2023/08/10 - 2023/08/13
6622位(同エリア20257件中)
アザゼルさん
今回はイギリスのコーンウォールです。
イギリスが好きな人でも、コーンウォールを旅行先に選ぶ人は少ないのでは?
「コーンウォール?何それとうもろこしが壁作ってんの?」という声が聞こえそうだ…。
イギリスの地図見て!
ロンドンが右下の方にあるじゃん?
コーンウォールは左側のヒラヒラしたところだから!
【ルート】
2泊3日
1.今住んでるロンドン→(直通電車4時間半)→ボドミン Bodmin
★英国貴族が住んでいたマナーハウスを散策する
2.ボドミン→(バスを乗り継いで2時間)→ティンタジェル Tintagel
★伝説のアーサー王生誕の地とされるティンタジェル城を探検
3.ティンタジェル→(バスと電車で3時間)→セント・オーステル St Austell
★途中で寄るグルメの港町パドストゥPadstowでシーフードを食べる!
★環境学エコロジーの聖地エデン・プロジェクトを訪問
4.セント・オーステル→(直通電車4時間半)→ロンドン
【旅の友】
なし。いつも通り1人。今回はぬいぐるみもなし。バスを待つ暇な時間はずっとジャンプ+を読みまくっていた。ありがとう集英社。
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コーンウォールって、あまり日本では聞いたことない方も多いかと思います。
地球の歩き方にもちょっとだけ載ってるくらい。
イギリスのブリテン島の西南、左下の方。
日本でいうと九州的な?
イギリス人でもコーンウォール行ったことあるって人、そうは多くない。
海と港町と豊かな自然が有名。
あと英国史的に、政治犯の逃げ場所だったりする笑
今回コーンウォールへの旅行は2回目。
最初に行ったとき「ガイドブックがあればよかった!」と感じたので、今回は閉店した八重洲ブックセンターで半額セールしていたLonely Planetロンリープラネットの「Devon & Cornwall デボンシャー & コーンウォール」というガイドブックをGETしておいた。
正直、買っておいてよかった。
Google Mapでもバスは調べられるけど、町の大きさとか位置関係がバスの接続に関係するので、やっぱりガイドブックはあったほうが良いと感じた。 -
【まさかのストライキ!】
今回は電車をすべて予約していった。
イギリスでは当日券と予約券とでは金額が5倍も異なることがあるからである。
お陰で移動はスムーズだった。
ロンドンからコーンウォールまでは深夜電車を予約していった。
イギリスの深夜電車は結構評判が良くて、一度乗ってみたいと思っていた。深夜電車は英語でスリーパー sleeper という。
ということで楽しみにしていた。
が。
3週間ほど前になりメールが。
「ストライキによりあなたが予約した深夜電車がキャンセルされました」
は????
夏だからな、これだよ。
ストライキというのは「お客さんが一番多い時期=キャンセルされると運営会社が困る時期」を狙って行われるのが往々にしてある。
おいおいまさかのこのサマーホリデイにストライキするなって。
ということで仕方なく返金手続きを取り、別の電車を買う。
当初予約券を購入した当時より円安が進んでいたおかげで、返金で返ってきた金額の日本円の方が高いというおまけつき。
よしとしよう。 -
【駅の近くに前泊】
朝6時のパディントン駅発の電車に乗ります。
今住んでいるところからパディントン駅までの道のりを逆算すると朝の4時前に起きる羽目になるので、パディントン駅の近くに前泊しました。
場所はハイドパークのすぐ近く「Smart Hyde Park View Hostel」です。普通に快適なホステルでした。
パディントン駅まで歩いて10分なので、また利用しようかな。ただここ、利用に年齢制限があり、45歳までしか泊まれない仕様なので、いつか将来泊まれなくなるのだなとしんみり。
そんな感じでまだ空も暗い中、ルームメイトと共に朝5時に起き、顔だけ洗ってそのまま駅へ。
※ユースホステルで朝早く起きる時は、部屋の電気をつけられないので着替えや荷物の詰め替えは可能な限り前日に済ませておくか、シャワールームでやること。
ペンザンス行きの電車に4時間半揺られる。
