2022/10/15 - 2022/10/15
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チャムンパスさん
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この旅行記のスケジュール
2022/10/15
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野沢温泉バスターミナル
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御嶽神社
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湯沢神社
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洗心の滝・温泉薬師堂
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2022年10月中旬の週末に、長野県北部の飯山市、野沢温泉村、木島平村へ一泊二日の一人旅に行って来ました。
長野県を代表する温泉地の一つ、野沢温泉は行きたい場所でしたが、スキー場のそばに温泉街があるため、週末予約の取りにくい積雪期の冬を避けて訪問する時期を検討していまして、今回訪問することに決めました。
旅の1日目は飯山市街を訪れ、『雪国の小京都』と謳われる飯山の風情ある街を散策しました。
その日は野沢温泉の民宿に泊まって、情緒豊かな温泉街の共同浴場の湯めぐりをしました。
2日目は飯山市・野沢温泉村に隣接する木島平村に移動して、電動アシスト付き自転車をレンタルし、秋の訪れを感じる自然豊かな村内をサイクリングしました。
そして旅の最後は眺望自慢の露天風呂がある馬曲(まぐせ)温泉を訪問し、立ち寄り湯で締めくくりました。
本編は宿泊先の下高井郡野沢温泉村の前半(1日目日中)の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2022年10月秋の週末一泊一人旅~長野県飯山・野沢温泉・木島平①:『雪国の小京都』飯山~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11779589
飯山駅15時15分発ののざわ温泉交通バス『野沢温泉ライナー』に乗車して約40分、終点の野沢温泉バスターミナルに到着しました。
運賃は片道大人600円です。 -
バスターミナルから温泉街のメインストリート『大湯通り』に出て、共同浴場『大湯』方面に向かって歩き、途中『松葉民宿街』と書かれた看板の角を右折しました。
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スキー場に向かう緩やかな坂を上ると、途中右手に今回の旅のお宿『げんたろう屋』さんがあります。
全室14部屋のこじんまりとした『民宿』ですが、4階建の鉄筋コンクリート造りのホテルのような建物です。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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じゃらんで予約したプランは『【スタンダード】 天然温泉と伝統の味 げんたろう屋基本プラン 【1泊2食付】』で、基本料金は10,450円です。
現在は全国旅行支援の対象宿です。
玄関は2階にありますので入ろうとしたら、入口の上に花が描かれています。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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イチオシ
脇の駐車場に回るとお宿の側面の壁にカラフルで巨大な壁画が…
この壁画は現代アート作家の『冬耳(ふゆじ)』氏の作品を、野沢温泉村在住の塗装業の方がペンキで再現したものです。
お宿のご主人が大阪のアートギャラリーを経営する方と大学時代の友人であったことから、実現したプロジェクトの作品なのだそうです。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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フロントで到着を告げるとお宿のご主人が出てこられて、チェックインの手続きを済ませました。
客室のオートロック式のカードキーを受け取り、エレベーターで4階の510号室に行きました。
実は当初一番小さな4畳半の部屋を予約していたのですが、お値段そのままで6畳の客室にグレードアップしていただきました。
ありがとうございました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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客室には洗面所とトイレも付いて、使い勝手は良かったです。
野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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最上階のお部屋の窓から眺めた景色です。
温泉街と周辺の山々を見渡すことができました。
山の上の樹々は少し色づいていて、来月になると綺麗な紅葉が眺められそうです。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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客室でお茶を飲んで少し休んでから、共同浴場の湯巡りを兼ねて温泉街を散策することにしました。
お宿の夕食の開始時間は18時なので、それまでに戻る必要があります。
クローゼットの中から、バスタオルとハンドタオルを持ち出しました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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2階のフロントとロビーの様子です。
