2022/08/06 - 2022/08/06
102位(同エリア1494件中)
+mo2さん
この旅行記スケジュールを元に
年1回の連続休暇、コロナの影響で2019.8のエジプト旅行以来、海外には行けていません。2020GWに予約していた「ボロブドゥール遺跡(インドネシア)」同8月の「カッパドキアやイスタンブールなどのトルコの世界遺産巡り」、「マチュピチュやナスカの地上絵などペルーの世界遺産」 「イスファハンのイマーム広場 、ペルセポリスなどのイランの世界遺産」 などなど訪れたい世界遺産たくさんあるのに・・・
嘆いていてもしょうがないので、国内未訪の世界遺産に行こうと考えたのが、連続休暇前日(8/5)の夜(笑)。候補として考えたのが「屋久島」鹿児島県と「白神山地」「北海道・北東北の縄文遺跡群」青森県。「屋久島」はなんと大雨の予報(8/6、屋久島町全域に避難勧告が発令されました)ということで青森に決定!!とりあえず8/6青森市と7・8弘前市にホテルをとり、久々の行き当たりばったりの一人旅に出発です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線
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5時52分に沼津駅を出発
沼津駅 駅
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三島駅で新幹線に乗り換え、東京駅へ。新幹線(こだま)空いています
三島駅 駅
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東京駅で新青森行きのはやぶさの切符を買おうとしたところ、全車指定席でなおかつ本日のダイヤは全て指定席完売とのこと!!「青森に行く人なんでそんなに多いの。いけないじゃん」と思いましたが、立席特急券というものがあるとのこと。いいでしょう、3時間半立っていきましょう・・・
東京駅 駅
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「はやぶさ」発乗車は、3時間半デッキ立ち乗りとなってしまいましたが、車内で青森の情報を調べていると 8/2~8/7、三年ぶりの「青森ねぶた祭」開催とのこと。「はやぶさ」満席の謎が解けたところで、新青森駅に到着です(笑)
新青森駅 駅
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世界遺産、北海道・北東北の縄文遺跡群の三内丸山遺跡へは、新青森駅からシャトルバスで行けることが判りましたが、次のバスまで40分あるので早めの昼食をとることにしました。
魚っ喰いの田 新青森駅店 グルメ・レストラン
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駅構内の「魚っ喰いの田」というお店で本マグロとうに丼
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駅を出ると暑い!!青森も夏は暑い!!
そして何とシャトルバス ・ねぶたん号の乗り場に大行列・・・ -
到着のバスには乗れず次のバスを待つことに。とりあえず座れたのですが、立っている方は身動きもできなほどの大混雑・・・
あおもりシャトルdeルートバス (ねぶたん号) 乗り物
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このバスは、「青森県立美術館」「三内丸山遺跡」の順に停まるのですが、帰りのことを考えると「青森県立美術館」で降り「三内丸山遺跡」まで徒歩、帰りは「三内丸山遺跡」から乗車するのがベストかと急遽「青森県立美術館」で下車。帰りにわかるのですが、大正解でした。
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青森県立美術館の設計は建築家の青木淳さんによるもので、隣接する三内丸山遺跡の発掘現場に着想を得ています。
「三内丸山遺跡の発掘現場にホワイトキューブが降りてきた」イメージがあるそうです。青森県立美術館 美術館・博物館
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美術館では、企画展「ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく」とコレクション展「2022-2:サマータイム・サマータイム」が開催されていました。
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青森県立美術館といえば、大きなな白い犬(あおもり犬)で有名ですが、その作者でもある青森県弘前市出身の現代美術家、奈良美智さんの作品が多数展示されています。そして本年(2022年)4月からその作品の写真撮影OKになったとのこと!!
