高原の秋（２）碓日のお宿・ナチュラル元気なおいしい料理。碓氷峠鉄道文化むら。おぎのや本店で峠の釜めし

2022/09/28 - 2022/09/29

久しぶりのお泊り旅。
今回も乗り物やグルメを楽しみます。
お天気と体力しだいで観光スポット巡りもしちゃいましょう。
＊いいこととそうじゃないことと繰り返しあったけど、昨日無事に帰って来ました。

（その２）
横川駅近くの碓日のお宿東京屋にお泊り。
こじんまりとした家庭的なサービスのお宿は碓氷峠鉄道文化むらの目の前。
素朴だけど厳選素材に手間暇かけたお料理に静かな幸せを感じます。
翌日は碓氷峠鉄道文化むらへ。
北陸新幹線開業前、横川―軽井沢間に立ちはだかる碓氷峠の急勾配を越えていた信越線の歴史を伝えるテーマパークです。
ランチはおぎのや横川本店で峠の釜めし定食。

旅行日：2022年9月28日～10月1日
投稿日：2022年10月２日

エリア 安中・妙義(群馬)

9月28日。
信越線普通電車に乗って横川駅に着いたのは午後4時前。
25年前の北陸新幹線（当時は長野行新幹線とも）開業まではこの先碓氷峠を越えて軽井沢、そしてその先長野方面まで線路がつながっていました。
今はここ横川が終点。行き止まりの線路に寂しさを感じます。

横川駅 (群馬県) 駅

横川駅は群馬県安中市にあるの。
駅前には峠の釜めしのおぎのや本店。おぎのや資料館もありましたが、平日は休館。
おぎのやの先には旧中山道の標柱もありました。

おぎのや資料館 美術館・博物館

お泊りする碓日のお宿東京屋へは駅から歩いて3分ほど。

碓日のお宿　東京屋 宿・ホテル

なんで東京屋？って思うけど
明治期の創業者が東京・深川・木場生まれだったからなんだって。
碓氷という文字を使わずに「碓日」と書くのは寒い「氷」よりも温かいお日さまを名前に取り入れたかったんだとか。

明治期創業とは言っても建物は新しい。
古びた駅前旅館をイメージしてたからとっても嬉しい驚き！

客室はわずか5室。
家族経営のあたたかいお宿です。
今日は杜若というお部屋に案内されました。
（画像は宿のHPからお借りしました）

清潔で快適な和室

汗をかいたのでお風呂に行きましょー

お風呂はコロナ対策でグループごとに時間を区切っての利用にしてるんだって。
「本日はお客様のみのお泊りなので、午後9時までの間ならお好きな時間にどうぞ」と。
ひとりで貸し切りってなんだか申し訳ないけど、ラッキー！
おいおい書いていくけど、今回の旅はラッキーとアンラッキーの出来事が隣り合わせになった旅だった。

お部屋の窓からは碓氷峠鉄道文化むらが見えてる。
木立に隠れちゃってるけど右側には碓氷峠越えで補機として電車に連結されて活躍したEF63　25号機。
今は運転体験用として実際に動くんだよ。

茶菓が供されました。
今日はただただ4時間近く電車に乗ってただけなのに、宿に着いたらどっと疲れて。
お風呂あがったらしばらく座ったまま動けなくなっちゃった。
まだ体力戻ってないのかな？
甘いお饅頭で元気を補給！
お部屋にはWiFiはないけど有線ＬＡＮがあってケーブルは貸してくれた。

遡ること1か月近く前。楽天トラベルから予約したんだけど。
翌日、宿から連絡があって
「群馬割（ブロック割）が使えます。」って！
新型コロナワクチン接種３回または宿泊3日前以内のPCR検査陰性証明で5000円の割引が受けられるって！
神奈川県民だから使えないと思い込んでたらわざわざ電話で教えてくれてなんて親切なお宿なの♪
その上。チェックインの時にさらなる特典が！
安中市で発行している2000円のクーポンももらえるって言われて舞い上がる♪
1泊2食で約12000円のプランだったけど実質5000円ってこと！
めっちゃラッキーだよん。
でもね、ここへ来るまでの電車の中でカメラのレンズフードを落として失くしてしまったの。買ったばかりで今回初めて使ったのに。
4000円近くの出費になるけど、ないと困るからまた買うことにした。
トータル差し引きでは損してないけど、落ち込んだり喜んだりと碓氷峠ばりに？起伏のある旅になりそう！

お宿には随所に横軽（碓氷峠）越えにちなんだ鉄道ものが展示されてたよ。
宿の方によると場所がら鉄チャンが多くお泊りに来るんだって。

午後6時。1階の食堂へ

今日は貸し切りだから。
コロナ禍中ではとっても安心。

ビール飲むの3か月ぶり

山の幸がたくさん
自家製鴨の燻製、こんにゃく田楽味噌和え、おひたし、高野豆腐と椎茸と里芋の煮物、きゃらぶき、お新香
素朴なんだけど、土地の素材を活かして手間暇かけて丁寧にこしらえた品々。
そうそう、最近こういうの食べてないんだよなー

やまめ、上州麦豚（麦を食べさせて育てた）のチーズ焼き、栗ご飯、きのこの味噌汁
贅沢ではないけど、旬のナチュラル素材のお料理。
香り豊かで上質な旬の食材を手間暇かけて。
そして優しい味わい。毎日こういうものを食べていたらもっと健康で元気になれるんだろうな、と思っちゃう。
何よりもおいしいから！
栗ご飯、お替りできるって、嬉し過ぎ♪

