シニア夫婦欧州縦断旅～ウィーンからコペンハーゲンまで⑪宮殿衛兵交替とフレデリクスボー城

2022/09/21 - 2022/10/04

2022年9月21日から10月4日までの2週間、ウィーン→プラハ・チェスキークロムロフ→ドレスデン・マイセン→バード・ドベラーン→ハンブルグ・ブレーメン・ツェレ→コペンハーゲンと夫婦二人で巡ってきました。

⑪『宮殿衛兵交替とフレデリクスボー城』

【第11日目】　10月1日(土)　

アマリエンボー宮殿の衛兵交替式、名物料理「スモーブロー」を楽しんでから、フレデリクスボー城を訪れました。

表紙写真は、「フレデクリスボー城」内にある教会

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

「パークイン・バイ・ラディソン　コペンハーゲン・エアポート」

今朝は、かなりゆっくり目に起きて、朝食にしました。しっかり食べて出発します。

ホテルに連泊する場合、置いておく荷物は一か所にまとめて、何かのトラブルなどに対応できるよう、写真を撮っておくようにしています。

ホテル最寄りの地下鉄M2「Femøren」駅ホーム

駅の券売機で、昨日同様「シティ・パス(small)24時間券」を購入しました。
この駅から南に2駅で、コペンハーゲン・カストラップ空港です。
土曜日でも、空港へは3分おきに電車があります。

空港行きとは反対方向の電車で、Kongens Nytorv駅まで行きます。
運転席がなく最前列の席は眺めがいいので、鉄っちゃんでなくとも座りたいですよね。ちょっと残念!!

昨日行きそびれた「人魚姫」に会いに行こうと、ニューハウンの先の水上バス乗り場に向かいます。

今日は土曜日でもあり、遊覧船も多くの人たちが並んでいます。

ニューハウンを通り抜けて、水上バス乗り場に来ました。
昨日はすぐに乗れた水上バスですが、今日は土曜日のせいか、いつまで待っても「人魚姫」方面の水上バスは来ません。乗り場にも1～2人いるだけです。
時刻表も見当たりません。いつ来るかわからないので、衛兵交替式の時間のこともあるため、アマリエンボー宮殿に向かうことにしました。
最初から地下鉄で行くべきだったかなとは思いましたが、「人魚姫」、私達にはどうも縁がないのだと思うことにしました。

せっかく来たのでニューハウンをもう一度散策してから、アマリエンボー宮殿まで歩いてきました。ゆっくり歩いてニューハウンから10数分でしょうか。

宮殿と向かい合わせにある「フレデリック教会」

「アマリエンボー宮殿」前の広場

大きな八角形の広場を囲むように、四つの宮殿があります。

「アマリエンボー宮殿」

「アマリエンボー宮殿」

広場の中央には、「フレデリク5世」の騎馬像があります。

「アマリエンボー宮殿」

宮殿の要所ごとに衛兵が立哨しています。

「アマリエンボー宮殿」

哨戒する衛兵。

「アマリエンボー宮殿」

交替する衛兵さんはこの門から入ってくるようです。
少しずつ観光客も増えてきました。

「アマリエンボー宮殿」

警察官によって観光客の列は整えられ、衛兵交替式が始まるようです。

「アマリエンボー宮殿」衛兵交替式

まず、宮殿内にいた衛兵の一隊が外に整列します。

「アマリエンボー宮殿」衛兵交替式

宮殿の門から、交替する衛兵の一隊が、行進してきました。

「アマリエンボー宮殿」衛兵交替式

交替する衛兵の一隊は広場を行進していきます。

「アマリエンボー宮殿」衛兵交替式

一隊同士が向き合う形になります。

「アマリエンボー宮殿」衛兵交替式

お互いが入れ替わるように動いていきます。

「アマリエンボー宮殿」衛兵交替式

再び一隊同士が向き合う形になります。

「アマリエンボー宮殿」衛兵交替式

この後は、交替した新しい一隊が宮殿内に入っていきましたが、まだ交替式は続くような様子でした。おなかもすいてきたので、ここらへんで宮殿を後にします。

アマリエンボー宮殿を後にして、フレデリック教会の横を通り抜けて、地下鉄「Marmorkirken」駅(M3・M4)に向かいます。
※アマリエンボー宮殿の最寄り駅はこの駅です。
「Marmorkirken」駅から2つ目の「Gammel Strand」駅まで行き、ランチにします。

「スモーブロー」の名店「Slotskælderen Gitte Kik」

地下鉄駅からすぐですが、半地下になったとても小さな店なので、見過ごしそうになりました。
火曜日から土曜日の10:00～17:00までしか営業していませんが、とても人気のあるお店のようです。

「Slotskælderen Gitte Kik」

店内に入ってみると、ご覧のように超満員。
店員さんに「予約してますか?」と聞かれましたが、もちろん予約はしていません。
店員さんは店内を見まわして、他の店員さんと何やら話しをしていましたが、「1時間くらいしか時間がないけど、それでいいならそこの予約席で大丈夫だよ」と、予約の札を外して2人掛けのテーブルに案内してくれました。

席について、まず「飲み物は?」と聞かれます。
ビール(カールスバーグ)とコーヒーを頼みましたが、メニューは見当たりません。

どうしたものかと店内を見まわしている私達を見て、店員さんが、「この店は、初めて?」と聞いてくれ、「じゃあこの店の注文方法を教えるよ」と説明してくれました。

「Slotskælderen Gitte Kik」の注文の仕方

テーブルに案内されたらまず飲み物を先に注文してから、店を入った右手奥にある「スモーブローがズラッと並んだテーブル」まで行って、好きなものを自分で選んで、そのテーブルを担当する女性(写真左側)に伝えます。直接手渡している人もいました。
しばらくするとそのスモーブローを店員さんがテーブルまで届けてくれますが、だれがどこに座っているのかをテーブル担当の女性は、すべて把握しているのでしょうか???!

