2021/06/18 - 2021/06/18
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mirilinさん
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旅好きには辛い日々が続いています。
まさかこんなに長いこと海外に行くことができなくなるなんて…。
でも、日々家の中で過ごしているなんて、人生の無駄使い。←オーバー
与えられた限られた人生を楽しまなくっちゃってことで、近場にちょこちょこ出かけて楽しんでいる私。
6月はやっぱり鎌倉の紫陽花だよね~ってことで、うちから30分という近場ではありますが、2021年も鎌倉に行ってきました。
なんとなく昨年は、フォートラに旅行記をアップする気分にもなれなかったのですが、近場でも素敵な体験した記録を残しておこうと思い、1年前ではありますが、今更ながら載せちゃいま~す。
と、2021年の写真フォルダー開いたら、割とあちこち行っていたので、この後もちょこちょこアップして行きま~す。←ホントか?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
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鎌倉の紫陽花といったら、ここ。長谷寺です。
北鎌倉の明月院も「明月院ブルー」なんて言葉もあるぐらい紫陽花で有名なお寺ですが、私はこちら長谷寺の方がお気に入りです。長谷寺 (長谷観音) 寺・神社・教会
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いつもは赤い提灯が掲げられている山門ですが、ご本尊「十一面観世音菩薩」が、2021年で造立1300年を迎えたということで、金色の提灯が迎えてくれました。
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紫陽花で有名なお寺だけあって、この時期は境内の石仏も手に紫陽花をお持ちです。
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怖いお顔でご本尊をお守りしている境内の四天王も、お花に囲まれるとちょっと雰囲気が変わるような気がします。
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ここはガイドブックなどでもみられる長谷寺のビューポイント「あじさい路」。鎌倉の海や街並みが一望できる見晴台までの眺望散策路で、アジサイが八分咲き位になると、有料になる道です。
私が訪れたのは有料になる前日で、ラッキーでした。 -
この石塔がまた絵になるんですよね~。
あ!今は「映える~」って言うんでしたっけ? -
そして、私が明月院よりもお気に入りの理由が、この景観。
紫陽花の丘超しの相模湾。鎌倉の町と由比ガ浜が見渡せるんです。最高ですよ! -
一言で「紫陽花」といっても、いろいろな花があるんですよね。
ここ「あじさい路」はアジサイの花のデパート状態です。 -
私が一番気に入ったのが、この紫陽花。色も姿もなんて可愛いんでしょ!
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このピンクとブルーのコラボも素敵です。
男の子と女の子って感じ。 -
この白い紫陽花も変わってますよね。花が衛星のようにも見えて…お気に入り第2位です。
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紫の花に白い縁取りの紫陽花。こんな紫陽花初めて見ました。
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美しい観音堂も、アジサイの可憐さにはかないませんね。
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この時期は和紙になごみ地蔵とアジサイが刺繍された限定御朱印がいただけます。
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花より団子…ってわけではないですが、鎌倉の町は知らず知らずにいっぱい歩いちゃうので、しっかりお昼をいただきます。
鎌倉と言えば「しらす」。長谷寺近くの「般若坊」という創業45年の小さなお店でシラス丼の定食をいただきました。もちろん生シラス乗ってます。
サービスでジュースも出てきたのですが、テーブルが狭くてちょっと大変でした。 -
境内の際を江ノ電が走る「御霊神社」では、紫陽花と江ノ電のコラボ写真が撮れることで有名です。
この日も平日でしたが、何人もがカメラを構えていました。御霊神社(神奈川県鎌倉市) 寺・神社・教会
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御霊神社は、境内の写真撮影禁止なので、鳥居の前で紫陽花柄の御朱印をパチリ。
昔は写真撮れたと思ったのですが…。
マナー違反の観光客が増えちゃったせいでしょうかね。 -
さて、長谷近辺から鎌倉駅近くに場所を変えます。
ここは、鎌倉駅から歩いて10分ほどのところにある、鎌倉五山第三位の「寿福金剛禅寺」=「寿福寺」。
頼朝の死後、妻・北条政子が頼朝の父である義朝の旧邸跡に明庵栄西を招いて、1200年に創建したという歴史あるお寺です。寿福寺 寺・神社・教会
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立派な山門をくぐると、鬱蒼とした緑に囲まれまっすぐに伸びる石の道が、なんとも厳かな雰囲気です。
ここは北条政子と源実朝のお墓があるそうなのですが、いつも門が固く閉ざされていて、奥に入りにくい雰囲気があります。ビビりな私、今回もお墓のお参りはあきらめました。(お寺の方の対応がとても怖いとの噂もあって…) -
さて、気を取り直し「寿福寺」からさらに歩くこと15分、鎌倉の奥座敷にひっそりとたたずむお寺「海蔵寺」に向かいます。
鎌倉駅から扇ガ谷の住宅街を北鎌倉方面に結構歩いた一番奥にあるので、ちょっと辿り着くまで心配になりましたが、それだけに観光客の姿もなく、とても落ち着いた雰囲気でした。海蔵寺 寺・神社・教会
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山門越しに見る境内は、赤い番傘がアクセントとなって、絵画のようです。