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奈良美智「アオモリ・ヒュッテ1」2016年
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奈良美智「1,2,3,4! It’s Everything/Aomori Version」2008年
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1959(昭和34)年、弘前市に生まれた奈良美智は、青森県立弘前高等学校卒業後に上京し、1981(昭和56)年、愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻に入学します。同大学大学院修士課程修了後は、ドイツに渡り(1988年)、国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学、ミヒャエル・ブーテやA.R.ペンクのクラスで絵画を学びました。アカデミー修了後、1994(平成6)年にケルンに移り住んで以降、帰国するまでの約6年間は多作な期間で、「Mumps」(1996年)などの挑むような眼差しをもった子どもの姿を描いた奈良の代表的な作品が次々と生み出されました。
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奈良美智「Mumps」1996(平成8)年
Mumpsとは、流行性耳下腺炎、いわゆるおたふくかぜのことです。頭でっかちの子供たち。大きく吊り上がった目に小さな口。奈良が描く子供たちはユニークです。 -
奈良美智「The Last Match」1996(平成8)年
子供は大人と同じように見て聞いて感じる。でも、子供は思うようにそれが言葉にできないでいる。それが大きな頭、小さな口として表わされているのだと作者は言います。 -
奈良美智「So far apart」1996(平成8)年
So far apartとは、こんなに遠く離れてという意味です。スキーを履いて静かに目を閉じ、一人佇んでいる少女。 -
奈良美智+杉戸洋「Outran」2004年
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奈良美智「O.T (チェッカーズ)」 1993年
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紙に鉛筆で書かれたユニークな作品が続きます・・・
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奈良美智「E.P Girl」 1997年
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この美術館を象徴する作品「あおもり犬」が見えました。奈良美智が制作した立体作品で、高さは8.5m。三内丸山遺跡の地中から出てきた犬を表現していて、屋外のスペースに展示されています。後ほど、外のスペースまで見に行きました。
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奈良美智 「HULA HULA GARDEN」 1994年
小窓から中を覗く仕掛けの立体展示となっています -
青森県立美術館では、1998(平成10)年から奈良美智作品の収蔵を始め、現在その数は170点を超えるそうです。コレクション展では、展示替を行いつつ、常時奈良の作品が展示されています。
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青森県立美術館といえばマルク・シャガールが描いたバレエ「アレコ」舞台背景画も必見です。
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マルク・シャガール:バレエ「アレコ」舞台背景画 1幕
20世紀を代表する画家の一人、マルク・シャガールは、1942年、亡命先のアメリカでバレエ「アレコ」の舞台装飾に取り組みました。青森県は、全4幕からなるそのバレエの背景画の内、3点を収蔵しています。 -
マルク・シャガール:バレエ「アレコ」舞台背景画 2幕
1点の大きさは縦が約9メートル、横は約15メートル。巨大な画面にシャガールの色彩への情熱がほとばしっています。 -
マルク・シャガール:バレエ「アレコ」舞台背景画 3幕
第3幕はアメリカのフィラデルフィア美術館が収蔵していますが、フィラデルフィア美術館の改修工事に伴い、青森県立美術館による4年間の長期借用が認められており同時に見ることができました。 -
マルク・シャガール:バレエ「アレコ」舞台背景画 4幕
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展示室N:北国のさしこ着
青森県では、庶民の暮らしの中から、津軽地方の「こぎん刺し」、南部地方の「菱刺し」、「つづれ刺し」「裂織」など、地域の特性が反映された、寒い北の地域ならではの染織文化が生まれ、伝えられてきました。そのなかでも、江戸時代後期から明治・大正時代にかけて盛んに作られた「こぎん刺し」と「菱刺し」は、他の地域においても類例をみることができない、土地に深く根差した独自の技法をもった染織として注目されています。 -
青森県立美術館では青森出身の板画家、棟方志功の作品を多数所蔵されていますが、こちらも展示作品の写真撮影がOKでした。
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棟方志功「大和し美し 矢燕の柵」1936年
1936(昭和11)年に《大和し美し》といった代表作を制作、黒と白を基調とした独自の表現スタイルを見出します。特に《大和し美し》が「第11回国画会展」に出品された際、陶芸家濱田庄司の目にとまったことをきっかけに、柳宗悦の知遇を得、その後、民芸運動の作家達との交流の中で仏教や古典文学等の知識を深めながら、より強固な独自の表現を切り開きました。 -
棟方志功「勝鬘譜善知鳥版画曼荼羅」1938(昭和13)年
1938(昭和13)年には謡曲「善知鳥」に題材をとった《勝鬘譜善知鳥版画曼荼羅》で「第2回新文展」の特選を得ましたが、これは官展において版画が受賞を果たした初の快挙でした。 -
棟方志功「花矢の柵」1961(昭和36)年
1960(昭和35)年頃から眼病が悪化し、左眼が殆ど失明状態となりますが、その旺盛な制作活動は衰えを見せず、1961(昭和36)年には青森県庁新庁舎の落成を記念し、幅7mの巨大な《花矢の柵》を制作します。 -
「花矢の柵」(部分拡大)
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青森県立美術館の屋外スペースに立つ「あおもり犬」。
美術館に隣接する三内丸山遺跡を意識して制作されたことから、下半身は地中に埋まっています。顔はうつむき、その姿は、どこか哀しげに見えました。 -
あおもり犬の後ろ姿です
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青森県立美術館展は、コレクション展が(写真撮影はできませんが)昨年度、寄託された「Wコレクション」の草間彌生作品全51点の展示や没後20年記念 成田亨-『ウルトラマン』の世界など充実していました。
三内丸山遺跡(世界遺産:北海道・北東北の縄文遺跡群)~夏の青森旅(2)に続く・・・
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