快適~。イギリスの電車を運行する会社は複数あるが、そのうちGreat Western Railwayという会社の場合、Quiet Coachというものがある。「静寂車両」と訳すのか、つまりは家族連れを避けたい独り者が利用する車両のことで、オンライン予約する時に指定することができる。
そんな感じで、日本の新幹線とは異なり車内販売もまだ現役だし、イギリスの電車は勝手が良い。パディントン駅 駅
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コーンウォールを旅行する時はExeter エクセターを過ぎた頃から楽しくなる。
Plymouthプリマスを過ぎるとさらに良い。
干潟を通り、海を通り、平原を抜けるのが何とも心地よい。 -
さてコーンウォールの田舎に着いたら今回はボドミン・パークウェイ Bodmin Parkway駅で降りる。
ここから、ナショナル・トラストが運営するマナーハウス(貴族のお屋敷)である「ランハイドロック Lanhydrock」に向かうのだが、行き方がわからない。
Google map先生曰く、選択肢は2つ
・40分歩く
・バスに乗り、次のバス停で降りてから25分歩く
まあ楽な方とりたいなぁとバスに乗る。これが失敗だった… -
何が失敗かって、忘れてた。
田舎の車道には、歩道がない。
もう一度言う。
歩道がない。
そう、
自分のすぐ横を車がビュンビュン通り過ぎて行く。
怖い( 'ω')ヒェッ
そして運転手にもえらい迷惑である。
すいませんすいませんと心の中で呟きながらひたすら車道を歩く!!!
何の修行だというのか -
やっとの思いで辿り着く。
途中、車道を歩くことが申し訳なさすぎて沼を歩いたりした。
Lanhydrock
読めないよね。
ランハイドロック。
コーニッシュ Cornish=コーンウォール語で「聖ハイドロックの教会の囲われた土地」という意味だそうで。
コーンウォール語って何?
英語とは全く違うケルト語グループに属する地元の言語だよ。
コーンウォールはイングランドから遠いので英語とは異なる言語が昔は話されていたのです。
もっとも今はコーンウォール語しか話さない、なんて人はいませんが、このような固有名詞や地名に残っているし、看板を見上げれば英語とコーンウォール語が併記されていることもある。
ケルト語グループには他に
・フランスのブルターニュ地方で話されていたブルトン語 Breton
・アイルランドの西部で今も使われているアイルランド語 Irish
・イギリスのウェールズで話されていたウェールズ語 Welsh
・イギリスとアイルランドの間に浮かぶマン島 Isle of Manで使われていたマン語 Mannish
があります。
このケルト語グループにコーンウォール語 Cornishも含まれます。
3ヵ国に跨って使われた、一時は消えかかったものの今は復活した言語。いいですよね。ナショナルトラストが管理するマナーハウス。広いのでゆっくりできる by アザゼルさんランハイドロック ハウス 文化・芸術・歴史
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このランドハイドロック。
貴族のお屋敷 + めっちゃ広いお庭 + 教会、という構成となっている。
起源は15世紀にさかのぼる。
元々は、聖ハイドロックの名を冠しここに建てられた教会を中心に、お屋敷、コミュニティができていった。
この地域一帯Trunoを管理していた貴族が代々住んでいたようで、現在はナショナル・トラストが購入し割と最近になって修復工事が行われ、一般的に公開されている。
見てくれこの門構えを。
重々しいこった。ナショナルトラストが管理するマナーハウス。広いのでゆっくりできる by アザゼルさんランハイドロック ハウス 文化・芸術・歴史
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お庭はこんな感じ。実は起伏に富んでおり、森もあれば芝生もあり、花々の花壇もあり、全部は周れない。
さて、帰りどうしようと思って、ここのスタッフに「どこどこに行きたいんですが、11番のバスはどこで乗れますか~?」と聞いてまわる。
聞いてまわったというのは、どのスタッフも車で来ているので「歩きィ!!???」という反応しか返ってこないのである。
そのうち親切なおば様が「こっちの道を20分歩けばBodmin Generalボドミン・ジェネラル駅まで行けるわよ~」と教えてくれた。
わーい、そんな道があったのか!
