猛暑だけど頑張りました！旅⑧　熊野古道・発心門王子～熊野本宮大社～熊野川船下り

2022/07/29 - 2022/08/07

職種柄、夏は仕事がなくなり、無給になってしまう私。
時間はたっぷりあるけど、お金はあまりないということで、青春18切符を使って、節約旅行をすることにしました。

当初の予定では、熊野古道だけの予定でしたが、計画を立てているうちにあちこちと行きたいところが増えていって、結局、10日間も旅することに…。
日数が増えた分それなりの金額になってしまい、当初の目標の「節約」旅行の部分は微妙な感じですが、まあ、いっか…（笑）
行きたいとこ全部行って、なるべく節約旅行ということで！

旅行８日目の今日は、電車とバスを乗り継いで、発心門王子まで行き、熊野古道を熊野本宮と大斎原まで歩きます。その後、またバスに乗り、道の駅熊野川へ行き、川の参詣道として世界遺産に登録されている熊野川を舟で熊野速玉大社の近くの河原までくだります。この舟下り中にゲリラ豪雨に会うというハプニングが！思いがけずスリリングになってしまった舟下りを無事に終えてホッとしていたら、もっと深刻なハプニングに！！電車に乗って、新宮から本日の宿「民宿はし杭」がある串本に移動する予定だったのですが、先ほどの豪雨で電車がストップしてしまいました。1時間に1本しかない電車が2本運休となり、その後も再開の目途が立っていないと言われ、この旅最大のピンチに！最終的には白浜行きの特急の振替輸送バスに泣き落としで必死にお願いし、串本に寄ってもらえることになりました。あ～、本当に良かった。
本日の宿、民宿はし杭さんは串本駅から徒歩25分くらいのところにあり、橋杭岩が正面に見えるロケーションです。１泊素泊まり4700円でした。

本日の歩行距離
熊野古道での歩行距離　9.5ｋｍ、アップ189ｍ、ダウン437ｍ
串本での歩行距離　2.5ｋｍ、アップ6m、ダウン11ｍ
トータルでの歩行距離　12ｋｍ、アップ199ｍ、ダウン448ｍ

エリア 熊野本宮・湯の峰温泉(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

紀伊勝浦のホテル浦島に宿泊した日の朝。日の出が見たくて、早起きしました。浦島内にある狼煙山遊園展望台からの眺め。日はもう昇っているようですが、雲が多くお日様は見えないですね。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

