サンティアゴ・デ・コンポステーラ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2022年 4月~7月<br />サンティアゴ巡礼路を初めて歩きました。<br /><br />フランス内「ル・ピュイの道」から スペイン内「フランス人の道」へ<br />2つの巡礼路を連続で進み、歩行距離=約1,250キロ、77日間。<br />怪我でフランス内250キロを交通移動した分を含めると1,500キロ。<br /><br />長ーい距離を日々黙々と歩き続ける旅<br />街中でなく、自然の中を行く道で、是非やってみたかった。<br /><br />コロナ禍収束せず、まだ渡航手続など煩雑であった時期に実行。<br />出発前の不安は経験したことない値だった。<br /><br />だからこそ、歩いている毎日はうれしくて!<br />日記のような旅行記を現地からUPしましたが<br />4Trの皆さんからメッセージに元気をもらいつつ、<br />無事に目的地へ到達~帰国。<br /><br />到達時も、帰国後3か月以上経過しても、終了の実感は希薄。<br />信徒でないのに、巡礼路の恩恵に甘えた反動なのだろうか。<br />ぽっこりと心に空洞が発生し、停滞気味の日々。<br />緊張の挑戦が終わってしまい、寂しいのかも知れない。<br /><br />初挑戦者の体験・感想まとめ<br />① フランス「ル・ピュイの道」 <br />② スペイン「フランス人の道」<br /><br />初挑戦ゆえの心配事・失敗・感想等、自身のためのまとめですが、<br />今後巡礼路に初挑戦したい方の、かすかなヒントにもなれば幸いです。<br /><br />2022年、4~7月 コロナ禍下でさえ<br />サンティアゴ巡礼路は、地元の方々の運営に支えられ<br />フランス・スペイン共に、魅力あふれる道でした。<br />歩く事、泊まる事、日々の食事等に関しコロナ規制はすでに無く<br />薬局入店と公共バス・長距離鉄道でマスク要<br /><br />今後は、コロナよりも異常気象による現地の状況把握が必要な気配…。<br />そして、いまだ止まぬロシアの侵略行為に起因のあれこれ。<br /><br />他者を尊重できない人間が、世界に災いを増やすパワーを持ってしまう。<br />他者の痛みを感じないからできる悪業。<br /><br />人はひとりでは何も出来ない、でもひとりで考えねばならぬ。<br />どんな環境にいても「過ち」には気付きたい。<br />他者をないがしろにする輩とは、決して団子にはならないぞ。<br /><br />『旅』はその力を養ってくれるひとつ。<br />巡礼路のあちこちで「他者を気遣う人」に確かに出会いました。<br /><br />(旅行記の時系列整理の為、終着後~帰国時を旅行時期としています)

2022' 4~7月 サンティアゴ巡礼路1,500キロを終えて 復習編 ②

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2022/07/07 - 2022/07/14

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yun

yunさん

2022年 4月~7月
サンティアゴ巡礼路を初めて歩きました。

フランス内「ル・ピュイの道」から スペイン内「フランス人の道」へ
2つの巡礼路を連続で進み、歩行距離=約1,250キロ、77日間。
怪我でフランス内250キロを交通移動した分を含めると1,500キロ。

長ーい距離を日々黙々と歩き続ける旅
街中でなく、自然の中を行く道で、是非やってみたかった。

コロナ禍収束せず、まだ渡航手続など煩雑であった時期に実行。
出発前の不安は経験したことない値だった。

だからこそ、歩いている毎日はうれしくて!
日記のような旅行記を現地からUPしましたが
4Trの皆さんからメッセージに元気をもらいつつ、
無事に目的地へ到達~帰国。

到達時も、帰国後3か月以上経過しても、終了の実感は希薄。
信徒でないのに、巡礼路の恩恵に甘えた反動なのだろうか。
ぽっこりと心に空洞が発生し、停滞気味の日々。
緊張の挑戦が終わってしまい、寂しいのかも知れない。

