2022/11/05 - 2022/11/07
7位(同エリア380件中)
旅猫さん
旅の後半は、薩摩である。まずは、桜島に渡り、景色と温泉を楽しむ。桜島は、これまで外から眺めただけであったので、一度間近で観てみたかったのだ。そして、翌日は、巴水展を開催している鹿児島市立美術館に立ち寄り、巴水の作品を堪能。その後、薩摩の幕末から明治初期の史跡を巡ることにした。
(2022.12.09投稿)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 新幹線 JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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旅の三日目も、空は晴れ渡っている。宿から博多駅へ向かい、6時45分発の『つばめ309号』に乗り、九州を南へと向かう。新幹線が開通する以前は、海沿いの景色を眺めながらの車窓の旅を楽しめたのだが、新幹線はトンネルの多い内陸を走るので、車窓はまったく楽しめない。
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鹿児島中央駅には、8時33分に到着。この駅に降り立つのは、3年8ヶ月ぶりである。観光案内所で、市営バスなどが二日間乗り降り自由となる『キュート』と言う切符を購入し、駅前から水族館前行の市営バスに乗り込んだ。終点で降り、隣接する桜島行フェリーの乗り場へ向かった。すると、ちょうど出航するところだったので、急いで乗船した。そして、出航してすぐ、前方に桜島が見えて来た。
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港を出た船は、ゆっくりと鹿児島湾を進んで行く。波は穏やかで、湖を走っているかのようだ。そして、15分ほどの航海で、桜島港に入港した。
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港からは、10時発の『桜島アイランドビュー』に乗車。『桜島アイランドビュー』は、桜島の西側にある主な観光地を巡る周遊バスである。購入した切符でも乗ることが出来るのである。予定では、10時半の市営バスで温泉センターへ行くことにしていたのだが、港近くの国民宿舎『レインボー桜島』にも温泉があると言うので、予定を変更したのである。その温泉は、淡い茶褐色の湯で、なかなか良かった。
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外へ出ると、目の前に桜島が聳えている。噴煙が立ち昇り、まさに活火山の姿である。しばらくすると、10時33分発のバスがやって来た。
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次に降りたのは、ビジターセンターである。館内に入ると、修学旅行生らしい学生たちで混んでいた。それでも、説明を聴きながら見学しているので、追い抜くと後は静かであった。館内には、桜島に関する資料などが展示されてた。
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ビジターセンターから、全長約3kmの溶岩なぎさ遊歩道を歩いてみることにした。歩き始めてすぐ、眺望の良い公園があった。濁り湯に浸かれる足湯があり、海の向こうには、霧島連山が綺麗に見えていた。
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遊歩道の脇では、噴火で流れ出た溶岩を観ることが出来る。黒と灰色の溶岩に、海の青さが際立ち、なかなか美しい。
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海沿いの遊歩道かと思い楽しみにしてたのだが、多くは林の中で、眺望はいまひとつであった。それでも、綺麗な景色が望める場所もあった。
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40分ほどで遊歩道が終わり、道路に合流した。そのすぐ先に、烏島展望所があったので、登ってみる。名前のとおり、以前は烏島と言う島があった場所だが、大正の大噴火の際に溶岩に飲み込まれてしまったそうである。展望所からの眺望はあまり良くなかったが、駐車場の日陰で休む猫に出会うことが出来た。今日も、良い一日になりそうだ。
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2分遅れでやって来た11時39分発のバスに乗り、中腹にある湯之平展望所へと向かう。バスはここで3分ほど停車するので、展望所に登り、景色を眺める。港近くからは見えていた噴煙が、ここからは見えなかった。
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駐車場へ戻り、乗って来たバスに再び乗車。バスは、山道を何度も曲がりながら下りて行く。そして、下り切ったところにあった桜州小学校前バス停で降りた。そこから、少し歩いて市営バスのバス停へと向かう。最初に立ち寄る予定であった温泉センターへ向かうバスがそのバス停を通ると分かり、急遽降りたのだ。しばらく待つと、12時37分発の東白浜行のバスがやって来た。
