大相撲大阪場所2022　＋とある休日の出来事　関西編Ver.44

2022/03/25 - 2022/03/25

関西に帰ってきて、観戦の機会ができると楽しみにしていた、2020年3月の大相撲大阪場所が無観客となり↓
https://4travel.jp/travelogue/11610455
その時のショックが大きく、出来る時にやっておかないと後悔すると、感染者数の推移を見ながら規制緩和と共に、堰を切ったように相撲観戦に出向いていた私達夫婦。

いつの間にか、本場所開催の4か所中、3か所を制覇し、残っているのは最初に参加できなくなった大阪のみとなりました。

今年の大阪場所は上限5,000人という事ですので、早い目にチケット確保をと、2020年の際に申し込んだお茶屋さんに先行第一次抽選から申し込みましたが、何度も落選を繰り返しましたが、なんとかマスB席ですが確保できたので出かけてきました。

当日は、ビックカメラの駐車場に車を預け、なんばパークスから難波八阪神社を散策し、13時前から打出の18時過ぎまで、タップリ5時間観戦し、夕食は千里でとんかつを頂き、無事帰着いたしました。

TVも良いですが、会場で直接聞こえる力士のぶつかる音や、迫力は凄いですね。
これからも、諸事情が許す限り会場で観戦できたら、と願っています。

・2021年名古屋場所↓
https://4travel.jp/travelogue/11700552
・2021年9月場所↓
https://4travel.jp/travelogue/11723122
・2021年九州場所↓
https://4travel.jp/travelogue/11734666

エリア ミナミ（難波・天王寺）(大阪)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

久しぶりの難波です。

毎年、えべっさんの時に今宮戎から難波まで、夜店を冷かして歩くのが楽しみでしたが、今年は今宮戎への参拝は叶いましたが、夜店は出ていないのでスゴスゴと帰ったので、難波の雑踏はワクワクします。

会場近くのなんばパークス地下にあった、「さち福やカフェ」でランチを頂き臨戦態勢を整えます。

お店は解放感があり、明るく清潔で、開店と同時という事もあって空いていて、ゆっくりと食事をすることが出来ました。
奥様はホッケ焼き、私は和風ハンバーグを頂きましたが、美味しかったです。

さち福やCAFE なんばCITY店 グルメ・レストラン

お腹も一杯になり、少し腹ごなしの散歩で「なんばパークス」を散策しました。

なんばパークスは、「緑との共存」をテーマとした商業施設で、地上10階、地下3階建てで、公園、南海電車の難波駅と直結しています。
この場所には、プロ野球「南海ホークス」の本拠地であった大阪球場があり、1998年に解体されましたが、ホームベースとピッチャープレートのあった概ねの位置に表示されています。（実際の位置とは40m位違うようですが・・。）
近くには表示がありましたが、大規模施設のため結構探しました。
西宮ガーデンズでも感じたのですが、球団の影というのをワザと見えなくしているような気がします。
もっと、「ココには大阪球場があったんだぞ」と、アピールしても良い気がするのですが‥‥。

建物はキャナルシティ博多や、六本木ヒルズを手がけたアメリカ人建築家　ジョン・ジャーディ氏の設計で、壁面は壮大な時間と地層を模し、建物のデザインは地球上の大峡谷に似せたという事ですが、良く分からなかったです。

なんばパークス ショッピングモール

9階には南海ホークスメモリアルギャラリーが設けられています。

私が子供の頃のパ・リーグ球団は、近鉄バファローズ、阪急ブレーブス、西鉄ライオンズ、そして南海ホークスと4/6は鉄道会社がオーナーとなっていました。

昭和、平成と球団が移り変わり、球団本拠地であった藤井寺球場、日生球場、阪急西宮スタジアム、平和台球場、大阪球場が姿を消し、球場跡地も商業施設等に様変わりしています。

南海ホークスメモリアルギャラリー 美術館・博物館

阪急ブレーブスについては、西宮ガーデンズに阪急西宮ギャラリーがあり、見学してきましたが、球団の歴史等は片隅に追いやられ、私達が結婚した当時に、足しげく通った頃の歴史は、遠い記憶の片隅・・・と、悲しい気持ちになりました。
阪急西宮ギャラリー訪問記↓
https://4travel.jp/travelogue/11737713