ロビーはストーブが置かれた、明るくシンプルな造りです。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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玄関先に飾られていた絵は、壁画の原画の作者の冬耳氏の作品です。
野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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若手の現代アーティスト、冬耳氏の紹介です。
野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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夕陽に照らされ始めた温泉街を一回りしてきました。
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イチオシ
野沢温泉のランドマークの一つ、大湯の前に来ました。
野沢温泉を代表する湯屋建築の共同浴場です。
野沢温泉にはこの大湯をはじめ13ヶ所の共同浴場がありますが、さすがに1泊で全ての外湯巡りは無理ですね。
ほどほどに楽しむことにしました。野沢温泉 大湯 温泉
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早速大湯で一風呂浴びることにしました。
浴室と脱衣所が一体となった造りで、入口手前に湯温低めの『ぬる湯』、その奥に湯温高めの『あつ湯』の浴槽があります。
訪問当日、浴場内は宿泊客や日帰り客で混雑していました。
全国旅行支援もはじまり、ようやく週末の温泉地に宿泊客が戻ってきたようでした。野沢温泉 大湯 温泉
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大湯の源泉の泉質はアルカリ性の単純硫黄泉で泉温は66℃、胃腸病やリウマチ、婦人病や中風に効能があるそうです。
薄暗い浴室の中で、浴槽の中のお湯は緑がかっていました。
ぬる湯の浴槽は湯温42℃程の適温で、先にそちらで身体を馴らしてからあつ湯の浴槽に入りました。
あつ湯の湯温は45℃程で、身体にピリピリと熱さが伝わってきました。
長居はせずに浴槽から出て、着替えて外に出ると秋の夕暮れ時の山のひんやりとした空気が気持ちよかったです。
無人で番台はありませんが、日頃浴場を清掃・管理される地元の方に感謝して、寸志を入口の『賽銭箱』に投入しました。野沢温泉 大湯 温泉
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大湯の近くに建つ老舗旅館『さかや』さんの姉妹館『はなれ・寿命延(じょんのび)』さんです。
元々は2009年に開業した温泉旅館『湯宿寿命延』でしたが、最近コンドミニアム型ホテルとしてリニューアルオープンしたそうです。
スキー場も近い野沢温泉で、長期滞在に対応したリゾート宿泊施設です。湯宿 寿命延(じょんのび) 宿・ホテル
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古くから温泉地として開かれた野沢温泉の温泉街には、風情のある温泉旅館があちこちにあります。
野沢温泉 山田屋旅館 宿・ホテル
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こちらは『村のホテル・住吉屋』さんです。
野沢温泉に伝わる郷土料理が自慢の高級老舗旅館です。
一人では泊まれないお宿なのですが、雰囲気の良さから外観を撮影しました。野沢温泉 村のホテル 住吉屋 宿・ホテル
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その住吉屋さんの近くに野沢温泉のランドマークの一つ、『麻釜(おがま)』があります。
国の天然記念物に指定されています。野沢温泉 麻釜熱湯湧泉 名所・史跡
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麻釜は野沢温泉に30ヶ所ある源泉の一つですが、大釜・茹釜・丸釜・竹伸(たけのし)釜・下釜の5つの温泉の湧出口から構成されています。
野沢温泉の源泉の中でも毎分約500リットルと最大級の湧出量を誇り、ここの温泉を引湯する共同浴場やホテル、旅館、民宿も多いそうです。
源泉の湧出口は温度差があり、地元の方は野菜の下茹でや籠細工の材料の竹の加工にと、用途に応じて源泉を使い分けられています。
泉温は低いものでも70℃、高いもので90℃クラスの高温で周囲に柵がなく危険なため、地元の方以外は立入禁止になっています。野沢温泉 麻釜熱湯湧泉 名所・史跡
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イチオシ
竹細工の竹の加工に使われる丸釜です。
泉温は71℃と5つの源泉の中では比較的低め。野沢温泉 麻釜熱湯湧泉 名所・史跡
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野菜の下茹でに使われる大釜です。
泉温は90℃の超高温です。野沢温泉 麻釜熱湯湧泉 名所・史跡
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麻釜の近くにある湧水と、『野沢温泉小唄』記念碑です。
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麻釜の近くに石段とその先に鳥居が見えましたので、近くに寄ってみました。
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石段の先には小さなお社が鎮座していました。
『御嶽(おんたけ)神社』と呼ばれ由来は不明ですが、同じ長野県にある御岳山に縁があるのでしょう。 -
温泉街の高台付近を通る道を歩くと、立派な鳥居が建っていました。
石段を上っていくと… -
イチオシ
野沢温泉の鎮守様『湯沢神社』の社殿がありました。