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バスは海岸線を走り、15分足らずで温泉センターバス停に着いた。温泉センターの方へ歩いて行くと、『桜島大根の畑』と書かれた標識が立っている。行ってみると、桜島を望む大根畑が広がっていた。
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『さくらじま白浜温泉センター』は、思ったよりも立派な建物であった。とは言え、館内は昭和の風情が漂う。湯は淡い茶褐色で、錆びた鉄の匂いがする。かなり小さな露天風呂もあったが、眺望は無い。それでも、良い湯であった。
さくらじま白浜温泉センター 温泉
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バスの時間までしばらくあったので、館内でひと休み。その後、近くの海岸へ出て、景色を眺めた。そして、14時1分発のバスに乗り、桜島港へと戻る。バスは、定時にやって来た。
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予定より1時間以上早く戻って来たので、すぐに出る『桜島アイランドビュー』に乗り、道の駅へ行ってみる。食事をしていなかったので、何か食べられるかと思ったのだが、すでに食堂は閉まっていた。仕方が無いので、売店で売っていた『桜島小みかんソフトクリーム』を食べることにする。『桜島小みかん』は、桜島特産の小ぶりなみかんだそうだ。味は、普通のみかん味であった。
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歩いて桜島港へ戻り、14時50分発の船に乗り込んで桜島を離れた。初めての桜島は、天気に恵まれ、景色も良く、温泉もなかなか良かった。結局、ちょうど1時間早く鹿児島市街へと戻ることになった。そこで、港近くにある『かごしま水族館』に立ち寄ることにした。前回も立ち寄っているので、今回は観たい水槽だけを観て回ることにした。もちろん、ジンベイザメは必見である。
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そして、やはりクラゲは魅入ってしまう。何度観ても、不思議な生き物だと思う。しかも、どれもとても綺麗なのである。
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30分ほどで水族館を後にし、16時発の市営バスに乗って鹿児島中央駅へと向かう。今宵の宿は、その駅の西口にあるのだ。駅構内を抜けて西口へ出ると、宿はすぐの場所にあった。思ったよりも綺麗なホテルで、室内もそこそこの広さがある。
ホテルアービック鹿児島 宿・ホテル
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夕食は、宿の向いにあった『驛亭 さつま』と言う和食の店にした。入りやすく、しかも、ほとんど客が入っていなかったからである。今回は、黒豚狙いであったので、すぐに黒豚のしゃぶしゃぶを注文した。締めのうどんも付いていて、かなりお腹が満たされた。
驛亭さつま グルメ・レストラン
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酒は、もちろん芋焼酎である。とりあえず、『小鶴くろ』をロックでいただいた。この店の焼酎は、ほぼすべて新宿でも呑める銘柄ばかりであり、そこががっかりであったが、間違いのないものばかりで安心である。
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しゃぶしゃぶが重かったので、追加の料理は少なめとする。桜島鶏のねぎまとつくね、そして黒豚のバラを串焼きで注文した。どれも普通に美味しく、お腹が空いていれば、他のものも食べてみたかった。
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我慢して、さつま揚げをいただく。観光客向けの店なので、薩摩で呼ばれる『つけ揚げ』ではなく、品書きにも『さつま揚げ』と書かれていた。酒は、『黒伊佐錦』をもらった。
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そして、最後に桜島鶏の唐揚げを注文。そして、締めの酒は『吉兆宝山』とした。地元の客で混み合う店では無いが、ふらりと来たよそ者には、今のご時世、空いているこのような店の方が安心である。
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翌朝、駅前から8時30分発の『カゴシマシティビュー』に乗る。鹿児島市街地の主な観光地を巡る周遊バスで、こちらも昨日購入した切符で乗れるので、利用することにする。まずは、美術館や博物館のある西郷銅像前バス停まで乗車する。バスは15分ほどで西郷銅像前バス停に着いた。
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バス停から、とりあえず『巴水展』を観るために鹿児島市立美術館に向かう。ところが、まだ開館していない。公営の美術館なので、9時開館かと思っていたのだが、何と9時半であった。仕方が無いので、近くにあった県立博物館に入ることにした。日曜日で無料だと言うのに、館内は貸切状態であった。