とぼやぼや思っていたら、後ろからチケットオフィスのおじさんが追いかけていて「今のおばさんが言った話、信じちゃだめだよ」と教えてくれた。
え?
つまりはこういうことらしい。
まず駅の名前が違う。この女人が言うModmin General駅はずっと遠い駅のことで、最寄り駅はやはり私がさっき降りたBodmin Parkway駅なのだそうだ。
しかも時間も違う。20分といったが、40分かかるという。
これぞ、イギリスあるある「困った人にはとりあえず教えてあげよう、知らんけど」精神である。
おおお危ない危ない。
こういう僻地に来ると、インターネットがつながらずGoogle Mapがつながりにくくなるので、人からの情報が命綱なのである。ナショナルトラストが管理するマナーハウス。広いのでゆっくりできる by アザゼルさんランハイドロック ハウス 文化・芸術・歴史
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お屋敷の中はこんな感じ。
一般庶民に見せるために作ったものではなく、100年前から使っていた本物が並んでいる。
そのためチーズを作るためだけのお部屋や、貴族の家族と召使たちを養うためのパンを一気に焼くためのでっかいかまどがあったりする。ナショナルトラストが管理するマナーハウス。広いのでゆっくりできる by アザゼルさんランハイドロック ハウス 文化・芸術・歴史
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召使がご飯食べるお部屋~
ダウントンアビーでこういうの見たことある~ナショナルトラストが管理するマナーハウス。広いのでゆっくりできる by アザゼルさんランハイドロック ハウス 文化・芸術・歴史
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このお屋敷に住んでいた貴族の子供たち。
よく見ると、皆日差しの下にポーズをとらされていて、「早くしろよ、まぶしいんだよ」とでもいいそうな眼をしている。ナショナルトラストが管理するマナーハウス。広いのでゆっくりできる by アザゼルさんランハイドロック ハウス 文化・芸術・歴史
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お屋敷の裏手にある、この区域の"本体"である協会裏の墓地。
苔むしている。 -
お屋敷を上から見たところ。
でかい。掃除が大変そう。 -
教会を上からみたところ。
かっこいい。 -
教会のなかにあった「RESURGAM」というサイン。
ラテン語で「また起き上がる」という意味。つまり復活のことですね。
この「RESURGAM」の意味をGoogle翻訳さんにお願いしたら、日本語で「また起き上がるよ」と翻訳してくれた。
うん…
なんでそんなにフランクなんだよ… -
教会の中にあった、王室とのつながりを感じさせる紋章。
こういうのがあると、歴史があるんだなぁとテンションが上がる。 -
お屋敷の中は壁紙も面白い。おわかりだろうか。
フランス王室を表すフルール・ド・リス fleur-de-lis(ユリ、と訳されるがアヤメらしい)と、
イギリス王室を表すチューダーローズが並んでいる。
それぞれが王冠を冠している。
これってつまり、その昔中世、イギリスがフランスを侵略していた時代に、イギリス君が断固固執していた「イギリスはフランスの王様だもん!!!!」という自己主張に見えなくもない。
そう、昔中世の時代の一時期、フランスはイギリスに土地を責め取られて「フランスの王様はイギリスだかんな????」とブイブイ言われてたのである。
ジャンヌダルクが活躍した15世紀の百年戦争でイギリスがフランス領をカレーCalais以外失うまで、こういう状態が続いていた。
その後、この百年戦争でイギリスに向かって突き出ているフランスのカレーという土地を除いて全部フランスが取り返した。
この百年戦争のあと、イギリス王室は薔薇(チューダーローズ)を紋章の1つとして使用するようになった。
取り返されたフランス領を忘れられないイギリスは、その後もよく「ユリと薔薇」をセットにして模様に残した。イギリスの各地を巡るとたまにこういう模様に出くわす。実際、イギリスの歴史ドラマを見ているとこういう模様が出てくる。
ただの壁紙だけど、こういう歴史的背景を知っていると、なんだか違って見えるね。 -
日本にいる間、蔦屋で岩波の「イギリス名詩選」を買っておいたので今回持ってきていた。
イギリスの詩をイギリスの森の中で読んでみたかったのである。
