2022/03/25 - 2022/03/26
49720位(同エリア54850件中)
ヒビーさん
西北海道一周の旅のその2です。
その2では岩見沢から小樽に着いた後、僅かな滞在時間で観光を済ませ、倶知安へと向かいます。
なお、エリア区分では比較的昼間の写真の多い小樽としてあります。
小樽では滞在時間が短い中で無理やり目標を設定したのだが、果たしてそれらを全て達成する事が出来たのでしょうか?
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
12時40分発、小樽行きの普通列車に乗車します。
今回の車両は711系通勤型交流電車です。
本格的通勤車両として、オールロングシート、客室仕切りの廃止、更に気動車との協調運転対応等、従来のJR北海道の車両にはない仕様が盛り込まれ、1996年12月24日に営業運転を開始したそうです。
ぷー 「オールロングシートだね」
ぐでたま「この状態でお昼食べるん?」
ぷー 「混まないうちにさっさと食べちゃおう」
ぐでたま「オールロングシートだと、落ち着かないんだわ」
進行方向左側に座りましたがロングシートの場合、景色を見たくても他の乗客が座っている場合はそうもいきません・・・ -
14時14分、小樽駅に到着しました。
運賃目安は岩見沢~小樽間で1680円相当です。
ぐでたま「道中の写真、1枚もないん?」
ぷー 「オールロングシートだし混んでたし、撮影なんて無理だよ~」
岩見沢駅の発車前の昼食時ではそうでもなかったのですが、次第に乗客が増えて立ち乗りの乗客であふれ、まさにすし詰め状態でした・・・
ロングシートでそんな状態だったので、とても撮影が出来る状況ではありませんでした・・・
ぐでたま「るたお?」
ぷー 「昔は右から読んでいたんだって」 -
ぐでたま「小さな鐘が6個、あるんだわ~」
ぷー 「前に来た時にはなかったけどね」
ぐでたま「ぷー君、小樽に来た事あるん?」
ぷー 「8年前だけどね」
前回小樽を訪れたのは2014年9月でした。
こちらにあるのはむかい鐘と呼ばれるもので、明治時代から1965年頃まで使用されていたそうです。
到着列車の予報として上り列車の時は2打・下り列車の時は3打と決めて鳴らされていたそうです。
写真にはありませんが本物は小樽駅の正面入り口にあり、こちらの物は2022年に北海道鉄道120周年を記念してミニチュアが複製されたそうです。 -
4番ホームに来ました。
こちらは昔の駅名標です。
ぷー 「レトロ感あるよね」
ぐでたま「歴史を大事にしてるんだわ」
この駅名標は国鉄時代からあった物だそうです。
今となっては全国的にも少なくなっているそうです。
ぐでたま「ところで駅舎側にあるのに何で4番ホームなん?」
ぷー 「さあ~」
小樽駅は島式ホーム2面4線の築堤上の駅で、ホームは駅舎の2階に相当する高さにあり、改札口から連絡通路を通り、階段を上ってホームへ向かう構造となっています。
ホームの番号は駅舎側から5・4・2・1番線となっていて、5番線は行き止まり式のホームで、3番線はホームに面さない中線になっているそうです。
かつては駅舎側から0~3番線となっていたそうですが、1998年に函館本線・宗谷本線(小樽~永山間)列車運行管理システムの導入に伴い現在の番号に変更されたそうです。 -
ぷー 「4番ホームって裕次郎ホームって呼ばれているんだね~」
ぐでたま「名前をつけられる程、注目されるホームなんだわ~」
2003年に駅開業100周年を記念して小樽にゆかりのある石原裕次郎氏にちなんで4番ホームに「裕次郎ホーム」の愛称がつけられたそうです。
かつてNHKの番組ロケの撮影で訪れた際、このホームに降り立ったのが由来であるそうです。
ホームには等身大パネルが設置され、番号表示灯の数字「4」をヨットに見立ててデザインしているほか、裕次郎の曲も流されているそうです。
ぐでたま「番号表示灯の写真はないん?」
ぷー 「番号表示灯の存在も知らなかったし、曲も流れていたかどうか気にしなかったよ~」 -
イチオシ