初挑戦者の体験・感想まとめ
① フランス「ル・ピュイの道」
② スペイン「フランス人の道」

初挑戦ゆえの心配事・失敗・感想等、自身のためのまとめですが、
今後巡礼路に初挑戦したい方の、かすかなヒントにもなれば幸いです。

2022年、4~7月 コロナ禍下でさえ
サンティアゴ巡礼路は、地元の方々の運営に支えられ
フランス・スペイン共に、魅力あふれる道でした。
歩く事、泊まる事、日々の食事等に関しコロナ規制はすでに無く
薬局入店と公共バス・長距離鉄道でマスク要

今後は、コロナよりも異常気象による現地の状況把握が必要な気配…。
そして、いまだ止まぬロシアの侵略行為に起因のあれこれ。

他者を尊重できない人間が、世界に災いを増やすパワーを持ってしまう。
他者の痛みを感じないからできる悪業。

人はひとりでは何も出来ない、でもひとりで考えねばならぬ。
どんな環境にいても「過ち」には気付きたい。
他者をないがしろにする輩とは、決して団子にはならないぞ。

『旅』はその力を養ってくれるひとつ。
巡礼路のあちこちで「他者を気遣う人」に確かに出会いました。

(旅行記の時系列整理の為、終着後~帰国時を旅行時期としています)

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 2022.5.26 朝【フランス人の道】Camino Francés<br /> <br />一日休養の後、サンジャン・ピエ・ド・ポーを出発<br />サンティアゴ巡礼路 2区間目 をスタートした。<br /><br />巡礼者の数はとても多く<br />多コースあるサンテイアゴ巡礼路の中で、まさに王道コース。<br /><br />この巡礼路は日本人で歩いた方も多数、情報や旅行記も多数なので<br />初挑戦の感傷あれこれを記します。

    2022.5.26 朝【フランス人の道】Camino Francés

    一日休養の後、サンジャン・ピエ・ド・ポーを出発
    サンティアゴ巡礼路 2区間目 をスタートした。

    巡礼者の数はとても多く
    多コースあるサンテイアゴ巡礼路の中で、まさに王道コース。

    この巡礼路は日本人で歩いた方も多数、情報や旅行記も多数なので
    初挑戦の感傷あれこれを記します。

  • 初日にピレネー山脈越えとは、なかなか手厳しい巡礼路  <br /><br />通称:ナポレオンルートを行く<br /><br />天候に問題なければ、悪路ではありません。<br />ただし、1日でピレネー越えをすると次の宿泊地まで24キロ。<br />前半上り、後半下りの丸一日かかる長丁場 <br />体調は万全でないと辛いです。

    初日にピレネー山脈越えとは、なかなか手厳しい巡礼路  

    通称:ナポレオンルートを行く

    天候に問題なければ、悪路ではありません。
    ただし、1日でピレネー越えをすると次の宿泊地まで24キロ。
    前半上り、後半下りの丸一日かかる長丁場 
    体調は万全でないと辛いです。

  • ここからスタートした人は、身なりがさわやかで綺麗。<br /><br />私はすでにヨレヨレ、晴天の下で汚れが目立つ。<br /><br />前半は舗装路、のちに未舗装になるが<br />登りは、この程度の傾斜が終始続くので<br />一定のペースを守りゆるゆると行きましょう~。

    ここからスタートした人は、身なりがさわやかで綺麗。

    私はすでにヨレヨレ、晴天の下で汚れが目立つ。

    前半は舗装路、のちに未舗装になるが
    登りは、この程度の傾斜が終始続くので
    一定のペースを守りゆるゆると行きましょう~。

  • サンジャンから 7キロ地点のオリソン<br /><br />ピレネー越え=難所の評判に恐れをなした私は、このGiteを予約済み。<br />ベッド数40ほど、完全予約制(夕食込のみ)です。<br /><br />山間部立地にて、充電有料、ネット環境▽、シャワー時間制限あり。<br />結果論として、宿泊せず一気にピレネー越えで良かったな~の感想。<br /><br />同テーブルにアイルランド・ドイツ・韓国・イギリスと多国籍面々との<br />夕食は楽しかった。<br /><br />夕食後、全員の前で自己紹介が強制で大汗かいたけれど。

