喜多方の奥にある会津日中温泉「ゆもとや」そして高湯温泉「二階堂」と２つの秘湯梯子。06ぬる湯の「二階堂」のお湯はメッチャぬるかった～

2022/09/22 - 2022/09/25

一度訪れたかった福島の秘湯である二階堂。
なんと開湯300年の歴史ある秘湯です。
湯治場としても有名。
水温32度のチョーぬる湯。
吾妻小富士の東側にあり、標高920mで冬は激寒の所です。
当然冬季は休業。
4月下旬～11月下旬の営業です。
勿論、携帯は通じません。

なかなか機会が無かったのですが、今回やっと伺うことができました。

32度のぬる湯で酸性明ばん泉という温泉。
暫く浸かって冷えた身体を42度の普通のお湯（上がり湯）で身体を暖める。
これを繰り返します。
最初は「これ、ぬるくて無理～」
と思っていましたが、不思議な感覚ですが、食後も朝も入っちゃいました。
江戸時代から「眼病」「皮膚病」「化膿症」に効く名湯として知られているようで、湯治客もいらっしゃいました。。
でも、こんなぬる～い温泉、初めてでした。

雑誌「温泉」が日本ぬる湯温泉番付でぬる湯東の横綱に認定された温泉です。
因みに西の横綱は新潟県の栃尾又温泉とのことです。

本物の秘湯だと思いました。

エリア 福島市(福島)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

喜多方市を出て、吾妻小富士の東側にある高湯温泉に向かいます。

雨は止みました。

水田は刈り取りが終わった所とこれからの所と。。。

綺麗ですね・・
田舎の方にとっては当たり前の景色かもしれませんが、私たちにっては嬉しい景色です。

おっ？
雲の動きが早い。。。
晴れるかな？

ドンドン雲が動いています。。

安達太良山系の山々でしょうか？
遠くの山々が見えてきました。

おっ
チラッと見えた吾妻小富士。
あの山の東側にある山奥の秘湯に向かってます。

途中から、こんな狭い一本道に。。。。

対向車が来たらすれ違えないな～～

でも緑が綺麗な道を進んでます。

突然勾配がなだらかになり、左右が綺麗に整備された道になりました。

喜多方から一般道を東に1時間45分。
秘湯である高湯温泉の二階堂に到着です。

福島は広いな～

雨が止んで良かった～

何処が入り口？？？

いい感じの外観ですね～
昭和初期か大正の建物ですね～

素敵ですね～

外観を撮影していたら、
「いらっしゃいませ。」
フロントに案内されました。

明治43年の宿泊人名簿ですね～

江戸時代の許可証ですね。

左下に
桜本村　
の表記がありますね。

今のココの住所は福島市桜本です。

部屋に案内されます。

キョロキョロしちゃいます。

部屋は2階です。

２階の廊下。

時間の流れが止まったようです。

永年、飾られているんだろうな～

２階に上がってきました。

広～い踊り場。

一番奥が明治からある茅葺の建物です。
現在屋根の葺き替え中です。

２階の廊下。

素敵な廊下ですね～

2階の窓からの景色。

隣のお部屋。
障子一枚でお部屋です。
もちろん、お部屋に鍵はありません。
民宿のような秘湯宿ですね。

ココが私たちが一晩お世話になるお部屋です。

十五号室です。

こんなお部屋です。

山奥にある秘湯っぽい和室ですね。

この雰囲気、好きだな～

タイルと歯ブラシ、浴衣。。。

ストーブ？
9月24日ですよ？
前日、使用したそうです。
夜、寒いんだな～

翌朝、寒くてこのストーブ点けることに。。。。

テーブルの上のメモ。

夕食　18時
朝食　7時30分

22時から24時　風呂清掃

チェックアウト　10時

鏡台
殺虫剤
うちわ
殺虫剤

こんな所が凝った造りの部屋です。

窓越しの景色。

原生林に囲まれています。

カメラ持参で宿内を夫婦で探検。

この廊下、雰囲気あるな～

1階の廊下。

古い日本映画に出てきそうです。

むか～しの電話です。

庭に出てみました。

ここは吾妻小富士まで続く登山道の起点でもあるそうです。

どこまでがこのお宿の庭なんだろう？

原生林に囲まれたお宿です。

いい感じですね～

一眼レフ構えて宿を撮影する他のお客さんも現れました。

これこそ秘湯の建物ですね。

屋根の葺き替えは職人さんの確保含め大変だそうです。

奥の建物は閉鎖中でした。

ココが一番、絵になるかな？

こんな掲示がありました。

明和8年（1771年）の証文です。

これは享和3年(1803）の証文です。

文政2年(1819)の証文

昔のこのお宿の絵ですね。
左のお山は吾妻小富士ですね。

これもこのお宿の絵ですね。

洗面所は共同です。

この奥に、当時客のための自炊部屋がありました。

猫

ココにも。。。

このお宿の猫ですね。

さあ温泉へ。
お宿の規模の割に温泉は小さく、4人も入ったらいっぱいです。
でも風情がある素敵な雰囲気です。

それより「ぬる湯」といってもかなりぬるい。
32度はかなりぬるいぞ～～
温泉ではない普通のお湯（42度ぐらい）がはってあるポリの浴槽（上がり湯）があり、そこに入っている方の時間が長くなっちゃいます。
そこに入った瞬間、「はぁ～　あたたかい～」となります。

源泉は贅沢にドバドバ出続けていました。

※写真はHPよりお借りしました。

ぬる湯として「東の横綱」とされているだけあってぬるいです～～
でもでも、効能はあるようです。

ほのかに鉄分の香りがします。

※写真はHPよりお借りしました。

「眼病」「皮膚病」「化膿症」に効く名湯として知られ、治癒の例も多いようです。

でも、ぬるいな～～

冷たい温泉と加熱した湯（上がり湯）に交互に入り、あがったとき、爽快感があるんです。
不思議です。

※写真はHPよりお借りしました。

つづく