こちらは石原裕次郎氏の等身大パネルです。
ぐでたま「ぷー君、前に来た時に気づかなかったん?」
ぷー 「今回初めて見たよ~」 -
小樽駅前の様子です。
小樽駅の歴史は古く、1903年6月28日に北海道鉄道の小樽中央駅として開業し、稲穂駅・高島駅・中央小樽駅と改称し、1920年7月15日に現在の小樽駅となったそうです。
現駅舎は1934年12月25日に建築された北海道内初となる鉄骨鉄筋コンクリート造の駅舎だそうです。
ぐでたま「この場所だと、駅舎が小さく写るんだわ~」
ぷー 「近くだと道路の真ん中になるから無理だよ~」 -
小樽駅から小樽運河に向かう下り坂の道路を撮影しました。
ぐでたま「ここ、横断歩道じゃね?」
ぷー 「だから撮ったらさっさと渡っちゃおう」 -
ぐでたま「何でそんなに急ぐん?」
ぷー 「滞在時間が短いんだよ~」
小樽駅で列車を降りてから次の列車までの時間は41分しかないので、駆け足となるのでした・・・
ぐでたま「ここって線路があるのに遮断機がないんだわ~」
ぷー 「今は使われていないからね」
1985年11月5日に廃止された国鉄時代の旧手宮線の跡となっています。 -
こちらは日本銀行旧小樽支店で1912年に竣工されたそうで、2002年9月13日まで小樽支店として使用されていたそうです。
2013年5月14日に金融資料館となったそうです。
ぐでたま「ヒビー、こんな所で何やってるん?」
ぷー 「そんなに急ぐからだよ~」
駆け足なので靴の隙間から雪が入りやすい状態でした。 -
金融資料館から北東側には旧北海道銀行本店(現在の北海道銀行とは無関係)がありました。
1912年7月に竣工されたそうで、1944年に北海道拓殖銀行に吸収合併されるまで使用されたそうです。
その後はしばらくは北海海運局が使用していたそうですが、1965年8月24日に北海道中央バスが取得して本社ビルとなったそうです。
1996年に一部を改装し、小樽バインというイタリア料理のお店となっているようです。
ぐでたま「ぷー君、お腹空かない?」
ぷー 「空いてても食べている時間がないよ~」 -
14時33分です。
小樽バインの東側にある小樽郵便局に来ました。
ぐでたま「郵便局で何か用事でもあるん?」
ぷー 「風景印と通帳に記帳をするんだって」
8年前にも外観は撮影しましたが、今回は用事があるので中に入ります。
今回の旅の目的である、ハガキに風景印を押してもらうのと、ATMで入出金をして通帳に局番号を記帳する事です。
通帳に関しては窓口で各郵便局名の入ったゴム印を押してもらうのが目的としては一番いいのですが、時間(窓口の営業時間と待ち時間及び列車の時間)に限りがあるので、各ATMで妥協する事にしました。
とりあえずこちらではATM1000円下ろしました。 -
小樽郵便局から道路を渡って東側には旧北海道拓殖銀行小樽支店がありました。
1923年に竣工されたそうで、1989年まで小樽支店として使用され、その後はホテルや美術館に改装されたりした時期もあったそうで、2017年から似鳥美術館となっているそうです。
ぐでたま「この中は見た事あるん?」
ぷー 「ここは見た事ないよ」
8年前は主にガラス細工やオルゴールのお店を中心に散策したので、この辺りは通っただけでした。 -
小樽郵便局のある交差点の斜め向かいには旧三菱銀行小樽支店がありました。
1922年に竣工されたそうで、
現在では北海道中央バスが所有し、小樽運河ターミナルとなっているようです。
ぐでたま「よく見たらこの辺って、元々銀行だった建物ばっかじゃね?」
ぷー 「そう言われればそうだね」
いずれも歴史的建造物なので取り壊さずに再使用されているようです。 -
14時40分です。
小樽運河の南側に到着しました。
こちらには観光客が結構いたのでタイミングを見計らって撮影しました。
ぷー 「明るい時間に撮影出来て良かったね」
ぐでたま「そうなん?」
8年前は夜に撮影したので暗く、しかも少しボケて撮影してしまいました。