    サンジャンから 7キロ地点のオリソン

    ピレネー越え=難所の評判に恐れをなした私は、このGiteを予約済み。
    ベッド数40ほど、完全予約制(夕食込のみ)です。

    山間部立地にて、充電有料、ネット環境▽、シャワー時間制限あり。
    結果論として、宿泊せず一気にピレネー越えで良かったな~の感想。

    同テーブルにアイルランド・ドイツ・韓国・イギリスと多国籍面々との
    夕食は楽しかった。

    夕食後、全員の前で自己紹介が強制で大汗かいたけれど。

  • 翌朝、天候は一変し小雨・霧の中をピレネー越え。<br /><br />寒い! 雨具が防寒の役目を兼務、<br />出番は少ないですが「通気性」のあるしっかりしたものが良いです。<br />この日は手袋もして歩きました。

    翌朝、天候は一変し小雨・霧の中をピレネー越え。

    寒い! 雨具が防寒の役目を兼務、
    出番は少ないですが「通気性」のあるしっかりしたものが良いです。
    この日は手袋もして歩きました。

  • ガイドブックでも「難所」と散々脅かされるピレネー越え<br /><br />確かに体力は要するが<br />大きな丘をずっと登り続ける印象、「悪路」ではないです。<br />憂いは、悪天候時にルートを外れてしまう危険性かな。<br /><br />でも、ルートを外れないようにと、看板・旗・ペグ・テープなど<br />「これでもか!」と云うほどに標識が設置されています。<br /><br />実際、視界の悪い霧雨の中を進みましたが、<br />ゆっくり確認しながら歩き、不安はありませんでした。<br /><br />心配ならば、それとなく他のクループと距離を空けずに歩く技もあり。

    ガイドブックでも「難所」と散々脅かされるピレネー越え

    確かに体力は要するが
    大きな丘をずっと登り続ける印象、「悪路」ではないです。
    憂いは、悪天候時にルートを外れてしまう危険性かな。

    でも、ルートを外れないようにと、看板・旗・ペグ・テープなど
    「これでもか!」と云うほどに標識が設置されています。

    実際、視界の悪い霧雨の中を進みましたが、
    ゆっくり確認しながら歩き、不安はありませんでした。

    心配ならば、それとなく他のクループと距離を空けずに歩く技もあり。

  • スペイン側に入ると、<br />奥深い森が道の両側に広がり、得も言われぬ静寂の空気感。<br /><br />雨雫がポトンポトンと落ちる音に耳傾けた。

    スペイン側に入ると、
    奥深い森が道の両側に広がり、得も言われぬ静寂の空気感。

    雨雫がポトンポトンと落ちる音に耳傾けた。

  • 落葉が深く重なり、ふっかふかの道。<br /><br />足裏が喜んでる。<br /><br />後半は結構な下りが続くので、足に力を残しておこう。

    落葉が深く重なり、ふっかふかの道。

    足裏が喜んでる。

    後半は結構な下りが続くので、足に力を残しておこう。

  • ここで、会いたいな~と思っていた「この子」に会えた。<br />ファイアサラマンダー(ヨーロッパに分布する有尾目)だと思う。<br /><br />けれど、誰かに踏まれてしまったのか?寿命なのか?<br />力なく動けずにいた。<br /><br />毒を持ってる筈だし、怖いし、直にはさわれないけど、紙に乗せて運び<br />再び踏まれぬ様に、道端の草むらに移動させて、さようなら。<br /><br />後日、通過した村の塀に大きな姿が、描かれていた。

    ここで、会いたいな~と思っていた「この子」に会えた。
    ファイアサラマンダー(ヨーロッパに分布する有尾目)だと思う。

    けれど、誰かに踏まれてしまったのか?寿命なのか?
    力なく動けずにいた。

    毒を持ってる筈だし、怖いし、直にはさわれないけど、紙に乗せて運び
    再び踏まれぬ様に、道端の草むらに移動させて、さようなら。

    後日、通過した村の塀に大きな姿が、描かれていた。

  • フランス人の道 【難所】と紹介されるのは4地点<br /><br />1.初日    ピレネー山脈越え<br />2.前半    ぺルドン峠<br />3.中盤    モストラス峠<br />4.後半    セブレイロ峠<br /><br />高度を上げていく辛さはありますが、足元の路面整備は問題なし。<br />猛暑・雨降りなどの条件を除けば、頑張れるレベル。<br />ストック2本が威力発揮します。