スモーブローが届きました。
妻が選んだ「小エビとボイルしたサーモン」を主体とした一品。
グリーンアスパラとトマトの色彩も映えます。

スモーブローが届きました。
私が選んだ「小エビとゆで卵」を主体とした一品。
マヨネーズがたっぷりかかっています。

小エビは、コペンハーゲンの特産品だそうです。

そしてもう一品。

アジ(だと思いましたが)のフライを主体とした一品。こちらは、オープンサンドではなく、パンが横に添えられていました。酸っぱいキャベツとケッパーが料理によく合います。

テーブルは料理でいっぱいになりました。
使われている食器類は、すべて「ロイヤル・コペンハーゲン」のようですね。
食べたのはシーフード系ばかりになりましたが、もちろん「肉系」のスモーブローもたくさん並んでいました。

「味」は、絶品です。お互いにシェアしながら、3品ともきれいに平らげました。

この旅でも、ランチや夕食で食べたものはそんなに外れたものは無く、どれも美味しくいただいたのですが、ここのスモーブローは、その中でも一番印象に残るほど美味しかったですね。
値段は、合計約600DKK、12,000円弱としっかり北欧価格です。

スモーブローでお腹も十分満足させて、地下鉄でコペンハーゲン中央駅まで移動しました。

ここから、近郊電車エストー(S tog)で「Hillerød(ヒレレズorヒロレズ)」駅まで行き、「フレデリクスボー城」を訪れます。

エストー

平日は、エストーE線が「Hillerød」まで運行していますが、土・日祝日は、E線は運行しないため、代わりに「A線」として運行しているようです。「Hillerød」までは約40分ほどで到着します。

「Hillerød」駅前から路線バス301番(302番でも可)に乗り、お城近くで下車しお城へ向かいます。この頃から雨が結構激しく降り始めました。

お城は、「心を込めて工事中!!」でした。

「フレデリクスボー城」

長い通路を通り抜けて、お城の正面にある広場に出ました。
真ん中には、「ネプチューンの噴水」があります。

「フレデリクスボー城」

「ネプチューンの噴水」

「フレデリクスボー城」

広場から橋を渡ってお城に向かいます。

「フレデリクスボー城」

広場から橋を渡ってお城に向かいます。

「フレデリクスボー城」

広場から橋を渡って、お城の中庭へ通ずる立派な城門をくぐります。

「フレデリクスボー城」

正面がお城への入り口のようです。

「フレデリクスボー城」

雨で寒い中、結婚式の前撮りでしょうか。お疲れ様です。

正面入り口から入って、チケットを購入(1人80DKK・65歳以上)
コインロッカーに荷物を預けて内部を見て回ります。

「フレデリクスボー城」の内部見学
1階から4階まで「国立歴史博物館」となっているそうです。

見学順路に沿って、螺旋階段を昇って2階へ。

「フレデリクスボー城」の内部見学

2階にある「チャペル」

「フレデリクスボー城」

チャペルの内部

「フレデリクスボー城」

チャペルの内部

「フレデリクスボー城」

チャペルの内部

「フレデリクスボー城」

チャペルの内部

「フレデリクスボー城」の内部見学

チャペルを出て、各部屋を巡ります。
展示物は年代順に分けて展示してあるそうです。

「フレデリクスボー城」の内部見学

「フレデリクスボー城」の内部見学

「フレデリクスボー城」の内部見学

「フレデリクスボー城」の内部見学

「フレデリクスボー城」の内部見学

3階の「大広間」
ここも工事中でした。

「フレデリクスボー城」の内部見学

「フレデリクスボー城」の内部見学

「フレデリクスボー城」の内部見学

貴重な装飾品や絵画、家具や調度品、宝物などがどの部屋にも展示されていました。
写真を撮っていてもきりがないですね。

お城を後にして、湖側からお城を撮りました。

ここからもう少し歩くと、バロック庭園に至るのですが、なにせ雨が激しく気温も下がってきましたので、駅に戻ることにしました。

お城近くのバス停から路線バスで「Hillerød」駅まで戻ってきました。
相変わらず雨はしっかり降っています。
エストーではない支線がこの駅から2方面に出ています。

エストーで、コペンハーゲン中央駅の2つ手前、「Nørreport」駅まで戻り、夕食にします。

事前に調べていたNørreport駅近くの店を探したのですが、ちょっと見つけられませんでした。
仕方がないので、駅周辺のレストランを探していたらこんな店がありました。

「The Midwestern Dinner」、「コペンハーゲンまできて、アメリカン・ダイナーかよ!?」と突っ込んでみましたが、なかなか感じよい店だったので入ってみました。

「The Midwestern Dinner」店内

「アメリカン」らしく、ビール(Founders IPA)とレモネード

バーガーとサンドイッチ

合計で約280DKK、夕食としては、結構リーズナブルな価格で収まりました。

地下鉄「Nørreport駅」からホテルに戻ります。

ホテルに戻って、明日帰国するための「My SOS」への書類等のアップロードと申請をおこないました。

欧州旅、コペンハーゲンで最後の夜を迎えます。

⑫『アンデルセンに会いに、そして帰国へ』に続きます。