作家・沢木耕太郎が、バックパッカーのバイブル「深夜特急」の中で「もてあます時間に付き合ってくれる相手は詩だ」みたいなことを言っていたので、今回は詩の本を持ってきていた。
もっともiPhoneに電子書籍なんていくらでもあるのだけれど。やっぱりパルプ紙はいいのう…。 -
お庭の藁ぶき屋根の小屋の横で、ヴィクトリア時代の衣装を着ていたおじいさんとおばあさんが楽しそうにお喋りしていた。
かわいい。 -
しばらく庭を散策し、駅に戻る。
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おじさんが言っていた通り、森の中をひらすら40分歩いた。
途中で疲れて、ベンチに寝っ転がって寝ていたら、こんな場所でも通行人はいるものらしく、地元のお姉さんがやってきたが、見ていないふりをしてそばを通り過ぎてくれた。 -
バスに乗り、乗り換えの町まで行く。
次はティンタジェルTintagelという場所に行きたい。ここには荒廃した中世のお城が崖の上に建っているのだが、これは「ここであのアーサー王が生まれました」というお墨付きのお城なのである。
ここBodminボドミンから、目的地ティンタジェルにいくためには、直通バスがないため、途中の町 Wadebridge ウェイドブリッジで乗り換える必要がある。
バスはどこに行くにも、1時間以上乗ってもたったの2ポンド(350円くらい)。ありがたい。
このバス、めちゃくちゃ攻める攻める。
田舎なので、森見たいな道を、一方通行なのにガンガン進んでいく。向かいからでかい車が来ようと、運転手がお婆ちゃんだろうと、遠慮なくガンガン攻めて前に出る。しばらくにらみ合ったとしても、最後には必ずバスに道を譲ってくれる。
たまに公道を走るバスとはありえないくらい、めちゃくちゃスピードを出すので、ガタガタ席が揺れて、ちょっとしたアトラクションの気分である。
写真にある、蛍光灯をピンクにしているのは、虫よけなのかもしれない。 -
Wadebridge ウェイドブリッジ、北コーンウォールのバスのハブ地点なのだそうだが。
3時間くらい滞在する羽目になったが、これと言って面白いところはなかった。ウェイドブリッジ B&B ホテル
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まあこんな感じ。田舎の町って感じ―
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Wadebridgeでバスを乗り換え、Tintagelティンタジェルまでバスで一気に駆け抜ける。
本当に、THE☆田舎という風景を走る。右を見ても左を見ても、牛、牛、羊。
途中、集落があったのだが周りの畑の肥料にフンを利用しているらしく、集落一帯すべてがフン臭かった。
息ができないくらいの臭さ。
息を止めて窓からのぞくと、住民が普通に井戸端会議をしたり、庭いじりをしている。
こんなフン臭い中で普通に生活してご飯食べている人たちがいると思うと、人間の慣れってすごいなぁ…と感心してしまう。
やっとTintagelに着く。もう夜の7時なので急いでチェックイン。ここは「チェックインは7時まで」というロッジなのである。
見て、窓からの景色。緑がすごい。夏は夜9時まで明るいので子供たちが普通に走り回っていました。ティンテージェル キャッスル 城・宮殿
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ご飯はフィッシュアンドチップスにすることにした。
ぼっち飯はファストフードに限る。
ここのフィッシュアンドチップス、めちゃくちゃでかい。
しかもchips(チップス=フライドポテト)にトッピングを乗せられるらしい。
赤玉ねぎとチーズを乗せることにした。イエーイ -
ちなみにコーンウォールはこういうパンが一般的。
大きな餃子みたいな形をしているコーニッシュ・パスティ。
中には牛肉や野菜が入っている。
日本で言うおにぎりみたいな感覚で店先で売っている。
私はパンが嫌いなので食べたことはないが、美味しいのだと思う。 -
翌日の朝はティンタジェル Tintagelの目玉、Tintagel Castle ティンタジェル城に向かう。
ここはイングリッシュ・ヘリテージが運営している。
「なんでこんなところに城を建てたし」と突っ込みを入れたくなるほど、辺鄙な崖の上に建っている城である。
そのせいで風が強い日は入場できない。
当日朝はスタッフが風速を測って入場できるか決めるので、しばらく待つことに。ティンテージェル キャッスル 城・宮殿
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ティンタジェル城はこんな感じ。崖の上の廃墟をひたすら歩く。一番短いルートで一時間かからないくらい。