比べて、南海ホークスのメモリアルギャラリーは、映像ライブラリーも豊富にあり、歴史を伝える形態になっているように思います。

2021年2月にリニューアルされたようです。

以前のギャラリーには、1954年から1977年まで在籍し、選手としてパ・リーグ初の三冠王、選手兼監督としてリーグ優勝を果たす等、南海ホークスのレジェンドといえる功績を残した、野村克也さんに関する記録がない状態でした。

その状態を憂いでいた、当時バッテリーを組んだ江本孟紀さんが発起人となり、2020年2月　野村さんの急逝後に、野村克也さんの名前をギャラリーに残す、クラウドファンディングが行われ、目標20，000，000円に対し、43，541，500円という賛同者があり、一周忌に合わせノムさんの名前が刻まれたギャラリーがオープンしました。

南海ホークスメモリアルギャラリーを出ると、屋上公園「パークスガーデン」があります。

こちらには、約7万株の植物が植えられ、都心でありながら自然を楽しめる公園となっています。

ガーデンの第1期部分は、2005年に?都市緑化技術開発機構主催の「第4回 屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」で、「屋上緑化大賞・国土交通大臣賞」を受賞しています。

こちらには、植物の他に南海ホークス在籍の元選手や、大阪球場にゆかりが深い人物の、手形モニュメントが設置されていました。

大鵬や貴乃花等、力士の手形も多くあります。
大阪場所の会場はこちらから直ぐ、という縁なのでしょうね。

パークスガーデン 公園・植物園

なんばパークスを出て、大阪場所会場の大阪府立体育館を通り過ぎ、少し歩くと獅子舞の舞台が有名な、難波八阪神社があります。

難波八坂神社の起源や、創建年等は不明ですが、社伝によると古来から難波一帯の産土神のようで、旧社格は郷社す。

現在の本殿は、1974年の完成で、毎年1月に行われる素盞嗚尊にまつわる、有名な綱引神事は、大阪市で初めての無形民俗文化財に指定されているようです。

難波八阪神社 寺・神社・教会

こちらの狛犬は、阿形は丸い球に前足を乗せています。

対面の吽形の足元には子獅子がいるという、少し他に見ない姿です。

こちらは、1974年完成の獅子殿で、大きな口を開けた獅子の頭が有名です。
高さ12ｍ、幅11ｍで、正面から見ると余計にその迫力を感じる事が出来ます。

獅子の大きな口が大勢の人々の苦難や邪気を飲み込み、勝利を呼び込んで勝運や商運を招くとの評判で、特に勝利をつかみたいスポーツ選手や、受験生に人気のパワースポットのようです。

鉄骨・鉄筋コンクリート造、一部木造で、外部は銅粉吹付け合成樹脂仕上げ、内部は御祭神である素盞嗚尊を祀り、獅子の二十四の歯、目の周りは、真鍮製です。

折腰格天井には、はめ込みの鳳凰の彫刻は、全て手彫りとの事です。

この獅子の目はライト、鼻はスピーカーとなっているようで、お正月には神楽、夏には獅子舞や各種の芸能が奉納される舞台となっていて、内部に素盞嗚尊が祀られています。

難波八阪神社から、大相撲大阪場所の会場である大阪府立体育館まで徒歩で10分位、幟はためく、会場に入場です。

力士や部屋の名前が染め抜かれた幟は、長さ5.4ｍ　幅0.9ｍで、８色の染料が用いられているカラフルな幟ですが、以前TVで紹介されていましたが、岐阜のお店で作られているようです。

力士の名前は黒以外、スポンサーの名前は赤以外の色を使用することに決まっていて、力士には黒星がつかない、スポンサーは赤字にならないように、との意味らしいです。

ゲンを担ぐ相撲社会らしいですね。

エディオンアリーナ大阪 (大阪府立体育会館) 名所・史跡

大相撲三月場所の会場は、本場所の中でもっとも小さな、エディオンアリーナ大阪（大阪府立体育館）です。
別名、大阪で開催される為、大阪場所や、季節柄春場所とも呼ばれています。

大阪会場は小さいが故に、力士と観客との距離が近く、力士の会場入り等、触れ合う機会も多いとの評判でしたが、COVID-19の影響で制限されていました。

エントランスには、日本相撲協会公認の大阪相撲案内所（やぐら、本家、勝恵美、 いづみ、二葉、天野、竹亭、千鳥屋）8茶屋が、お客さんの会場への案内や、お土産渡しで賑わっているのでしょうが、私達も入場券についていたお土産券を渡して、受け取るだけ・・・。
お茶屋さんという特有の相撲文化を感じたかったです。