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薬師堂の扉が開いていれば、ご本尊の薬師如来、そしてその両脇には日光菩薩と月光菩薩、その脇には十二神将像を見ることができます。この薬師如来は、啼如来(なきやくし)とも呼ばれ、胎内には「毎晩のように裏山から赤子の泣き声が聞こえるため、その場所を掘ったところ出てきた」と伝わる仏面が納められているそうです。
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紫陽花はあまり咲いていなかったのですが、「花の寺」と言われるだけあって、6月の花としては紫陽花と並ぶ菖蒲が、庫裏の南側で美しく咲いていました。
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庫裏の周りや鐘楼の周りは松葉ボタンがいっぱいで、とてもきれいでした。
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海蔵寺の入り口右手には、鎌倉十井の一つ「底脱(そこぬけ)の井」があります。
室町時代、上杉氏の一人の女性が尼として修行していたときのこと、この井で桶に水を汲んだところ、底が抜けてしまったそうです。ところが、このことで心のわだかまりか解け、悟ることができたとの言い伝えのある井戸です。今も水が沸いていますが、あまりきれいではありません…
さて、海蔵寺奥から化粧坂切り通しを通り源氏山を超えると北鎌倉。
でも、化粧坂切り通しの急勾配は、切通しの中でも屈指の迫力ある勾配。加えて足もとは凹凸で、非常に難ルート。もう足の疲れは限界の私。迷うことなくこの日の散策はここまで。近場の利点ってことで、別日に再訪することにしました。 -
はい、別日です。
まずは、北鎌倉の駅前にでんと構える円覚寺。
紅葉や桜でも有名ですが、紫陽花はどうだろうということで行ってみました。
あいかわらず、堂々とした山門ですね。円覚寺 寺・神社・教会
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円覚寺の仏殿は、私より年が若くとてもきれいです(笑)
何年に作られたのか興味のある方は各自ググってくださいませ。 -
円覚寺仏殿の釈迦如来坐像は、廬舎那仏ともいわれ、頭の部分だけが鎌倉時代に作られたものだそうです。両脇の梵天立像と帝釈天立像は南北朝期のものと考えられているそうです。
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釈迦如来像の頭上には、前田青邨監修、守屋多々志揮毫の「白龍の図」が描かれています。
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大方丈へ続く道には王道のブルーの紫陽花が咲いています。
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法堂と紫陽花のツーショットもきれいですね。
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さて、偶然にも塔頭の「佛日庵」で延命地蔵菩薩像が特別公開されていたので、行ってみました。「佛日庵」は、北条時宗の墓所があるところです。
右側の茅葺のお堂が墓所、左側が本堂です。 -
本堂で特別公開されていたご本尊の「延命地蔵菩薩像」。南北朝期の作だそうです。
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佛日庵の庭園でハート形の紫陽花見つけました~
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こんな可憐な紫陽花もありました。
小さなお庭でしたが、なかなか素敵です。 -
北条時宗公に敬意を表し、御朱印頂きました。
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最後に、国宝の洪鐘を観に行きました。
洪鐘は、長い長い階段を上がった先にあります。紫陽花も美しいのですが、6月の蒸し暑さの中、年を重ねた身には苦行となる階段です。 -
息も絶え絶え、苦行を乗り切ると国宝の洪鐘が待っています。
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)で、円覚寺の開基である北条時宗の子の貞時が、正安3年(1301)に国家安泰を祈願して寄進したものだそうです。 -
洪鐘の向かいには弁天堂があります。
この洪鐘は、鎌倉時代の名工・物部国光の作なのですが、名工も鐘のあまりの大きさに鋳造を2度も失敗してしまったそうで、鋳造の依頼主である当時の執権・北条貞時公が7晩に亘って江の島の弁財天に籠り祈願したところ、3度目の鋳造で成功したそうで、この弁天堂は、その鋳造成功に感謝して建てられたものだそうです。 -
なぜか絵馬にはカエルが描かれていました。「運気を持ちカエル」と掛けているとか…。
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弁財天六十年記念大祭限定の木目の御朱印をいただいて、弁天堂の奥にある弁天茶屋でちょいと休憩。10分以上階段を登ってきただけあって、その達成感と、ここからの見晴らしで、なんともすがすがしくなります。
テーブルの上の紫陽花も、疲れを癒してくれて茶屋の方の心配りが感じられます。 -
円覚寺は北鎌倉の駅前でとても行きやすいので、ちょくちょく行っていましたが、御朱印をいただいたことがなかったので、今回はしっかりいただいてきました。
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北鎌倉にはもう一つ有名なお寺があります。それはかつては駆け込み寺だった尼寺「東慶寺」です。いまは、尼寺ではありませんし、駆け込み寺でもありませんが、風情のある趣は当時と変わらないのではないでしょうか。
東慶寺 寺・神社・教会
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このお寺は今年からカメラ、スマートフォンを問わず、境内における一般参拝者の撮影行為禁止となってしまいました。
この時(昨年)は、一眼レフでの撮影禁止とされていて、写真撮影は何となくはばかられるの感じだったので、コンデジでほんの数枚だけ写したのですが、とうとう全面禁止になってしまったようです。本堂にお参りもせず写真だけ撮っていく人、立ち入り禁止の場所に入り込む人などなど、マナー違反の方が多かったようです。
四季を通じてお花が美しく咲いているお寺だったので何とも残念ですが、心で感じることを大切にとのことです。 -
あ、これ。よく工事現場などに置かれているコーンなのだと思うのですが、北鎌倉の浄智寺で見かけたコーンにはお地蔵様の姿が…。
コーンなのか?お地蔵様なのか?
