癒しの島旅：五島列島（上五島編）

2022/05/01 - 2022/05/02

GW五島列島の旅、福江島から上五島に移動しました。
観光周遊タクシーで観光、充実した一日でした。
素敵なリゾートホテルでの、夕食も美味しかったです。

エリア 長崎

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

福江港から奈良尾港に移動します。

福江発8：00～奈良尾着9：05。
フェリー乗車券は800円です。

九州商船のカーフェリー「万葉」、船内は綺麗で広々。

福江港側にある常灯鼻、防波堤としての役割のほか灯台としての役目も持っていました。
160年経った今でも激しい波や風に耐え、出入りの船舶を見守り続けています。

常灯鼻 名所・史跡

鬼岳にも別れを告げます。

約1時間の船旅、快適です。

五島の島々が美しい！

奈良尾港に入港です。

見えてるのが、今宵のお宿ですね。

ターミナルにある奈良尾観光情報センターで情報を仕入れます。

奈良尾観光情報センター 名所・史跡

奈良尾は、南北に細長く伸びる上五島・中通島の南玄関口。
五島有数の絶景エリア、バリエーションに富んだ風景が広がります。

観光周遊タクシーを予約しておきました。
奈良尾港発９：１５。

奈良尾港のそばにある奈良尾神社に参拝。

奈良尾神社 寺・神社・教会

ご祭神は国之常立神ほか。

新上五島町屈指のパワースポット「奈良尾のアコウ」。
圧巻の佇まいです。

樹齢６５０年、高さ２５m、幹周り１２mで日本一の大きさをほこります。
１９６１年に国の天然記念物に指定されました。

神社へ繋がる参道をまたぐようにそびえ、樹の下をくぐると長生きできると伝えられています。
生命力に満ちていて、パワーを貰えました。

あこう樹 名所・史跡

奈良尾港から車で10分ほど、桐教会は高台にあります。

高台からは美しい瀬戸を望めます。
エメラルドグリーンの入り江、息を呑むほどの美しさです。

1897年（明治30年）に桐小教区が設立されて、現在の教会堂は1958年（昭和33年）に建てられました。

献堂50周年記念の石碑。

ガスパル与作とその父パウロ善七、ミカエル清川沢次郎を顕彰する「信仰の先駆者顕彰碑」が教会入口横に建立されています。

真っ白な尖塔が美しいですね～。

桐教会 寺・神社・教会

赤い屋根なのですが、よく見えません。

龍観山園地は、中通島・若松島などの歴史遺産を巡るコースの一部です。

龍観山展望所は、西海国立公園・若松瀬戸を一望できるビュースポット。
島々が点々と並ぶ若松瀬戸を船が行きかう光景を楽しめます。

龍観山展望所 名所・史跡

若松大橋は、若松瀬戸に架かる全長５２２mのトラス橋。

若松大橋 名所・史跡

たもとの入り江の海の色に感動！

若松瀬戸は、中通島と若松島の間の瀬戸。
昭和30年西海国立公園に指定。
たくさんの島が点々と浮かび、絶景を造り出しています。

若松瀬戸 自然・景勝地

潮の香薫る公園は、若松大橋の若松島側に整備されている公園。
遊歩道があり、若松大橋を望めます。

潮の香薫る公園 公園・植物園

小さな入り江に建つ中ノ浦教会は、1925年（大正14年）に建てられた木造教会。
特徴的な正面の尖塔は後年増設されました。

海辺に映る姿が鮮明であることから「水鏡の教会」と呼ばれています。
残念ながら、波があって映る姿は見られませんでした。

中ノ浦教会 寺・神社・教会

真っ白でとても美しい教会です。

庭園にはマリア像が佇みます。

蛤浜海水浴場は、遠浅の砂浜とコバルトブルーの美しい海が広がる海水浴場です。

蛤浜海水浴場 ビーチ

白い砂浜とどこまでも続く遠浅の海、綺麗ですね。

日本の水浴場88選に選ばれています。

有川港近くの「五島うどんの里」、お土産処観光物産センターとお食事処遊麺三昧があります。

有川港フェリーターミナル、ザトウクジラのモニュメントが印象的。
坂本龍馬の像は、有川港近くの「坂本龍馬ゆかりの地」にあるものと同じものだそう。

うどんの里がお休みでしたので、「竹酔亭」でランチ。

日本の三大うどんにも数えられている五島うどんは、手延という昔ながらの製法にこだわっています。
麺同士が付着しないように使用しているのが、五島列島特産の食用椿油だそう。

地元で定番の食べ方は「地獄炊き」。
大鍋にたっぷりの湯をぐらぐらと沸かして麺を7～8分ゆで、そのまま溶き卵やあごだしのつゆにつけて食べます。
地獄炊き釜揚げセットを頂きました、いなり・小鉢付きです。

竹酔亭 グルメ・レストラン

お口の中にチュルンと入ります、少しモチッと弾力ある食感、コシがあって喉ごしがよい。
五島の名産「あごだし」は、上品でコクがあって旨い。
溶き卵と生醤油を合わせたつゆもいいですね。

