2022/10/15 - 2022/10/16
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この旅行記のスケジュール
2022/10/15
2022/10/16
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野沢温泉バスターミナル
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2022年10月中旬の週末に、長野県北部の飯山市、野沢温泉村、木島平村へ一泊二日の一人旅に行って来ました。
長野県を代表する温泉地の一つ、野沢温泉は行きたい場所でしたが、スキー場のそばに温泉街があるため、週末予約の取りにくい積雪期の冬を避けて訪問する時期を検討していまして、今回訪問することに決めました。
旅の1日目は飯山市街を訪れ、『雪国の小京都』と謳われる飯山の風情ある街を散策しました。
その日は野沢温泉の民宿に泊まって、情緒豊かな温泉街の共同浴場の湯めぐりをしました。
2日目は飯山市・野沢温泉村に隣接する木島平村に移動して、電動アシスト付き自転車をレンタルし、秋の訪れを感じる自然豊かな村内をサイクリングしました。
そして旅の最後は眺望自慢の露天風呂がある馬曲(まぐせ)温泉を訪問し、立ち寄り湯で締めくくりました。
本編は宿泊先の下高井郡野沢温泉村の後半(1日目夜から2日目朝)の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2022年10月秋の週末一泊一人旅~長野県飯山・野沢温泉・木島平②:野沢温泉で湯めぐり・前編~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11786282
湯巡りを兼ねた温泉街の散策を終えて、本日のお宿『げんたろう屋』さんに戻って来ました。
浴衣に着替えて、約束の18時に2階の大広間で夕食を頂きました。
着席した時の卓の上のお料理のセッティングの様子です。
1万円程のリーズナブルな宿泊料金の夕食ですので、内容は期待していませんでしたが、前菜に野沢温泉の郷土料理の一つ『いもなます』を添えられるなど、旅先のご当地感が出ていました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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飲み物は白ワインを頂きました。
夕食の後にまた外湯巡りをする予定でしたので、少ししか飲めない自分は飲んだ後で寝落ちしない様に、通常よりもかなり量を控えました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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お料理は食事の途中でも運ばれて来ました。
お凌ぎの信州そばです。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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最初の配膳の時にすでに出されていましたが、季節の地元産野菜の炊き合わせです。
中に入っていたキノコは初めて食べる種類で、後でお宿の人に聞いておけば良かったと少し後悔しています。
お料理に使われるキノコは、お宿のご主人が山で採取されるそうです。
ありがたく頂戴しました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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後から運ばれてきた天ぷらの盛り合わせです。
野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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鍋は長野県産の豚肉と野菜の寄せ鍋です。
これからあったかい料理が嬉しくなる季節ですね。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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シメのご飯とすまし汁です。
ご飯はセルフでお代わり自由です。
香の物はもちろん野沢菜漬けです。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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食後のデザートはりんごではなく、梨でした。
みずみずしく季節感がありますね。
お料理も多すぎず少なすぎず、丁度いい量でした。
ごちそうさまでした。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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夕食を頂いてから客室に戻って少し休んでいましたが、飲む量をセーブした判断が正しく、今回寝落ちすることはありませんでした。
20時過ぎにお宿を出て、夜の温泉街を歩きながら外湯巡り再開です。
と言っても何ヶ所も回る訳ではなく、ある共同浴場を目当てに出掛けたという方が正解です。
なお、野沢温泉の共同浴場の利用時間は、朝5時(11月~翌年3月は6時)から夜23時までです。 -
共同浴場『大湯』の前を通り、居酒屋『治作』さんの前を通過して…
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民宿『三十苅(さんじゅうがり)荘』さんの先のY字路を左手に進みました。
三十苅荘 宿・ホテル
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イチオシ
目的地に行く途中で見かけた『道祖神』の祠です。
お宿の玄関にも飾られていましたが、正式には『ヤチマタヒコ』と『ヤチマタヒメ』の2神で、縁結びや夫婦円満、子授けにご利益のある、野沢温泉では身近な神様です。
