2008/08/14 - 2008/08/15
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MIUMIUさん
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このブログは、私たち熟年夫婦が撮りためた写真を、
旅の備忘録として整理し、アップしたものです。
コロナ禍で海外に行けない状況が続く中、
昔の旅行の写真を眺めながら過去の記憶を辿り、
その記憶を整理をしていく事は、
脳みその活性化を図る事にもなるかもしれません。(;^^
少しずつでも頑張ってアップしていければいいな、と思っていますが、
10年以上前の旅行なので記録が散逸し思い出せないことも多く、
つくづく、熟年夫婦が老年夫婦になりつつあるのか…と痛感させられます。
2007年の初夏に、偶々旅行社の前を通った時に目に留まったポスタ-
★★チャ-タ-直行便で行く中欧9日間★★
に魅せられて、ヨ-ロッパ旅行に初めてツア-で参加した。
勝手知らない中欧の国々を、いきなり個人旅行をするのは腰が引けて、
まずは予行演習のつもりでの参加だった。
この辺りは若い方と違い、分別ある(?)中年夫婦の行動と思われる。
ところが、このツア-が予想をはるかに超える楽しさだった為、
翌年も同じチャ-タ-直行便のツア-をやるという事を知ってすぐに
もう一回予行演習をやろうということになった。
普通なら翌年は別の国へ… となりそうなのに、
もう一度中欧へ行きたい! とは、どんだけ感動したんや!?
と我ながら呆れると言いますか・・・
少し違うのは
前回はブダペスト入り、プラハ出だったが、
今回はその逆ル-トで、プラハ入り、ブダベスト出。
つまり、チェコ→オーストリア→ハンガリ-というルートになった事。
また、前回と同じツアーグループでの観光をパスし
自由行動にさせてもらったり
オ―ストリアでは、前回行けなかったザルツブルグを回るコースにした。
=== 全日程 ===
2008年
◆8/8(金)11:05 関空発
15:40 チェコ プラハ空港着
ホテル到着後フリータイム ヴァーツラフ広場周辺へ
【1】 https://4travel.jp/travelogue/11757416
◇8/9(土)午前=プラハ市内観光ツアー
午後=フリータイム 旧市街を散策
【2】 https://4travel.jp/travelogue/11758242
【3】 https://4travel.jp/travelogue/11758332
◇8/10(日)午前=チェスキークルムロフへ 旧市街観光ツアー
午後=オーストリア ザルツブルクへ
【4】 https://4travel.jp/travelogue/11758598
◇8/11(月)午前=ザルツブルク市内観光ツアー
午後=ザルツカンマーグート地方へ
ハルシュタットでフリータイム
【5】 https://4travel.jp/travelogue/11759393
【6】 https://4travel.jp/travelogue/11759394
◇8/12(火) 午前=メルク修道院へ
午後=バッハウ渓谷クルーズ
ウィーンへ
【7】 https://4travel.jp/travelogue/11760214
◇8/13(水) ウィーン市内観光(フリー)
【8】 https://4travel.jp/travelogue/11760219
【9】 https://4travel.jp/travelogue/11760221
◇8/14(木) ハンガリーへ
ドナウベント地方を巡り ブダベストへ
【10】 https://4travel.jp/travelogue/11760224
【11】 https://4travel.jp/travelogue/11760225
【12】 https://4travel.jp/travelogue/11765096 ←今ここ
◇8/15(金) 午前=フリータイム ブダベスト旧市街を散策
午後=旧市街観光ツアー
20:30 ブダベスト空港発
◇8/16(土) 14:35 関空着
2022.07.12 Release
2023.09.03 EDIT
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
【8/15(金)】ついに最終日の朝を迎えた。 雲ひとつない晴天(^^)
昨夜泊まったホテルの全景。
今日は、午前中フリータイム、午後はグループでの旧市街観光、
夜8:30発の飛行機で帰国する。 -
午前中は時間の許す限り、去年行けなかった場所を中心に歩こう!
