薄暗い道に服を着たお地蔵様が並んでいるのは、少し不気味。
お地蔵様だけの方がいいような。服の感じが違和感に繋がっています。 -
本堂の左奥には、立派な三重塔が建っています。
-
三重塔は、江戸時代中期の寬延4年(1751年)に建立されました。高さは19Mです。
-
昭和59年に大改修されたそうですが、柱の朱塗りも剥げ落ちたり、色褪せたりすることもなく、状態の良いまま保たれています。
中段の動物の装飾が、中央にウサギと月、左右に龍と虎というのも面白いですね。 -
丁度、階段を登り切った辺りは、木々の間から関東平野を眺める事が出来ます。日差しは弱いけど、良く晴れた澄んだ空。
岩船山の周囲は、人家が密集している地域ではないようですね。 -
高勝寺までは、約600段の階段を登る必要があります。
今回はとんでもなく遠回りしたので下るだけでしたが、徒歩で登る場合はそれなりの体力が必要と思われます。 -
駅方面へは、真っ直ぐの道が続いています。
なぜ大きく迂回したのか、自分でも分からない。。 -
特に説明書きもありませんでしたが、かつては高勝寺の大門があり、その敷石として使用されていた石の記念碑なのかなと推察。
-
本来最初に目にするであろう石碑も、帰りに初めて目にしました。。
-
岩船山の参道は、栃木の道と川100選に選ばれている風景のようです。
-
無人駅ですが、ICカードも使用できるようです。
岩舟駅 駅
-
岩舟駅のホームからの風景。
-
地元の人が、特別列車が通過するというのでパチリ。
珍しい列車との事でしたが、詳しい内容は分からずじまい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
栃木・壬生・都賀(栃木) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 栃木訪問
0
26