毎度おなじみの賜杯、優勝額や三賞等の表彰や副賞。

以前の優勝副賞等の紹介
・2021年名古屋場所↓
https://4travel.jp/travelogue/11700552
・2021年9月場所↓
https://4travel.jp/travelogue/11723122
・2021年九州場所↓
https://4travel.jp/travelogue/11734666

今場所の番付表。
御嶽海が大関に昇進し、最初の場所となります。

「お～ぃ大阪」って、最近このようなパロディ多いですね。
これって、私いち推しの有村架純さん出演のCMです。
横に、ポスターも作って、置いて欲しかったです。

会場配布の星取表、本日の取組表です。

取り組み開始が11時、序ノ口の鷹司と薩摩翔から始まって、序二段、三段目、幕下と進み、14時20分頃に十枚目（十両）土俵入りの予定です。

私達は、三段目　千代虎vs琴ノ藤から観戦開始です。
どうしても佐渡が嶽部屋が気になります。
琴ノ藤は惜しくも負けて、3勝4敗と負け越してしまいました。
行司さんが代わり、式守　輝乃典に代わり、彼も佐渡が嶽部屋所属、幕下格行司ですが倉吉市出身です。

十枚目の土俵入りが始まりました。

今日は13日目、東方から土俵入りです。

続いて、西方十枚目土俵入りです。

十枚目といえども、炎鵬や徳勝龍、翠富士等、推しの力士も多くいて、好取組が多く楽しみです。

徳ちゃ～ん。
私達、夫婦推し、愛らしい雰囲気の徳勝龍関の登場です。

現在、西十両7枚目、この場所は千秋楽に敗れて7勝8敗と負け越してしまいましたが、2020年1月場所では、西前頭17枚目の幕尻で14勝1敗の好成績をあげ、幕内最高優勝、殊勲・敢闘賞をダブル受賞しています。
奈良県出身力士の初優勝という事でも、注目を集めましたね。

今日の相手は島津海でしたが、惜しくも負けてしまいました。

ちなみに島津海は、九州場所の帰り福岡空港の登場待合で、私達の前に座っていて、大きな身体なぁ・・・と見とれていました。

東龍vs炎鵬。

炎鵬も好きな力士の一人です。
東龍の191㎝、165㎏と比べ、炎鵬は168㎝、100kgという身体の大きさは大人一人分の体重差です。
この取り組みは残念ながら負けてしまいましたが、今場所は10勝5敗と大きく勝ち越し、早く幕内に戻って来て欲しい力士の一人です。

十両最後の王鵬vs竜電で、王鵬のまわしが外れそうになり、まわし待ったがありました。
https://youtu.be/TQ2mKjNkYVs
https://youtu.be/nvGsF8hXtlc

私達の席から、トイレに行くと花道を横切る事になります。
このような場所が多くあるというのも、大阪場所の特徴らしいですが、そこに元横綱白鵬の間垣親方が・・・。

私が見ていると、通行整理の間に気づいた皆に、気さくに笑顔で手を振ってくれました。

正面からの写真は流石に失礼なので、後ろ姿で。。。

ほぼ予定通り、15時45分頃から、幕内土俵入りが始まりました。
幕内力士の化粧まわしは、華やかですね。

こちらも、東方力士から入場です。

奥様推しの大関　正代。
青の化粧まわしは華やかですが、性格が大人しいのか控えめなのか、大関なんだから自信を持って、下を向くなと言いたいですね。

続いて、西方土俵入り。

私推しの、貴景勝、宇良、石浦の姿があります。

石浦vs佐田の海。
石浦は好きな力士の一人で、今場所は4日目から休場していましたが、11日目から再出場しています。
ただ、怪我の為か今日も負けてしまい、結局2勝7敗6休という成績でした。