と、残る気力体力を奮い立たせる中年夫婦。
先ず、ペスト地区にやってきた。 -
ブダペストの歴史がアヤフヤになってるので、再確認…
1世紀頃 紀元前からケルト人の集落があったが、次第にローマ人が増え
106年 ローマ人集落が中心都市となり、建築物が増え、発展していく。
829年 ブダとペストにそれぞれ要塞建設。
9世紀 ハンガリーの人々の定住が増加し、ハンガリー王国となる。
13世紀 モンゴルに侵略され、平原の地形が不利だとわかり城壁を補強。
1361年 王宮をブダの丘に据え、ハンガリー王国の首都となる。
1500年頃 ブダの住人は5000人ほどとなった。
1526年 ハンガリーがオスマンに襲撃され、
1541年 ハンガリー東側がオスマン支配下、
西側は、ハプスブルク帝国の支配下となる。
1686年以降 欧州各地からの援軍を得て、オスマン支配から脱却。
ハプスブルク帝国のみの支配下となる。
1867年 オーストリア=ハンガリーの二重帝国誕生。
1873年 ブダとペストが合併、大都市ブダペストとなる。
1918年 二重帝国解体、ハンガリー王国として独立。領土は縮小される。
1944年 第二次大戦でナチスドイツが国土を占領、大掛かりなユダヤ人迫害。
1944から1945年にかけて、ソ連がブダペストを攻撃(ブダペスト包囲戦)
大被害を受ける。
1949年 ハンガリーが共産主義の人民共和国となり、ブダ城を破壊。
1956年 ブダペストでハンガリー動乱(デモ)起こる。
1960から1980年代 戦火による被害の修復や近代化が集中的に行われた。
1989から1990年 政治体制が大きく変化。
1990年以降 ブダペスト市長により街の開発が進み、めざましく発展した。 -
おお!「聖イシュトバーン大聖堂」 変わらぬ堂々たるお姿!
去年同様、午後からのツアー観光で訪れることになるだろうし… とスルー。 -
「中央市場」
ドナウ川と平行に走る商店街ヴァーツィ通りの南の突き当りにある。
去年入れなかったので、入る。 -
大きくて立派な建物。ブダペスト最大の市場だ。
平日は朝6時から夕方5時までの営業、日曜は休みで土曜は早く閉まるようだ。 -
独特なモザイク模様の屋根は、ジョルナイ製のセラミック瓦が使用されている。
ジョルナイは、ヘレンド、ホロー・ハーザと並ぶハンガリー三大陶磁器のひとつ。
ウィーンのシュテファン大寺院にも使用されている。 -
1階の通路。
-
広そうだとは予想していたけど、予想を超える広さ!
吹き抜けになっているのでとても明るい。
市場って活気に溢れてていいもんですね。 -
1階にはあらゆる生鮮食料品が売られている。
-
でっかいナス!
(と、この時は驚いたが、最近このくらいの米ナスを見つけて買った。日本にもあるんですね!) -
海産物、肉類の店よりもソーセージ専門店が多いように感じた。
ハンガリー名産のフォアグラも色々ありお買い得らしい。 -
2階へ上がる階段。
-
2階は、民芸品や土産物の店が多く、飲食店もある。
-
ハンガリー刺繍やレース製品なども。
-
土産物屋にて、木製の卵に様々な手描きのペイントがしてあるものをアレコレ物色中。
(夫は全く興味ナシ) -
市場内をくまなく回って少し買い物し、再び街歩き。
ヴァーツィ通りを先に進む。 -
彫刻が見事な教会。
-
ヴァーツィ通りは中世の建築物が立ち並んでおり、歩くとその時代を感じることができる。
最もお気に入りの街。 -
長い間共産圏であったことで、資本主義の商業開発などから取り残された時代があった。
それが、現代に希少性や歴史的価値を生ずる結果となっている。 -
1階部分が通路になっている建物がけっこうあり、
入ってもよさそうな感じだと入ってみます。
こういうのが街歩きの醍醐味! -
ここは小さな中庭に通じていて、可愛い雑貨や陶器のお店が並んでいた。
-
アートな看板。 美容院かな。
-
民族衣装っぽい衣服の店のようです。
大通りに面していない目立たない場所にも結構いろんな店があるんですね。 -
地下に下りる階段。
-
これは、なんだろう… 井戸のような?
-
この通路を入っていくと…
-
狭い中庭があった。
-
ここはまた別の中庭。
-
とても明るい。
中庭を作るのは採光が主な目的のような気がする。 -
いい雰囲気の建物。
-
あれ、どっから撮ってる?!