ここからは8年前に宿泊したホテルが見えましたが、現在はホテルとホテルの間にあった別の建物が取り壊されて全て同じ系列のホテルとなっているようです。 -
イチオシ
小樽運河の前で全員で記念撮影をしました。
ぐでたま「肝心な運河があまり写ってないんだわ~」
ぷー 「全員並べられる場所がここしかなかったんだよ~」
小樽運河の真正面は観光客が結構いるのでさすがに並べられず、近くの砂入れボックスの上しかありませんでした。
後ろの雪山が障害となりました。 -
14時44分です。
小樽運河の北側に来ました。
写真左側には小樽運河クルーズの船が停泊していました。
ぐでたま「時間があったら、乗ってみたいんだわ」
ぷー 「いつになるかわからないけど、今度は昼間に乗ってみたいね」 -
14時57分です。
小樽駅の4番ホームに戻って来ました。
ぐでたま「ヒビー、かなりバテてるんだわ」
ぷー 「小樽運河から小樽駅までは上り坂だからね」
ぐでたま「最初から小樽でおとなしく昼食の方が良かったんじゃね?」
ぷー 「そうだね、40分少々で観光なんて無茶だよ~」
ぐでたま「小樽は泊まってゆっくり観光するのがいいんだわ、っで何か忘れてることってないん?」
ぷー 「記念入場券(200円)も買ったし、記念スタンプも押したし、トイレも行ったし、後は発車前に飲み物を補給しておこうか」
ホームにあった自動販売機でポカリスエット(160円)を買いました。 -
15時5分発の倶知安行きの普通列車に乗車します。
今回の車両はH100形電気式気動車です。
ぷー 「うわぁ~、乗客がたくさんいるよ~」
ぐでたま「撮影どころじゃ、ないんだわ~」
2両編成でしたが乗客がたくさんいたので、観光をしないでホームに早めに待機して座席を確保しても撮影は困難だったと思います。
とりあえずは座りたいのでロングシートに座る事にしました。 -
15時35分です。
小樽駅を発車した後、余市駅で一気に乗客が降りたので座席を確保できました。
進行方向右側の1人掛けクロスシートです。
ぐでたま「お客さん、一気に減ったんだわ」
ぷー 「余市の蒸留所に行くのかな?」
余市にはニッカウヰスキー余市蒸留所があり、見学と試飲が出来るようです。 -
仁木駅に停車しました。
仁木駅は1902年12月10日に開業したそうです。
単式ホーム1面1線の駅で、かつては相対式ホーム2面2線だったそうです。
2013年7月1日に無人駅になったそうです。 -
こちらが仁木駅の駅舎です。
-
ぷー 「これはぶどう畑みたいだね」
ぐでたま「ここからワインの元となるぶどうが採れるんだわ~」
周辺には果樹園が複数あるようです。 -
列車は余市川を渡っている所です。
目の前に見えるのは月見橋と思われます。 -
果樹園の辺りからしばらくは道道755号線と並行して走行します。
目の前にあるのは然別トンネルと思われます。 -
然別駅に停車しました。
座席と反対側の窓から駅名標を撮影しました。
然別駅は1902年12月10日に開業したそうです。
相対式ホーム2面2線の駅で、ホームは互い違いに設置されているようです。
1982年3月1日に無人化されたそうです。 -
こちらは然別駅の駅舎です。
ぐでたま「列車、動かないんだわ~」
ぷー 「9分停車だって」
然別駅で列車交換の為、対向列車が来るのを待ちます。 -
然別駅を過ぎると上り坂になっているようで、速度が40キロ前後に低下しました。
銀山駅に停車しました。
銀山駅は1905年1月29日に開業したそうです。
相対式ホーム2面2線の駅となっているそうです。
1982年3月1日に無人化されたそうですが、徒歩数分にある商店で乗車券を扱う簡易委託駅となっているそうです。
乗降客数は少ないものの、1970年には映画「男はつらいよ 望郷篇」で駅舎がロケに使用されたり、2018年にはテレビアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」の作中に登場する北海道の架空の駅に似ていると話題になった事があったそうです。
ぐでたま「ところで駅舎と駅名標は?」