毎年1月15日に開催される『道祖神祭り』(私の出身地では『とんど』と呼んでいます)は、日本三大火祭りに数えられる野沢温泉最大のイベントです。 -
右手に共同浴場『上寺湯』がありますが、そのまま直進しました。
野沢温泉 上寺湯 温泉
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途中の左手に建つ洗濯場と…
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右手に建つお好み焼き屋『あけび亭』さんの交差点を右折して…
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通りを挟んで『中島屋旅館』さんの向かいに…
野沢温泉 中島屋旅館 宿・ホテル
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お目当ての共同浴場『熊の手洗湯(てあらゆ)』があります。
野沢温泉 熊の手洗湯 温泉
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熊の手洗湯の前に温泉の給湯口がありますが、これは熊の手洗湯の源泉ではありません。
野沢温泉 熊の手洗湯 温泉
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熊の手洗湯の源泉の泉質は、弱アルカリ性のカルシウム・塩化物・硫黄泉で、火傷や傷に効能があるそうです。
野沢温泉にある多くの源泉の泉温は、通常50℃から90℃までの『高温泉』です。
ところがここの源泉の泉温は41℃弱の『温泉』で、条件さえ整えば加水なしでそのまま温めの温泉に入浴することが出来るのです。
訪問当時ここも宿泊客で混雑していましたが、温めの野沢温泉に入れることで特に人気が高いようです。
外湯巡りはしたいけど熱い温泉は苦手という方には、ここはおススメです。野沢温泉 熊の手洗湯 温泉
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男女別に分かれた浴室の構造は、『大湯』や『河原湯』と同様に浴室と脱衣所が一体になった造りになっています。
他の共同浴場も同様ですが脱衣所はロッカーではなく棚で、防犯のため貴重品を預ける小さなロッカーがあります。
浴槽は入口近くに『ぬる湯』、奥に『あつ湯』の2ヶ所あります。
浴槽の中のお湯は淡い緑色で、透明度も高かったです。
ぬる湯の湯温は41℃程で長湯が出来る位でしたが、夕方に入浴した大湯と同様に、ぬる湯で身体を馴らしてあつ湯の浴槽に入ってみました。
あつ湯の湯温は45℃程で、他の共同浴場と大差ありません。
熊の手洗湯の源泉だけでなく、他の熱い源泉の温泉も加えて2つの浴槽の湯温を調整しています。野沢温泉 熊の手洗湯 温泉
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外湯巡りを終えてお宿に戻ってから客室でくつろいでいましたが、まだ『げんたろう屋』さんのお風呂に入っていなかったので、就寝前に入ることにしました。
22時過ぎにエレベーターで1階に降りました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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げんたろう屋さんは檜の浴槽のお風呂と、石の浴槽のお風呂の2種類の内風呂がありますが、滞在中男女入れ替えはなく固定です。
今回は写真の廊下突き当たりの石風呂が男湯でした。
お風呂は滞在中はいつでも利用できます。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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脱衣所の棚の様子です。
お宿の規模相応のこじんまりとした浴場です。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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脱衣所からガラス越しに浴室を撮影しました。
野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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石風呂の浴槽は1つだけです。
浴槽の中のお湯はやや白濁した緑色で、緑色と白色の硫黄泉の両方の色の特徴を持っていました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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入浴当時は源泉の熱湯の他に、山の冷水も浴槽に注がれていました。
湯揉み棒で浴槽のお湯をよくかき混ぜて、湯温は44℃位でなんとか少し長めに入れる程になりましたが、身体にジンジンと熱さが伝わってきました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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げんたろう屋さんのお風呂は、源泉掛け流しです。
溢れた温泉は浴槽の縁の排湯用の溝から外に流れていきます。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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石風呂の洗い場は4ヶ所です。
チェックインの時にご主人から給湯ボイラーが不調で、お湯の出が悪いことを聞いていました。
実際に使ってみると、お湯が全く出てこない…
仕方なしに、浴槽の温泉で身体を洗いました。
ご主人、早めにボイラーの修理をお願いします。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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石風呂の温泉は『滝の湯』の源泉を使用しています。