円筒形の部分の中を覗いてみたら… -
階段室でした。
上を見たら巻貝のような螺旋階段がおもしろい! -
この辺は国会議事堂付近でしょうか。
-
懐かしい「カフェ・ジェルボー」
去年も入ったけど、また来てしまった。
ヴェレシュマルティ広場にある1858年創業の老舗高級カフェ。
ハプスブルク家御用達のカフェだったが、特にシシィに愛されていた事で知られている。
ブダペストでは19世紀末にカフェが急増し、1900年には600軒にもなったが
その後、衰退していったという。
が、このカフェ・ジェルボーとカフェ・ニューヨークは今も同じ場所で営業しており、ブダペストで最も有名なカフェとなっている。 -
広い店だけど、人気のカフェなので満席のことが多いらしい。
ウィンドーに並ぶケーキは上品なカラフルさ。 -
こちら側の部屋は豪華な内装で、1997年に改装されているという。
19世紀の雰囲気のロココ様式だ。
殆どお客さんがいないのは、もしかしたらここはチャージ料とか必要なのかな? -
去年と同じく比較的空いている外のカフェスペースでひと休み。
木蔭のテーブルはとても居心地がいい。 -
高級カフェだと言われているが、そんなにビックリするほどお高くはない。
-
この日はかなり暑かったので、私もアイスコーヒー。
とても美味しかった! -
木蔭を作ってくれている木の枝に時々スズメのような小鳥がくる。
小さな実があるからかも。
落としモノしないでねー! -
ハトとスズメが仲良く?おこぼれをついばんでいる様子を眺めながら
ゆったりとリラックスできました。 -
ハプスブルク家専用だったVIPルームは見学自由のようです。
-
シシィの胸像も。
今もなお、ハンガリーにいかに愛されているか…を感じる。 -
創業当時のジェルボーのようです。
-
貴重そうな物がカギ付きの棚に納められている。
-
創業150年を記念して造られたケーキでしょうね!
固めのマジパンだと思われます。 -
カフェ・ジェルボーを後にして、またテクテク…
-
多分ここを降りて、メトロ2号線の駅から地下鉄に乗った。
-
超長いエスカレーターで地下深くまで降りた。
-
やってきたのは、「カフェ・ニューヨーク」
え、またまたカフェに??(笑) -
1894年創業の、格調高い豪華な内装で人気のあるカフェ。
-
夫が是非とも来たかったというカフェである。
-
オオーーー!!! 宮殿やん!
-
天井も宮殿やん!
-
どこを見ても、なんて豪華なんだ!
思わず声を失ってしまう。
創業以来、世界一豪華なカフェと言われているのも納得できる。 -
詩人、小説家など文化人たちが多く愛用していたが、
ブダペストの激動の歴史と共に様々な試練があったという。
持ち主が次々に変わったり、一時的に閉店となったりし、1954年に再開。
しかし、店名は変わってしまった。
2006年に高級ホテル「ニューヨークパレス」のカフェとして再オープン。
カフェ・ニューヨークとなって、開店当時と同様の華やかさに蘇った。
・・・ということは、蘇って2年しか経ってないってこと!? -
ハイテンション気味の夫だけど、とにかく、まずは座ろう!
で、注文したら、また店内巡り歩きの再開。
お値段はやはり高めだけど、驚くほど高めではなかった。 -
スタッフさんも一流ホテルのホテルマンのような素晴らしい接客。
-
-
「宮殿」といってもまったく大袈裟ではない、別世界のような華麗なる空間。
-
-
ひととおり店内を巡り、やっと気が済んだ男がコーヒーを飲むようです。
-
そして、余裕で雑誌を読んで… いや、見ています。
-
これはいつものメランジェ。 冷房が効いているのでホットでちょうどいい。
この建物は上階がホテルになっていることがわかった。
後方の若い男性が部屋から降りてきて、慣れたようすでランチを注文し、サッサと食べて部屋に戻っていった。 ように見えたので。 -
私達もランチにしよう。
一番軽そうなものを注文したら、サンドイッチとフライドポテトどっさり!
サンドイッチは、焼いた薄いパンに野菜やハムなどの具を挟んであり美味しかった。
程よい空調で、実に気持ちよく過ごせました。 -
ここでタイムアップ!