この城の歴史は5,6世紀に遡る。このころに城の基礎が築かれて、その後13世紀にコーンウォール伯リチャードという人物が城を強化して今も残る石壁が築かれた。
その後は王族が訪れることもほとんどなくなり、現在のような廃墟となった。
しかしこの城は12世紀にとあることで有名だったのである。それは、ジェフリー・オブ・マンモス Geoffrey of Monmouth という歴史家が著作の中でこの城を「伝説のアーサー王が生誕した城」と著したことに由来する。
アーサー王といえば、イギリス王室の先祖!みたいな扱いだったので、「それってつまり、このティンタジェル城は英国王室の源流ってことじゃね?」となって、一時期はこのお城も結構流行っていた…らしい。
まあそんなで中世の流行り廃れで忘れ去られたお城だったのだけれども、ヴィクトリア朝時代に「昔の歴史エモい」ブームに乗っかって、このお城が再度注目されることになった。
そんな感じで今のような観光地になったとのこと。 -
アーサー王つながりとあって正直、厨二臭いお土産や像をあちこちで見かける。
たとえばこんな。
うーん… -
イギリスにはお散歩大好き文化があって、
例えば墓地散歩(セメタリー・ウォーク)というのは立派に趣味として認識されている。
同じく崖の上散歩(クリフ・ウォーク)というジャンルもある。
実は数年前にコーンウォールのLand's End(ランズ・エンド = "地の果て"という意味)を旅行した時に、5時間もクリフ・ウォークに勤しみ、そこで崖散歩の良さを知ってしまった。
日本にも欲しい、この文化。
崖の上なので、決して平地ではなく登ったり下がったりしつつ、片手には絶対に海が広がっているという解放感を味わえるのである。
風が強く、木が生えていないので日光がきついかもしれないが、虫がいないので歩きやすい。
途中で適当な岩の上に登り、ジャムとクロテッドクリームを挟んだスコーンと紅茶を頂くのは最高なので、ぜひおすすめしたい。 -
崖の上から、海辺に降りることもできる。
これは、先ほど紹介した歴史家の何とかモンマスさんが著作の中で紹介した「マーリンの洞窟」と呼ばれる洞窟。
干潮であればこのように洞窟の中に入ることができる。
しかもこの洞窟、結構奥が深い。
何それ厨二心くすぐる!!! -
一方そんな洞窟の横ではおじさんが自身のグラビア撮影会をしていた。
-
ティンタジェル城はこの跳ね橋で有名。
とにかく風が強いので、まっすぐ歩くことができないし、揺れる揺れる。
高所恐怖症には絶対無理。 -
崖の上はいろいろと「入っちゃいけませんよ!」というロープが張ってあるんだけど、イギリスは割と自由なお国柄ゆえこのようにロープの向こう側に行ってしまう人たちは一定数いる。
やれやれ…
雨が降っていると滑って崖から落ちて死ぬらしいので気をつけよう -
お城、結構楽しかった。
英国王室の源流~とか歌ってる割に、全然王室関係のものが一つもないし、町の土産屋を見れば厨二臭いグッズ(ドラゴンとか、ハリーポッターとか)ばっかり売られているのはちょっと痛いけど。
これはアーサー王好き(アーサリアンという)が集まるホールのステンドグラス。
聖剣カリバーンを抜いてますね。
他の誰にも抜けなかった聖剣、それを少年のアーサーが抜いた、という伝説があるのである。
この絵を眺めながら、思い出したことがある。
そういえば私も子供の頃ディズニーのアーサーとマーリンのアニメーションを見て、カリバーンごっこやってたわ。
懐かしい。
ちな、「アーサー王の剣の名前はエクスカリバーでは?」と思われた方、アーサー王は剣が2本あるのです。
最初の剣がこの岩から引き抜いたカリバーン、
2本目の剣が有名なエクスカリバー。これは「湖の乙女」と呼ばれる謎の女人が湖から腕だけニュッと出してアーサー王に渡した剣。
まあ詳しくは井上君江女史が翻訳したマロリーの「アーサー王物語」を読んでいただきたい。 -
ちな自分はアーサリアンではありませんのであしからず。
ちゃんと歴史的な関心からこのお城に来たんです…
我が推し英国王ヘンリー7世が、まだ王位に就く前、ライバル・リチャード3世と比べてどうしても英国王室としての血統が弱かったので
「自分はウェールズ生まれで、アーサー王の子孫である」と謳って国を巡幸したのである。
イングランドからしたら、ウェールズもコーンウォールも、同じケルト人の地なので「へー、そうなんだ」くらいに信じちゃったのかもしれない。
だがしかし
実際に訪れてみれば13世紀には荒廃していたというから、当時既に忘れ去られたお城だったんだな…、と来てから気づいた。ドンマイ☆ -
さて!
