SWは夫婦共に初めての道東へ。09硫黄山(アトサヌプリ）～20分だけ見えた摩周湖へ。

2022/09/16 - 2022/09/20

屈斜路湖湖畔のペンションをチェックアウト。

私たちは、台風14号の動きが気になります。
この日の夕方の飛行機で帰る予定です。
台風14号は過去最強クラスと言われ、この日、九州を中心に被害が出ていました。
ココ北海道まで影響があるのか？
そもそも関東上陸はいつか？
その時に私たちの帰る羽田空港は大丈夫か？
天気図を見ると日本全体を台風の雲がくるんでいるように見えました。
朝からネットでチェックしてますが、今のところ、この日の女満別空港発羽田空港行の飛行機は大丈夫のようです。

で、この日最初に訪れたのは硫黄山です。
箱根の大涌谷のような所ですが、噴気孔のすぐ近くまで行くことができました。

そして、摩周湖へ。
摩周湖の状況はネットでリアルタイムで状況把握ができます。
硫黄山にいた時点で摩周湖に行っても真っ白で何も見えないようでしたので、寄るつもりはありませんでしたが、硫黄山から車でたった15分だということと、硫黄山の共通駐車券だったことから、ダメもとで行ってみたくなりました。
セコい～～
行ってみたらやっぱり真っ白で何も見えず。
でもでも摩周湖のレストハウスでソフトクリームを食べていたらなんと、ドンドン霧が晴れて、とうとう摩周湖の全体を見ることができました。
晴れてはいないので、湖面に山や空が反射するポスターのような素敵な景色は見れませんでしたが、この状況で摩周湖を眺めることができました。
たった20分でしたが、素晴らしい景色を堪能し、アッという間にまたまた真っ白に。
短い時間でしたが、摩周湖を楽しむことができました。

エリア 摩周・弟子屈(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー

屈斜路湖湖畔のペンション「ガストホフぱびりお」をチェックアウト。

硫黄山に向かいます。

左右の景色は素敵な緑。
白樺を中心とした低木の木々が並んでます。

白樺ってなんかお洒落ですよね～

ココが硫黄山ですね。

ペンションからレンタカーで約10分。
硫黄山(アトサヌプリ）に到着しました。
標高508mの活火山です。

駐車場に車を停め、外に出たら硫黄に匂いを感じます。

駐車券はココと摩周湖で共通なんですね。

500円

モクモクと煙が出ています。

硫黄山(アトサヌプリ）

アイヌ語で、アオサヌプリとは、「裸の山」と言う意味なんですね。
明治初期には硫黄の採掘場もあり、1963年まで稼働していたようです。
過酷な労働だったんだろうな～
明治時代、硫黄運搬のための鉄道（釧網本線川原温泉まで）も敷設されたようです。

荒涼たるこの世界。

ココがすぐ近くの川湯温泉の源になっているんですね。

噴煙が出ている所から離れていますが、
ゴーゴーと音が聞こえます。

噴煙の近くに観光客らしき方々が見えます。

箱根の大涌谷と一緒ですね。

ガスを放出する噴気孔の音と硫黄の匂いが凄い！

ココからゴーーーッ
と音が聞こえます。

その奥には緑が広がっています。

ここから下を眺めます。

荒涼としていて、草木が生えないエリアがありますね。

遠くに見えるのは斜里岳かな？

多分、斜里岳でしょう。

硫黄山を後にします。

さあどうする？
硫黄山のレストハウスでトイレ借りてペットボトル2本買って夫婦で会議。
本当は摩周湖に行く予定でしたが、ネットでリアルタイム検索すると、この時間は摩周湖は霧で覆われて真っ白で何も見えず。

セコいのですが、ココ硫黄山駐車場と共通券だったのと、ココ硫黄山から車でわずか15分ということでしたので、摩周湖にソフトクリームを食べに行くことにしました。

硫黄山より車で15分。
摩周湖第一展望台に到着！

2022年夏にできた、展望テラス「摩周湖カムイテラス」です。
できたばかりですね。

ココで間違えありません。

摩周湖で知ってる事～～
①透明度が日本一（ググってみたら世界でもバイカル湖に次いで2番目らしい。）
②布施明が歌った「霧の摩周湖」が有名。　というか、子供のころ、この歌でこの湖を知る。