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時間となったので、美術館へと向かう。昨年、新宿で観た時は、かなり混み合っていたが、ここではガラガラであった。おかげで、ゆっくりと巴水の作品を堪能することが出来た。しかも、展示されている作品は、西日本の景色が多く、これまで観たことが無い作品もあった。
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巴水を堪能した後、再びバスに乗ったが、車窓に城跡が見えたので、次の薩摩義士碑前バス停で飛び降りた。来た道を戻ると、石垣と濠跡があり、その先に城門がある。そこは、薩摩藩島津氏の居城であった鶴丸城の跡であった。城門は復元されたものであり、城跡自体に建物は残っていない。
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門を入ると、石垣にたくさんの穴が開いている。これは、西南戦争の際、官軍が放った弾丸の跡だそうだ。激戦があったことを物語るものである。
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城跡には、黎明館と言う施設が立っていた。立ち寄る予定は無かったが、偶然降りてしまったので、入ってみることにした。そこは、歴史資料館で、思いの外見応えがあった。
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城跡の隣にも石垣があった。西郷隆盛が設立した私学校の跡である。その石垣にも、多くの弾痕が残されていた。
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薩摩義士碑前バス停に戻り、11時16分発のバスに乗り、次の西郷洞窟前バス停で降りた。バス停のすぐ向かいに小さな公園があり、そこに小さな洞窟が口を開けている。これが、西南戦争の際、西郷隆盛たちが最期を迎えた場所だそうである。
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バス停に戻ると、その傍らに『長寿泉』と言う施設があり、看板に温泉の印がある。鹿児島は市街地でも温泉が多く湧くので、ここもそのひとつだと思い、立ち寄ってみることにした。中は薄暗く、荷物入れには鍵すらない。客は地元の方ばかりなので、問題ないのだろう。浴室には、湯温の異なる岩造りの湯舟が二つある。湯は透明だが、かなりぬめりのある湯であった。ふらりと寄ったが、悪くない湯であった。
長寿泉 温泉
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バスの時間まで少し間があったので、麓の薩摩義士碑前バス停まで歩いて行くことにする。その途中の交差点近くに、西郷隆盛終焉の地があると言うので、立ち寄ってみることにしたのだ。西郷洞窟から包囲している官軍陣地に突撃した西郷軍だが、西郷隆盛が銃弾を受けたことから、この地で最期を迎えたそうである。
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11時59分発のバスに乗り、今和泉島津家本邸前バス停で下車。そのバス停の背後に、立派な石垣が続いている。これが、かの篤姫の実家である今和泉島津家の屋敷があった場所だそうだ。今は石垣だけが当時の面影を残している。
今和泉島津家本邸跡 名所・史跡
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隣接する大瀧小学校の前に、石碑が建っていた。文之和尚記念碑と大龍寺之遺跡とある。島津の本城であった内城の跡に、南浦文之を改組にして建てられた大龍寺のあった場所だそうだ。この場所は、大龍遺跡とも呼ばれ、縄文から近世までの遺跡でもあるそうだ。
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次のバスまで時間があるので、少し戻った場所にある南洲神社を訪れることにした。その境内には、西郷隆盛をはじめとする西南戦争で戦死した西郷軍兵士の墓があり、南洲墓地と呼ばれている。そこからは、市街地の向こうに桜島を望むことが出来た。
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12時41分発のバスに乗り、次に向かったのは、仙巌園である。10分ほどで着くと、この日一番の混雑であった。やはり、鹿児島市街随一の観光地と言うことであろう。中に入り、まずは食事をすることにする。園内にあった食事処に入ると、窓の外には桜島が見えていた。
桜華亭 グルメ・レストラン
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品書きを開くと、料理は御膳ばかりである。観光地価格でもあるので、一番手頃であった黒豚重ねカツ御膳を注文した。それでも、二千円もした。
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その品書きの飲み物の欄に、鹿児島唯一の日本酒と言う文字を見つけた。『薩州正宗』と言う銘柄で、日本酒好きとしては呑まない訳にはいかない。呑んでみると、かなりすっきりとした味わいである。それでも、鹿児島で地酒に出会えるとは思ってもいなかったので、これは嬉しかった。
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お腹も満たされたので、園内を散策する。まずは、最後の藩主である島津忠義が暮らした御殿を見学する。現在の建物は、明治17年(1884)に改築されたものだそうだ。入園料とは別料金だったが、せっかくなので入ることにしたのだ。