ティンタジェルの観光を終えて次に行くぞ!
2時間に1本のバスに乗って、グルメのPadstow パドストゥへ!
実はこのお盆の時期、近くの町でサーフィンの大会 Boardmaster's があったので、常に道が混みまくっていた。
ただでさえバスが通るのがギリギリなところに、臨時の増発バスが通り、さらに停めちゃいけない路上に駐車する馬鹿が現れ、道が混みに混みまくり、バスが止まる止まるww
バスが停まってどうしようもなくなると、乗客同士が力を合わせて「私、今から、この混雑の原因を作ってる車の運転手にこの状況を伝えてくる!」
みたいなこと言って女の子がバスを降りてどこかに走って姿を消す。
しばらくしてバスが動き始めると、乗客全員が戻ってきた彼女を拍手喝采で迎え入れる。
なにこれどういう状況? -
普段はこんなに車でこまない道なんです。本当の本当に田舎道。
見てください、道の両側は立派な麦畑。
ああ、これが小説でよく見かける「麦が穂を垂れて」というやつか… -
そんなに遠くないはずが、3時間くらいかけてやっと到着、パドストゥ Padstowです!
ここ、シーフードをはじめ、イギリスでは珍しい「メシウマ」の町と知られている港町なのです。
リック・スタイン Rick Steinという有名シェフの名前を冠するレストランやカフェが点在しており、星付きの大変ウマウマのお店が通り沿いに並んでいるのである。パドストウ 散歩・街歩き
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さて、前から目星をつけていた、リック・スタインのカフェを目指して歩く!
ここはレストランほど高くはないけど、評価が高く、町の目玉の一つになっている。楽しみ!
だがしかし…!
カフェスタッフ「予約はされてますか~?」
ん?
ここカフェだよね?予約いるの?
「してないです…」
「申し訳ないですが、今日は予約のあるお客様しか受け付けていないんです~ごめんなさい~」
ななななな
なんだとーーーー!!!!!
聞いてないよ???ガイドブックにそんなこと書いてなかったよ?????
どうも、この週は先に述べたサーフィン大会のあおりでお客が多いので、今週末だけ予約制にしているらしい。
ええええええ
仕方なくむなし手で店を出る。
もう3時近いというのに他のレストランはどこも客でいっぱいで入る気がしない。
結局、そこらへんで売ってたクソ高サンドイッチ(円安のせいで1,100円くらい)を買ってベンチで食べる。
……おいしくない(怒
パッサパサの生地に、エビだけ突っ込んだ、ドレッシングでちょっとしめったサンドウィッチ…(´;ω;`)
ウッ -
あまりのショックにアイスクリームも食べる
ウッウッ…
アイスクリームおいしい… -
ということでPadstowでまさかの「美味しい飯食いに来たのに食えねぇ」展開になったわけですが、ここで今回の旅飯をご紹介しておきます。
こちらはフル・イングリッシュ・ブレイクファストと呼ばれる典型的なイギリスの朝ごはん。これに食パンやコーンフレークが付きます。
ティンタジェルの宿で頂きました。
この後、盛大にポーチドエッグを床に落としました。 -
こちらは翌日に別の場所で食べたピザ。
この国では「野菜追加しとこ」みたいな感じで、すぐロケットリーフを乗せたがる。
イギリス人のピザ依存は異常。 -
Padstowからニューキー New Quayという町まで移動したかったのだが、ここで行われているサーファー大会のせいで3か月前から宿がどこも満室だった。
そのせいで街中の宿を予約できず、Trevarrianトレバリアンという名前の、ものすごく辺鄙な場所の宿に泊まることに。
宿の周りにあるお店がパブ1件だけで、しかも夜9時に閉まるというから、仕方なくポテトチップスを晩御飯にする。
ウッウッ(´;ω;`)
宿は普通に良いところだった。普通。バス停の近くだがパブ以外で食事するには車が必要 by アザゼルさんTrevarrian Lodge ホテル
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宿が住宅地にあるせいで、間違えて普通の住宅のドアを開けようとガチャガチャやってしまった。
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3日目。
New Quay ニューキーからSt.Austell セント・オーステルという町に向かう。コーンウォールはものすごく列車が少ない。
その数少ない列車に乗る。
が。
列車発車の1時間半前に駅に着くと、既にサーフボードを持った若者たちでごった返している。
やばい!これ!
