2022/05/19 - 2022/05/21
170位(同エリア669件中)
アインスさん
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最終日は佐渡の金山関係の場所を巡りました。金を掘り出して出荷するまでに数多くの種類の手間と人手が必要だという事を知り、江戸時代の人の苦労に思いをはせました。帰りのジェットフォイルでは、4頭のイルカがジャンプしている様子も偶然見えてラッキーでした。初めての佐渡でしたが、雄大な自然と金山の歴史のある島でした。諸事情あって大変ですが、ぜひ世界遺産に認定されるといいなと思います。
5/19(木)とき306 8:52東京発 11:10新潟着 12:55新潟港発 14:02両津港着 トキの森公園
5/20(金)砂金取り 虫谷の入江・琴浦洞窟クルーズ たらい舟 宿根木 長者ヶ橋 尾畑酒造 尖閣湾海中透視船
5/21(土)きらりうむ佐渡 佐渡奉行所跡 北沢浮遊選鉱場跡 佐渡金山 14:35両津港発 15:42新潟港着 とき342 18:12新潟発 20:12東京着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
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最終日も昨日と同じく朝ご飯は7時から、8時半出発でした。
毎食お腹いっぱいで、この頃になると半分は夫へパスしていました。おいしいんですけどね。SADO RESORT HOTEL AZUMA 宿・ホテル
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8時半に出て、すぐにきらりうむ佐渡に到着。ここは、佐渡金銀山ガイダンス施設ということです。
佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」 名所・史跡
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パンフレットとチケットをいただきました。
入場料は300円、団体は250円。ツアー料金に含まれています。 -
佐渡金山関係の短いビデオを4種類見ました。歴史だったり、取り方だったり。なかなか勉強になりました。集合時間まで展示を見ますが、そんなに多くはありませんでした。
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バスに乗るとホテル吾妻からです、とキャンディをいただきました。
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9時10分に出て、10分足らずで佐渡奉行所跡に到着。
佐渡奉行所 名所・史跡
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1601年に金が見つかって、幕府の直轄地になったため、奉行所が置かれました。
最盛期にはこの辺りに5万人が住んでいたそうです。今の佐渡の人口と同じくらいです。 -
奉行所は役所部分、奉行の住居部分、工場部分に分かれていました。
5回ほど火災での焼失と再建を繰り返したのですが、最後は1941年に焼失し、現在、役所部分のみ2001年に復元されたそうです。 -
何度も再建されていたため、図面などがしっかり残っていたのできっちり復元できたそうです。
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ガイドさんの案内で回ります。
こちら、いわゆる重役会議をする部屋で、一段高い場所は奉行が座ったそうです。木の部分には漆が塗られ、 -
金のマークは一番偉い人が使うお部屋につけられているそうです。
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ちなみにマークは3種類あり、こちらは金なしの6枚で、中級役人用。今でいう管理職って感じですかね?
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こちらは下級役人用。
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下級役人の使う廊下は板張りで、防犯のため、鴬張りになっています。歩くと結構きゅこきゅこ鳴りました。
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外の風景。
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こちら、中級役人が使う通路は畳敷き。
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こちら、いわゆるお白州です。
テレビなどでは屋根がありませんが、残された設計図には屋根があったので同じように復元したそうです。 -
雨などで延期になると日程が狂うから、屋根をつけたのではないか、とのことでした。
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当たり前ですが、すべて木造。
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漆張り、金マークはやっぱり豪華に見えます。
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江戸時代、102名の佐渡奉行がいたそうです。
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お庭。あちらはなんでしょう?きっと何かあったはず。
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外に出て、工場に行きます。
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奉行所の後ろに広がるのは復元されなかった住居跡地。
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こちらは奉行所からみて辰巳の方角にあったので、辰巳口と呼ばれた出入口。勝場への出入りに使われたそうです。
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勝場に到着。
奉行所より一段低い位置にありました。 -
掘り出された金はすべてこちらに集められたそうです。
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きらりうむ佐渡で見たVTRに出てきた工場です。
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江戸時代ってすべて手作業だから気が遠くなります。
金は1トンの鉱石からわずか3gしか取れないのですが、佐渡では5g取れたそうです。 -
鉱石の品質によってい、ろ、はと分別したそうです。一番いいものは い です。
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こちら、ねこ場。ねこ、というのは下に敷いてある木綿の布の事です。
力もいらないので女性や子供が一日4時間働き、水を流すと、重い金が流れずに、布の上に残るので、それを集めていたそうです。 -
奥の真ん中には監督者が座り、ベテランなのでねこ婆と呼ばれたそうです。
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こんな感じ。
佐渡金山の労働条件は特にひどくなく、この工場もねこ場以外はきっちり一日8時間労働だったそうです。 -
全体で見るとこんな感じです。
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いただいたパンフレット。
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新しい施設のためか、私たち以外に誰もいませんでした。
世界遺産になれたらもっと人が訪れるのでしょう。
ガイドさんのお話はなかなか興味深かったです。 -
そして車に乗って1分、奉行所のすぐ下にある、昨日ライトアップを見に来た北沢浮遊選鉱場跡。明治に入って、さすがに手作業では分けず、こちらの工場が作られたそうです。
北沢浮遊選鉱場 名所・史跡