反対側の眺め。まだ暗くて、夜景のようです。

朝風呂のあと、もう一度来てみました。先ほどよりは明るくなっているけど、やっぱり雲が多いかなぁ。海が光らないですね。

あ、海が光ってる！部屋に戻る途中の休憩スペースのところで。

慌ただしく電車とバス2本乗り継いで、9：40頃、発心門王子に到着しました。どのガイドブックにも載っている、一番有名な熊野古道のコースを行きます。

発心門王子 名所・史跡

蓮の花が咲いています。

八咫烏が道案内。ここで間違える人が多いみたいです。この道、左の方の道じゃなくて、右の方に行きますよ。

しばらくこのような舗装路が続きます。

水呑王子を過ぎると、山道に入っていきます。

山道を抜けて、集落が見えてきました。石垣の向こうは茶畑です。

かっこいい井戸が…。

あ、ヤギがいる。

眺望が開けてきました。

きれいなお花が咲いていました。

10：40頃、伏拝王子に到着です。昔の人は、ここから大斎原を見て、伏し拝んだとか…。どれどれ？ん？もしかして、あの山と山の間にある白いとこ？…ちっちゃっ！

伏拝王子跡 名所・史跡

私のスマホで限界までアップにしてみました。それでも大斎原の大鳥居、分からないよ？昔の人は、目が良かったんですね。

一面の茶畑。

わ～、雲が多いなぁ。

伏拝王子を過ぎると、また山道に入ります。ひたすら下り。

三軒茶屋跡が近づいてきました。

三軒茶屋跡 グルメ・レストラン

ようやく古道らしい道になってきました。

石はこんな感じに敷き詰められています。

ハグロトンボかな？目にすることはあっても、なかなか写真を撮ることができないでいたのですが、ようやく…。あまりきれいには撮れませんでしたが。

ちょっと寄り道してきます。

寄り道は片道5分くらいでしょうか。伏拝王子とは比べ物にならないくらい大斎原がはっきりと見えます。

アップで。大鳥居が見えますね。

馬越峠や松本峠でもしょっちゅう見かけていたとかげくん。こちらもようやく写真におさめることができました。今日の私、持ってる！？

住宅街に入りしばらく歩いていると、祓殿王子跡が見えてきました。本宮大社までもう少しです。

11：40頃、熊野本宮大社に到着。こちらは裏側の鳥居。

熊野本宮大社の御社殿です。渋くてかっこいいですね。

熊野本宮大社 寺・神社・教会

屋根の上の装飾が特に素敵です。

手水舎にいるのは、八咫烏ですかね。

参拝順に従ってまわります。産田社。

産田社から見る大鳥居。

旧社地 (大斎原) 名所・史跡

正面から。

近づいて、見上げます。本当に大きい。

大斎原近くの河原。この気持ち流れていますよって川が大斎原いっぱいに溢れたというのが信じられないですね。

12：20頃、大斎原から本宮大社に戻る途中で見つけた「宮すし」さんでランチにします。

宮ずし グルメ・レストラン

今日は金曜日！ラッキー。

がっつりいきたかったので、和牛焼肉と目はりずしをチョイスしました。お肉は柔らかく、味付けもこってりしてておいしい。目はりずしやポテトサラダもあって、ボリュームがあります。これで1000円はお安い！

宮すしさんの近くに、クチコミでおいしいと評判のパン屋さんがあったので、明日の朝食用にパンを購入しました。

マーブル グルメ・レストラン

13：25本宮大社前からバスに乗り、13：55道の駅熊野川にやって来ました。これから14：30発の舟下りに参加するのですが、あいにく雨が降ってきました。でも、このときは「雨降ってるのも風情があっていいねぇ」なんて、一緒に乗船する人たち(私の他、一人旅の女性と若いカップルの計４人)と話している余裕がありました。

熊野川舟下り 乗り物

水量すごいですね。雨のせいなのか、いつもなのか、流れが速く、深そうです。

舟下りではたくさんの滝を見ることができました。

こちらも滝。

この峻険な岩のところにも古道があったとか…。

ほぼ崖ですよね。

現在の車道も実はすごいところ走ってる？

ここにも滝が…。つい最近の台風のあと、崖が崩れて新しくできた滝だとか。
写真では分からないですが、すごい雨になってきました。ゲリラ豪雨並みの激しい雨です。舟が沈むんじゃないかと不安…。段々と皆無口になってきました。

奇岩。

あ、鹿！雨宿りしてるのかな？じっとして、全然動きません。私達も雨宿りしたいよ～。レインコートに払っても払っても雨が溜まります。

柱状節理がよく分かりますね。

熊野速玉大社例大祭・御船祭で回る島。

新宮の街が近づいてきました。雨も小降りになってきて、ホッと一息。

鵜かな？
大雨で急ぎ気味に舟を走らせてきたので、予定より早く着いてしまいました。そのため、船頭さんのご厚意で河口の方まで足を伸ばしていただけることになりました。船頭さん、ありがとう！

昨日行った、新宮城跡の水ノ手曲輪ですね。川からも見ることができて嬉しい。昔はあそこに舟をつけていたのですね。

日本で唯一城跡の中を突っ切るJR.