    フランス人の道 【難所】と紹介されるのは4地点

    1.初日    ピレネー山脈越え
    2.前半    ぺルドン峠
    3.中盤    モストラス峠
    4.後半    セブレイロ峠

    高度を上げていく辛さはありますが、足元の路面整備は問題なし。
    猛暑・雨降りなどの条件を除けば、頑張れるレベル。
    ストック2本が威力発揮します。

  • 自分にとっての『難所』は、大都市への出入りの時でした。<br /><br />パンプローナ、ログローニョ、ブルゴス、ポンフェラーダ、レオン<br /><br />人と車の往来を気にしながら、コンクリート路面を歩く。<br />標識も見失いがちになり、自然の中を歩く時より数段疲れました。<br /><br />到着すれば、見どころ多く魅力的な街々なのですが。<br />

    自分にとっての『難所』は、大都市への出入りの時でした。

    パンプローナ、ログローニョ、ブルゴス、ポンフェラーダ、レオン

    人と車の往来を気にしながら、コンクリート路面を歩く。
    標識も見失いがちになり、自然の中を歩く時より数段疲れました。

    到着すれば、見どころ多く魅力的な街々なのですが。

  • フランス人の道 【スペインの太陽】 6月でも絶好調<br /><br />影の濃さで、強烈な太陽光線が伝わるでしょうか? <br />湿気なく風は爽やかですが、肌がジリジリと音を立てている気がした。<br /><br />帽子のつばは広いに限る。<br />薄手のスカーフ類も日除けに使える。

    フランス人の道 【スペインの太陽】 6月でも絶好調

    影の濃さで、強烈な太陽光線が伝わるでしょうか? 
    湿気なく風は爽やかですが、肌がジリジリと音を立てている気がした。

    帽子のつばは広いに限る。
    薄手のスカーフ類も日除けに使える。

  • フランス人の道 【スペインの花】 <br /><br />群生している場合が多く、背景との相乗効果抜群。<br /><br />ひなげしの花

    フランス人の道 【スペインの花】 

    群生している場合が多く、背景との相乗効果抜群。

    ひなげしの花

  • 小さな花でも密集すると 、ダイナミックに見えて印象的。<br /><br />これはユーホルビアの一種かな

    小さな花でも密集すると 、ダイナミックに見えて印象的。

    これはユーホルビアの一種かな

  • フランス人の道 【道案内】<br /><br />個性にあふれ 眼にも楽しいのです。<br /><br /><br />

    フランス人の道 【道案内】

    個性にあふれ 眼にも楽しいのです。


  • 賢者も道案内に登場したりして。

    賢者も道案内に登場したりして。

  • フランス人の道 【巡礼宿】はアルベルゲ Albergueという。<br /><br /> スペインの巡礼宿は多種多様、選択肢は豊富。<br /> 宿予約の90%はbooking.comで手配可能にて楽です。<br /> <br /> 私は、延べ39軒の宿を利用<br />  (ドミトリー利用10軒 シングル利用29軒)  連泊2か所<br /> 宿泊代は、1泊/12ユーロ~80ユーロとさまざま。<br /> アルベルゲとHOSTELを中心に検討し、<br /> プール設備等なしで、小規模な施設を選びました。<br /> <br /> 当初、全てドミトリー利用で予約していましたが<br /> 序盤でその賑やかさに気後れし、順次シングル利用へ変更。<br /> フランス内巡礼路と、雰囲気はガラリと変わり<br /> 平均年齢はグッと若くなり、しばらくは戸惑ってしまった。<br /> <br />フランスのGiteがオーナー母屋と隣接、家族経営だったのに比べ<br />スペインのアルベルゲは、通い従業員の管理多く、近代的。<br /><br />どの宿も案内は丁寧、質問にも親切に応じてくれます。

    フランス人の道 【巡礼宿】はアルベルゲ Albergueという。

     スペインの巡礼宿は多種多様、選択肢は豊富。
     宿予約の90%はbooking.comで手配可能にて楽です。
     
     私は、延べ39軒の宿を利用
      (ドミトリー利用10軒 シングル利用29軒)  連泊2か所
     宿泊代は、1泊/12ユーロ~80ユーロとさまざま。
     アルベルゲとHOSTELを中心に検討し、
     プール設備等なしで、小規模な施設を選びました。
     