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明るい日の下で見るとイメージが全然違います。
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あちらは明治時代の工場。コンクリがどっしりしています。
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こちら、昭和の工場。戦争が近く、コンクリも不足していたのでこんな感じになったそうです。
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あちらのレンガ造りの建物は石炭火力発電所跡。
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5月、という季節もあるのでしょうが、緑がものすごいことになっています。
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こちらは今、インスタ映えで有名になったそうで人気の場所なんだそう。
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全体で見るとこんなです。
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奥まではいけませんでした。
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この、ローマの遺跡のような建物は
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シックナーといって鉱石と水分を分離する作業が行われていた場所だそうです。
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柱とかを見ているとどこかの宮殿のようです。
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小さな川をはさんで対岸の工場へ分離された鉱石を送っていたそうです。
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明治の工場のどっしり感がすごいです。
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昭和の方は華奢です。
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コンクリだらけの明治工場。
近くへは行けないようになっていました。 -
他の空き地にも色々建っていたようです。
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取り壊されたのか、崩れたのか、残っていません。
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鉄を溶かすためのキューポラ。
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国指定史跡なんですね。
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小さな橋を渡って近くに行きます。
昨夜ライトアップを見た場所です。 -
渡って左側が工場跡ですが、右にもこんな感じで何か残っていました。
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先ほどのレンガ造りの発電所。
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昔の発電所はなんだか優美です。
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その隣は昭和時代の工場跡。
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変な言い方ですが、立派な廃墟です。
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手前右が昭和工場、その奥が明治工場、奥左がシックナー。
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小さな川が間に流れています。この水も工場で使われていたんでしょう。
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佐渡金山へ向かう途中、道遊の割戸と呼ばれる山が見えました。
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金を掘って掘って掘り進めたため、山が割れたそうです。
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全て金山を掘った跡とのこと。
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佐渡金山到着。
佐渡金山遺跡 美術館・博物館
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江戸時代初期に掘られた宗太夫抗と明治の道遊抗がありますが、本日は江戸時代の宗太夫抗を見学します。
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入口はどちらも同じでした。私たちは右の宗太夫抗へ進みます。
宗太夫間歩(佐渡金山遺跡) 名所・史跡
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中は各自見学。
解説を読んでお人形を見ながら行きます。 -
金山で働く、といっても多くの種類の仕事があり、
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例えばこの山留大工と言われる人は山が崩れないように危険そうな場所を補強する奉行所直雇いの仕事です。
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酸欠を防ぐために鉱山内に風を送る仕事などなど。
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ちゃんと休息所もありました。
休憩時間や労働時間はきちんと管理されており、激務ではなかったのですが、やはり鉱山内の環境が良くないためか、短命の人が多かったそうです。 -
水を排出するのも大事なことなので、坑道とは別に水の通り道も作ったそうです。
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細い鉱脈。
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佐渡金山は硬いので、山崩れなどはほとんどなかったのですが、その分掘るのが大変だったそうです。
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なので、鉱石がやわらぐように、と「やわらぎ」という祭礼ができたそうです。
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祭礼の様子。
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なんか独特。
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出てきました。
中は涼しく、思ったより短かったです。15分ほどでしたが、もっとゆっくり見ればよかったかな? -
と言っても戻れませんが。
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資料館に続いていたので少し見学。
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先ほど見た道遊の割戸の解説。
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こちら、12.5kg、1億円相当の金塊。こちらを狭い穴から取り出せたら記念のカードをもらえるゲームです。イッテQでもイモトさんが挑戦したそうです。
