2022年秋の長崎・福岡紀行（第１回）～開業直後の西九州新幹線＆軍艦島上陸ツアー～

2022/09/30 - 2022/10/04

2022年9月30日、開業して一週間後の西九州新幹線の長崎・武雄温泉間に乗車する目的で、随分と前から長崎行きの飛行機のチケットを予約していたのですが、それ以外の行先が決められないでいました。

数パターンの行程を検討した結果、

第1日：長崎空港⇒佐世保（松浦鉄道で伊万里・有田）⇒武雄温泉（西九州新幹線）⇒長崎
第2日：午前：軍艦島上陸ツアー　午後：長崎空港から壱岐島へ
第3日：壱峻島
第4日：壱峻島⇒福岡

という大まかな計画を立てたのですが・・・

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 ANAグループ 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

【第１日】
7時半頃に羽田空港第２ターミナルに到着するが、ロビーもANAラウンジも大変すいていた。

出発時刻の15分前に搭乗口に行くと、すでに機内への案内は始まっていた。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

機材はB787。２日前にプレミアムクラスにアップグレード。24席あるプレミアムシートは、半分以下の搭乗率だった。

定刻の8:30より前にドアクローズして、C滑走路から離陸。
その後、荒川に沿うように都内上空を飛んでいく。

しばらくして朝食が準備される。カボチャ・マイタケ・トマトのスープが美味しい。
環境問題への取り組みを反映してか、スープのスプーンは金属製で、フォーク・ナイフは木製になっていた。

朝食のメニューはこちら。

航路は、右手に、八ヶ岳・諏訪湖を見ながら南アルプス上空を通り、９時10分ごろには琵琶湖上空を通過。

10:11に長崎空港に着陸。

長崎空港 空港

長崎空港から、10:45発の佐世保行きバスに乗車。
高速には入らず、大村湾に沿って下道を走る。

ハウステンボスでトイレ休憩あり。

佐世保駅前には12時半に到着。

佐世保駅 駅

佐世保駅の海側にあるショッピングモール・させぼ五番街で待ち時間を過ごす。

駅に戻り、13:23発の松浦鉄道伊万里行きに乗車。
ロングシートとクロスシートの混成で、右側は１人席となっている。
元・国鉄の路線とは思えないくらい駅間が短いが、松浦鉄道になってからかなりの駅を新設したようだ。
中佐世保で座席は埋まり、立客もでるようになる。

列車は弓張岳を巻くような形で大きく迂回し、世界遺産の黒島行きのフェリーがでている相浦で海岸線に出る。
佐々で降りる客が多かったが、乗車する客も多く、結局、たびら平戸口まで立客が続く。

たびら平戸口駅 駅

沖縄のゆいレールが開通するまで、日本最西端にある駅だったところで、現在も２本のレールで走行する列車の駅としては最西端になる。
ここで一旦途中下車する予定だったが、気が変わり、停車中だった列車に戻って、伊万里へ向かうことにした。

たびら平戸口から先は乗客も少なくなり、全員が着席できるようになる。
御厨で下車する客が多く、クロスシートの１人席に移動。ここから松浦発電所前まで山裾を走行するが、線路の周りに倒木が多く、見通しが悪いのか、かなりの徐行運転となっていた。

松浦で乗客がすっかり入れ替わる。

前浜を出ると、少し高い位置から海岸を見下ろす形に。

15:53に伊万里駅に到着。佐世保からちょうど２時間半のロングランとなった。

伊万里駅 駅

伊万里で行き止まりになっているが、国鉄/JR時代はここから筑肥線に線路はつながっていたが、2002年に今の伊万里駅舎ができた際に、線路が分断されている。

西側が、MR（松浦鉄道）の駅舎。

東側が、JRの駅舎となっている。

かつて線路だったMRとJRの駅舎の間には道路があり、両駅舎を陸橋で結んでいる。

16:21発の有田行きに乗車し、有田駅でJRに乗り換えて武雄温泉に向かう。

武雄温泉の在来線のホームから、一旦改札口を出て、改めて新幹線ホームへ向かう。

武雄温泉駅 駅

17:24発かもめ43号の自由席に乗るが、車内はガラガラで数名の乗客しかいなかった。

嬉野温泉、新大村、諫早と各駅に停車し、ちょうど30分で終点の長崎に到着。

長崎駅 (長崎県) 駅

長崎駅から路面電車に乗車。新地中華街で石橋行きに乗り換え。

昨年の暮れにも宿泊した、ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルへチェックイン。

ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル 宿・ホテル

シングルルームの予約だったが、ツインの広い部屋にアップグレードされていた。

ホテルの目の前にある、四海樓へ。
長崎ちゃんぽんと皿うどんの発祥の地と言われており、ビルの２階にはちゃんぽんミュージアムもある。

四海樓 グルメ・レストラン

５階の展望レストランで、ちゃんぽんか皿うどんか、迷った挙句に「皿うどん」を選択。

ギョーザも追加

【第２日】
朝食は６時スタート。前回の同様、VIPルームらしきところに案内された。

ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル 宿・ホテル

一膳目は、作りたてのオムレツ＆洋食中心。
二膳目は、和食中心で、ラストにフルーツで、超満腹状態に。

腹ごなしもかねて、そのままホテルの外へ。
石橋電停の近くから、グラバースカイロードに向かう。

グラバー園まで一気に登れる斜行エレベータである、

グラバースカイロード 乗り物

エレベータの５階で外に出る。

その後、石畳の坂道を下っていくと、大浦天主堂の横に辿り着く。

ホテルに荷物を預けて、９時前にチェックアウト。
ホテルのすぐ近くにある、軍艦島デジタルミュージアムで、軍艦島上陸ツアーの受付をすます。
出航時間まで、ミュージアム内を見学。

軍艦島デジタルミュージアム 美術館・博物館

築100年を超えた、軍艦島３０号棟の1/30の模型が当時と現在の比較で展示されている。

こちらは、軍艦島のアパートの暮らしを再現したもの。
この他、さまざまな展示が興味深かったが、軍艦島の上陸禁止地区をドローンで撮影したと思われる、VR映像は迫力があった。

桟橋に10時５分に集合。
2階建ての船の一階は満席。映像を交えながらのガイドさんの説明が分かりやすい。

軍艦島フェリー (マーキュリー) 乗り物

右手に長崎造船所を見ながら進む。世界文化遺産の構成資産でもある、ジャイアント・カンチレバークレーン。

伊王島大橋をくぐる。

11時過ぎ、ようやく軍艦島が近づいてきた。

端島 名所・史跡

長崎市の決まりで、波高が0.5ｍを越えると上陸できないが、11時半に無事上陸。
ちょうど、テレビの撮影が入っていた。
上陸後まもなく、第一見学広場へ。かなたに見えるのが、端島小中学校跡。

崖の上に立っているのが、幹部クラスの住居跡

第二見学広場前にある、炭鉱の総合事務所跡。

第三見学広場の前が、30号棟。2～３年前まで姿のあった箇所も一部崩落していた。

こちらは、プール跡。

1時間弱の上陸で、12時半ごろに軍艦島を後にする。

13時過ぎに桟橋に到着。
空は晴れ、波も穏やかで、快適なツアーだった。

ホテルに預けていた荷物を引き取り、路面電車で新地中華街へ向かう。
ここから、長崎空港行きのリムジンバスに乗車し、35分で空港に到着。

長崎新地ターミナル 乗り物