春の川越さんぽ道　　

2022/03/28 - 2022/03/28

今日は川越の桜が満開になりました🌸
新河岸の桜は金曜日はまだだったのに…
松平信綱（平林寺の）が江戸の初期に城を拡張した際に新河岸の九十九曲がりの屈曲の工事で江戸と河越の舟運ルートを整備しました。そんなところから平林寺の鳳凰台の名付けも江戸時代だった説を見つけ、武家諸法度から旗本法度から外交まで記した林羅山のことを調べていたら羅山が家光と川越へ赴いた際に鷹狩をしたときの漢詩がみつかりました。その世界を見つけてみようと川越散策に出かけてみました。

エリア 川越(埼玉)

大正浪漫夢通り 名所・史跡

蓮馨寺 寺・神社・教会

蓮馨寺 寺・神社・教会

Hatago COEDOYA 旅籠 小江戸や 宿・ホテル

川越熊野神社 寺・神社・教会

アートカフェ エレバート グルメ・レストラン

山崎美術館 美術館・博物館

時の鐘 名所・史跡

亀屋栄泉 グルメ・レストラン

長喜院 寺・神社・教会

雪塚稲荷神社 寺・神社・教会

行傳寺 (行伝寺) 寺・神社・教会

法善寺 寺・神社・教会

薬師神社 寺・神社・教会

はじめてやってきた川越のジャパニーズガーデンのスタバ。やっぱり気軽に庭園でお茶ができて良いですね。音楽が洋風でしたが…

スターバックスコーヒー 川越鐘つき通り店 グルメ・レストラン

フルーツオレ　フラペチーノ600円

ガトーショコラ　500円
コーヒー　　300円
近くの駐車場にいれて40分200円で400円お支払い。
一日中で600円でした。
スタバで駐車場こみで2000円ほどお支払い…
束の間の優雅なひとときができました。

そして　どうしても行ってみたい時宗　東明寺へ
名前はよく知っていましたがはじめてきました。
難波田氏が河越夜戦で井戸に身を投げたとされる終焉の地。扇ヶ谷上杉家の因縁の深大寺から東松山城に至るまでの関東の大戦争でした。
難波田氏は新河岸川沿いの富士見市に館がありますがこの頃は清戸（清瀬）にいたとされている。
歴史の重みのあるお寺さんでした。

このお寺は時宗で川越では珍しい。

東明寺 寺・神社・教会

大蓮寺 寺・神社・教会

慈しみに　漕ぐ
九十九曲がり
初前船　　　？


九十九曲がりの新河岸は赤間川といわれて事実上の川越城の外堀でした。氷川神社の裏手からずっと桜並木が続いていました。
すると大蓮寺や東明寺は外堀の中にありました。

大蓮寺隣の公園　濯紫公園

この近くに太田道真（道灌とも言われるが父とされる）の屋敷があったらしい。

この門こそ、みたかったものの一つで羅山の文章に出てきます。
この門の前で羅山たちは泊まったようです。
大層立派な門でありました。


寛永2年の家光の鷹狩の同行に記述があります。
その少し前に家康はなくなっているので駿河の久能山より日光へ移る途中にも何度か川越に訪れています。羅山の文書にはどうやら、家康のことが理斎蕉冬とあると思うのですが…さて
家光のことも大樹と…

養寿院 寺・神社・教会

菓子屋横丁 名所・史跡

こちらに駐車場があります。ここから菓子屋横丁や養寿院が近いです。

川越まつり会館 美術館・博物館

早稲田大学　アーカイブ
https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he16/he16_01533/he16_01533_0035/he16_01533_0035.pdf
羅山文集　39羅山詩集3巻にありました。
（一日中探してありました）

この方のブログからこの漢詩の記述は知りました。
https://www.tojoshinbun.com/kawagoekaido1/

寛永2年に川越において幕下がなくなり、その際に台命（将軍の命令）で鷹狩が行われたこと。その際に酒井忠利のお屋敷の高い楼にのぼり読んだ歌という記述がある。

羅山とは、はじめは藤原惺窩に入門して天才であったが漢文の本を400冊読んでこいと言われたそうである。もともと藤原惺窩を先生と呼ぶのに羅山先生と呼んでいたようで、先生みたいな意味だそうです。その頃の漢籍は貴族だけの教養でしたが羅山が昌平坂の大学を作るなどして広めたため庶民の文化的要素が高い江戸時代につながりました。羅山は広東省の梅の名所の羅浮山よりとられたとのことで、平林寺の名付けも江戸時代だった可能性があると知って、羅山という天才と松平信綱の江戸時代初期の革新にはおどろくばかりです。武家諸法度の制定や鎖国制度、参勤交代制度や朝鮮との外交と多岐にわたります。
そこに川越城の拡張と新河岸の工事がありました。

原野迢迢　　四顧中
一行白鷺　　藪行鴻
祗今海内　　東風暖
潤色春雲　　花氣紅

by 家光だったか…

原野は広くひろく　四方をまわり見る中
一行の白鷺や　たくさんの水辺の水鳥たち
まさに今海からの　東風が暖かなり
うるわしく色づく春の雲　
花々は生々とピンク色♪


迢迢　チョウチョウ　広いこと　
鴻　　水鳥
祗今　　まさに今

お土産にいちご

かりんとうは千円でした。

あぐれっしゅ川越 お土産屋・直売所・特産品

梅ジュースやようかん、かりんとう美味しかったです。
あぐれっしゅの無料駐車場には貸し出し自転車もありました。

やっぱりいもだね。

この新河岸が外堀かと思うと大蓮寺や東明寺まで川越の城内という印象がでてきて大蓮寺あたりから望む秩父の山々がとてもきれいでした。

もしかして江戸時代も江戸より隅田川を通って小舟で花見してたのかな… 令和の川越　いいですね。

和春江生歳初口號　by 羅山

春江は年の初めの口号（即興の詩吟）とす。
まさに新河岸でそんな雰囲気が味わえたのでした。

新河岸川 自然・景勝地

こちらは3/25

あぐれっしゅ川越 お土産屋・直売所・特産品

川越氷川神社 寺・神社・教会