3泊4日 大分 (11-2) 別府観音寺温泉 旅亭 松葉屋 巨大一枚岩の露天風呂

2022/05/27 - 2022/05/28

2020年1月19日、倉敷・島根旅行の帰りの飛行機の中、

妻「今度の遠出は温泉三昧がいいなー」
僕「いいねえ。今年の夏は別府温泉でも行こか！」

と盛り上がり計画は立てたものの、日本中にコロナ嵐が吹き荒れ緊急事態宣言まで発出。その後も解除と発出を繰り返し、なかなか実現せず。

そして2022年、ようやく2年越しのリベンジを決意し大分への旅行を決行！

今回は別府2泊、由布院1泊の3泊4日。撮った写真も3,963枚(あほか)。どれをアップするか厳選していましたが、だんだんめんどくさくなってしまい、11編の旅行記にしてしまいました。

ダラダラした超長編ですが、どうぞ最後までお付き合い願います。

《総走行距離：測ってないっす》

[こちらは 11-2 です]

エリア 別府温泉(大分)

[これより前は 11-1 へ]

岡本屋売店から車で15分、観音寺温泉の《旅亭 松葉屋》に着きました。

別府観海寺温泉　旅亭　松葉屋 宿・ホテル

別府には「別府八湯」と言って、浜脇温泉、別府温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉、亀川温泉の8つの温泉があり、ここ観音寺温泉はその1つで、今日一日で亀川、明礬、観音寺の3つを巡ったことになります。