面白いですよね。浄智寺 寺・神社・教会
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ここは北鎌倉にある「長寿寺」。臨済宗建長寺の塔頭寺院で建長寺の向かいにあり、毎年春と秋の季節限定で週末に限り公開されています。鎌倉散策で偶然特別公開のお寺を見つけると、すごく嬉しくなって寄っちゃうのです。
「長寿寺」は、足利尊氏の息子、足利基氏によって父・尊氏を弔うため、尊氏邸跡に建立されたお寺です。足利尊氏の関東での法名が「長寿寺殿」だそうです。
この写真は観音堂。とても素敵な佇まいですが、奈良の円成寺の多宝塔(室町時代建立)を大正時代に移築したものだそうです。長寿寺 寺・神社・教会
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青紅葉と苔庭に立つ石塔。なんだか心洗われます。
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境内裏山には足利尊氏の遺髪を埋葬したお墓(石塔)があります。
ここにあの室町幕府を開いた足利尊氏のお墓があるなんて知りませんでした。 -
ひっそりとした北鎌倉の穴場的お寺としては、ここ「円応寺」も同様です。
とても小さなお寺ですが、紫陽花の咲く階段の先には…円応寺 寺・神社・教会
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すごい形相の閻魔大王が待っています。
ご本尊の閻魔大王座像(国重要文化財)は、仏師「運慶」作といわれており、とても迫力があります。思わず舌を隠しちゃいますよね…(笑)
そしてこの閻魔様を、亡者が冥界において出合う十人の王「十王」が囲んでいるお堂は、一見の価値ありです。 -
鎌倉散策の〆はやっぱりここ。鶴岡八幡宮です。
言わずと知れた鎌倉のランドマーク。源頼朝が建立した神社です。鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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本殿前からは、若宮廻廊跡に建つ舞殿とその先に大鳥居が見渡せます。
舞殿は、義経を慕い静御前が心をこめて舞ったことで有名ですよね -
この日の舞殿は、七夕飾り?でとても華やかでした。
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狛犬さんのマスク姿…早く「こんな日もあったね」と言える日が来るといいですね。
八幡様お願いします!! -
手水舎はアジサイの花がいっぱいの、美しい花手水になっていました。
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清らかな水の注がれる花手水。直接水には触れられませんが、心はしっかり洗われます。
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コロナ禍で、唯一良くなったことと言えば、神社仏閣の手水舎で花手水を見られるようになったことでしょうか。手や口を清められなくなったのは困りものですが、こうして手水舎を花で美しく飾り、華やかな雰囲気で参拝者を迎えてくださるのは、とても嬉しいです。
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境内社の「旗上弁財天社」の手水舎も小ぶりながら紫陽花の花手水になっていました。
旗上弁財天社 寺・神社・教会
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ブルーから紫へのグラデーションが素敵です。
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散策疲れにはもちろん甘いもの。
鶴岡八幡宮の正面に続く若宮大路沿いにある、プリン専門店「大仏様のプリン」で「あじさいプリン」をいただきました。
「映える」だけでなく、お味もよかったのですが、今は閉店してしまったようです。
実は、お店で支払いをしようとしたところ、スマホをなくしたことに気づき、お店の方がお店の電話やご自身のスマホなどを駆使して、店員さん総出で探してくださって、結局鶴岡八幡宮の御朱印所に忘れてきたことを突き止め、事なきを得たというエピソードがあり、とてもお世話になったお店だったので閉店はとても残念です。
憎むべきはコロナなのでしょうか…
また、平常に戻ったら是非とも復活してほしいと祈りながら、「鎌倉で紫陽花三昧」旅行記を終えたいと思います。
また食べたいな~
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