2022/05/23 - 2022/05/25
2位(同エリア30件中)
yunさん
計画段階では気が遠くなりそうな長期日程だった。
しかし実際に歩き出すと
日々、時の過ぎるスピードはなんと速いこと。
早々にしでかした捻挫に
総距離750Kmのうち、200Kmを交通機関利用で移動した。
厳密には巡礼者失格である。
けれども、日々、予定外の移動手段を調べ
ある時は人様のご厚意に助けられ、
計画日程を崩さずに前進し続けた1ヶ月。
自分的には奇跡の様な上出来なんです。
ギリギリで良いから及第点をください…と、空にお願いしました。
空からの返事は、続くスペイン区間の結果次第と思われます。
フランスからスペインへ国境を超え、「フランス人の道」へ進んでいます。
2022.5.28
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
巡礼32日目 Navarrenx泊
gite < Le Cri de la Girafe > キリンがシンボルの宿
夕食が魚料理と知り予約した。
巡礼達成者夫妻がオーナー
東京~京都~富山と日本を旅して、日本素晴らしい!と。
でもね2月で寒かったの!って、一番寒い時に…。 -
スープ 蟹の香り?と思ったら
隣席女性がスマホ訳で、手長海老!と教えてくれた。 -
鱈?と知ったかぶりしたら、ヒラメ!と返ってきた。
手を合わせてヒラメの泳ぐ真似したら、彼女は爆笑。
久々のお魚、美味しかった! -
ハイセンスなgiteで
こんな写真が飾ってある、好きだな~この写真。
私営giteの夕食は、どこも美味しかった。
行く先々でメニューが全くかぶらないのに驚いた。
翌日の行程を歩く為の、貴重かつ豊かな栄養補給。 -
逆に毎日のランチは極質素。荷重を増やしたくないから…。
休憩出来そうな場所で、とにかく栄養補給。
今日は、あと10Km歩くからね!
頑張り過ぎず、5~8キロ位に一度はザックを下ろして小休憩するのはとても大事。 -
前夜、同宿だったフランス人夫妻。
やはりサンティアゴを目指すそうで、今後も会える予感。
奥さんはワインが飲めなくて、私と意気投合。 -
澄んだ川を渡ります。
-
巡礼33日目 Aroue泊
家族経営、設備の配置が巡礼者想いのgite
洗濯場、干し場、シャワー、トイレ
毎日移動しているとその使い勝手に敏感になる。 -
夕食のあと
小学生くらいのお嬢さんが綺麗な歌声を照れながら披露。
お兄ちゃんは、巧みなトランプマジックで巡礼者は拍手喝采。
この子供達も巡礼を経験しているそうです。
いいgiteでした。 -
翌日、私は脚力調整のためバス停に立ち
その横を、顔馴染みになった巡礼者達がしっかり歩いていきます。
「ずるいぞー」などとは全く言わず、私のバスルートが合っているか
4人がかりでチェックしてから出発して行きました。
こんな毎日にありがとう。 -
バスを乗り継ぎます。
が、ここで大失敗、反対方向バスに乗りました。
失敗に気付き2つ目で慌てて降車するも、バス本数が極少にて取返しがつかない。
同じバス停で降りた女性が事態を察知し
「ここで10分待っていて、送っていくから」と身振りで。
5分でマイカーと共に現れ、元の地点へ送ってくださいました。
片道7~8キロあります。お礼も断固受け取ってくださらず
どれほどの挨拶をしても足りませんでした。
こんなにガソリン高価な時に、私の不注意でごめんなさい。 -
予定の1本あと(2時間待ち)に乗車。
サンジャン・ピ・エド・ポーまで12Kmの小さい村で降車。
優しきマダムのお陰で
ル・ピュイの道ラスト行程を歩き、夕方にはゴール出来そう。 -
通過した村で映画のポスター
日本出発前に何回観ただろう。
あれやこれや不安で、映画にまで助けを求めてました。 -
道はすでに、バスクの色あいです。
-
ゴールのサンジャン・ピ・エド・ポー城門到達 15:10
小雨の下なれど、心は晴れやか。 -
足元の印を見つめ、やっと来たね~の思い。
靴もだいぶ汚れました。 -
ここで2泊、次の区間へ進む準備をします。
これまでの1ヶ月で問題点多数あり、さてどうするか?
