2021/11/10 - 2021/11/10
215位(同エリア374件中)
実結樹さん
この旅行記スケジュールを元に
「碓氷峠鉄道文化むら」はJR信越本線「横川駅」に隣接した鉄道博物館です。
長野新幹線(現北陸新幹線)の開業に伴って廃止された信越本線横川~軽井沢間の歴史や、そこで活躍した車両などが展示されています。
屋内型の大宮「鉄道博物館」などとは違い、屋外展示がメインの体験型鉄道テーマパークになっています。
紅葉時季の「碓氷第三橋梁(めがね橋)」までの廃線敷き「アプトの道」を歩いてみたいとずっと思っていました。
「鉄道文化むら」はハイキングの基点でもあり、
「めがね橋」とはセットともいえる施設です。
11:10発、一日1本期間限定運行の「めがね橋」前停留所を通るJRバスを待つ間、丁度いい時間調整の見学場所でした。
私は鉄道といえばトーマス・チャギントン・シンカリオンくらいしか知らないズブズブの素人。
従って、◯◯鉄ファンの方にはお見せできない旅行記になってしまっているかな (ー ー;
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
07:31 自宅最寄駅を始発で発ち「横川駅」着。
高崎方面から軽井沢に向かう場合、群馬県側の信越本線の終端駅になります。
「横川駅」~「軽井沢駅」間の「碓氷線」(通称ヨコカル)は新幹線の開通に伴い廃止され、
ここから軽井沢までは現在は上信越道バイパスを経由してJRのバスが繋いでいます。横川駅 (群馬県) 駅
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明治18年に開業し「関東の駅百選」にも認定されています。
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今や全国区となった駅弁「峠の釜飯」。
信越本線で軽井沢に向かう場合、碓氷峠越えの拠点駅として、長きに亘り全ての列車が補機(補助機関車)の連結・分離をここで行っていました。
その停車時間に乗客が購入したのが「峠の釜めし」です。 -
支店はあちこちにありますが、本店は横川駅前
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駅舎前に展示されているのは、全国のJR路線の中でも最大の難所と言われたヨコカル間のシェルパとして、平成9年9月まで実際に活躍した「EF63ー3号」機関車の動輪です。
全ての列車に補機として2両編成のEF63形が横川駅側に連結され、軽井沢までの上りは押し上げ機として、軽井沢からの下り勾配ではブレーキの役割を果たしました。 -
早く来過ぎてしまったのでアプトの道を少し遡って「旧 丸山変電所」まで往復しました。
途中、野生のお猿さんにも沢山遭遇。 -
09:00 「碓氷峠鉄道文化むら」が開園します。
通称は「ポッポタウン」。
門前で少し待って一番で入場しました。
といっても、客は私の他あと一人だけでしたが・・ -
券売所です。入場料は500円。
「鉄道文化村割引券」で検索したスマホのクーポンを見せるだけで一割引になります。 -
これ知ってる!
新幹線変形ロボ:シンカリオン Z の顔出しパネルがお出迎え
by 新幹線超進化研究所 横川支部 -
入って直ぐ左にあった神社は碓氷峠の安全運航を祈願した手作り小社
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村内案内図
奥に向かって細長い敷地が広がっています。
蒸気機関車「あぷとくん」、ミニSL、トロッコ列車「シェルパくん」などお子チャマに人気の乗り物の運行の他、鉄道資料館もあります。 -
この上を蒸気機関車「あぷとくん」が走るめがね橋を模している高架橋の右脇には、
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●新幹線用軌道確認車 GA-100
デトロイトディーゼル6-71T型が展示されています。
デトロイト(Detroit)は、アメリカ合衆国のトラック用ディーゼルエンジン製造メーカー。
平成7年に製造され、新幹線の保守作業後の線路の確認を行うため、新幹線の運行開始前に走行して線路の異常の有無を確認する車両。
現在JR東日本では、同型の確認車を36両使用しています。
その向こう側は、 -
「アプトの道」途中にある天然温泉施設「峠の湯」まで行けるトロッコ列車(愛称シェルパくん)の駅があります。
運転は土日祝のみ(夏休みは毎日)。
始発駅はここ「文化むら駅」→ -
中間駅は丸山変電所前の「丸山駅」→
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終点は「峠の湯駅」
全長2.6km。片道500円、往復900円。
廃線の下り線路を活かしたピストン運転です。 -
でも、今日は平日水曜日で運休。
もし走っていても「峠の湯」の先は「めがね橋」まで上り坂をかなり歩かなければなりません。
「めがね橋」が最終目的の場合、トロッコ列車に乗車してしまうと、行程上、中途半端になるので、どっちみち私のプランだと乗ることは出来ないんです。
週末運行日なら「峠の湯」から乗って帰って来れば片道乗車体験は可能ですが・・
なお、帰りの便は「丸山駅」には停車しないそうです。 -
ゲートの先の赤煉瓦の高架橋を抜けると時計台を中心にした「シンボル広場」があり、子供用乗り物などが並んでいます。
男の子って何故か小さい時、異様に電車にハマるんですよね。
(そのまま大人になっちゃう人もいますが・・)
そういうお子チャマ達が来た時に、あまりお固い大人向け展示物だけだと面白くないので遊園地的要素を加味したんでしょうね。 -
「鉄道資料館」
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一階はお土産コーナー
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プラレールも売られていました
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グッズ色々
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1階には精密に再現された碓氷峠の大型鉄道ジオラマが展示されています
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毎時30分になると演出運転が行われます。
演出運転時以外は有料(100円)で客がボタン操作により運転することができるそうです。 -
ヨコカル関係資料など。
鉄道ファンにとっては堪らないコレクションなんでしょうね。
ただ、私はフ~ン、色々あるね~でスルーしてしまいました。 -
屋上から見たシンボル広場とエントランス方面。
トロッコの駅舎も見えます。 -
屋上から見た裏山。
学生の頃、未だ碓氷峠越えが現役で、友達と長野に行く時、高崎のだるま弁当は買わないで横川まで我慢して峠の釜飯を買いました。
駅のホームで首に重たい釜飯の入った箱を吊るした駅弁屋さんから停車時間に窓から顔を出して買ったのをふと思い出しました。
そうそう、プラスチックの入れ物に入った熱いお茶も買ったっけ・・
もう50年も前の話です (^^; -
広場の展示館前にある売店
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ソフトドリンクだけではなくビールも自販機で販売されていました。
レギュラー缶が350円、ロング缶450円。 -
旧機関庫を利用した「鉄道展示館」
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●直流電気機関車 EF63 10
S38~H10
それまで600ボルト・ED42形で行ってきた碓氷峠越えを、1500ボルトに昇圧、粘着運転の碓氷新線に切り替えるべく開発された碓氷峠用の補機。
ここでは日本で唯一、本物の碓氷峠専用EF63形電気機関車の運転体験ができます。
それには、約1日の学科実技講習を受講し、
修了試験に合格する必要があります。
・学科実技講習 30,000円
・運転体験1回 7,000円 -
機関車の運転台の他、内部の機械室も見ることができます
-
隣にある
●EF63形電気機関車シミュレーター
前面のシートに印刷されているのは「あさま号」に連結されたEF63形電気機関車。
こんなふうにして峠越えをしたんですね (^^; -
手こぎトロッコは有料(50円 or 100円)?
