静岡へ☆その７（川奈ステンドグラス美術館）

2022/07/10 - 2022/07/12

夫が太平洋クラブ（栃木県）へゴルフに行くので、それに絡めて旅行を計画しました。

１日目は夫はゴルフ、母と私は静岡観光。夜に三島で合流。
２日目は西伊豆へ。青の洞窟（天窓洞）へ行ってみたくて。。
３日目は午後からお天気下り坂の予報で予定を変更し、河津七滝へ。その後、雨天時も大丈夫な川奈ステンドグラス美術館へ。

＜１日目＞
　その１　静岡県立美術館　　https://4travel.jp/travelogue/11768493
　その２　クレマチスの丘　　https://4travel.jp/travelogue/11768697

＜２日目＞
　その３　西伊豆６箇所のビュースポットと青の洞窟
　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11769139
　その４　なまこ壁のまち松崎町
　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11770377
　その５　海辺のかくれ湯清流とトンボロ
　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11770643
＜３日目＞
　その６　室岩洞と河津七滝　　https://4travel.jp/travelogue/11771044
　その７　川奈ステンドグラス美術館　　←本編です。

エリア 伊東温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

河津七滝でハイキングを満喫した後、414号線、14号線を通りJR河津駅を過ぎて伊豆半島の東海岸に出ました。135号線を北上し、109号線へ。当初訪問するつもりだった城ケ崎海岸の近くを通った時には雨だったので潔く諦め、川奈ステンドグラス美術館へ。
着いた時はどんより曇り空ですが雨はほとんど降っていませんでした。

ここから入ります。

川奈ステンドグラス美術館 美術館・博物館

よくあるお花で配色もイマイチですが、アンティークレンガが素敵　(^^♪

ここに来たかったのは、生演奏が聴けるということもありました。
14：00からのオルゴール演奏と14：30からのパイプオルガン演奏を聴くことにします。

館内へのエントランス。
鼻出しマスク、顎マスクは×の絵。
チケット購入の前だったか後だったか、「ここを通ってください」とだけ言われ、空港のセキュリティチェックのようなものかと枠をくぐると、なんと全身消毒噴霧でびっくり　(;^_^A
噴霧液が何かは聞かなかったですが、アレルギーの人もいるでしょうに。。
事前説明なしの全身消毒はやり過ぎだと思います。

館内は「風の部屋」「香りの部屋」「光の部屋」の3部屋で構成されています。

ステンドグラスの他、ランプも多数展示されています。

ランプはリチャード・リー作　LABURNUM
意味を調べてみると植物のラバーナム、キングサリ、キバナフジ（黄色い花のマメ科の木）でした。花の画像を見ると、ほんとにこのランプのような感じでした。

どれも実際に英国の教会や聖堂、貴族の貴賓室やプライベートルームを飾っていた本物のアンティークステンドグラスとのこと。

これはちょっと趣が違いますね。

イエスの母マリアと父ヨセフ

キリスト

GREEN LOTUS
ロータスは蓮（ハス）です。

磔（はりつけ）にされたイエス

上品なソファがあちこちに置かれていて、座ることもできます。

マリア像

「展示品にはお手を触れないでください」
弾いてみたかったなぁ。。

湖の上を歩くイエス

LOTUS
（ハス）

花と動物
1885年　イギリス
タイル的なデザインを基調に神話的な動物と花を描いた作品。

金持ちと貧しいラザロ

14時10分前にセントマリーズ礼拝堂に来ました。
一番のりで右側最前列席に座りました。

「演奏中の撮影・録音禁止」なので演奏前に撮影しました。

向かって左側、約100年前のドイツ製ポリフォン社のアンティークオルゴール。
演奏時は扉を開けてくれます。
下の台部分を手前に開くとディスクが何枚か入っており、１曲終わると交換してさらにもう１曲演奏してくれます。
右手のハンドルでゼンマイを巻き、コインを入れると演奏が始まります。

向かって右側、約100年前のドイツ製ロッホマンオリジナル社のアンティークオルゴール。
こちらの方が少し大きく、左側のオルゴールにはない鉄琴をたたくような部分があります。その分、音色が豊富です。
こちらも２曲演奏してくれました。
礼拝堂内に音がよく響いていました。