gite マキーラ
日本人の宿泊も多い様で、評判が良いです。 -
ムッシュがひとりで管理している様子
清潔で、質問には親身に答えてくれた。
私の出発点がル・ピュイと知って、最大限の応援とアドバイスをくれた。
お陰さまで、新区間への準備における疑問は全て解決。
夕食の提供はないが、電子レンジや湯沸かしポットが使えます。
朝食は真心尽くし。 -
滞在2日目、ムッシュがくれた地図で町巡り
とはいえ、小さな町ですぐに一周おわり。
城壁の上から。 -
13時頃から、巡礼者が必ず通る門のそばで
もう一度会いたい夫妻を待ちました。
フランスPAU在住のおふたり
いちばんお世話になりました。5回も同宿だったのをキッカケに
おふたりは大事な時間を私に割いて、色々教えてくれました。
ムッシュが教えてくれたアプリで、その後、私は道迷いをしなくなりました。
マダムの優しきフォローに癒された。
ベッタリではなく、静かでさりげない手助けに遠慮なく甘えた。
待ってもとうとう会えず、心の中でもう一度メルシー。 -
4月21日から5月24日 34日間
健脚の方だと30日以内でも踏破出来るそうですが
特に序盤のアップダウンは厳しいものがあります。
一日で20キロ程度歩き
午後3時には宿泊地に到着し、ゆっくり出来るのが理想的と思います。 -
美しい道を歩き
-
話す言葉は違えども、多くの人と交流をし
-
いったい、何種類の花に出会っただろう?
-
そうして日々前進、また前進。
事前の予想を遥かに超えて、意味深い旅となった。
実行できて幸運です。
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この旅行記へのコメント (12)
-
- パルファンさん 2022/06/05 21:28:55
- yunさんにエール♪
- yunさん
すっかりご無沙汰している間に、
yunさんらしい選択の旅!
一度は叶えてみたい夢として抱いていたけれど・・
yunさんはとうとう実行されたんですね。
独特の語りで、独特の被写体を捉える魅力は
コンポステーラの道でも発揮しておられる!
もう目的のところまで来ていることでしょう~
パルファンは車を止める前段階として、
歩き、バスに重きを置くべく京都の町中に
転居しました。今は旅行者気分で生活~
持てる力、全て全開にせずとも
マイペースで進まれるyunさん、ガンバレ!
パルファン
- yunさん からの返信 2022/06/06 21:38:20
- RE: yunさんにエール♪
- パルファンさん
エールをありがとうございます。
随分以前に、ももであさんと3人で巡礼しよう…とメッセージ交わしたことがありますよね。
ひとり先に来ていますがお許しを。
昨年退職し自由の身になりましたので、怖々ですが実行へと踏み出しました。
現在、全体の2/3まで到達しましたが、この先は暑さとの闘いが一層大変そうです。
> パルファンは車を止める前段階として、
> 歩き、バスに重きを置くべく京都の町中に
> 転居しました。今は旅行者気分で生活?
京都の町中ですか!関東人yunには夢のようなお話です。
旅行者気分の生活、旅行記アップしてくださいね。
私は5年位前にマイカー手放しました。初めは寂しかったけどいつの間にか慣れました。
> マイペースで進まれるyunさん、ガンバレ!
はい!ありがとうございます。
アリンコの様でもいいから、目的の地に到達できれば幸いです。
マイペースのマイを知ろうと必死のyunより
-
- ばねおさん 2022/06/02 02:23:09
- 卒業おめでとうございます
- yunさん
「ル・ピュイの道」ご卒業おめでとうございます。
書かれてあることだけでも、困難の多さを知ることができますが、実際はもっともっと大変だったと思います。
それだけに、振り返れば山を越えてきたという感慨があるでしょうね。
今度は「フランス人の道」に進学(?)し、また新たな出会いや発見があることでしょう。貴重な体験を少しでも共有できる旅行記を引き続き大いに楽しみにしています。
ばねお
- yunさん からの返信 2022/06/03 02:59:06
- RE: 卒業おめでとうございます
- ばねおさん
びりっけつの卒業かと思われますが、とりあえず前進しております。
スペインで1週間を過ごしましたが、環境は一変いたしました。
多々まごつき、むすっとする事が増えてしまいました。
とにかく淡々と進もうとしています。
先日、帰国便の欠航メールが来ました。
CDG/HND間が、ANAは80%欠航、JALは毎日就航って企業戦略みたいです。今回はANA利用だったので、まるで賭けに負けたみたいな気分。
巡礼路上で欠航メール見て、思わずよろしくない日本語を呟きました。
未だ、良き巡礼者への道は遠く…、日々修行なり。
yun
-
- mistralさん 2022/05/30 21:19:02
- 勇気
- yunさん
こんばんは。
今頃はどこを歩いておられるでしょう。
今日も多くの人に出会い、支えられ、そして支えておられることでしょう。
ジャポンからきた1人旅の巡礼者の勇気に、自分も頑張らなくては思う方々が
おられると思います。
yunさんは勇気のおすそ分けをしていると思います。
バスを待つyunさんの前を、おそらく声をかけたりして通り過ぎる巡礼者。
なんて素晴らしい光景かと、私は思ってしまいます。
もう前に進むための手段を問われてなんかいないと思います。
どんな時でも、歩き続けると決めたyunさん、
ル・ピュイの道は卒業だよ、との天からの声が聞こえてくるようです。
次は「フランス人の道を」お進みなさいな、と、この先も大いなる存在から
守られていると想います。
道端で見かけられた、風ぐるまのような十字形の花がら、
何ていうんでしょう?
