中国山地と木次線の旅♪比婆山＆吾妻山

2022/05/21 - 2022/05/22

この週末も西の天気が良さそうだったので、2週連続の中国山地。1日目は寄り道したり廃線危機の木次線に乗ったりして前泊地の奥出雲町へ。2日目は広島県の比婆山と広島・島根県境の吾妻山に登ってきました。

＜旅程＞
【1日目(5/21土)】
　名古屋6:20→7:55岡山8:05→米子10:15（新幹線＋特急やくも）
　米子駅10:30→10:55とっとり花回廊13:00→米子駅13:25（無料シャトルバス）
　米子13:42→13:51安来14:48→15:37宍道16:01→出雲八代16:21（JR山陰本線＋木次線）
【2日目(5/22日)】
　出雲八代7:17→油木8:51（JR木次線）※約17分遅延
　油木駅9:09-10:06広島県民の森公園センター-11:07立烏帽子山-11:16池ノ段-11:46比婆山-12:30吾妻山12:38-13:18烏帽子山-14:03毛無山14:06-14:39広島県民の森公園センター15:23-16:29油木駅（徒歩）
　油木16:46→17:01備後落合17:15→18:35三次19:05→20:56広島21:03→名古屋23:20（JR木次線＋芸備線＋新幹線）

エリア 帝釈峡・比婆山・神石高原(広島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

1日目は移動日。2週連続の岡山駅から特急やくもで米子へ。

特急 やくも 乗り物

米子～宍道付近で行ったことがないスポットということで、島根県安来市の月山富田城に行こうかとも思いましたが、バスの本数が少なく滞在時間があまり取れないので、米子駅から無料シャトルバスが頻発している鳥取県南部町の「とっとり花回廊」に行くことに。