APPLE BLOSSOM
（リンゴの花）

鍵穴があるので、中に大事なものを入れるのでしょうか。

眠れるものを見守るイエス
教会の窓などに飾られていたステンドグラスは、長い年月の間に破損したり取り壊されたりして完全な形で保存されているものは数少ないのです。 これは、破損したステンドグラスの一部分、約2000ピースを組み合わせて、川奈ステンドグラス美術館のために新たな作品として作られたものです。 【ジョン・ハードマン工房／イギリス】
川奈ステンドグラス美術館HPより

鏡に時計を映してみました。

タイトルを撮り忘れましたが、他の写真に撮ったランプは全てリチャード・リー作なのでこれもたぶんそうです。

天使の背中が・・・
ん？これは鏡？？？

YELLOW RED ORIENTAL POPPY
(イエローレッドのオリエンタルポピー）

聖マリア
顔の部分等、厚みがあって立体的でした。

３階の海の見えるテラス。
小雨だったので、外には出ずに軒下から写真のみ撮りました。

慈悲深きイエス

３階のセント・ミッシェル教会
聴く気満々で左側の最前列に着席 (^^♪

演奏曲目。
演奏時間は４曲で約15分です。

1922年にイギリスで制作されたアンティークパイプオルガン
演奏してくださった女性は、先程のオルゴール演奏と同じ方でした。楽譜を置かれて眼鏡をかけられました。
私は趣味でピアノを弾くのですが、パイプオルガン演奏を間近で鑑賞するのは初めてで、足の動きに興味津々でした。太ももの筋肉はもちろん腹筋も使うでしょうねー。。
オルゴール → パイプオルガンと聴いたのですが、もしパイプオルガン → オルゴールの順で聴いていたら、もう一度次のパイプオルガン演奏を聴きたかったです。（曲目はかわるようです）

川の水を飲む鹿が描かれています。

PURPEL GRAPE VINE
（紫のブドウの木）

WINDOW WITH PARAKEETS AND GOLD FISH BOWL
（インコと金魚鉢の窓）

「Mosaic」-聖母マリア-
モザイクは大理石、ガラス、タイルその他の硬質の素材のピースを組み合わせて、イメージを表現する技法で、古くは紀元前メソポタミア時代から神殿・寺院の装飾に用いられています。

「Mosaic」-イエス・キリスト-
イタリアの世界遺産、ポンペイの「ファウノ（豪商）の家」の床を飾っていた「イッソスの戦い」がモザイク技法で作られた作品として有名です。

1階の海の見えるテラス
夫は、川奈ホテルゴルフコースが見たいと小雨の中外へ出ていました。
少し見えたそうです。

中世貴族の館「マナーハウス」をイメージして作られた建物です。
外壁いいですねー。
趣味のモルタル造形で、レンガ模様は作ったことがあるのですが、この不規則な石が混じっている模様、挑戦してみようかなぁ。。

この後、ミュージアムショップを見ました。
売り物は撮影禁止ということで、写真はないのですが、展示されていたようなランプも数万円～数十万円の荷札が付いていました。
600円ぐらいのブックマークやストラップ等、お手頃価格の商品もありました。
https://sgm-izu.com/shop/

外に出ようとすると、かなり雨が降っていたので、おさまるのを待ちました。
私達の後から出てこられた中年カップル（ご夫婦？）は、少しだけ待ち、また中へ戻られて行きました。
あんまり待っててもなぁ。。と、ほんの少し雨が弱くなった時に、車まで走りました。車の中から、先程のカップルが相合傘で車に移動しているのが見えました。
夫：「傘買いはったんかなー。」
私：「ほんまや、ステンドグラスの模様の傘やん！」(笑)
夫：「さすが金持ちはちゃうなー。ここで傘買いに戻るっちゅう発想にはならんかったなぁ。」
私：「傘、家にいっぱいあるしなー」

母がお土産をまだ買っていなかったので、道の駅伊東マリンタウンに寄りました。
川奈ステンドグラス美術館からここに来るまでに、オブジェがたくさんある「なぎさ公園」の横を通ったのですが、雨が降っていたので停まらず、走る車窓から遠目に見ました。

二階のレストランで食事をしてもいいと思っていたのですが、夫はアルコールが飲みたいのでレンタカーを返してからにしたいと。
小腹がすいていたので、「伊勢名物磯揚げまる天」の夫は「たこ棒」、私と母は「エビマヨネーズ棒」を買い、車で食べました。レシートを見ると「スーベニアショプ 催事 ドルフィン伊豆」となっていたので期間限定かもしれません。

今回の旅行は3日目は午後から雨になってしまいましたが、午前中に河津七滝でハイキングをした時は降っていなかったので良かったです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

道の駅 伊東マリンタウン 道の駅