     当初、全てドミトリー利用で予約していましたが
     序盤でその賑やかさに気後れし、順次シングル利用へ変更。
     フランス内巡礼路と、雰囲気はガラリと変わり
     平均年齢はグッと若くなり、しばらくは戸惑ってしまった。
     
    フランスのGiteがオーナー母屋と隣接、家族経営だったのに比べ
    スペインのアルベルゲは、通い従業員の管理多く、近代的。

    どの宿も案内は丁寧、質問にも親切に応じてくれます。

  • 麦穂は、毎日のお友達<br /><br />麦は品種によって姿がいろいろ、風になびく様にも違いありと<br />実地勉強しました。

    麦穂は、毎日のお友達

    麦は品種によって姿がいろいろ、風になびく様にも違いありと
    実地勉強しました。

  • 空の青さも雲も、お友達

    空の青さも雲も、お友達

  • 6/13 モストラレス山を越えた後、<br />目前に広がる広大なメセタと、巡礼路の一本道<br /><br />「わぁ~」と声に出てしまった、印象深い景色。<br />

    6/13 モストラレス山を越えた後、
    目前に広がる広大なメセタと、巡礼路の一本道

    「わぁ~」と声に出てしまった、印象深い景色。

  • フランス人の道 Camino Francés<br /><br />歩いている人の国籍は多様<br /><br />巡礼者同士の挨拶は<br />スペイン語で『Buen Camino!』や『Hola!』が一般的ですが<br />イタリア人・フランス人は、なぜか自国語で挨拶してくる。<br /><br />そんな時は『こんにちは』と日本語で返すと喜んでくれる。<br />

    フランス人の道 Camino Francés

    歩いている人の国籍は多様

    巡礼者同士の挨拶は
    スペイン語で『Buen Camino!』や『Hola!』が一般的ですが
    イタリア人・フランス人は、なぜか自国語で挨拶してくる。

    そんな時は『こんにちは』と日本語で返すと喜んでくれる。

  • 農業地帯を行く毎日<br /><br />スペインの巨大農耕器具は圧巻です。<br />

    農業地帯を行く毎日

    スペインの巨大農耕器具は圧巻です。

  • つわもののアルベルゲとして有名なSAN-BOL<br /><br />横目に通過しただけで、少し強くなれた気がした!

    つわもののアルベルゲとして有名なSAN-BOL

    横目に通過しただけで、少し強くなれた気がした!

  • 出発前のトレーニングから「ガーミンウォッチ」導入<br /><br />〇毎日の健康管理(睡眠、心拍数、ボディバッテリー状況)<br />〇歩いている最中に、歩数・ピッチ・出発点からの距離等確認<br />〇77日間の歩いた軌跡が地図上で確認できる<br /><br />気温、上昇下降、1キロごとのピッチも判る。<br /><br />帰国後、データーを見るのはなかなか楽しい。<br />特にへばった記憶の日のデーターに涙(?)したりして…。<br />

    出発前のトレーニングから「ガーミンウォッチ」導入

    〇毎日の健康管理(睡眠、心拍数、ボディバッテリー状況)
    〇歩いている最中に、歩数・ピッチ・出発点からの距離等確認
    〇77日間の歩いた軌跡が地図上で確認できる

    気温、上昇下降、1キロごとのピッチも判る。

    帰国後、データーを見るのはなかなか楽しい。
    特にへばった記憶の日のデーターに涙(?)したりして…。

  • フランス人の道 【食事】<br /><br />Bar、Cafeなどで選択肢多様<br />予算少な目でお腹いっぱい、かつ、美味しい。<br /><br />朝食定番:トルティージャ(ジャガ芋入りオムレツ)は何度食したやら。<br />レオンの街:Bar巡りのタパスは美味しかった<br />

