2020/08/05 - 2020/08/08
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mom Kさん
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ここにきてコロナ状況悪化の様相。逡巡。
外海府YHから「気を付けておいでください。」とのお返事をいただく。
行こう。行ける。行ってきました。
新潟駅観光案内所のフタッフ。新潟駅前バスチケット売り場窓口の女性。
人情横丁あられ浪花屋のお母さん、小木たらい船乗り場、法被姿のお父さん、
宿根木”はんぎり”のお父さん、持田家先代さん、両津土曜朝市のお母さん、新潟市クロネコヤマト営業所の女性、、、
そして何より万全の態勢で待ち受け、心からのもてなしをしてくださった外海府YH姉上さま。皆さんの一言が旅の全てでした。
さりげない親身さに余韻が残ります。
なりたい大人に会えるクニ、越後。
ジェットフォイルの運賃を見て、フェリー特等を奮発。
ベッドを使用する間もなく、到着。備え付けのコーヒー美味。専用テラスは、屋内と外デッキ。TVの映りもよい。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー JRローカル 徒歩 Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
佐渡島最南端は、見逃せない集落が多そう。先ず宿根木。
小木の案内所で、車で5分ほどと教えてもらったのに通り過ぎる始末。
それほど目立たない宿根木集落だった。 -
保存整備の急がれる地区が全国に118地区。
全国伝統的建造物群保存地区協議会による2019年5月1日現在。
新潟県は、ここ「宿根木」のみ。 -
海側、山側と見当付けて歩いてもグルグル迷い道。
人っ子一人いない昼下がり、往時の賑わいを
頑張って頭に描く。 -
佐渡島全体の北前船主の大半が集まっていたという。
港はお隣の小木の方がうんと大きい。
他にもより広い平地を控えている港や地区が多いのに
なぜこんなにも狭い地「宿根木」が栄えたのか。 -
この張り紙だけで開けておいてくれていた。
「金子家」 -
屋根は杉板に
少し前まではこのように石を置いていたと、はんぎりのお父さんが教えてくれた。
「はんぎり」とは、今は観光のために「たらい船」と。
このあたりは味噌つくりが盛んで、その樽を半分に切ったから、「半切り」。
潜る漁は禁止されていたので、この半切りに乗って、銛で突いて、サザエや
海藻を採る。
港で会ったお父さん、子供のころ「半切りで遊んでたよ」とお顔もほころんで。
「今の子はしない」ときっぱり。寂しそう。
小木港の方は観光的で、女性がそれ用装束の漕ぎ手。
宿根木は法被姿のお父さんたちで、半切りも竹のタガで作られている本物楕円形。
お能のポスターを見かけたことで尋ねたら、
「この辺の農家の人達は、今でも農閑期に仕舞をする」と教えてくれる。
「仕舞をする」懐かしい言葉。
最後に我が家で聞いたのは数十年前。
亡くなった父は、訪れていただろうか。 -
「金子家」から出る。
-
見かけたのは、歩き配達人の女性とガイドさん案内の一組グループだけ。
よく手入れされたおうちに道に、集落内を流れる水路。
道端の花もつつましく美しい。
隅々に住民の土地への慈しみが表れている。 -
郵便局。
-
振り返って・・・・。
現役だとうれしいけれど、、、ではなさそう。 -
五島の小値賀島集落でも庇の下にこんな飾りを見ている。
船大工さんたちの遊び?
屋号の替わりかしらん。 -
この辺りから集落が途切れ、高台に。ここまでは畑は一切なし。
地区内は密集と言えるほどで、特別大きな際立った屋敷も見ない。
小路は風の通り道さながら。 -
上は明かり取りで、腰をこごめて入るようだ。
-
おぜんざいをいただきたかった茶房「やました」の看板。
しつらえも楽しみにしていたのに、残念。
この時節早く閉まったのか。 -
家の中にいても通る足音で誰かが分かったに違いない。
元気か具合が悪いかもみんなお見通し。 -
井戸発見。
味噌だるのタガに使われている種類の竹は、佐渡島が
北限と小木で出会ったお父さんが。
佐渡の人は、目の前の物を見つめているだけで、挨拶しただけで、私の知りたいこと、興味を覚えること、気持ちを汲んで教えてくれる。 -
中世のおおらかさが今も綿々と続いているお祭り。
10月。稲刈りの後の時期は私の故郷と変わらない。 -
どこかで原寸大見ることができたはずだが。
案内所も無人で開放。 -
南の端からほぼ北端へ一気に移動。
50年YH。
5時10分到着。
佐渡は、大きい。外海府海岸 自然・景勝地
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バス停と〒ポストが目印。
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「正しく恐れよう」玄関に設置。
この時期、一組だけという言葉に甘えます。 -
10年前建て替えられてもこのスタイル。
奥に見えるのが近くで釣り上げられた岩魚の拓本。
50センチ以上はある。
渓流釣りもできるところ。 -
山からの風が海側に通り抜け、翌日の午後は、
自然のクーラーを味わい、読書で過ごす。
このソファで佐渡の歴史をお勉強。
毎年徒歩で佐渡一周(210キロ)グループの定宿。 -
YHの前の県道を越えると、浜に。
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お昼は日差しが強かったが、霞のようなもやのようなものが立ちこめる。
今日の夕日はこの程度、少し残念。外海府海岸 自然・景勝地
-
北部は山が多い。
佐渡島の西面は海岸段丘が所々で眺められる。 -
前方が浜から眺めるYH真正面。
誰にも会わない。 -
鯛の酒蒸し。鯛と鰺のお刺身。鯛の潮汁お鍋いっぱい。サザエのつぼ焼き。
ポテトサラダ。もずく。サザエの肝の小鉢。お母さんが育てたお米の御飯。 -
一人1匹の鯛に
これも。
多すぎます。困ります。うーーーーん。 -