和のテイストが色濃い、落ち着いたロビー。

小さいですが売店もあり、こちらで早速「とり天せんべい」を購入。

漫画にも登場したそうです。それにしてもすごいタイトル。

部屋は2階にあります。ちなみに暖簾のかかった右の部屋は食事処「さくら」。

男性の係員がキャリーバックを持って部屋へ案内してくれますが、荷物が3泊4日仕様なので、めちゃくちゃ重いはず(すいません．．．

通された部屋は、本館・丘ノ想、和室8畳にツインベッドを備えた洋風和室。

観音寺温泉は高台にあるので、眺めが良いです。

昼間に使った入浴セット一式の入ったバッグをそのまま持ち、さっそく貸切露天風呂「薬師の湯」へ。

こちらの宿は大浴場のほかに、無料で予約不要の内湯家族風呂が1つに貸切露天風呂が3つもあります。

中へ入ると

妻と僕「でかっ！」

どう見ても貸切のレベルじゃない大きさ。

しかも1枚岩だって！？目がおかしくなりそう。

妻「どうやってこの高さまで運んだんだろう？」

うんうん。素朴にそう思うよね。

まだ陽は高く、木漏れが射す中での湯浴み。風も涼しくて気持ち良い！

泉質は、単純泉、
適応症は、関節痛、筋肉痛、五十肩、神経痛、冷え性に効能があると言われています。

残りの貸切風呂へ向かう前に、ちょっと水分補給。

廊下になにげなく置いてあった冷水を飲むと．．．

妻「うまっ！」

ただの冷水ではなく、なんと温泉水。うーむ、温泉がこんなに美味しいとは。

残りの貸切風呂3つは、同じ場所「るり小路」にあります。

まずは右側の青い暖簾「めおとの湯」から。

こちらは陶器の露天風呂が2つ。湯口にあるカエルの石像がかわいい。

右側の方はちょっと熱め。

よく見ると陶器風呂の上に大きな蓮の葉の屋根。まるでカエルが持ち上げてるかのようでした。

今度は茶色い暖簾の「うさぎの湯」。うさぎと月を装飾した内湯です。

妻「出雲大社に行った時の宿みたい」

そうだね、「佳雲」の大浴場もこんな感じだったよね。

今度はアジアンテイストの半露天風呂「無垢の湯」。

むう、どれも気持ち良くて湯船から出られない。

こうなったら大浴場も巡っちゃおう！大浴場のある別棟「月ノ想」へ向かう階段。

月ノ想は丘ノ想より少しハイレベル。その分お値段もお高め。

館内は和モダンで統一。高そうだ。

しかも専用ラウンジがあり、アルコールを含めた色々なドリンクが無料。いいなあ。

大浴場への通路。シックな感じがいい。

こちらが大浴場。ちょっと小さめです。

その隣の露天風呂。さっきの1枚岩の貸切露天風呂の方がはるかに大きかったです。

中庭にあった喫煙所。そして向こうにカエルの置物が。

目の前のマンションにさえぎられてますが、遠くに別府湾が眺められます。

夕食は18時から食事処「さくら」で。

窓際で唯一並んで座れる丸テーブルの席を用意くださいました。

まずは前菜から。左上から時計回りに「鯛真子時雨煮」「蛸のやわらか煮」「抹茶豆腐」。

蛸がいい感じで味が染みてます。

お造りは「真鯛、サーモン、何とか鯛(忘れた)、カンパチ」。

妻「カンパチ美味い！」

妻はあまりカンパチを好まないのですが、このカンパチは脂の乗りも程よく、確かに美味しい。

大分の地酒「西の関」とともにいただくのは、左の蓋物「菜の花万十と豚のやわらか煮」、右の焼物「真鯛のサイキョウ焼き」。

妻「サイキョウ？強いの？」

最強じゃない、西京です。京都の西京みそに漬け込み焼き上げた品。味は最強！

台の物は「大分和牛のしゃぶしゃぶ」。適度にサシが入ってますが、くどくなく、さらりといただけます。

ほのかにピンク色に仕上がったところで、水菜を巻いて一口で。

やっぱしゃぶしゃぶ大好きだ！

「海老天婦羅」を中心とした揚物は、レモン塩に付けていただきます。

お食事は「大分県産ひのひかり」に香の物、留椀は「梅吸」。

白飯が美味いのは言うまでもありませんが、驚いたのは梅吸。梅干しではなく、軽く甘味のある青梅が入っています。

この梅だけでも白飯何杯でもいける！

妻「もうお腹いっぱい。別腹でも甘い物も入らん」

と言ってたくせに、デザートの抹茶ケーキを食べた途端、

妻「抹茶ケーキは別腹だった」

とさ。とっても美味しい夕食でした。

夕食後は部屋でゆっくりしながら、色々な貸切露天風呂を行ったり来たり。

別府初の夜を露天風呂で満喫しながら過ごしました。

【2日目】
翌朝は6時前に起床。「薬師の湯」で汗を流した後は、恒例の朝散歩。

あまり遠くへは行けないから、「薬師堂」と「観音禅寺」くらいにしとこうかな。

宿の目の前にある「薬師堂」。その隣には共同浴場の「薬師湯」があります。

観音寺温泉は1300年以上前に開湯したそう。

さらに少し坂を上ったところにはある「観音禅寺」。

階段を上り本堂を目指しますが．．．

うーん、どう見ても人ん家でがす。不審者と思われないよう、そそくさと退散。

朝食は8時から、昨夜と同じ食事処でいただきます。

シンプルな品ですが、どれも白飯が進む。

そして特筆すべきは、大分名物「だんご汁」。

小麦粉をこねて薄く帯状に引きのばしただんごは、噛まなくても飲み込めるのど越しが良く、スルスルといけちゃう。

食後にはヨーグルトと温泉で作ったコーヒー。

温泉も良かったですが、食事がとても美味しくのんびり過ごすことができた宿でした。

朝9時に宿を出発。車で走ること10分、《湯けむり展望台》に着きました。

湯けむり展望台 名所・史跡

僕「湯けむりの　風と遊べる　小春かな」
妻「小春って誰？」

人の名前なのか？

展望台を兼ねたトイレ。

その展望台からの眺め。テレビで別府が紹介される時には、必ずと言っていいほど流される景色です。

もっと湯気がモウモウと立ち上ってるイメージでしたが、暑いからかな？湯気はあまり見えませんでした。

湯けむり展望台から車で走ること5分、《血の池地獄》に到着。

[続きは 11-3 へ]

血の池地獄 名所・史跡