一人じゃあ多分漕げないね (-"- -
屋外展示スペースは敷地の奥の方に在ります
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30両以上の鉄道車両が野外展示されています。
なんか引退車両の老人ホームみたいです。 -
屋外展示スペースを遊歩道「アプトの道」から遠望
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●蒸気機関車 D51 96(デゴイチ)
S13~S51
当初貨物用として製造されましたが旅客列車も牽引し、全国で1,115両も造られました。
「デゴイチ」の愛称で、鉄道ファンならずとも誰でも知っている機関車です。碓氷峠鉄道文化むら テーマパーク
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●除雪用ディーゼル機関車 DD53 1
S40~S62
大出力除雪用ディーゼル機関車で、北海道で活躍しました。
昭和51年、山形の新庄に転属となり最後の使命を全うしました。 -
右●一般型気動車 キハ20 467
S37~H2
同形式で1,126両が造られ、様々なバリエーションがあったそうです。
全国各地で見られたこの列車も現在は数両を残すのみとなっています。
左●直流電気機関車 EF60 501
S38~S61
九州特急「ブルートレイン」の先頭に立ち活躍しました。
晩年は貨物列車を牽引。
現在はほぼ全車廃車となっています。 -
野晒しのままでメンテをしないと塗装もこういうふうに剥がれてしまうんですね
-
ミニSLの乗車料金は200円
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運転手さんが本当に石炭をくべて小型蒸気機関車を走らせてくれます。
運転手さんも同乗して3~4分で、屋外列車展示スペースの周り300mを一周します。
私は貸切で載せて貰いました。
大人15人が乗ってもちゃんと動くそうです。 -
ミニSL列車の線路にもちゃんと踏切があります
除雪車の手前の列車は
●ディーゼル機関車 DD51 1
S37~S61
蒸気機関車の後継機として誕生し、様々な用途に使用されてきました。
現在も日本各地の非電化区間で活躍中ですが、老朽化により世代交代も進んでいます。 -
●イギリス産の蒸気機関車「グリーンブリーズ」
「碓氷峠鉄道文化むら」の外周、めがね橋風の高架橋の上も通り約800mを周回して走ります。
愛称は “あぷとくん” -
寒桜が咲いていました
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この木の紅葉が一番綺麗
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●アプト式鐵道線路と189系 特急あさま号
”ヨコカル” 間が廃止された1997年9月30日まで実際に運行されていた車両です。
碓氷峠越えで必ず連結されたEF63形電気機関車と協調運転ができ、
最大12両編成で碓氷峠を越えていました。 -
明治26年4月、碓氷峠を越えるために採用されたわが国初のアプト式鉄道です
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アプト式の考案者:カール ローマン アプト
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駅前の道ではアプト式鉄道の軌条(レール)が道路の溝蓋に使われていました
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09:50 1時間弱の滞在で「碓氷峠鉄道文化むら」を後にします。
興味や知識が有ればもっと色々な見方も出来たと思うのですが、時間調整的な見学だったので見落とした部分も沢山あったと思います。
遠足や鉄道好きのお子チャマ連れにはいいかもしれませんね。 -
10:00 横川駅前の「峠の釜めしおぎの屋本店」開店時間です。
「峠の釜めし定食」で早めのランチを頂きます。峠の釜めし本舗 おぎのや 横川本店 グルメ・レストラン
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10:40 観光案内所に立ち寄って案内パンフレット等を入手し、
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11:10 横川駅バス停から
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「軽井沢駅」行きのJRバスに乗り込みます。
通常は上信越道バイパス経由ですが、観光シーズンには期間限定で1日一本、国道18号:中山道で峠越えするバスが出ています。 -
途中「坂本宿」通過。
宿場の起点の標識の他は殆ど普通の町並みでした。
その後、少し横道に入って「峠の湯」のバス停で乗降客の有無を確認した後、 -
11:23 約13分の乗車で「めがね橋」着。
料金は320円。
ここから安直に?アプトの道の下り坂を辿り「鉄道文化むら」まで戻って行くハイキングをスタートします。碓氷第三橋梁(めがね橋) 名所・史跡
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碓氷めがね橋紅葉ハイキング
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