mistral
- yunさん からの返信 2022/05/31 00:18:05
- RE: 勇気
- mistralさん こんにちは
> 今頃はどこを歩いておられるでしょう。
本日はパンプローナにて一日休養日、明日「王妃の橋」で有名な巡礼路の合流地プエンテ・ラ・レイナへ入る予定です。
> ジャポンからきた1人旅の巡礼者の勇気に、自分も頑張らなくては思う方々が
> おられると思います。
> yunさんは勇気のおすそ分けをしていると思います。
親切へのお返しが少しでも叶うなら…と思います。
スペインに入ってからは、巡礼者の数は10倍位に増加しています。
ル・プュイの道が大変静かだったのでその変化にまごついており、硬い頭で順応するのに苦労しています。圧倒的に若者が多くなりました。
> バスを待つyunさんの前を、おそらく声をかけたりして通り過ぎる巡礼者。
> なんて素晴らしい光景かと、私は思ってしまいます。
> もう前に進むための手段を問われてなんかいないと思います。
> どんな時でも、歩き続けると決めたyunさん、
> ル・ピュイの道は卒業だよ、との天からの声が聞こえてくるようです。
はい!初めはガッカリしたものの、いつしかこれで良しと素直になれて引け目も消えて行きました。しかしながら、全区間歩いている方がいる以上、一旦は卒業をお預けにしておきます。
> 次は「フランス人の道を」お進みなさいな、と、この先も大いなる存在から
> 守られていると想います。
心機一転、装備も少々変更し進み始めました。足も悪化させないように地面とにらめっこの毎日で、大いなる存在は思わず笑っておられるかと思います。加えて、この先は暑さ対策がカギになりそうです。
> 道端で見かけられた、風ぐるまのような十字形の花がら、
> 何ていうんでしょう?
鉄柵に付いた飾りの事でしょうか?
Lauburu(バスク語)と呼ばれる十字の一種だそうです。
バスク十字とも呼ばれ、現在はバスクを象徴するものと認識されているが、歴史的に用いられたことは無いそうです(ウィキより)。フランス内でも、スペインに入ってもしばらくは沢山見かけました。
毎旅行記に応援ありがとうございます。
明日も一歩一歩 yunより
-
- マリアンヌさん 2022/05/30 15:39:25
- 親愛
- yunさん
大変な旅ですが、楽しみにさせていただいています。
バスを間違えたら、マイカーで送って下さった方。
アプリを教えてくれたムッシュ。
マダムの優しきフォロー。
私もプロチダ島で信じられないほどのおもてなしをいただいたり、想定外にバスの便数が無くて諦めようとしていたら、無償で小さな村まで車で送ってくださったご年配とかB&Bから駅までのタクシーを予約したつもりだったのに翌朝、来なくてマイカーで送ってくださったオーナーなど親切にしていただいた経験は、たくさんあります。
あらためて、本来、人が持っている優しさが沁みる瞬間ですよね。
歩みの苦労と引き換えに大事な宝物、心の中にしまえますね。
どうぞお気を付けて歩んで下さい。
マリアンヌ
- yunさん からの返信 2022/05/30 23:07:01
- RE: 親愛
- マリアンヌさん こんにちは
いままで、レンタカーや公共交通機関を繋ぐ旅をしてきました。
タクシーさえ苦手で、つまりは、人と会話をあえてしない、避けるスタイルでした。
今回は黙っていると旅が成立せず、自己変革が必然の毎日。
日々歩きながら、挨拶だけでも何人と交わすことか?