    フランス人の道 【食事】

    Bar、Cafeなどで選択肢多様
    予算少な目でお腹いっぱい、かつ、美味しい。

    朝食定番:トルティージャ(ジャガ芋入りオムレツ)は何度食したやら。
    レオンの街:Bar巡りのタパスは美味しかった

  • 巡礼者数が多いため、大きなBarでも満員御礼<br /><br />暑いのでこまめに休憩(5キロに1回程度を目安にしました)<br /><br />巡礼者はみな陽気、身体のみならず心も憩う。

    巡礼者数が多いため、大きなBarでも満員御礼

    暑いのでこまめに休憩(5キロに1回程度を目安にしました)

    巡礼者はみな陽気、身体のみならず心も憩う。

  • 6/22 長い道中に癒しの休憩所<br /><br />無人の高原地帯に現れたスポットは、寄付制の休憩所。<br />殆どの巡礼者がバックパックを置き休息、大人気でした。<br />フルーツ、チーズ、パン、ドリンク いろいろ<br /><br />若い男性が単独で運営しているようだった。

    6/22 長い道中に癒しの休憩所

    無人の高原地帯に現れたスポットは、寄付制の休憩所。
    殆どの巡礼者がバックパックを置き休息、大人気でした。
    フルーツ、チーズ、パン、ドリンク いろいろ

    若い男性が単独で運営しているようだった。

  • 6/24 MANHARIN ここでいただいたエスプレッソが凄い!<br />ペコペコのプラカップに入れられたそれは、77日間で最も美味だった。<br />ここも寄付制にて2ユーロおきました。<br /><br />出発する時には、カランカランと鐘を鳴らして送り出してくれました。<br />霧が発生しやすい地帯で、小屋の位置を知らせる習わしらしい。<br /><br />年配の男性がひとりで対応していた休憩所。

    6/24 MANHARIN ここでいただいたエスプレッソが凄い!
    ペコペコのプラカップに入れられたそれは、77日間で最も美味だった。
    ここも寄付制にて2ユーロおきました。

    出発する時には、カランカランと鐘を鳴らして送り出してくれました。
    霧が発生しやすい地帯で、小屋の位置を知らせる習わしらしい。

    年配の男性がひとりで対応していた休憩所。

  • フランス人の道 【不快】だったこともあります。<br /><br />1.落書きの多さ    案内標識はおろか、立木にまで!<br />2.路上のごみの多さ  果物の皮、テイッシュ、空き缶など凄まじい<br /><br />巡礼者だからマナーが良いとは限らない。<br />祈ったって、歩いたって、こういう事をするのは駄目。<br /><br />ゴールまであと30キロの林で、可哀そうなこの姿に心底苛立った。

    フランス人の道 【不快】だったこともあります。

    1.落書きの多さ    案内標識はおろか、立木にまで!
    2.路上のごみの多さ  果物の皮、テイッシュ、空き缶など凄まじい

    巡礼者だからマナーが良いとは限らない。
    祈ったって、歩いたって、こういう事をするのは駄目。

    ゴールまであと30キロの林で、可哀そうなこの姿に心底苛立った。

  • 長い道のりで たくさんのカトリック施設を訪れました。<br /><br />信徒でない自分は、充分にわきまえて行動したつもりです。<br /><br />自身は信仰心なしですが、<br />誰かの信仰心から生まれた『建築』や『美術品』を関心を持って見学。<br />美しいと思ったり、あれっと違和感抱いたり…いろいろです。<br /><br />それを生み出した人の熱意に想いを馳せれば、疎通はできる。<br /><br />形になる神さま、形にしてはいけない神さま、<br />どちらも互いに尊重しあってください。

    長い道のりで たくさんのカトリック施設を訪れました。

    信徒でない自分は、充分にわきまえて行動したつもりです。

    自身は信仰心なしですが、
    誰かの信仰心から生まれた『建築』や『美術品』を関心を持って見学。
    美しいと思ったり、あれっと違和感抱いたり…いろいろです。

    それを生み出した人の熱意に想いを馳せれば、疎通はできる。

    形になる神さま、形にしてはいけない神さま、
    どちらも互いに尊重しあってください。

  • フランス人の道 【道の表情】いろいろ<br /><br />ローマ時代の橋を渡り、高速道路を仰ぎ見て、どこまでも平坦な道を行く。<br />石ゴロゴロ下り坂はすごく歩き難くて、罰ゲームのようだった。<br /><br />変化する景色は、歩く辛さをだいぶ和らげてくれる。<br />