こんにゃくと田楽味噌、あんまりおいしかったからお土産に。
ピンバッチは近くの工房で作っていて広く売られていないって。そういうのに弱いｗ
特急あさまのを買っちゃいました。
支払いにはさっきもらったクーポン券をさっそく使わせてもらいました。

翌朝7時半。
お部屋から眺める妙義山。
今日もいいお天気♪

妙義山 自然・景勝地

朝ごはん。
旅館の朝ごはんってなんかモリモリ食べられちゃう。

碓日のお宿　東京屋 宿・ホテル

気持ちのいい食堂を貸し切りなんて、素敵な贅沢

1階にはＥＦ６３　8号機運転台の椅子がさりげなく。
鉄好きにはたまらないね

午前9時半。チェックアウト。
お宿で荷物を預かってもらいます。
絶好のお天気の中で見上げる妙義山。
お宿のあるあたりの標高は４００ｍ弱くらいだそうで、朝は寒いかなと心配していましたが、すでに汗ばむ陽気。

かつての横川機関区跡を活かした碓氷峠鉄道文化むら。
信越本線　横川―軽井沢間の廃止は1997年9月30日。
廃止25年特別イベント「 横川メモリアルフェスティバル」がこの翌日9月30日から10月2日まで行われるそうです。
事前にそんなことは全然意識してなかった。
最近ますます色んな鉄道事情に疎くなってしまった。
たぶん私の中の時計はだいぶ前に止まっちゃったみたい。

碓氷峠鉄道文化むら テーマパーク

入場料600円
（10月1日から700円に値上げだって。値上げの秋です悲）

入ってすぐにお社。
昭和15年に旧国鉄横川機関区職員が碓氷峠の安全運行を祈念して手作りして護り続けて来たものと書かれています。
旅の安全をお祈り。

広い敷地の案内図

かつての在来線特急あさまで活躍した189系。
他にもたくさんの車両たちが展示されています。

碓氷峠にゆかりのある車両もそうでない車両も。

青空いっぱい♪
鉄道車両いっぱい♪

左：関門トンネルで活躍したステンレス車体のＥＦ３０型交直両用電気機関車。
右；高度経済成長期の幹線旅客列車輸送を支えた名機、EF58形。
むかしわが家でも幹線輸送を支えていたなあ。
（Ｎゲージ鉄道模型ですｗ）

狭軌軌道のあぷとくん。乗ろうっと。
１周約７分。大人４００円（１０月１日からは５００円：値上げの秋ですもん）

週末を中心にＳＬが牽引するらしいけど平日のこの日はＤＬ（ディーゼル機関車）牽引

木の椅子の車内

ごーきげんだぜー！

降りたあとで外からも走ってるとこ撮っておいたよ。
逆光！

車内に戻って
窓からは横川駅に停車中の電車が見えた♪

JR信越本線 乗り物

さっき見たあさま号や機関庫のＥＦ６３なんかをちょっと高い位置から見ることができます。

プチ乗り鉄♪

「乗り」に火がついちゃったから笑
今度はミニＳＬ乗車体験。
1周約4分。大人200円（値上げの秋以降は300円）
脱線の危険があるので乗車しながらの写真撮影（スマホも含む）はご遠慮くださいって。ｻﾞﾝﾈﾝ
プチプチ乗り鉄！
童心に還ってとっても楽しかったよ♪

あとで走っている様子を撮りまあした。
踏切もある

お座敷客車「くつろぎ」　スロフ１２　８２２

車内が開放されてました。
こんなんなってたんだ！

大好きなＥＦ５８

右はＥＦ６３の1号機
碓氷峠用の補機（補助機関車）の試作機

ナハフ１１
1950年代に軽量客車として製造

右側はキハ２０
うわー懐かしい！
Ｎゲージ鉄道模型の入門車両だった。

キハ３５　９０１
通勤型気動車キハ３５のステンレス車体版。
相模線で乗ったことあるような気がする。
これもＮゲージ（ステンレス地色）模型を持ってたなぁ。
エンドウ製だった。
（鉄道模型話多くてすみません。今はほぼ乗り鉄ですが、昔は模型鉄もやってました。はい、わたくしごとです）

線路をＥＦ６３　１２が走って来ました。
急に来たのでこんな写真しか撮れなかったけど、走行中のEF６３って！感動
運転体験中なのかな？
いいなぁー
やってみたいけど運転体験の前に丸一日の学科実技講習を受けておかないといけないんだって。

妙義山をバックに居並ぶ車両たち

妙義山 自然・景勝地

左は189系あさま（あさま色）
長野からの帰り道に乗ったことがある。

碓氷峠鉄道文化むら テーマパーク

いかにも旧国鉄詰所って感じの建物の中は資料館になってます。

色々展示されてたけど、写真が増えすぎたのでこのへんで

ショップ
自分土産買っちゃう♪

あさま号運転台体験
100円

表示されたビデオに従ってハンドル操作はできるけど操作に関係なくビデオが流れる。
お子様向け、と紹介されてた
大人だけど100円払って遊んだ笑

実際に使われていた線路を走るトロッコ列車
乗りたかったけど
3月から11月の土日祝日とお盆時期しか運行されていないので残念！
奥はＥＦ６３

横川駅へ戻ってきました。

横川駅 (群馬県) 駅

駅前のおぎのや本店でランチ

峠の釜めし本舗 おぎのや 横川本店 グルメ・レストラン

シンプルなメニュー

峠の釜めし定食

店内のディスプレイでは釜めしの製造工程を放映中。
限定掛け紙だって

碓日のお宿で預かってもらっていた荷物を受け取ります。
あったかくて、親切ないいお宿でした。
さて、次の目的地へ向かいます。

（つづく）

碓日のお宿　東京屋 宿・ホテル