源泉の泉質は弱アルカリ性の単純硫黄泉で、泉温は73℃です。
ちなみに檜風呂の温泉は石風呂と異なり、麻釜(おがま)の源泉を使用していて、浴槽は『ぬる湯』と『あつ湯』の2種類あります。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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お宿のお風呂の温泉も堪能出来たことですので、夕食時にお宿の方に敷いていただいた布団に入って、0時前に就寝しました。
野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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翌日10月16日(日)は、5時30分頃に起床しました。
窓から外を眺めてみると、周辺の山に雲が懸かっていました。
山の天気は変わりやすく、2日目の天気が少し心配です。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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6時頃に1階の石風呂で朝風呂に入りました。
昨晩利用した後に誰かが加水を止めたらしく、この時浴槽の湯温は45℃を超えていました。
後で他の宿泊客の方も入浴に来られましたので、朝は遠慮なく加水して42~43℃まで湯温を下げて利用しました。
入浴後、7時30分から夕食と同じ2階の大広間で朝食を頂きました。
毎年5月から10月までの日曜日の朝6時から7時30分の間、近くの大湯通りで朝市が開催されていることをご主人からお聞きしました。
土産物の買い物は帰る時と決めていますので、結局そちらには行きませんでした。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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鍋の湯豆腐です。
旅館の朝食はいつも美味しく感じられます。
ご飯はセルフでお代わり自由、お茶碗2杯分頂きました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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イチオシ
朝食を頂いてからチェックアウトまでの間、まだ時間に余裕がありましたので、お宿から目と鼻の先にある共同浴場『松葉の湯』に行きました。
1階に洗濯場、2階に男女別の浴場の造りで、こちらも大湯と同様の湯屋建築の建物です。
ここが最後の野沢温泉の湯巡りとなりました。野沢温泉 松葉の湯 温泉
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松葉の湯の源泉は麻釜(大釜)と湯の宮の混合泉で、泉質はアルカリ性の含硫黄のナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉、泉温は83℃です。
糖尿病やリウマチ、中風、神経痛に効能があると言われています。野沢温泉 松葉の湯 温泉
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浴場は脱衣所と浴室がガラス戸で仕切られた造りになっています。
訪問当時誰も利用されておらず貸切状態でしたが、野沢温泉の共同浴場は内部が撮影禁止のため、今回撮影は控えました。
直前まで利用されていなかったため、1つだけある浴槽に新鮮な温泉だけ注がれていましたが、湯温は45℃を軽々とオーバーしていました。
浴槽の中のお湯は無色透明に近かったです。
少し後に入浴に来られた方と相談して、加水して一気に43℃辺りまで湯温を下げて入浴しました。野沢温泉 松葉の湯 温泉
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一口に熱い硫黄泉で括られる野沢温泉ですが、源泉の違いで色々な表情を見せてくれました。
お宿に戻り帰り支度をして、9時30分頃にチェックアウトの手続きを済ませました。
ご主人をはじめお宿の皆さん、大変お世話になりました。
内風呂の洗い場のお湯が出ないトラブルはありましたが、リーズナブルなお値段で一人でもくつろいで泊まれるところが良かったですね。
2階の廊下に野沢温泉の昔の写真が飾られていました。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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げんたろう屋さんは、1950(昭和25)年頃にはすでに営業されていたようです。
現在は一般の観光客や冬季のスキー客の他に、大学の体育会系クラブや同好会、サークルの合宿所としても利用されています。野沢温泉 げんたろう屋 宿・ホテル
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朝起きた時はちょっと天候を心配しましたが、2日目も気持ちよく晴れて安心しました。
昨日降り立った野沢温泉バスターミナルに向かいました。 -
9時40分発ののざわ温泉交通バス『野沢温泉ライナー』飯山駅行きに乗車して、野沢温泉を後にしました。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2022年10月秋の週末一泊一人旅~長野県飯山・野沢温泉・木島平④:木島平村でサイクリング~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11787509
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旅行記グループ 2022年10月秋の週末一泊一人旅〜長野県飯山・野沢温泉・木島平〜
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