再びメトロに乗って、ホテルに戻った。 -
ホテルのロビーに預けていたで荷物を持ってバスに乗り、
みんなで旧市街観光ツアーのスタートです。
バスはアンドラーシ大通りを抜けて英雄広場に向かった。
これは「地質学博物館」 窓からの撮影。
紺色と黄色のタイル使いがなんとも素敵で窓もユニーク! -
「コダーイ記念博物館」
コダーイはハンガリー民謡の第一人者であり、リスト、バルトークに次ぐハンガリーを代表する音楽家の一人。 -
近代的な建物もある。
-
アンドラーシ通りの突き当りに広大な市民公園があり、
その中に「英雄広場」がある。
二重帝国時代の19世紀末に建国1000年を記念して建設された広場だ。
半円形の建物に、ハンガリーの英雄(国王や政治家)14人の銅像が並んでいる。
一番左が初代イシュトバーン像。
中央にはオベリスクのような高い尖塔が建ち
一番上には大天使ガブリエルが二重十字と王冠を掲げて立っている。 -
南側に西洋美術館。
-
北側に近代美術館。
(去年はこのあたりで腹痛に襲われたっけ…>_<) -
英雄広場のある市民公園は市民の憩いの場のようです。
-
遊園地もあり、セーチェーニ温泉という施設もある。
温泉は市内に10か所以上あり、ブダペストは2000年の歴史をもつ温泉都市なのだ。
ローマ人によって温泉源が発見され、
16世紀オスマントルコの支配下時代に温泉文化が大きく発展したという。
19世紀以降は、医療や美容目的にも利用されるようになっている。
プールやレジャー施設が付随しているタイプも多く、料金も安いんだとか。
が、日本人観光客は殆ど利用しないらしい。(タイトなスケジュール故?) -
この広い運動場のような場所には、去年は水があり大きな池になっていた。
水深はとても浅いんですね。
冬にはスケートリンクになるそうだ。(テレビでやっていた) -
バスはまたアンドラーシ通りを戻っていった。
アンドラーシ通りは1872年に造られたメインストリートで、
通り沿いに歴史的な建物が多い。 -
ネオルネッサンス様式の建物も多い。
-
アンドラーシ通りの下はメトロが走っていて、この建物の下にメトロ駅があるらしい。
-
「リスト フィレンツ記念博物館」
この時点では、パリやドイツやイタリアで活躍していたリストがブダペスト出身とは知らず、何となくドイツ人かと思っていた。
派手なイメージのリストだけど、祖国愛が強く、晩年はブダペストに戻り、
神に仕え、リスト音楽院を設立しているんですね。 -
晩年のリストはこの2階に住んでいた。
彼の生涯や資料が紹介されていて、超絶技巧ピアニストとして一世を風靡したリストが愛用していたピアノも展示されているという。
友人だったショパンの小さい手とは真逆の大きな手だったのは有名ですが、
ショパン同様、リストの実物大の手型もあるそうだ。
それにしても、リストに由来する場所にもいけばよかったのに… と後悔。
もっときちんと下調べしておけばよかった… と反省。 -
-
-
バスを降りて少し徒歩で移動し、また「聖イシュトバーン大聖堂」にやってきた。
ブダペストでは、国会議事堂と並んで最も高い建造物。
当然入るのかと思ってたが、今回は内部の見学はなかった。
カトリック教会として19世紀半ばに着工、今世紀初頭に完成。
キリスト教の布教に専念した初代国王聖イシュトバーン1世に因んで
聖イシュトバーン大聖堂、と名付けられた。
新古典主義様式という建築様式で、正面に大きな鐘楼が2つあるのが特徴。 -
ひと際目立つ中央のドームの高さは96m、直径22m。
中は絢爛豪華で、とてつもなく広い。(エステルゴム大聖堂ほどではない) -
両端の鐘楼のうちのひとつ。
-
バスに戻り、ブダ地区へ移動。
-
王宮の丘の「マーチャーシュ教会」に到着。
去年も修復中だったが、今年は更に広範囲を絶賛修復中! -
塔も去年に引き続き足場で囲まれている。
繊細な彫刻がある美しい白い塔が、更に白く蘇るのだろうか? -
この黒い鳥はトゥルルと呼ばれる伝説の鳥。の彫刻です。
建国の父アルバードを産んだ鳥、と言われているとか。(鳥が産んだ???) -
シートに覆われた出入口から入場。
マーチャーシュ教会の正式名は、聖母マリア教会。
元々は1015年に、国王イシュトバーン1世が建造した教会が起源で、
13世紀にモンゴルに破壊され、その後ベーラ4世の命により再建。
14世紀後半から15世紀に、
マーチャーシュ王によってゴシック様式に大規模改築が行われてからは、
マーチャーシュ教会と呼ばれるようになった。
16世紀にはブダがオスマントルコに占領され、内部がモスク様式に塗り替えられた。
そして、19世紀末の二重帝国時代になって大掛かりな増改築をし
カトリック様式に戻され、現在の姿になった。 -
身廊のつきあたりには聖母マリアを祀ってある主祭壇がある。
-
オレンジ色の濃淡やブラウン、ゴールドで埋め尽くされていて圧倒される。
ハンガリーのアールヌーボーと呼ばれるセセッション様式の内装。 -
天井。
-
カトリック様式に戻されたといっても
壁面も天井も、トルコ風(イスラム)のアラベスク模様や
ハンガリー独特の唐草模様の装飾が残されている。 -
1867年6月8日、皇帝フランツ・ヨーゼフと皇妃エリザべートが
このマーチャーシュ教会で、ハンガリー国王及び王妃として戴冠式に臨んだ。
なんと、この戴冠式の為にリストが「戴冠ミサ曲」を作曲し、指揮をしたんだとか!
