
2022/06/19 - 2022/06/26
27位(同エリア475件中)
yunさん
2022年4月日本を出発し
フランスのル・ピュイ・アン・ヴレイを起点とし
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステイラを目指す「サンティアゴ巡礼の旅」1500キロを進んでいます。
2021年 定年を少し早めて退職(Covid-19の影響が多大だった)
その頃NHK番組「聖なる巡礼路の旅」を観た。
ぼんやりといつかは…と思っていた事に、実行の意欲が湧いた。
少しずつ準備を積み重ね、番組ビデオを何回観ただろう。
Covid-19の状況と自分の体力状況と天秤にかけ実行へ。
Covidに負けたくない気持が強かった。
歩き出してみたら、フランスもスペインもCovidの影は薄かった。
しかし手強い相手に油断は禁物なので、注意は怠らず進まねば。
目的地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで
あと200キロを切った頃から、旅の疲れが知らぬ間に蓄積しているのか、
日々事件が勃発。
でも何とか前進できるので幸運です。
どんどん変わリゆく景色や出来事を忘れたくなくて
現地にて忘備録の様な中身薄い旅行記を綴っています。
いいね!やコメントくださる皆さま、ありがとうございます。
そして、今頃気がついた…。
コンポステーラへの道標はウクライナ国旗と同色だった。
かの地の平和を強く願います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
メセタの広大な大地ももうすぐ終わり。
いろんな形式の水路が大地を潤していました。 -
6月19日 大都市レオンへ入ります。
前方を行くおふたり、スピードはゆっくりなれども
勾配のキツイ旧巡礼路をしっかり歩かれています。 -
旧巡礼路を進んだら何やら不思議なものが…。
この下に幹線道路があり、それを跨ぐ陸橋でした。
渡った先で、幹線道路沿いのショートコースを選んだ
大勢の巡礼者に合流です(旧道の方が景色良いですよ) -
まだ5キロ以上は歩かねばならぬ地点で
目視出来たレオン大聖堂。どれだけ大きいのだろう。
見所も多いので、休養兼ねて2泊します。 -
巡礼路がレオンの旧市街を抜け辿り着いたのは
ガウディ設計 カサ・デ・ロス・ボティーネス(Casa de los Botines)
現在、内部は美術館になっています。 -
そしてレオン大聖堂前に到達
首が痛くなるほど見上げなければならない…大きい!
日曜日にて人出多し。 -
サン・イシドロ教会(バシリカ)
滞在中に3回訪問、どんな時間帯でも熱心に祈る地元民多数にて
遠慮で内部写真が殆どなし。
私も後方ベンチで1時間ほど考え事を。
静かで落ち着く教会でした。 -
一方のレオン大聖堂、入場料7ユーロ(巡礼者割引無し)
13世紀に建設が開始されたというゴシック様式
とにかく天井高い。
美しいのですが大き過ぎて戸惑う。 -
大きな柱を支える小さき天使
いいお顔してます。
やっぱり手の届く範囲が好き。 -
説明書きが見つからなかったけど、いつのものだろう?
ちょっと変わった様式のタンバンもありました。 -
6月22日 アストルガ(Astorga)泊
ここにあるのはガウディ設計の司教館。
最もその斬新さを司教に嫌われて、途中で設計者変更になったそうだ。 -
この町で利用した私営アルベルゲ(巡礼宿)
-
8人部屋の端のベッドでぐっすり眠れた。
ここは1人ずつに鍵の掛かる小さいロッカーあり
(左手の青い箱)
いつもクタクタで到着にて、使用前写真を忘れる。
使用後で失礼します。 -
これ!この宿の良さを物語ります。
丸めた新聞紙…この日は雨だったんです。
靴の中を濡らしてしまった巡礼者用にさり気なく置いてある。 -
アストルガの大聖堂
こちらも大きかった。内部見学はサボってしまった。 -
アストルガを離れて5キロほど。
小さな教会に不思議な立札。
日本語が…気になり立ち寄り。
いかにも村の教会という内部、村人の写真が沢山飾られていた。
日本語の真意は不明のまま。 -
休憩に寄ったBar
大人しいシェパード犬が入口で微動だにせず。
何がしたいのだろう? -
雲行きが怪しくなり、結局、本降りの雨になっちゃった。
-
それでも写真撮りながら進んだ。
そして事件その1
目的地に着き気が緩んだか…、雨粒で手が滑り
iPhoneを地面に落下させてしまった。
画面保護シールの無い、ほんの角っこを石が直撃!
