2022/07/27 - 2022/07/28
407位(同エリア17021件中)
ごーふぁーさん
- ごーふぁーさんTOP
- 旅行記172冊
- クチコミ850件
- Q&A回答0件
- 260,569アクセス
- フォロワー413人
パリのジャックマール アンドレ美術館でのコンサート、サロンのような雰囲気の中でシャンパンが供され、シャンパンはこのような栄華の中で育まれてきたことを思い出した。
しかし、お酒の歴史を振り返ると華やかさだけではなく、戦争との因縁や興味深い攻防があった。それらを書籍『シャンパン歴史物語、その栄光と受難』(白水社)、『ワインと戦争―ヒトラーからワインを守った人々』(飛鳥新社)や映画『サンタ・ビットリアの秘密』を通じて振り返ってみる。
● ジャックマール=アンドレ美術館でいただいたシャンパン
● 浮かれたフランス兵を経由してシャンパンが普及
● ドイツ軍にワインをとられまいとあの手この手
● ワインの作り手と樽に大きな損害も
● 村人総出でワインを隠すシーンに和む
● ジャックマール=アンドレ美術館でいただいたシャンパン
パリ市内にジャックマール=アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André)という大ブルジョアの邸宅を改築した美術館がある。美術館と言っても館内は往時のままであり、調度品や展示作品も、銀行家だった家主と画家である妻が世界中から集めた逸品ぞろい。言わば当時から私設の美術館さながらであった。
この美術館で親切な受付スタッフに出会った。パリの美術館共通のミュージアムパスを受付で提示すると、「ここはプライベートなミュージアムなので使えない」と彼。「今夜、ここで開かれるコンサートのチケットは持っているのだけど」と私。「19時にまた来れば観られるよ、あーでも、今観たいの?」と気か効く彼。
「是非に」と言うと、「夜は2階の展示室は閉めてしまうので観られないから、いいよ今、入っちゃいな」と、無料で入れてくださった。しかも、追いかけてきてオーディオガイドまで貸してくれたのだ。ありがたい気持ちでいっぱいであり、現場の方にも裁量があり、機転が利くことにも感心させられた。
その夜は、この美術館でピアニスト ジャン=マルク・ルイサダ によるショパンのコンサートがあった。美術館と館を兼ねたサロン風の「音楽の間」で、シャンパンを片手に素敵な一夜の演出であった。部屋の大きさを考慮してか、ピアノは小ぶりなグランドピアノを使用していた。これが功を奏して、プロ中のプロの演奏ながらとても小洒落たムードになる。昔はけっこう才気走っていた印象のルイサダさんも、カドがとれつつ余裕の弾きっぷりで、ゆったりとした気分でショパンを堪能できた。
サロン的な雰囲気のなか、お酒も入って皆さん上機嫌である。その昔、王侯貴族の間で愛飲されたシャンパンは、こんな風に素敵な絵画や音楽に囲まれても楽しまれたのだろう。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/champagne-wine-santa-vittoria/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 徒歩
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
読書旅
-
謎の文明を解き明かす『ナバテア文明』 ウディ・レヴィ 著を読む / 非暴力かつ文化的なナバテア人が造ったヨ...
1996/12/01~
ペトラ
-
『バウハウスと茶の湯』山脇 道子著を読む / バウハウスの見せ方上手なミサワホームの博物館とバウハウスデザイ...
2014/06/01~
ワイマール
-
(大衆芸能の魅力 3)伝説の女傑 浅草ロック座の母 齋 智恵子著 を読む / ニューヨークのバーレスクと日本...
2016/02/22~
ニューヨーク
-
『ナチ略奪美術品を救え』ロバート・エドゼル 著を読む / 世界一美しいステンドグラスを守った1人の兵士
2016/03/01~
シャルトル
-
『みすず書房旧社屋』を読む / みすず書房旧社屋と東京都水道歴史館、東京の思い出
2019/07/18~
御茶ノ水・本郷
-
『時の終わりへ メシアンカルテットの物語』を読む / メシアン 世の終わりのための四重奏曲の作曲、初演された...
2019/11/01~
その他の都市
-
各国の美術館で撮ったスナップを交えながら『読んでない本について堂々と語る方法』の書評や7日間ブックカバーチャ...
2019/11/01~
ミュンヘン
-
『テレジンの子どもたちから―雑誌「VEDEM」』と『プラハ日記 アウシュヴィッツに消えたペトル少年』を読む ...
2019/12/15~
その他の都市
-
『クレーの日記』と『クレーの絵本』を読む / ハンブルクを訪れ念願のクレーの「黄金の魚」を見ることができた
2020/12/01~
ハンブルク
-
『滅びのチター師』と『うぐいすとバラ』を読む / 華麗なる芸術都市の光と闇 “魔の都”ウィーンに響く、天才歌...
2021/10/15~
ウィーン
-
パリの美術館でシャンパンを / ナポレオンにヒトラー、お酒と戦争をめぐる奇妙な攻防
2022/07/27~
パリ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 読書旅
0
0