    フランス人の道 【道の表情】いろいろ

    ローマ時代の橋を渡り、高速道路を仰ぎ見て、どこまでも平坦な道を行く。
    石ゴロゴロ下り坂はすごく歩き難くて、罰ゲームのようだった。

    変化する景色は、歩く辛さをだいぶ和らげてくれる。

  • 7/1  残り100キロの標識に到達<br /><br />やっと、ゴール出来そうな気がしてきた。

    7/1 残り100キロの標識に到達

    やっと、ゴール出来そうな気がしてきた。

  • 7/6 最後の宿 朝6:30に出発<br /><br />シングルの部屋で睡眠充分、元気いっぱい!<br /><br />でも…<br />ゴールまでラスト10キロ 寂しさもいっぱいだった。

    7/6 最後の宿 朝6:30に出発

    シングルの部屋で睡眠充分、元気いっぱい!

    でも…
    ゴールまでラスト10キロ 寂しさもいっぱいだった。

  • 7/6 9:30 歩き始めて77日目 <br /><br />サンテイアゴ・コンポステーラ到達<br /><br />太陽はまだ大聖堂の向こう側にあり<br />はっきりと大聖堂の姿を目視することができた。<br /><br />サンジャン・ピエ・ド・ポーから810キロ、全てを歩き通せた。<br />フランス【ル・ピュイの道】と併せ、1250キロの歩行。<br /> (怪我による交通機関利用を含めてトータル1500キロ)<br /><br />日数は要したが到達が叶いました。

    7/6 9:30 歩き始めて77日目 

    サンテイアゴ・コンポステーラ到達

    太陽はまだ大聖堂の向こう側にあり
    はっきりと大聖堂の姿を目視することができた。

    サンジャン・ピエ・ド・ポーから810キロ、全てを歩き通せた。
    フランス【ル・ピュイの道】と併せ、1250キロの歩行。
     (怪我による交通機関利用を含めてトータル1500キロ)

    日数は要したが到達が叶いました。

  • 巡礼者事務所で最後のスタンプをいただきました。<br /><br />このサンティアゴ・コンポステーラから海辺のフィニステーラまで<br />最後の100キロ区間が宿題で残りました。

    巡礼者事務所で最後のスタンプをいただきました。

    このサンティアゴ・コンポステーラから海辺のフィニステーラまで
    最後の100キロ区間が宿題で残りました。

  • 77日間 フランスからスペインへ<br /><br />多くの巡礼者たちの「背中」を追い続けました。<br />独りで歩く人の多さにも、安心して進むことが出来ました。<br />写真を見返すと、どの場面も鮮明に記憶が蘇る…。<br /><br />本当に幸せな77日間の旅路 <br />関わってくれた全ての人に、大地に、心からありがとう。 <br /><br />またいつの日か、続きを歩むかも知れない。

    77日間 フランスからスペインへ

    多くの巡礼者たちの「背中」を追い続けました。
    独りで歩く人の多さにも、安心して進むことが出来ました。
    写真を見返すと、どの場面も鮮明に記憶が蘇る…。

    本当に幸せな77日間の旅路 
    関わってくれた全ての人に、大地に、心からありがとう。 

    またいつの日か、続きを歩むかも知れない。

  • 7/11 帰国前の経由地 パリ<br /><br />帰国用のPCR検査を済ませてから<br />出発前にも立ち寄った『サン・ジャックの塔』を再訪したら…<br /><br />塔の上、サン・ジャック像背後に太陽が位置しており、<br />とても美しくて… 緊張が緩み、涙腺も緩んでしまった。<br /><br />77日間は『学びの旅』でした。<br />知識ではなく、自分の歩み方を学ぶ旅でした。<br /><br />学びが多くて、今は脳内も、心の中も混沌状態なのですが<br /><br />何歳になっても新しい明日はやって来るから<br />今日も明日も歩まなくてはなりません。<br />ほんの少しずつであろうとも未来へ…<br /><br />ご覧いただきありがとうございました。