ぷー 「うまく撮れなかったみたい・・・」 -
銀山駅を過ぎると列車は下り坂を走行します。
下り坂が終わると国道5号線と合流し、横に堀株川が流れています。 -
小沢駅に停車しました。
小沢駅は1904年7月18日に開業したそうです。
島式ホーム1面2線を持つ地上駅であり、かつては多くの側線を持っていた為、ホームと駅舎の間には線路をはがした跡地が広がり、跨線橋は長くなっているようです。
乗り場は2番乗り場と3番乗り場のみとなっていて、駅舎の前が旧1番のりばで岩内線ホームだったそうです。
小沢駅も1970年には映画「男はつらいよ 望郷篇」でロケに使用されたそうです。
かつてはトンネル餅が国道5号線沿いのお店で販売されていたそうですが、2022年2月に販売終了されたそうです。
1992年4月1日に無人化されたそうです。
ぷー 「跨線橋の出入り口が板で塞がれているみたいだけど・・・」
ぐでたま「駅舎との行き来はどうするん?」
写真にはありませんが板で塞がれている裏側にも出入口があり、そこから跨線橋を使って駅舎に行けるようです。 -
16時32分です。
倶知安駅に到着しました。
運賃目安は小樽~倶知安間で1290円相当です。
柱用駅名標を撮影しました。
ぐでたま「かわいい名前なんだわ~]
ぷー 「平仮名で書くとそう見えるよね」 -
こちらは天井から吊り下げられている駅名標です。
駅舎は駅名標の後ろ側にあります。
ぷー 「漢字で書くとこうなるよ」
ぐでたま「漢字だけだと読めない人、結構いるんじゃね?」 -
ぷー 「ここにもむかい鐘があるよ」
ぐでたま「小樽駅のホームにあったのと、同じ物なんだわ」 -
ぐでたま「鳴らしてみるん?」
ぷー 「もちろん!」
倶知安駅は1904年10月15日に開業したそうです。
1面2線の島式ホームで、駅舎側の1番乗り場は小樽方面発着の頭端式ホームとなっているそうです。
北海道新幹線のホーム建設に伴い、線路やホームの移設工事を実施し、2021年10月31日より供用された仮設ホームだそうです。
かつてのホームを貫く形で駅舎へバリアフリーの通路が設けられていました。 -
倶知安駅には記念スタンプが3種類ありました。
ぐでたま「後は記念入場券を買うだけなんだわ」
ぷー 「とりあえず先に写真撮影をしよう」
みどりの窓口はお客さん対応で長引いていたので、記念入場券を買うのは後回しにしました。 -
倶知安駅の改札口とその奥に待合室がありました。
かつては立ち食いそば屋「倶知安そば」(2010年閉店)やキヨスク(2015年閉店)があったそうですが、現在はありませんでした。 -
イチオシ
倶知安駅の外に出ました。
駅前には顔出し看板がありました。
ぷー 「これだと全員で撮影は厳しいかな?」
ぐでたま「ぷー君とぐでたまだけでも小さく写るんだわ~」 -
ぷー 「ここなら全員で撮影できるね」
ぐでたま「んゃちっく?」
ぷー 「これも右から読むんだよ」
ぐでたま「ふらひもわざこも?」
こちらは昔使用されていた駅名標です。 -
イチオシ
昔の駅名標の横には羊蹄山とキハ40形の写真が展示されていました。
ぷー 「人が立って撮影するなら横の写真も入れて撮らないとね」
ぐでたま「一緒に撮っても、別々に撮ってもいいんだわ」 -
倶知安駅の外観です。
これから元あったホームの所に北海道新幹線用の駅舎が建設されるので、完成後には取り壊されてしまいます。
ぷー 「北海道新幹線が全線開通したら観光客には便利になるよね」
ぐでたま「在来線はなくなっちゃうん?」
北海道新幹線の開通後、小樽から長万部間(通称山線)の在来線は廃止となってしまいます・・・
しかし、ブログ更新時点でも小樽から余市間は第三セクターの会社が引き継ぐかもしれないとか、他の区間はバス転換しようにも運転手がいないとか課題が山積しているようです。
ぷー 「さて、そろそろ次の列車の時間だね」
ぐでたま「記念入場券(200円)、忘れずに買うんだわ」
その3に続きます。
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