今回知ったのですが、この湖、川が無いんですね。
だから、閉鎖湖と呼ばれており、雨が土壌に浸透してろ過されて水が流入する湖なんでうすね。
この湖を源とする川もありません。

でも、真っ白～～

この状況ですから人も少ないです。

7000年前の噴火でできた湖で、200mから300mの絶壁に囲まれた湖。

でもこれじゃ～なんも判らない。
この霧の下に摩周湖があるのね～

なんとなく湖面が見える気がしますが、良くわかりません。

若者たちよ、諦めろ。。。

ココに座って摩周湖の絶景を眺めるのね～～

摩周湖カムイテラス、
今年の夏にできたばかりだけあって、綺麗でお洒落ですね。

でも、このソファから見える景色はこれなんだな～～

なんとなくうっすら湖面が見えますが、やっぱり絶壁に囲まれた美しい摩周湖が見たい。

諦めてこの展望台の階下にある摩周湖カムイテラスに行きましょう。

摩周湖カムイテラスのレストハウスには、そこそこお客さんが入ってます。

ダメもとで来たけどダメだったか。。。。
ソフトクリームでも食べて帰るか～～
という方々がほとんどかな？？

いただきま～す！

この景色じゃ仕方ないね～

ソフトクリーム食べたら山を下りて摩周温泉のカレーを食べに行きましょう。

ソフトクリームを食べていたら、初老のご婦人が、窓の外を見て「あっ！」とおっしゃいました。

なななんと、霧が晴れ始めているではありませんか。。。。。

慌てて上の階の展望台へ。

ドンドン晴れていきます。

もっと晴れろ～～

若者が叫びます。

摩周湖は、アイヌ語で「カムイトー」。
神の湖と呼ばれる、神秘の場所です。
なるほどね～～

ドンドン晴れていきます。

これはすごい！

こちら側も、、、

先ほどは全く見えなかったカムイシュ島（中島）という小島も見えますね。

摩周湖は、ほぼ全景を見せてくれました。

嬉しいな～～

対岸の絶壁もはっきり見えます。

晴れて太陽が出ればもっと綺麗なんだけど、贅沢は言えません。

そもそも真っ白だったのですから。。。。

私たちシニア夫婦は、この光景を目に焼き付けます。

おー－－
とうとう斜里岳まで顔を出してくれました。

どこからともなく人も集まってきました。
団体さんを乗せたバスまで。。。

皆さん、良かったね～

先程は真っ白で何も見えなかった所から摩周湖が見えます。

これはすごい。

綺麗ですね～

霧の摩周湖と言う意味を実感しましたね。

私たち2人はしばらくこの景色を堪能します。

神秘的でもありますね。

大自然のスケールを感じます。

身体が冷えてきたので、ソフトクリーム食べたレストハウスで暖かいコーヒーブレイク。

するとすぐに外は真っ白に。

なんだ～？？？

綺麗に摩周湖が見えたのは、たったの20分でした。
でも見れてよかった～

ココでもう一度、飛行機のフライトインフォメーションを、チェック。
今のところ。この日の夕方の女満別発羽田行きの飛行機は飛ぶようです。
さあ、山を下りて摩周温泉でカレーのお昼にしましょう。

つづく。

この旅行記へのコメント （2）

• picotabiさん 2022/10/12 22:44:58

  こんなことってあるんだ…

  摩周湖、晴れてる時が少ないイメージでしたが、こういうこともあるんですね。奇跡の20分。ラッキーでしたね！nichiさんご夫婦の日頃の行いが良いのではないでしょーか。
  
  カムイテラスはワタシが行った時は絶賛工事中でした。綺麗になりましたねー

  nichiさん からの返信 2022/10/13 14:30:21

  Re: こんなことってあるんだ…

  はいはい
  picotabiさんの道東の一人旅、覚えてますよ～
  六角さんを追って釧網線に乗ってましたよね？
  
  私たちが訪れたときは本当にラッキーだったと思います。
  スマホでリアルタイムモニター見ても真っ白でしたからね～
  
  真っ白だった目の前が、バーーーーっと晴れて、人がどこからともなく大勢出てきてみんなで写真撮りまくって、またばーーーッと一気に真っ白になっちゃった感じですね～
  
  カムイテラス、改装前は知りませんが、お洒落な今風で素敵でしたよ～