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中はかなり広く、部屋も沢山ある。さすがは藩主の邸宅である。迎賓館などに使われていたそうなので、調度品には西洋のものも多くあった。外を眺めると、庭園の奥に桜島が見える。活火山が借景の庭は、他にはないであろう。
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園内の背後にある山の中腹に、『千尋巌』と言う文字が岩に刻まれているのが見えた。かなり大きなものだが、江戸時代に造られたものだそうだ。
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その岩を望む道の脇に竹藪があった。何でも、孟宗竹が初めて植えられた場所と云われているそうである。
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その先に、猫神神社と言う小さな社があった。祭神は、もちろん猫である。掛けられている絵馬も、猫が描かれた可愛らしいものであった。
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園内では、ちょうど菊祭りが行われていた。鱗雲が浮かぶ高い空と、綺麗な菊の花に、秋を感じる。
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入口近くまで戻って来ると、高台に反射炉の跡があった。幕末の名藩主島津斉彬が推進した富国強兵、殖産興業の一環として建造された集成館反射炉の基礎部分である。薩摩藩の近代化に貢献した施設だが、斉彬亡き後、藩の実権を掌握した久光が生麦事件を起こし、この事件を発端とした薩英戦争により、反射炉は破壊されてしまう。斉彬が生きていれば、戊辰戦争は起こらなかったであろう。
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仙巌園を出ると、すぐ近くに尚古集成館があったが、耐震化工事などにより休館となっていた。その建物は、薩英戦争で焼失した集成館を、イギリスの協力により再興した集成館機械工場である。
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そこから少し歩くと、洋風の木造建築がある。旧鹿児島紡績所技術館、通称異人館である。日本初の洋式紡績工場の稼働のために来日したイギリス人技術者の宿舎として建てられたものだそうだ。世界文化遺産に登録されているが、仙巌園の賑わいが嘘のように静かであった。
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仙巌園のバス停に戻ると、ちょうどバスがやって来た。その14時49分発のバスに乗り込んだが、予定よりも1時間半ほど早い。次の石橋公園にでも寄ろうかと思ったが、気が乗らず、鹿児島駅前で降りた。そこから、市電に乗り、鹿児島中央駅へと戻った。
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駅へと戻ってきたが、夕食の時間にはまだ早過ぎる。どうしようかと迷った挙句、16時発の『カゴシマシティビュー』に乗り、城山へ行ってみることにした。30分足らずで着いたそこには、桜島を望む展望台がある。そこから景色を眺めているうちに、前回の旅で泊まった城山ホテルを思い出した。近くなので、麦酒でも呑もうと思い、立ち寄ってみることにした。
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城山ホテルには、ブルワリーが併設されている。ホテルの入口で尋ねると、ラウンジで呑むことが出来ると言う。ラウンジに入ると、窓際の席に通された。城山ビールには4種類あるのだが、どれも鹿児島の特産物が使われている。今回は、桜島小みかんを使ったベルギーホワイトを頼んだ。桜島を観ながら飲む麦酒は、少し特別な感じがした。
ザ ラウンジ カサブランカ グルメ・レストラン
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17時20分発のホテルのシャトルバスに乗り、駅へと戻る。新幹線の改札を入り、構内にあった駅そばに入り、つけ揚げうどんで夕食とした。
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18時28分発の九州新幹線『さくら572号』に乗り、4日間を過ごした九州を離れる。この列車で岡山駅まで行き、22時34分発の東京行寝台特急『サンライズ出雲』に乗り換える。これで、3泊4日の九州への旅も終わりである。今回は、終始天気も良く、とても充実した旅となった。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ポテのお散歩さん 2022/12/11 20:10:53
- 桜島が見える景色
- 旅猫さん こんばんは。
三日間良いお天気に恵まれ、鹿児島では桜島の勇姿とともに
温泉も楽しめて、変化に富んだ旅となりましたね。
西郷洞窟は行った事がありますが、西郷隆盛終焉の地や
南洲神社へは行っていないので再訪したい所です。
仙巌園は広くて、そこから見える桜島に感動しました。
猫神神社には気付きませんでした!