それまでオーストリア帝国の支配下だったハンガリーに、この時から自治権が与えられ、オーストリア・ハンガリー二重帝国という同君連合が成立した。
これは、エリザベートの尽力によるものだと伝えられている。
が、フランツ・ヨーゼフは若い頃にハンガリーに対し冷酷な鎮圧を行っており、
国民からの信頼度は戻ることはなかった為、殆どハンガリーには来なかった。
エリザベートはハンガリーをこよなく愛し、
ウィーンにいるよりもブダペストに滞在することの方が多かったという。 -
側廊。
-
恐らく、東方の三博士(贈り物を持って幼子のキリストを拝みにきた人物)の像。
この近くに狭い階段があり、去年は2階にあるシシィ専用のバルコニーにも入れたが、今回は上がれなかった。修復中だったのかも? -
-
キリストの十字架の下の方に、聖母マリアがキリストの屍を抱くレリーフがある。
-
マーチャーシュ教会の裏側。
-
カラフルな屋根はジョルナイ製のセラミック瓦が使用され、
美しいダイヤモンド柄になっている。(中央市場の屋根と同じ)
この屋根になったのは、19世紀末の二重帝国時代、
国王フランツ・ヨーゼフによる大改築の時である。 -
添乗員さんがマーチャーシュ教会の裏手にある路地に向かうので
なんでここを進むの?と思ったら… -
小さな土産物店に連れていかれた、いや、案内された。
なーんだ!と思ったけど冷房がガンガン効いていて、本当に助かった!生き返った!
それほどこの日は猛暑と言えるほど暑かったのだ。
が、涼んでいるうちに冷えてきて、外の石段に腰かけて休憩中。
何も買わず、何かドリンクを飲んだような? -
土産物店で体を冷やして元気を取り戻し、すぐそばの『漁夫の砦』へ。
マーチャーシュ教会の再建を担当した建築家設計の、ネオロマネスク様式の建物。
これがなぜ、漁夫の砦というのか?というと
かつてこのエリアを守っていたのが漁師だったというのが由来で
美化計画の一環として建てられたらしい。 -
とんがり帽子のようなかわいい屋根は、ハンガリー独特の雰囲気があるなぁ!
-
漁夫の砦からの眺望。
ドナウ川を挟んでペスト側も遠くまで望める。 -
南の方角を見たところ。
-
くさり橋。
-
北の方角にはマルギット島。
マルギット島は大きな中州で、温泉施設やホテルもある。 -
その手前には「国会議事堂」
-
ほぼ正面には「聖イシュトバーン大聖堂」
-
石灰岩の白い尖塔が7つ、回廊の間に並んでいる。
見張り塔のようでもあるけど、今は展望台ですね。 -
王宮の丘の南側にある、ゲッレールトの丘へ移動した。
展望台、ツィタデラからの眺望。 -
昨夜、夕食後にここに来て涼しい風に吹かれながら夜景を眺めたが、
今日はカンカン照り!
あまりの暑さに夫はここでの記憶があまりないという。脳みそが煮えていたそうで。
でも、汗をかいた記憶はないので、やはり湿度が低いのだろう。
寒さに弱く暑さにはまぁまぁ強い私は、けっこう平気な顔している。 -
次は、またペスト地区へ戻り「国会議事堂」前を通過。
バスの窓から見ただけ。
去年も今年も中を見学することができず、残念でした。 -
高さ96mのこれまた巨大な建物。
繊細な装飾や彫刻の施された外観は、まるで宮殿のよう。
人口1千万に満たない小国に、こんなにも大きく豪華な国会議事堂があるとは!
