2022.09 JR北海道＆礼文島の旅（２）留萌本線惜別乗車と天丼でお昼ごはん。

2022/09/16 - 2022/09/20

9月行ってきた北海道の旅。新千歳空港から特急を乗り継いで、留萌本線へやってきました。廃止前の惜別乗車、とは言え廃止直前というわけでもないし平日の昼間だし……と思っていたら、結構賑わっていたのでした。

653冊目　2022/11/06投稿

エリア 留萌（るもい）(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急 JRローカル

新千歳空港から特急を乗り継いで深川駅にやってきました。残念ながら廃止が決まった留萌本線のさよなら乗車です。

深川駅 駅

特急ライラックの車内で、「本日はご利用のお客様が多いことが予想されます」って放送があって、嘘でしょ？と思いましたが。
三連休前日とはいえ、今日は平日なんですよ？　それでこの混雑ですか～……。
でもまあ、三江線とかも廃止一年前から結構混んでいたもんなあ。

とりあえず通路側ですけれど座れましたので、のんびり景色を見ながら留萌まで。さすがに通路側からだと写真とかもうまく撮影できないですね……。

秩父別駅

秩父別駅 駅

峠下駅。

山を超えたら

幌糠駅

幌糠駅 駅

藤山駅。

藤山駅 駅

川を渡って

終点の留萌駅に到着。

留萌駅 駅

向こう側にもホームが見えますけれど、今はもう使っていないのですね。

JR留萌本線 乗り物

羽幌線は元より、ちょっと前まではここからさらに増毛まで線路が伸びていたのでした。十年くらい前までだっけと思って調べてみたら、廃止が2016年だからたったの6年前だった。そんな最近だったか。

さて、それでは改札から一度出ますかね。

留萌駅のきっぷ運賃表。

廃止前ということで

惜別グッズの販売もしているようです。

駅前道路。海の方へ歩いていくと、夕日で有名な黄金岬なんかがあります。歩いて30分ほどみたい。この列車に乗れずに一本後になった場合、折り返しの時間で行ってみようかと思っていました（でも微妙に遠いんですよね……）。

駅舎は昭和らしいしっかりとした建物。

留萌駅を利用したのは、学生時代に増毛に泊まったときと、沿岸バスで羽幌の方を旅したとき、あとは数年前にレンタカーでオロロンラインを走ったときに休憩がてら黄金岬と一緒に立ち寄ったことがあったっけ。

数えるほどしかないですが、多分今回が最後になるんだろうなあ……なんて感慨に浸りながら、すぐに折り返しちゃうんですけれど。滞在時間10分ちょっと。

駅構内の蕎麦屋さんにも行列が。にしん弁当を注文していた人もいたみたい。

待合室には懐かしの写真なんかの展示も。

SLすずらん号ってそう言えば聞いたことあるような。留萌本線走ってたんだ。

こういう昔の写真を見ると、今はローカル線でもかつては重要な移動手段だったんだな～と。

そして、時代の流れとともに必要なくなっていったんですね。。。

しかしこれ、座れるのかな。いや、座るよりも景色みやすい窓の側に行きたいんだけれど。

列に並びながら、そういえばスタンプ押していなかったなと。。。
ちなみに、隣のKAZUMOちゃんって、数の子がモチーフ？

留萌駅の記念スタンプ。

改札が始まったのでいよいよ列が進んでいきます。

それでは折り返しの列車で、深川駅へ戻りましょう。

今回は窓に近い座席に座ることができました。ありがたい。

ちょっと走ると外はもうこんな感じ。山はまだですけれど。

行きも撮影した藤山駅。

藤山駅 駅

幌糠駅は貨車駅。

幌糠駅 駅

ちなみに、吸われたのはこちらの座席。窓側では実はなかったものの、景色の見やすい場所でした。あと、行きよりもお客さんが少なく、通路側にはちらほら空席も。駅訪問勢や留萌散策組もいましたからね。