城山ホテルは泊まった事があるのですが、大浴場があり ぬめりのある
お湯がとても良くて、温泉だと知らずに入ったので嬉しい驚きでした。
桜島の眺めも雄大でホスピタリティも良いので好きな宿の一つです。
川瀬巴水の作品は「芝増上寺」しか頭に浮かびませんが、西日本の
情緒のある景色にも出会え、ゆっくり観る事が出来て良かったですね。
きっと鹿児島を景色とした作品もあったのでしょうね。
巴水に誘われた良い旅でしたね。
ポテ
- 旅猫さん からの返信 2022/12/12 21:37:08
- RE: 桜島が見える景色
- ポテさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。
今回の九州の旅は、終始天気が良く、とても気持ちの良い旅でした。
やっぱり、旅先で短期が良いと嬉しいですね。
薩摩と言えば桜島。
やはり、活火山だけあって、温泉もなかなかでした。
西郷隆盛終焉の地は、石碑しかありませんが、一時代が幕を閉じた場所と思うと感慨深いです。
南洲神社の墓地は、戦死したすべての方のお墓が立ち並び、壮観な眺めです。
仙巌園からの桜島は、とても良い借景になっていますよね。
猫神神社は、以前は分かりづらい場所にあったそうですよ。
城山ホテルの露天風呂からの桜島もなかなかですよね。
泊まった時は、お隣の国の方が多くて露天風呂には入れませんでしたが。。。
川瀬巴水は、日本中を旅して作品を残しました。
一年の大半を旅先で過ごしていたというほどです。
大正から昭和初期の、まだ日本が日本らしさを残していた頃の全国各地の風景を作品として残してくれたので、当時の日本情緒を垣間見ることが出来ます。
今回は、西日本の作品が多く、今まで観たことが無かったものも観られて良かったです。
巴水に誘われ、鹿児島まで足を延ばしてしまいましたが、良い旅でした。
旅猫
-
- 群青さん 2022/12/10 17:37:40
- こだわりと臨機応変さと
- 旅猫さん
こんばんは。
今回の鹿児島の旅の様子、息を呑む思いで読み進めてしまいました。
事前にしっかりと現地の様子を頭の中に入れ、バスの乗り換え時間など無駄が発生しないように予定をコントロールしつつも・・・
現地を訪れて気になった場所を見つけたら大胆に予定を変更することも厭わない。
旅の上級車にしかこなせたい旅のスタイルだな!と思う反面、自分のも少しでもその領域に行きたいな!とも感じます。
鹿児島は昔から憧れの場所なのですが、未だに実際に行けずにいる場所。
40年以上前に向田邦子のエッセイなどを読んでいて、父親が転勤族であったが故に故郷という概念のなかった彼女にとって、唯一「故郷と思える場所」だったらしい鹿児島。
自然の驚異と背中合わせで、歴史の波に覆われ続けた重層的な街の様子が人を惹きつけるのだな!と感じた次第です。
それと、旅猫さんの旅先での評価の基準がいつもに増して安定している感じがして、読んでてニンマリする瞬間が何度も!(笑)
群青
- 旅猫さん からの返信 2022/12/12 21:26:19
- RE: こだわりと臨機応変さと
- 群青さん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
旅は、計画を立てている時が楽しいので、以前はかなり綿密に旅程を考えていました。
いつの頃からか、かなり大雑把になり、行き当たりばったりが増えました。
旅慣れて来ると、現地で多少旅程を変えても何とかなるなと。
たまに失敗もありますが、それも旅の良い思い出です。
鹿児島は、まだ未踏の地でしたか。
南の端っこですから、遠いですよね。
向田邦子さんには、特別な土地だったのですね。
2,3度訪れましたが、やはり桜島は雄大でした。
あのような存在が間近にあると、やはり人の考え方も変わるかもしれません。
鹿児島と言えば、薩摩。
明治新政府がどうも好きになれないので、実は薩摩も好きではありません(^^;
それでも、島津斉彬と言う人物は嫌いでは無いので、今回は興味深く歩きました。
旅猫
-
- pedaruさん 2022/12/10 15:24:23
- 旅行記の幅
- 旅猫さん こんにちは
ひっそりと、東京を歩いているイメージでいると、日本全国どこへでもお出かけになる、しかし旅猫流は崩さない、土地の味を楽しみ、日本酒を味わう、目論見が外れることもあるそうですが、よき旅の基本形ですね。
旧鹿児島紡績所技術館 こういう木造洋風建築、大好きです。それを見るのも旅の楽しみですね。
pedaru
- 旅猫さん からの返信 2022/12/12 20:54:36
- RE: 旅行記の幅
- pedaruさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
街歩きが基本で、それが東京かほかの土地かってくらいですね。
そして、どこへ行っても、やることは同じです(笑)
まあ、色々失敗もありますけど。
古い木造の洋館は、なかなか良いですよね。
函館の和洋折衷の建物なんか、結構好きです。
個人的には、古い日本家屋も好きですが。
旅猫
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