米子駅 駅

日本海側はそこそこ晴れそうな予報でしたが、どんよりとした曇り空。。。
伯耆大山は見えました。

鳥取県立フラワーパークとっとり花回廊 公園・植物園

バラ園

ユリの花のバックに富士山。かと思ったら、「伯耆富士」とも呼ばれる大山とのこと。

「花の丘」と大山

クレマチス展

キューケンホフコーナーがありますが、チューリップの時期は既に過ぎています。

園内のレストランで昼食。唐揚御膳を頂きました。

レストラン 花かいろう グルメ・レストラン

米子駅は建替え工事中。来年の夏頃に完成予定のようです。

米子駅 駅

レトロな車両の山陰本線

JR山陰本線 乗り物

安来駅で途中下車

安来駅 駅

木組みの駅舎

「安来節」と「どじょうすくい」が名物だそうです。

安来の町を少しだけ散策。古い建物も残っていました。

宍道駅で山陰本線から木次線に乗り換え。

宍道駅 駅

乗継時間に「八雲本陣」まで行ってみました。

木次線は先週の芸備線と同じような座席配置

JR木次線 乗り物

停車時間が長い木次駅で途中下車。今頃になって晴れてきました。

木次駅 駅

「きすき」と読むとは直前まで知りませんでした。

木次線は意外にも2両編成

木次線 乗り物

沿線は山間の農村が続く

今夜の宿泊地の出雲八代駅に到着。

出雲八代駅 駅

現在は無人駅ですが、「出札所」があるなどレトロな木造駅舎でした。

駅から15分ほど歩いて、本日の宿「奥出雲多根自然博物館」に到着。博物館に併設されている珍しいホテル。

奥出雲多根自然博物館 宿・ホテル

1泊素泊まり7150円。トイレは共同。ベッドの枕元に物を置く場所や電灯スイッチやコンセントがないのは使いにくい。

宿泊者はすぐ近くの温泉「長者の湯」に入湯税150円のみで入れます。

佐白温泉 長者の湯 温泉

長者の湯の食事処で夕食。「お魚定食」を頂きましたが、量が物足りない。

宿泊者は営業時間外でも自由に博物館を見学することができ、19:00-21:00にはナイトミュージアムが開催されていました。

翌朝、始発列車に乗るために再び出雲八代駅へ

出雲八代駅 駅

映画のロケにも使われたことがあるそうです。地元の方々が駅の掃除をされていました。

木次線はまたもや2両編成

車窓には相変わらず農村風景が続く

停車時間の長い出雲横田駅で途中下車。しめ縄がされた神社のような駅舎。

出雲横田駅 駅

駅の近くに「奥出雲そろばん回廊」なる場所。そろばんの名産地なのでしょうか。

雲州そろばん伝統産業会館 美術館・博物館

出雲横田駅で車両が切り離され、後ろの車両は反対方面の宍道駅行きとなりました。この先の区間は乗客が少なく本数も少ないようです。

先週の芸備線と同様に山の急斜面をトラバースするように敷かれた線路。線路上の草で車輪が空転したとかで、時速10km以下で走っている箇所も多く、遅延が発生しました。

出雲坂根駅でスイッチバックして進行方向が反対に。次の三井野原駅はJR西日本で最も高所（標高726m）にある駅だそうです。

出雲坂根駅 駅

もう一度スイッチバックして元の進行方向に戻りました。この「三段スイッチバック」も木次線の見所だとか。

三段スイッチバックを過ぎると、「奥出雲おろちループ」が見えました。道路はループ橋で標高を上げています。

予定より17分ほど遅れて油木駅に到着。駅舎もない無人駅でした。

油木駅 駅

元々時間に余裕のない行程の上に列車が遅延したので、急ぎ6.5km先の登山口の「広島県民の森」へ。

1時間ほどで広島県民の森に到着し、まずは比婆山連峰の最高峰の立烏帽子山へ。とても歩きやすい登山道でした。

途中の展望園地からの景色

山頂直下まで道路が通っていて、車なら楽々登ることができます。

立烏帽子山（標高1299m）に登頂

見晴らしの良い道を歩いて「池の段」へ

「池の段」から振り返って先ほどの立烏帽子山

これから向かう比婆山（右）と吾妻山（左）も見えました。

比婆山連峰 自然・景勝地

比婆山は新・花の百名山だそうで、花も色々と咲いていました。

比婆山の山頂は展望なし。古事記でイザナミが葬られたとされている地だそうで、「御陵」とも呼ばれています。

比婆山 自然・景勝地

一旦「大膳原」まで下り、登り返して吾妻山へ。

吾妻山から振り返って比婆山方面

こちらにも色々な花

黄色い花

イワカガミ

吾妻山（標高1239m）に登頂。日本三百名山。

吾妻山 自然・景勝地

南側（広島県庄原市）の景色

西側の景色

北側（島根県奥出雲町）の景色

比婆山方面に引き返して、烏帽子岳に登頂

時間の余裕があったので、更に毛無山にも登ることができました。

手前に比婆山、右奥に吾妻山。

登山口の広島県民の森公園センターに帰着し、時間が余ったのでしばし休憩。コースタイム約9時間のところ、半分の約4時間半で歩けました。

ひろしま県民の森　公園センター 宿・ホテル

また1時間ほど歩いて油木駅へ

帰りの列車は時刻どおりにやって来ました。
列車は各方面に1日3本のみで、まだ16時台ですがこの列車が終電です。

油木駅 駅

木次線の終点の備後落合駅で芸備線に乗り換え。

備後落合駅 駅

3方面への乗換駅ですが、無人駅で、周囲にも特に何もありません。

芸備線に乗り換えて三次へ

JR芸備線 乗り物

沿線は依然としてこんな風景

備後庄原駅に広島カープの選手。右は誰？

備後庄原駅 駅

三次駅で30分の乗継時間。駅周辺に手早く食事をできそうな店が見当たらず、夕食はコンビニ弁当になってしまいました（コンビニも駅から少し遠い）。

三次駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• Matt Yさん 2022/05/26 07:46:06

  木次線

  木次線、いいですね。しかし3本しか走らせず、草刈りなどの保線作業怠っておいて徐行とかな体制で、赤字だから廃止したいってちょっと残念なJR西ですね。
  と言いつつ、山登るmondoさん以外途中駅で降りる人を私の周りではみたことないので、貴重な風景を見させていただきありがとうございます。

  mondoさん からの返信 2022/05/26 23:12:10

  Re: 木次線

  廃線になる前に乗れて良かったです。
  実際に乗ってみると、落石、倒木、土砂崩れなどがいつでも発生し得る箇所が多いので、スピードアップはなかなか難しそうに思いました。残して欲しいのは山々ですが、維持管理の大変さを思うとJR西に同情的にもなりました。