午後のコースのスタートです。
白浜とロクロ島が見渡せる絶景ポイント。

素晴らしい景色です！

眼下に頭ヶ島天主堂のある白浜集落が見えます。

頭ヶ島天主堂は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産。

1910年（明治43年）に着工、1919年に完成。
近くの石を切り出し、ひとつひとつ積み上げ長い歳月をかけて造られました。
2001年に国の重要文化財に指定。

西日本唯一の、また日本全国でも珍しい石造の教会堂で、その意匠も優れています。

重厚な雰囲気の外観が素晴らしい！
ドーム屋根を冠した塔屋もいいですね。
心に残る姿に感動しました。

頭ケ島天主堂 名所・史跡

内部は「花の御堂」と呼ばれていて、パステルカラーを基調にした優しい空間が広がっています。

頭ヶ島集落にキリシタン墓地があります。
墓石にはクルスが添えられています。

頭ヶ島キリシタン墓地 名所・史跡

頭ヶ島の集落にある「島のふれあい館」、建物は古民家を改修したもの。

昭和30年代の生活が感じられる館内には、かつて住民が使用していたカトリックの祭壇やいろりを再現。

元海寺の山門は、大正１３年（１９２４）、この寺の檀家であった鉄川与助氏の手によって建立。

美しく積み上げられたレンガは当時のまま残され、内部にある欄干や屋根の細かい装飾にこだわりを感じることができます。

元海寺山門 名所・史跡

レンガ造りの山門は全国でも珍しく、長崎県のまちなみ景観資産に登録されました。

浄土真宗本願寺派のお寺です。
現在の本堂は、明治２６年（１８９３）に建立。

中通島北部に建つ青砂ヶ浦天主堂(国指定重要文化財)は、鉄川與助氏の手による初期のレンガ造りの教会堂。　
1910年（明治43年）に献堂、信徒が総出でレンガを運びあげた3代目の教会です。
2010年（平成22年）に献堂100周年を迎えました。

レンガ造りが美しい、正統的な様式・意匠が特徴。

青砂ヶ浦天主堂 寺・神社・教会

重厚で荘厳な雰囲気に圧倒されます。

色彩豊かなステンドグラスが美しい。

冷水教会は、鉄川與助氏が棟梁として初めて設計・施工した教会として知られています。
1907年（明治40年）に献堂。

青砂ヶ浦の赤煉瓦造りに対して、純然たる木造建築。
素朴で可愛い印象です。

冷水教会 寺・神社・教会

矢堅目の駅は、絶景「矢堅目」を望む場所にあります。
五島近海の澄んだ自然海水を汲み上げ、十分な時間と手間を掛けて塩づくりを行っています。

冷水教会のステンドグラスが飾ってありました。

矢堅目公園は奈摩湾入口にある絶景スポット、円錐形の奇岩と複雑な海岸線が美しい。

矢堅目展望所 公園・植物園

トトロ岩ともよばれる岩峰、奈摩湾奥から眺めるとトトロのかたちに見えるそう。

　

楽しかった周遊バスの旅が終わりました。
運転手さんの分かり易く楽しいお話で、最高の旅ができました。
有難うございました。

上五島でのお宿は「五島列島リゾートホテルマルゲリータ奈良尾」です。

五島列島リゾートホテル MARGHERITA 奈良尾＜五島 中通島＞ 宿・ホテル

海をのぞむ高台にあり、部屋数は29室、これは島にある教会の数と同じだそう。

眺望も素晴らしい。

お部屋はシンプルで、寛げます。

水回りも清潔、シャワーだけのお部屋です。

温浴施設（スパ）が、別棟にあります。

眺めも最高、ゆったりと癒しの時が過ぎてゆきます。

食事は、「海ト空 ○ト星(ウミトソラマルトホシ)」で頂きます。
クラシカルな雰囲気のレストラン、いい感じですね。

海ト空○ト星 グルメ・レストラン

夕食は、海ト空コース。
五島甘夏サワーが美味しい。

肴菜五種が素晴らしい。　
きびなご南蛮・鯵寿司・クジラベーコン・マテガイ・さざなみ地鶏

特にクジラベーコンが絶品。

翡翠椀　鯵のつみれ

お造り盛り合わせ　五島灘の魚
新鮮なお造りはどれもとても美味、甘いアカムツやコリコリのサザエがいい。

揚げ物　地魚・島野菜

五島牛のひつまぶし

柔らかく旨味が最高の五島牛、この上なく幸せ。

そのままで。

お出汁をかけて。

抹茶くず餅
口福が味わえた、極上の夕食でした。

ぐっすり眠って爽やかな朝。

朝のおめざめ。

朝食は和定食となっています。
鯖の塩焼き・お煮しめ・だし巻き・アオサの味噌汁など、とても美味しくて感激です。

　

なめろうも美味。
素敵なホテルで美食を堪能、至福の時間が過ごせました。

食後、近くの公園を散策。
奈良尾港を見下ろす高台に整備された、純日本庭園風の公園です。

ふるさと観音公園 公園・植物園

黄金色に輝く観音像が美しい。

送迎バスで港まで送って頂きます。

奈良尾港ターミナルです。

奈良尾港発９：１５～長崎港着１１：４５。
フェリー乗車券は3150円です。

カーフェリー「椿」に乗ります。

約2時間半の船旅です。

五島列島とお別れ、充実した時間が過ごせました。
魅力いっぱいの五島列島、また訪れたいですね。