春なのに流氷ですか？*6　青空の下、ドキュメンタリー番組を撮るかの如く船は動く（知床ネイチャークルーズ）

2022/03/10 - 2022/03/10

9時からのクルーズは春の空のもと、気持ちよく始まりました。
私は出だし船酔い気味・・。

3月最初の爆弾低気圧を終えた北海道は春の陽気です。
ウィンターシーズン終盤を楽しむ道東旅行に行ってきました。

身内の介護のため、コロナにかかるわけにいかないので、どこのだれか確認手段がない人と接触するのが正直怖いです。
また、不特定の方とソーシャルディスタンスがとれない外出を躊躇してしまいます。
特に混雑時間の電車に乗るのが怖い。
また室内もなかなか勇気が出ません。
でもその恐怖に2乗するかもって位の勢いでストレスが溜まってゆき、とうとう爆発。
旅に出ることに。
ストレス爆発中の私には、直前の日程変更もなんのその。
春を迎えた北海道へ。
3泊4日、冬のなごり旅です。

エリア 羅臼（らうす）(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝のクルーズの後、知床サライに帰り、チェックアウトしてきました。
知床ネイチャークルーズまで、雪解け水で足元が濡れる中歩いています。

知床サライ 宿・ホテル

知床ネイチャークルーズは、店舗があり、そちらで受付を行います。
羅臼道の駅、の裏と言ってもいい場所です。
30分前までに受付を、とのことです。
知床サライを8時15分に出ました。
キレイな事務所で会計後、お手洗いをお借りしてから出発。

知床ネイチャークルーズ 乗り物

羅臼川には、白鳥が。

北海道旅だけど今回はセイコーマートでお買い物してないな、そういえば。
この交差点で、右へ曲がります。

海が見えました。

ちょっと行き過ぎた場所、漁港寄りに出ました。

早朝も通った坂道をおりて

観光船の停泊エリアへ

エバーグリーン号です。
私が最後の乗船でした。

8：45には出航していました。定刻より早めですね。
最初、二階のデッキに上がるように促されたのですが、なんだか立っているだけで、気分が・・・
船室に入りました。
しかし、最初は席がなくて出ることにしましたが、幾人かの方が出てくださったので、座れました。
一応「ちょっと酔いそうなので…」とお伝えして座ります。
船室のほうが揺れはマシです。

9時には流氷に遭遇。

朝日が昇るそらも美しいですが、ここまでの青い空と白い流氷は絶景というほかないでしょう。

デッキに上がって、サングラスを掛けました

あ、ワシが。

給餌が少しずつ始まったようです

カモメがどんどん飛来

早朝と違ってカモメが流氷に結構降り立ちます。

こちらのクルーズには、観察員というか研究目的の人が乗り込んでいて、解説してくださいます。

カモメが大きいと言いましたら、本州に居ないオオセグロカモメですよ、と教えてもらえました。

少し停泊場所が移動しました

ワシは、えさに対して割と落ち着いているように見えます

オオワシです

それでも少しずつ増えてきます

お、飛んできてくれました

これ、止まり損ねたとこです。
やっぱり、オオワシってどんくさいかも。

しばらくカモメが飛来していて海に写ってきれいだったので狙って撮りました

カモメばかりになったからか？船は再度移動です

デッキで船越しに流氷見るのもいいです

さて、次の停泊場所は最初に給餌したエリアかな？

カモメは船と一緒に移動します。おなかすいてるんですね

船のほろの上にカモメ結構止まるんです

再び給餌が始まったようです

カモメの幼鳥がいます。
この仔がすごいんですよ、大人のカモメはおろか、オオワシにすら威嚇してごはんを死守するんです。

防衛成功！！

さて、この辺りで気づいたことがあります。
ゴジラ岩観光の船との違い。

えさの与え方が違うんです。
知床ネイチャークルーズは、私が見ていてもわからないことが多い給餌でした。
一度に投げ入れる量は多くなくても、同じような時間の間隔で、ずーっと給餌していく。
だから気が付くと鳥が増えているんです。

早朝のゴジラ岩観光では、集中的にえさを投入して、鳥が集まってくる。
それを観察する。
しばらくするとまた、給餌。
といった感じ。

まあ、各1回の乗船ですから、両船ともこの日の鳥の飛来に単純に対応した結果で、他の時は真逆の対応かもしれません。
参考まで。悪しかからず……

とにかく、ゴジラ岩観光に比べて知床ネイチャークルーズは、最後に向けて鳥が増えていく感じが一番違いました。

まあ、ゴジラ岩観光は早朝便で日の出に鳥がいないと映えない、という事情が大きく影響しているのかもしれません。

さて、時刻は10：52。
出航して、2時間がはや経過。
船長の号令のもと、私が「今日の主役」と気づいた大きな流氷の塊を経由して帰港する、との放送が入りました！

船があの、流氷の塊へ接近します。
ゴジラ岩観光では、湾のようになった場所へ舳先を入れていましたが、今回は違います。

なんとこの塊の周りをどんどん廻ってゆくのです。

私の視界は、ドキュメンタリー番組のラストシーンそのもの！

ビデオモードで撮影しながら、画面を覗くとテレビのワンシーンにしか見えません。
かなりの感動でした。

ちなみに今回の北海道旅行で写真撮影に利用しているのは、iphone11です。

その後帰宅し、我が家の4Ｋテレビでこの動画を見て確信しました！

「動画なら、知床ネイチャークルーズの勝ち！」

乗船中に名物船長が披露する数々の芸能人、撮影者の話は伊達ではありません。
見たことのない世界に自分が入ることができます。
（多分、素人なら素人ほど…）

この旅行記のタイムライン

8：15　知床サライ　出発
8：25頃　知床ネイチャークルーズ店舗到着
8：40頃　羅臼観光船乗り場
8：45頃　羅臼観光船乗り場　出航
11：12頃　羅臼観光船乗り場　帰港

この旅行記の費用合計8.000円

知床ネイチャークルーズ
流氷＆バードウォッチングB 9:00頃便 (撮影向)　8000円
（知床サライでいただいた割引券を利用し800円引きの値段）

＊この写真は早朝便で同じ「今日の主役」の流氷の塊の周りを通った時のもの