ハンガリーの1000年の歴史がいかに誇らしいか! という証なのだろう。 -
そして・・・ これにてブダペスト観光ツアーは終わりました。
バスは、空港へと向かいます。 -
多分4時半頃? ブダぺスト空港に到着。
-
去年は、先ず、この空港に降り立ったなぁ… と思い出していた。
この頃は普通に「ブダペスト空港」だったが、今は「リスト・フィレンツ空港」になっている。
なんでも、リスト生誕200周年を記念し、2011年に改名されたそうで…
(ワルシャワのフレデリック・ショパン空港に対抗か?^^;)
仲が良かったり疎遠にもなったり…の二人の名前が空港名になるとは、
あの世で「ビックリだよねぇ!」と笑い合ってたりして… と想像するのは楽しい) -
プラハまで乗ってきた日航ジャンボジェットが、ちゃんと待機してくれてます。
-
空港内をウロウロし、残った外貨(フォリント)を使い、少し買い物し、
それでも時間がたっぷりあったので、搭乗口から遠くないこのカフェでひと休み。 -
これは夕食?
コーラを飲むとは、よほど喉が渇いていたのかな。 -
これはホットサンドのような?
-
夜、8時半過ぎにテイクオフ。
さよなら!ブダペスト! ありがとう!ハンガリー!
それにしても、なんだ?この写真は・・・(-_-;) -
【8/16(土)】
食事が2回出たが写真もなく、殆ど寝ていたような気がする。
ジャンボジェットは去年と同じく揺れも少なく、日本人のCAさんは親切で
いわゆる「快適な空の旅」でした。
ほぼ予定通り、午後3時前に無事、関空着。
今回も楽しく無事に中欧の旅を終えることができ、実に満足!
可能な限り、去年行けなかった場所を周ることができたのはよかった。
私達だけで自由行動をしている時に何かアクシデントでもあれば大きな迷惑をかけてしまう事になるので、そこのところは充分注意していたとはいえ、
添乗員さんには余計な気苦労をさせてしまったかもしれません。
本当に本当に感謝しております。
ちょっと残念なのは、ブダペストでのフリータイムが短かったこと。
まる一日フリータイムだったら、念願のゲデレー城に行くことができただろうし
国会議事堂内の見学もできただろうな。
よし! もう一度ブダペストに行くことができたならリベンジするぞー!
その時は、リストやバルトーク関連の場所にも行きたいし、温泉にも入ってみたい。
オーストリアも、バートイシュルやインスブルックやグラーツにも行ってみたいし、
チェコも、西ボヘミア地方とかモラヴィア地方にも魅力を感じるし…
と、欲を言えばキリがないけれど。。。
とにかくコロナ禍が早く収束してほしい!
じゃないと、ますます年齢を重ねて海外に行けなくなってしまう訳ですよ…(-_-;)
今思い返すと、14年前のこの旅はとても恵まれた旅でした。
前回と今回のような直行便での往復は、もうあり得ないでしょう…
この旅行記を書くにはメモも少なく、細かい事を思い出すのに苦労しましたが
取り合えず、完成できてよかったです。
この旅行記を書いている時点(2022年8月)では、コロナ禍は第7波がピークを過ぎつつあります。
自由に渡航できる国はだいぶ増えてきております。
しかしながら未だ日本国では、帰国時のPCR検査の陰性証明が必須なので、
万一、帰国前の検査で陽性反応が出ると帰国に支障がでます。
実際にYouTubeでは帰国時に陽性反応が出た結果、
この時期に海外に行かれて、帰国が相当遅れた方の動画が多くあげられています。
仕事などのスケジュ-ルが遅れて、みんなに迷惑が及ぶことを想像すると、
臆病な私たちは、まだ日本から出られずにいます。
当分は、過去の未整理の旅行アルバムを眺めながら、
当時の思い出を発掘する作業を続けることになりそうです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
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プラハ
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第2弾 中欧3ヶ国9日間の旅 【4】プラハ→チェスキ-クルムロフ→オーストリアのザルツブルクへ
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チェスキー・クルムロフ
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2008/08/14~
ブダペスト
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この旅行記へのコメント (2)
-
- Sobaka Flyersさん 2022/08/13 22:40:10
- NYカフェいいですねー
- 最後のフードコートでピザ食ってたら
向かいのテーブルの子供らにガン見されたの思い出しました(笑)
- MIUMIUさん からの返信 2022/08/21 00:54:41
- Sobaka Flyersさま、コメントありがとうございます。
- お返事が遅くなり、申し訳ありません。
カフェ ニューヨーク、今となればひたすら懐かしいです。
仰る通り、老舗カフェだけでなく、カジュアルなフードコートにも
様々な思い出があるものですね!
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