立派な峠下駅。JRマーク大きいな。

峠下駅 駅

そして明日萌（あしもい）駅……じゃなくて恵比島駅。

なにかの撮影であしもい駅になったってのは聞いてましたが。調べてみたら、NHKの朝ドラ「すずらん」のロケで使われたのですね。

真布駅を経て、石狩沼田。さすがに数年間はここまでの線路は残されるだけあって、立派な駅ですね～。

石狩沼田駅 駅

あ、ここももう向かいのホームは使っていないのね。札沼線が繋がってた頃はどんな感じだったんでしょうか。

ここで進行方向左側、窓際の座席に移りました。窓を開けて景色と風を楽しむことに。

石狩沼田から先は完全に石狩川の流域。農地も広がるし、家も多いですね～。

秩父別駅 駅

この区間だけ残すだけの需要がある……んだろうけれど、たった3,4年で廃止するのなら一気に廃止してしまった方が色々と費用が浮くのではなんて思ってしまったりも。充分な代替交通の準備や一部インフラの整備などには時間がかかるのでしょうか。知らんけど。

鉄道好きとしてはどうあがいても数年後の廃止が決まっているわけで、やはり残念な気持ちはありますよね。収穫を待つ田んぼを眺めながら多分最後になる留萌本線の景色を眺め、同業者とともに写真撮影等していたのでした。

このあたりはまた来れるかもしれないけれどね。

こうして片道1時間、およそ50kmの留萌本線を往復して深川駅へ戻ってきました。

留萌本線お別れ乗車完了っと。

留萌本線の列車は1日6本。

確か、石狩沼田から留萌が次の3月末で廃止でしたっけ。

冬場の雪の中のさよなら乗車も楽しそうですが、雪がひどいとあっさりと運休・代行輸送切り替えになるでしょうから、確実に乗るのなら積雪シーズン直前の今、なのでしょうか。

深川駅 駅

この旅行記をご覧になられている方の中には、これからさよなら乗車に行かれるという方もいらっしゃるでしょう。マナーを守りつつ、楽しんできてくださいね。

さて、それではキハ54の撮影もこのあたりできりあげまして……

跨線橋で改札へ

この列車、札幌方面へは接続いいのですけれど（写真のライラック24号）、旭川方面の接続が1時間弱開いちゃうんですよね。

というわけで、その時間を利用してお昼ごはんにしましょう。

改札を出て

記念スタンプを押して

観光案内所で食事できる場所を聞いたら、ランチ処のマップと、100円クーポンのついた「ふかがわオイシイスタンプラリー」キャンペーンも教えてもらえました。ラッキー。

では駅を出て

観光案内所の方によると、ここが飲食店が集まっている通りだそうです。……もっと建物が密集しているかと思ったんですが。

では、こちらの「深川　蛯天」というお店に入ることにします。

蛯天 グルメ・レストラン

蛯天というだけあって、このお店の看板メニューは天丼なのかな。なんでも深川の名物扱いらしいですね？

メニューを見ると天丼以外も一通り揃っているようですね。

昭和37年開業で、天ぷら、フライ、すし、うなぎ、鍋など。色々あるようです。私が入ったときは他にお客さん居ませんでしたが、そのあと何組か来られていました。

とはいえ、ここは看板メニューっぽい天丼（梅）850円で。札幌駅で買って食べた弁当も天丼だったけれど。。。まあいいか。

お店は新しいようで、とても綺麗でした。

観光案内所で頂いた「ふかがわオイシイスタンプラリー」。参加飲食店で使える100円クーポンがあったので、利用させていただきました。ごちそうさまでした。

待つことしばし。こちらが天丼（梅）。

おお、美味しそう。ボリューム満点。頂きます。

〆のコーヒーもあり（たしか紅茶も選べたような気がする）。美味しかったですね～。

さて、食事していたら時間がギリギリになっちゃいました。急いで駅に戻ります。旭川行きの発車時刻まであと3分……。

深川駅 駅

おや、これは……

懐かしの深名線バスじゃないですか。11年前に乗ったときと車両変わってないように見えたけれど、写真見返したら違ってました。さすがに車両更新されたかな？

では改札を通って

1406発のカムイ17号旭川行きへ。

特急カムイ 特急ライラック 乗り物

程よく空いた座席に座って

終点の旭川へ向かいます。

深川から旭川ってすぐ隣みたいな感じでしたが

実のところ、距離にして30km、特急でも20分かかるんですね。

神居古潭とかを抜けて、旭川市街地へ。

立派な高架線に入り

旭川駅へ到着です。

特急で快適な移動でした。

旭川駅 駅

しかし、本当に立派な高架駅ですよね。

ホームから下のコンコースに降りる階段は木がいっぱい。

コンコースも木がいっぱいですね。

それでは次の列車に移動します。