そして、助けてくださった方々でフランス語オンリーの方も多かった。
フランス語は挨拶程度の私と、見事にコンタクトが成立する事がこの道の不思議さだと、体感しました。
> あらためて、本来、人が持っている優しさが沁みる瞬間ですよね。
> 歩みの苦労と引き換えに大事な宝物、心の中にしまえますね。
はい、持てる力はどのように表すか?日々学びです。
自分もできるようにならねば…と考えながら。
プロチダ島、素晴らしいとおっしゃる方多し。
必ずや行きたい場所です。
パンプローナよりyun
-
- まほうのべるさん 2022/05/30 12:45:34
- 旅行の神様
- こんにちは、yunさん。
いくら情報を集めたくさん予習しても、現地に行って初めてわかることも少くないと思います。どんな人たちに出会えるかなんて、いくら想像しても想像通りにはいかないわけだし、日々の体の調子もその時々にならないとわからないもの。
家族の人達に無謀だと言われたそうですね。確かに壮大なスケジュールですが、yunさんの今までの旅行での経験をすれば、計画が多少ずれたりすることがあっても全く問題ないと思っています。長期機関での巡礼の旅なんて知った時はちょっと驚いたけど、yunさんらしいかな、素敵な旅になるのだろうと思いました。1人旅は頼たっり相談したりする同行者がいなくて、全て自分で決めなければなりません。結果的に間違っていたことがあっても、『旅力』はバツグンについているはず。
そういえばコロナ感染で海外へ行けなくなり、『旅行の神様』は何をしているのかな?
yunさんのお供をしていたらいいな?
まほうのべる
- yunさん からの返信 2022/05/30 22:41:44
- RE: 旅行の神様
- べるさん こんにちは
> いくら情報を集めたくさん予習しても、現地に行って初めてわかることも少くないと思います。どんな人たちに出会えるかなんて、いくら想像しても想像通りにはいかないわけだし、日々の体の調子もその時々にならないとわからないもの。
今回の旅は、毎晩、翌日の行程を考えることで手いっぱい。その先を心配する余裕はゼロ。それでも何とか進むのは幸運なことです。
> 家族の人達に無謀だと言われたそうですね。確かに壮大なスケジュールですが、yunさんの今までの旅行での経験をすれば、計画が多少ずれたりすることがあっても全く問題ないと思っています。長期機関での巡礼の旅なんて知った時はちょっと驚いたけど、yunさんらしいかな、素敵な旅になるのだろうと思いました。
家族は反対無しなんです。私が言い出したらやめないのをよく承知で…、行ってらっしゃい!と。
友人からは反対意見もありましたね。なので、あまり口外せずに出発しました。
自身の中では、やはり今までの旅の中で緊張一番でしたね。もう落ち着きましたが。
> そういえばコロナ感染で海外へ行けなくなり、『旅行の神様』は何をしているのかな?
> yunさんのお供をしていたらいいな?
はい!巡礼者がいっぱい居て、旅行の神様も大忙しと思いますが、
結構そばにいてくれているみたいです。見捨てられないように良い旅人で頑張ります。
いつもありがとうございます yun
-
- pedaruさん 2022/05/30 05:18:23
- 体力、精神力 一級です。
- yunさん おはようございます。
驚き、感動の毎日だと思います。これほどの経験を何人が成し遂げたでしょうか?
信仰心に支えられて、歩きとおした人、自己の可能性を試して歩いた人、人情に感激して歩き続けた人、様々でしょうが、一生の宝とはこのことをいうのでしょうね。
yunさんが高齢になっても、孫たちへの語り草、歩き切った誇りはいつまでもきえません。旅行記見る度、感心しています。
pedaru
- yunさん からの返信 2022/05/30 22:25:23
- RE: 体力、精神力 一級です。
- pedaruさん こんにちは
今日は休養日、牛追い祭りで有名なパンプローナにおります。
> 驚き、感動の毎日だと思います。
はい!毎日多様な意味で初体験ばかり、こんなに激動の日々を過ごしていて自分の心臓は大丈夫だろうか?と案じております。
> 信仰心に支えられて、歩きとおした人、自己の可能性を試して歩いた人、人情に感激して歩き続けた人、様々でしょうが、一生の宝とはこのことをいうのでしょうね。
私は未だ「なぜ歩いているのか?」自分ではっきりしておりません。曖昧なままで、ゴール出来たならば答えが見つかるかも知れません。
> yunさんが高齢になっても、孫たちへの語り草、歩き切った誇りはいつまでもきえません。旅行記見る度、感心しています。
私も年金受給年齢に達し、中学生を筆頭に孫3人……
いつの日か、孫の誰かが旅好きになってくれたらと密かに、熱烈に願っております。
意地っ張りだけ一級なyunより
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