    7/11 帰国前の経由地 パリ

    帰国用のPCR検査を済ませてから
    出発前にも立ち寄った『サン・ジャックの塔』を再訪したら…

    塔の上、サン・ジャック像背後に太陽が位置しており、
    とても美しくて… 緊張が緩み、涙腺も緩んでしまった。

    77日間は『学びの旅』でした。
    知識ではなく、自分の歩み方を学ぶ旅でした。

    学びが多くて、今は脳内も、心の中も混沌状態なのですが

    何歳になっても新しい明日はやって来るから
    今日も明日も歩まなくてはなりません。
    ほんの少しずつであろうとも未来へ…

    ご覧いただきありがとうございました。

  • コロナとの闘いが、まだ終焉していないのに<br />またもや異質で大きな不安が、世界に連鎖して行く毎日。<br /><br />人間が人間に振りかざす「暴力」や「権力欲」は、<br />ウイルスよりさらに恐ろしく、とても醜く、心折れてしまいそう。<br /><br />不安のない『道』なんて存在しないけれど<br />こんな不安は無くていいはずの類と思うから<br />目を逸らさずに、負けずにいたい。

    コロナとの闘いが、まだ終焉していないのに
    またもや異質で大きな不安が、世界に連鎖して行く毎日。

    人間が人間に振りかざす「暴力」や「権力欲」は、
    ウイルスよりさらに恐ろしく、とても醜く、心折れてしまいそう。

    不安のない『道』なんて存在しないけれど
    こんな不安は無くていいはずの類と思うから
    目を逸らさずに、負けずにいたい。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • ばねおさん 2022/10/25 03:41:01
    未来へと続く旅
    辿ってきた巡礼道を振り返り、出会った多くの人々と数々の出来事。
    足を痛め何度か挫けそうになりながら、ついに77日目に到達したサンテイアゴ・コンポステーラ。

    でも、目的地に到達したことは区切りではあっても終わりではない。
    旅はまだまだ続いていて、この先の未来にもつながっている。
    そんな思いを勝手に推測いたします。

    きっとこの先も新たな復習編が心に生まれ続けるような旅ですね。

    ばねお

    yun

    yunさん からの返信 2022/10/25 12:08:56
    RE: 未来へと続く旅
    私の未来がどのくらい残っているか、当然知る術もありませんが
    この旅路が、何らかの形で続いていくのだと思います。

    > きっとこの先も新たな復習編が心に生まれ続けるような旅ですね。

    はい、なるべく多様な復習が出来るように心がける意欲はあります…
    が、不器用・頑固なので似たような旅が続くかも知れません。

    只々、旅の行き来が叶う地球であって欲しいと願うのです。
    自分だけでなく、いずこの国の人にとっても…。

    yun
  • mistralさん 2022/10/24 20:08:16
    その後の巡礼道
    yunさん

    こんばんは。
    巡礼道、復習編2編、じっくりと拝読しました。
    読み終わって、yunさんが歩まれた巡礼道に対する想い、
    魂が抜けたような脱力感と共に
    今も歩き続けているかのような感覚は、
    私とは歩いた距離は遥かに違えども、なんとなくわかる気がします。

    しずかなお気持ちで今、振り返っておられるのでしょう。
    拝読するとそれが伝わってきます。
    なので、同時に私も気持ちが鎮まってきました。
    (コメントするのが難しいかったですけれど、一生懸命書きました。
    まとまらない文章ですね。)

    メセタの広大な大地に伸びる一本の道、
    あの光景は感動的でしたね。

    mistral

    yun

    yunさん からの返信 2022/10/24 22:58:32
    RE: その後の巡礼道
    mistralさん

    こんばんは 急に寒くなりましたね。
    巡礼仲間からのコメントがうれしく、ありがとうございます。

    帰国後、外出が億劫な日々が続いていました。
    脳内もボンヤリしているらしく、
    何度書き直してみても、解りにくい復習編になってしまいました。

    圧倒的な大自然と、道を守る人達の信仰心は
    あまりにも大きく、自分の中でまだ消化し切れてません。
    「その後の巡礼道」まさに、そこに立っているのですね。

    mistralさん 彦根城訪問されたのですね。
    初体験の人力車、仲良しのおふたりにほっこりです。

    yun

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