皆さんと順番にやってみましたが、12.5kgは重すぎて狭い穴からの、片手ではとても無理で、持ち上げるのすら厳しかったです。こつがあって、手首の上に沿うように乗せるといいらしいのですが、乗せるのすら厳しかったです。なので、金塊に触っただけ(笑)。 -
パンフレットとチケット。
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売店外のお手洗いに行ったらもう一つの道遊抗コース出口がありました。
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外に出る途中にも山肌には鉱山出入口があちこちにありました。
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池の手前の石は、鉱石を砕く際に使った臼だそうです。
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鯉は金色。
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つつじでしょうか。
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ピンクのグラデーションが優美です。
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金山を11時半に出て、時間があるので割戸が見える場所で写真タイム。
普段は観光バスは止められない場所ですが、本日はお店休業のため、大丈夫とのこと。道遊の割戸 自然・景勝地
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金を求める人間の欲望が山を割ったと考えると複雑な気持ちです。
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割れている間は30mだそうです。
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引きで撮るとこんな感じです。
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ちょうど見学した金山のあたり。
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こちらが割れたのは近代になってからだそうです。
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30分ほど走って12時過ぎ、昼食会場に到着。
ねこ発見。 -
本日はお刺身定食。
右下のお味噌汁がお魚のあらがどっさり入っていてボリューミーでした。
いかの塩辛がおいしかったです。夕鶴 グルメ・レストラン
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こちら、佐渡歴史伝説館とのことで、食後少し見学。
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思いがけず、広いお庭がありました。
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なんだかすごく手入れされている庭園です。
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ちょっと足立美術館風。
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50年くらい前に造られた桃山様式の庭園だそうです。
歴史伝説館自体は900円かかるというので時間もないし、パスしました。 -
外に出るとお猿さんが一匹。
伝説館の館長さんが佐渡に動物がいないので、と連れてきたそうですが、人気のない場所で一匹でなんだかかわいそう。と思ったら意外に元気よくざくざく歩き回っていました。 -
こんな檻に入っています。
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階段があるので登ってみることに。
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ここにも愛らしいお花。
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名前はわからず。
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小さな展望場所になっている様子。
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見える景色は
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遠くに日本海。向こうはホテルのあった辺りのようです。
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戻る途中、生まれたてのような小さなバッタ発見。
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近くにはらぺこあおむしも。
左下の葉っぱを食べた後でしょうか。 -
40分ほど走って両津港に到着。
30分ほど、お土産物屋さんなどぶらぶらしました。両津港 乗り物
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14:35発のすいせいに乗ります。
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今回もくじ引き。夫が引いて運よく窓側に座れました。
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15分前に乗船。
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窓から見た両津港。
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出航して、フェリーとすれ違います。
この後すぐにイルカ4頭が次々ジャンプしている姿が見えました。
野生のイルカを見たのは初めてかも。ちょっと感動しました。 -
じーっと探しますが、さすがに2度は見つけられませんでした。
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新潟港が近づいてきました。
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海上保安庁の船。
15:42に到着、バスで新潟駅へ。
新幹線は18:12発なので2時間弱のフリータイム。新潟港 (フェリーターミナル) 乗り物
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お土産を少し買って、スタバで休憩。
コーヒーフラペチーノのトール455円とストロベリーフラペチーノ600円、消費税105円で合計1160円。スタバ、久しぶりでしたけど相変わらずどこのスタバも結構人が入っていますね。 -
購入したお土産、大阪屋の万代太鼓。夫激押し。
帰宅して食べましたけど、外側が結構ボリュームがあります。 -
浪花屋のカフェオレ柿チョコを追加で8個追加で大人買い。一つ270円で2160円。
東京では買えないと思うとついつい。 -
美味しそうなパン屋さんがあったのでパンプキン食パンとメロンパン、コーヒーベーグル、シナモンベーグル、ベリーベーグルを購入。全品50円引中だったので、全部で1166円でした。
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新潟駅始発なので18時にホームに行ったらもう乗車できました。
帰りもグリーン車なのでらくちんでした。 -
夕食用に購入した田中屋本店の笹団子、ひとつ160円を3つ購入。
このお店、ずっと購入する人の列が絶えない人気店のようでした。 -
同じく田中屋本店の串団子3本360円。これ、とってもおいしくてさすが新潟!という味でした。笹団子も草の香りが強くてとってもおいしかったです。東京駅には20:12到着。本日は10500歩程度。最後の新潟駅で結構歩き回った印象です。
初めての佐渡島でしたが、念願のトキを見たり、たらい舟に乗ったり、金山の歴史を学べたりと充実した3日間を過ごせました。東京駅 駅
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