二日目の朝。あいにくの小雨模様。佐渡金山に。
お昼ご飯の休憩。リアルな人形につぶやき音声も流れる。宗太夫間歩(佐渡金山遺跡) 名所・史跡
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縦に掘る場面。
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前方に縦の縞模様が金が含まれている岩石。山師が見つけ、
これから掘り進める時の山開き行事。安全祈願。 -
夏服ではとても寒い内部で身体が冷え切る。
出口。前方の建物に当時の金製造の様子が模型で展示。
道具も現物が保存展示。。 -
明治になり、政府が金山経営。
お雇い外人の指導で工場が建てられ、機械化操業。
右手斜面に窓がある長いマンション風の工場跡。北沢浮遊選鉱場 名所・史跡
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表示を読んだものの頭にとどめず、ただ眺めて。
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このレンガも当時の物だろうか。倉庫跡と2か所に表示が埋め込まれていた。
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一つがこれ。
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シックナーとはどのように動かされた機械かとんと分からず、眺めるのみ。
泥状から金などを分離させる仕組みらしい。 -
お隣魚店の前床几に年配男性が座っておられ、声をかける。
「だれも通らないから、車おいといてもいいよ。」から始まって、
「隣が空いたんで、息子が2年前始めたんで、、、。」
おだやかに話されるお父さん魚屋さん。古民家食堂&カフェ&居酒屋 持田家 グルメ・レストラン
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夏の牡蠣
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鰈にするか迷う。フタッフは、「メバルが人気」と即答。
私は、お魚は、断然「焼き」派。
メバルの干物はこの年まで生きて、初めて。そしてこれが最後かも。珍しい。
塩味、身離れ、焼き具合パーフエクト。
個人のお魚屋さんにエールを送ります。古民家食堂&カフェ&居酒屋 持田家 グルメ・レストラン
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最後はカプチーノ。
古民家食堂&カフェ&居酒屋 持田家 グルメ・レストラン
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1階はテーブルが2か所と座卓に、カウンターは奥。
京の町家のようにウナギの寝床。 -
YH2日目夕食
ズッキーニと玉ねぎとイカの一皿、あまりにおいしくて
お母さんにレシピ尋ねる。ヒミツはどうやら素材。
作り方はいたって簡単。調味料は、お砂糖とお醤油と聞いて
驚く。 -
今日はメバル連投。煮つけ。もちろんおいしゅうございます。
お母さんの親類がこの海で採ってきて届けてきてくれたばかり。 -
昨日はつぼ焼き。今日はエスカルゴ風。
底にズッキーニが隠れていました。
朝からいいのか。よくない! -
全て お母さんの育てたお野菜。
潮風に吹かれたお野菜。
最高の清水で育ったお野菜。
本物「ご馳走」 -
真イカに鯛
イカはやっぱり日本海だね。
太平洋側育ちの私。 -
帰りも両津港から新潟へ。
出航時間まで雨の中両津市内を歩く。
銀行前で小さな朝市。「もう終わりやから
あんまりないんよ。」と売り子のお母さん。
美味しそうな茗荷だけど、明日まで持ち歩けないから、
ニンニクのみ購入。土曜日の朝だけの市と教えてくれる。 -
店頭にお茶が積まれている。粉茶だけれど、ほうじ茶色。?
眺めていたら、出てこられた店主が
「佐渡でも奈良と同じで茶粥を食べるんですよ。母親はほうじ茶を買ってきて
香りが足らんと言って自分でもう一度炒って、これと合わせて茶粥作ってくれた
もんです。」
「これは、佐渡のお茶ですか。」と尋ねただけで、ほっこり答えてくれる。 -
港まで違う道を戻ろうと曲がってみれば、お客さんの出入りする初めて
元気なお店に遭遇。
名前入り出来立ておにぎりもサーモンサンドイッチも・・・コロッケや
ハムカツがパックに入らず並んでいる。下の段にはオムレツにカレー、
枝豆、餃子と各種お弁当セットに冷やしうどんセットまでぎっしりと
山積み午前11時。 -
朝6時開店ですか。働く人御贔屓店ですね。
両手は、干し姫だら、お出汁に使う焼き鯵に茶粥用のお茶、100年樽のお味噌、
ねぎ味噌、ニンニク、サーモンサンドイッチ、おにぎり。
時間になりました。波止場に向かいます。雨は止みません。
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この旅行記へのコメント (2)
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- mom Kさん 2020/09/30 06:20:13
- こちらにも?
- こちらこそ。重ね重ねのコメントまで感謝。どうせならと泊は最北のYHを選びました。大正解。お母さんお一人で切り盛り。YH会員を脱退したところでしたが、それでもお安いのです。食事の量とお味にびっくりしました。お米もお野菜も自家製。お魚は前の海から。建物にまず魅かれて選んだのですが。私は、何とか薪能の日に再訪したいと目論んでいます。持田食堂にも。今日も良き日を!
-
- thanyaさん 2020/09/29 20:54:58
- 素敵 佐渡
- 懐かしいような風景と、新鮮なおさかなの写真でした、
ぜひ行ってみたくなりました!ありがとうございます。
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