液晶画面が全面真っ白に。私の頭も真っ白に。
取り敢えず、記憶を頼りにアルベルゲに到着。
改めてチェックしてみると、内部は生きている模様。
でも、画面操作が何も出来ないので使用不可能。
参った! -
16:00 やっとの昼食 スープで身体を温めながら
iPadで頑張るしか無い…と開き直る。
古い機種で、各種設定もiPhoneほど立ち上げていないので
あれやこれやと夜中まで格闘。
何とかするしかないよね。 -
翌朝6/24 アルベルゲで出されたトーストが
まるで炭火で焼いたのか?と思うほど美味しく元気10倍。
今日はイラゴ峠を越えなければなりません。
クヨクヨしているとまた転ぶ。 -
峠の手前、フォンセバトン(Foncebadon)
小説「星の巡礼者」にも登場する村。
小さい村が濃い霧に包まれており幻想的でした。
Barに入り紅茶と美味しそうなパイで休憩 -
霧の中前進、寒い! おそらくは7~10℃くらい。
-
鉄の十字架(Cruz de Ferro)到達
巡礼者達が持参した「石」をここへ積み上げていきます。
私はピレネー越えで目に付いた小石と、ル・ピュイの道でもらった「コクリコの花人形」を小さな窪みへ置きました。
少しゆっくり休憩しようかと思った所へ
傍を通る車道にクラシックカーの隊列がやって来た。
次々にクラクションを鳴らし続けて走り去って行く、その数優に100台超え。
うるさい… 休憩やめて歩き出す。 -
石ゴロゴロの長く続く下り坂を延々数キロ降りる。
各巡礼者、みんな苦戦しスピードダウンしてる。
Aceboという村で一泊。
珍しい形式の屋根だ。
事件その2
特に捻った訳でもないのに、左足くるぶしがかなり腫れてる!
キツイ下り坂に負けた模様。4月に捻挫しそのまま自己治療で歩き続けているのだから、こうなるのも当たり前か。
「世界ねこ歩き」岩合さんの語り口を借りて
いい子だねーと左足に語りかけてます(笑)
右足も勿論良い子です。
(こちらには股関節脱臼という眠り姫がおり、起きたら大ピンチ) -
6/25 向かうはポンフェラーダ(Ponferrada)
道中にBIO Barの看板発見
他と一味違うトルティーヤとオレンジジュースに満足。 -
久々の暑さに汗流しながらポンフェラーダ到着
テンプル騎士団が活躍し、大きな活動拠点のあった場所。
騎士団の城が補修されて規模の大きな博物館になってます。 -
展示に趣向が凝らされて、子供達も真剣に見学してます。
当時の衣装を体験で着せてくれるコーナーもあり。
そして事件その3
アルベルゲで貰ったヌガーを食べたら、さし歯が取れた! -
6/26 ポンフェラーダ郊外の小さな教会
生花の花絵があり、いい香り。 -
6/26 ビジャフランカ デル ビエルゾ(Villafranca del Bierzo)泊
山間部ですが大きな町です。
NHK「聖なる巡礼路の旅」でも紹介されていた人気のアルベルゲ「アベ フェニックス」のあるところ。
気になったけれど、別宿チョイスしました。ここも良かった。 -
ガスパチョがお洒落な器で提供されました。
こんなお洒落な巡礼者メニューは初めてだ!
味もほんのり甘いので「苺?」と尋ねたら、「スイカ」との答え。
んーなるほどね。
○巡礼者メニュー 巡礼者用に安価に設定された定食 -
窓の外に風鈴
風に吹かれていい音を聴かせてくれた。
こころ和んだ昼食になった。
この宿でもファーストネイムを正確に発音してくれて驚く。
どの宿も利用者の投稿する口コミに神経質になってる気がして
気の毒な気がする。便利さは怖い。 -
町の出口で見送ってくれたお人
-
6/27 ベガ バルカレス(Vega de Valcarce)泊
小さいが良い宿だった。
マリアさんという女性が朗らかに案内してくれ、キッチンが使えた!
喜び勇み、米、トマト、オリーブオイル、ハムとフランスで買ったサフランでリゾットを作った。自分で調理したもの味わうのは久々だー -
その宿にあったポストカード
いろんな色彩の調和、こういうのがいいな。 -
これもかわいい!
1時間で4キロ 私と同じだ! -
かわいいものに癒された翌日は最後の難関
セブレイロ(O Cebreiro)峠 1330m越えです。
途中で徒歩用、自転車用に巡礼路が分かれました。
走っちゃだめよ! -
8キロ程の登りをゆっくり行きます。
傾斜はキツくありません。一定のスピードを保ち進みます。
長く続いたレオン州と
目的地サンティアゴ・デ・コンポステーラのあるガリシア州の境に到達。
あと150キロ強、事件無しで進めるのだろうか? -
もしも、さらに事件発生でもへこたれない…と
セブレイロ峠の青空に誓う 6/28
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