建設中の橋。あの向こうは海です。ここでUターンして戻ります。

河口近くは流れも穏やかですね。

一時はどうなることかと思いましたが、無事に到着しました。かなりスリリングな川下りとなりました。しかし最後は、「これもいい思い出だよね。」と皆で笑い合う余裕も。
このあと、他の乗客は速玉大社の観光に行き、私は今日の宿泊場所の串本に行くため新宮駅に向かうのですが、思いがけないハプニングが…なんと、大雨のため串本方面に行く電車がストップしてしまったのです。しかも、今後動くかどうかも不明とのこと。串本方面に行く他の手段もないということで、八方塞がり状態に！…どうしよう(泣)

特急の振替輸送として白浜に向かうバスが出るというので、「途中串本に寄ってもらえませんか？」と必死に懇願。半分泣き落としで交渉の結果、串本に寄ってもらえることになりました。駅員さん、ありがとう！
バスは景色のいいところを走ります。思わず車窓からパシャリ。

こちらも車窓から。
串本駅には1８：10頃着きました。運休になった電車よりやや早く到着。きれいな車窓の景色をじっくりと眺めることができたし、得した気分です。(立ち直りが早い？)

串本駅から本日の宿、「民宿はし杭」さんまで歩きます。徒歩25分ほどかかるのですが、あまり苦になりませんでした。というのも、10分ほど歩くと県道から離れ、海沿いを歩くことができ、こんな美しい景色を眺めながら向かうことができるからです。遠くに橋杭岩が見えます。

振り返ると、こんな感じ。

橋杭岩が近づいてきました。あんなに大雨だったのにこのときは少し日が差していて、ついてます。

橋杭岩 自然・景勝地

違う角度から。

凪いだ海に空が写って、息を飲む美しさですね。

民宿はし杭さんの部屋です。道の駅くしもと橋杭岩の真向かいにあるうどん屋さんの３階が宿泊場所になります。お部屋はくつろげる和室。各部屋にはきれいなユニットバスがついています。冷蔵庫は部屋を出たところに共用で使えるものがあります。残念ながら洗濯機はありませんが、それ以外の不自由さはないですね。１泊素泊まり4700円です。

民宿　はし杭 宿・ホテル

部屋の窓からの眺め。橋杭岩が目の前に見えます。

夕食前にもう一度橋杭岩へ。なるべく近づいてみましたが、潮溜まりが多くて、これ以上は厳しい。

民宿の下のうどん屋さんで夕食にしました。オーダーしたのは天ぷら入りおろしうどん。価格は1000円くらいだったと思います。細めのうどんで、こしがありました。
こちらはご家族でうどん屋さんと民宿を経営されているみたいですね。私が新宮から「電車が止まって、今日はいけないかもしれません！」と電話していたので、ずいぶん心配してくださっていたようです。ありがとうございます。
さぁ、長かった旅行もあと1日の観光を残すのみです。無事に観光を終えられますように。

この旅行記へのコメント （2）

• RON3さん 2022/08/29 19:41:00

  うわぁ！　たいへんでしたね!

  j3matuさん
  
  タイトな日程でたいへんだと思っていたら、天気まで急変して、大変なことに･･･
  
  「白浜行きの特急の振替輸送バスに泣き落としで必死にお願いし、串本に寄ってもら」えて良かったですね　(^_^)v
  
  「冒険」でしたね！
  　　　　　RON3
  
  ※　昨日より塩原温泉に2泊3日で来ています。温泉三昧です。（昨日は雨で、気持ちが沈んだ日でしたが･･･）

  j3matuさん からの返信 2022/08/29 20:06:16

  Re: うわぁ！　たいへんでしたね!

  RON３さん、旅行先でコメントくださったんですね。
  ありがとうございます。
  
  新宮トラブルのときは、「終わった…」と思いました（笑）
  
  私の方は長い仕事なし期間が終わり、ようやく仕事が始まりました。慌ただしい中、「温泉三昧」と聞くと羨ましいです。旅行記を拝見するの、楽しみにしていますね。