小さいため怪我に悩まされる事が多いですが、現在唯一の鳥取出身力士という事で、頑張って欲しいです。

照強の豪快な塩まき。
https://youtu.be/m33wB4q-vKk

土俵は五穀豊穣を占う場であるという考え方から、神聖な場所である土俵上の邪気を払い、清め、鎮めるという意味から、塩がまかれるようになったと言われています。
現在でも力士が、土俵で怪我をしないように神に祈るという考え方から、塩まきが行われているようです。
塩は、「伯方の塩」と「瀬戸のほんじお」の二種類で、企業から無償提供されているとの事です。
地方場所は「瀬戸のほんじお」が使われているようですが、照強の殆どの取り組みには、伯方の塩から懸賞が掛けられています。

宇良も好きな力士で、今日は明生に勝利しましたが、4勝11敗で今場所を終えました。
照ノ富士並みのサクセスストーリーの人ですが、怪我に注意して、頑張って欲しいです。

貴景勝vs高安。
今場所、ここまで1敗で優勝争いのトップを走る高安です。

私推しの貴景勝ですが、ちょっと高安の勢いに跳ね返された感じで敗れてしまいましたが、貴景勝の辺りは凄いなと感じる相撲でした。

今場所も人数制限で、1マス（1.3ｍ四方）に2人ですが、COVID-19が終息し、以前のように1マス4人となるときついですね。
3密回避に慣れてしまった気がします。

正代vs琴ノ若。
琴ノ若は琴桜の孫ということもあって、奥様も好きな力士なのですが、私も今日は正代推しで応援しましたが、負けちゃった・・・。

とはいっても、今場所の正代はカド番で、6日目まで1勝5敗と大関陥落の危機でしたが、何と盛り返して今日は、奥様の期待通り勝ち越しをかけての対戦となりました。
奥様は、勝って安心したかったようですが・・・。
A型気質の優しい人ですね。。。

しかし、正代を昨年から7月の名古屋、9月両国、11月九州と見てきましたが、名古屋だけ勝で、今日を入れると通算1勝3敗という成績です。

横綱　照ノ富士は休場中。
少々休んでも、膝の怪我の状況を見ながら、出た時は抜群の存在感を示して、今度見る時は横綱相撲とはこういう事だと示して欲しいです。

弓取式は聡の富士。復帰して長くなりましたが、安心して見ていられますね。

1500年以上続く大相撲の歴史、そこに横綱という名が誕生してから、330年の歴史の中でも73人しかいません。

その中に、日本一人口が少ないとか、現在の出身力士数1名等と揶揄される鳥取県ですが、倉吉市出身の53代横綱　琴桜の名が光っています。

孫の琴ノ若が、大関に昇進したら「琴桜」継承と言う話もありますが、頑張って欲しいですね。

琴桜記念館の旅行記↓
https://4travel.jp/travelogue/11719771

密回避で行われている場内抽選会も、定例化してきた感じがします。

まぁ、今回もかすりもしなかったですが。。。。

少し難波を散策しながら、夕食の場所を探しましたが、人出も多くなってきて、飲み屋さんの賑わいも戻ってきた感じがしたので、危険回避という事で、早々に帰路につきました。

夕食は、桃山台近くの「かつアンドかつ」で頂く事といたします。
お店は、自宅近くにもありますが、遅くなるという事で新御堂筋を途中で降りて、20時前に入店です。

私達のランチの定番のお店ですが、カラッとしたトンカツに、少しの追加で豚汁もお代わりできるという、嬉しいお店です。
特に私、豚汁が大好きで、Myルールで2杯までと決めているのですが、何杯でも飲みたくなる味です。
デザート類も豊富で、奥様ランチでは目がいかないメニューに釘付け…。
別腹らしいです。

かつアンドかつ 二ノ切公園店 グルメ・レストラン

奥様、鳥取の友人から「写っていたよ。」と、ラインが来ていたようで、帰宅して、録画していた相撲中継を見直していると、確かに観客席で正代のタオルを掲げる私達の姿がありました。

とてもお見せできる顔ではありませんので、遠景のみで。。。

お茶屋さんで手配すると、観戦記念のお土産が付きます。（サービスでなく実質10,000円ほどで購入するんですけどね。）

1人1セットですので、家には2つあります。
COVID-19以前は、お弁当や焼き鳥等が含まれていて、マス席では飲食しながら観戦できるのが売りだったのですが、今はお菓子4点と丼等の相撲グッズ4点。

お菓子はマズマズ美味しかったですが、賞味期限が短く、1セットは職場で配りました。
さぁ、残りのグッズ類はどうしようか、というのが悩みとなってします。

3年越しの大阪場所観戦、楽しかったです。

今回、これまで。