地元民じゃないサーファーが数少ない列車に殺到しているやつだ!
ということで列の後ろにつき、決して綺麗とは言えない通路にどっかり座り、列車を待つ。
途中、お酒を飲んで酔っ払ったオッちゃんが酒盛りにやってきたりと大変だったが、この酔っ払いオッちゃん、たかがマルハナバチ(人間に害のない、コロッとした可愛いミツバチの類)がやってきただけでキャーキャー騒いだりと、かなり女子だった。
海辺の町って夏になるとこういう酔っ払いや海賊のコスプレをして人たちがどこからともなく現れるのである。
写真は、別のグループの、シスターのコスプレをした女子。
パリピは苦手だよ、、アトランティック ホテル ニューキー ホテル
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案の定列車はギュウギュウの超満員。
前もってネットでチケット買っておいて本当に良かった。
さて、セント・オーステルという駅に着く。
ここから植物園で有名なEden Project(エデン・プロジェクト ※発音はイーデン・プロジェクト)という場所に向かう。
このエデン・プロジェクトというのは、ただの植物園ではなく、子供たちの教育の施設や、大きなイングリッシュガーデンや、南国の植物を植えたドームがあるのである。
駅から遠いのでバスで行くのが普通なのだが、日曜日はバスがない。
「タクシーで行ってね」なんて張り紙があった。
イギリスにしては珍しく親切だったので、思わず感動して写真を撮ってしまった。 -
エデン・プロジェクトはこんな感じ。
ドームがいくつかあって、この中で湿度と温度が完璧に管理されている。
ここで、南国でしか見られない超珍しいココナッツの木とかバナナの木とかマンゴーとかカカオとかとにかく多種多様な植物が一か所に植えてある。
実は植物園やガーデン巡りが趣味なので、こんなに一か所に色々な種類の植物が植えてあるのが大変興味深い。エデン プロジェクト テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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花とか木とか、私の写真力ではなかなか魅力が伝えにくいのですが、例えばこんな花。
ピンクの花なのだが、茎が青灰色なのである!
珍しい~
よく見るとピンクではなく白もある。
葉っぱがないので、バッと大量に咲いていると、ヒガンバナのごとくちょっとした浄土的な雰囲気になる。エデン プロジェクト テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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イギリスあるある。
アートのエキシビジョンエリアもあって、なかなか攻めた作品が展示されていた。
コロナの間に菌に目覚めたアーティストが多かったとかで、菌特集をしていた。
中には「自分の顔のデスマスクを作り、そのマスクに菌を付着させてカビを生やし、リアルタイムで繁殖する様子を見せる」という展示もあった。
これがそれ。
人の顔が段々とヌルヌル青黒くなっていく様、なかなか見れるものではないぞよ…
怖いもの見たさで思わず覗き込んでしまう。 -
ということでエデン・プロジェクトを見終わったらそのままセント・オーステルからロンドンのパディントン駅まで一気に帰る。
コーンウォール、やっぱり良かった!!
【今回の旅のまとめ!】
・電車は予約するとスムーズ
・日曜は致命的にバスがない
・夏は海賊が出る
・コーンウォールはやっぱり最高!円安でさえなかったらレンタカーで行きたい
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