拝殿正面の唐破風の屋根周りの彫刻が見事ですね。 -
拝殿と背後の本殿の全体を写真に収めました。
こちらも先ほどの御嶽神社と同様、創建の時期は不明ですが、古くからここに鎮座する神社の様です。
毎年9月8日から9日にかけて、ここで『灯篭祭り』が開催されるそうです。 -
湯沢神社を出てしばらく歩くと、『洗心滝』と呼ばれる小さな滝と…
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滝の右手の石段の先に『温泉薬師堂』が建っています。
病を癒す功徳のある薬師如来は、温泉地に縁の深い仏様ですね。 -
洗心の滝と温泉薬師堂を右手に見ながら正面に、『健命寺』の山門が建っています。
旅の1日目の日中は飯山でガッツリと寺巡りをしましたが、古い神社仏閣には興味がありますので立ち寄りました。薬王山健命寺 寺・神社・教会
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山門を潜ると石段が続き、その先に仁王門が建っています。
薬王山健命寺 寺・神社・教会
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仁王門は最近建て替えられたもので新しいです。
薬王山健命寺 寺・神社・教会
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仁王門の近くには鐘楼が建っています。
薬王山健命寺 寺・神社・教会
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健命寺は上杉謙信所縁の曹洞宗の禅寺です。
創建は室町後期の1568(永禄11)年で、ご本尊は最初薬師如来でしたが、江戸中期の1706(宝永3)年に曹洞宗本来の本尊の釈迦如来に替わりました。
積雪対策で屋根の傾斜が急な本堂には、釈迦如来の前立本尊が祀られています。薬王山健命寺 寺・神社・教会
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こちらは寺の創建からしばらく経って造られた前立本尊の薬師如来像を祀る『薬師堂』です。
先ほどの湯沢神社拝殿と同様、屋根周りの彫刻が素晴らしいです。薬王山健命寺 寺・神社・教会
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確認は出来ませんでしたが、健命寺の境内には『野沢菜発祥』の碑があるそうです。
遺伝学的には否定されていますが、昔寺の住職が京都から持ち帰った蕪の種を播いて出来たのが野沢菜、という伝説がありますね。
静寂の中に佇む健命寺、いい雰囲気のお寺でした。薬王山健命寺 寺・神社・教会
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健命寺からお宿に戻る途中でもう一度湯巡りを、と思って立ち寄った『河原湯』です。
このとき時刻は17時20分頃でまだ余裕がありました。
先ほどの大湯と同様、浴場内は利用客で大盛況でした。
河原湯の源泉の泉質は弱アルカリ性のカルシウム・塩化物・硫黄泉で泉温は60℃、皮膚病に効能があるそうです。
浴室内は照明で明るかったですが、1つだけの浴槽の中のお湯は大湯よりも黒みがかった濃い緑色でした。
加水はされていますが、入ってみると湯温は45℃弱のかなり熱いお湯でした。野沢温泉 河原湯 温泉
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17時50分頃にお宿に戻って来ました。
これから夕食を頂きます。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2022年10月秋の週末一泊一人旅~長野県飯山・野沢温泉・木島平③:野沢温泉で湯めぐり・後編~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11786548野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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この旅行記へのコメント (2)
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- 万歩計さん 2022/11/02 09:38:10
- 風情ある野沢温泉
- チャムンパスさん、おはようございます。
野沢温泉、風情がありますね。野沢温泉=スキーのイメージが強いですが、レトロな温泉街と寺社仏閣が落ち着いた雰囲気を醸しています。
私は共同浴場のある温泉街が大好きです。昔から地元の人に大切に守られてきた温泉の証です。今は亡き野口悠紀雄さんが主宰していた「日本温泉遺産」にも、確か野沢温泉が入ってました。
東北から始めた秘湯巡り、これから北関東、越後、信州と徐々に南西に移動する予定です。
万歩計
- チャムンパスさん からの返信 2022/11/02 12:40:52
- Re: 風情ある野沢温泉
- 万歩計さん、こんにちは。
コメントをお寄せいただきありがとうございます。
万歩計さんの仰る通り、古くから開かれ発展した温泉街は、街の佇まいに歴史を感じる趣きと風情を感じますね。
山奥の1~2軒の秘湯感漂う温泉もいいですが、こういう温泉地も私は好きです。
野沢温泉の共同浴場は周辺の旅館や地域住民の方達が共同で管理されていますが、旅館の宿泊客だけでなく一般の観光客にも開放されているのがいいですね。
共同浴場を利用される外部の方は、ルールやエチケット、マナーを守るだけでなく、地域の方に感謝して『維持協力金』を寸志として納めていただきたいなと思います。
万歩計さんの今後のご予定を確認させていただきましたが、これからも安全で楽しい旅を続けてください。
次回投稿いただく旅行記を楽しみにしています。
チャムンパス
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湯宿 寿命延(じょんのび)
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