2025/08/14 - 2025/08/16
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織田グレイシー道さん
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「嗚呼、羅臼に行って根室海峡の黒ハモ丼食いたいべさ」という心の叫びを実行すべくいざ抜錨。
羅臼まで片道500kmを知床峠経由で突撃して早朝に黒ハモにありついた「石狩を捨てよ、羅臼に出よう」を地で行く酔狂な飯旅のレビューである。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝に美幌を出発し、小清水経由で知床に差し込む途上にスラッとばかりに秀麗な斜里岳を望んだ。かつて登った山だけに感慨深いモノがあった。
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美幌を出て僅か1時間程度で知床峠に到着した。盆休みで普段は混んでるのだが、早朝と言う事でガラガラだったのだ。秋名山を攻略する藤原とうふ店のAE86の如く飛ばしまくったのは言うまでもない。熊も鹿も恐れて出没すらしない程だった。
知床峠 自然・景勝地
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知床の主峰・羅臼岳がデデンとばかりに強烈な圧で迫る。ここもかつて登った山だけに実に感慨深いモノがあった。
知床峠 自然・景勝地
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AE86もといGP7が現在の相棒である。いわゆるXVなのだがリスペクトを込めて「瑞雲」と命名した。そしてその二つ名に応えるかのように根室海峡の雲海を見せてくれたのだ。
知床峠 自然・景勝地
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これこそが「瑞雲」そのものの根室海峡の雲海である。数年前に八幡平の見返峠で見た光景と瓜二つのようでもあった。
早起きは三文の得とはまさにこの事なのだろう。知床峠 自然・景勝地
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知床峠を越えて羅臼側は雲海の下だけに曇っていた。眼前に見えるのは駿河湾に匹敵する水深を誇る根室海峡で、しかも近くの温泉から湧き出たような硫黄臭までするという実にワイルドな海峡である。
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これこそが国後島である、対岸まで近いのだがこの間の海が水深千メートルを超える黒ハモの生息地になってるわけだ。
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「道の駅・羅臼」に隣接するのが知床食堂で、ここが目的地なのだ。
いもほり同人の聖地でもある。知床食堂 グルメ・レストラン
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この黒ハモを頂くためだけにただひたすら東進したわけだ。
開店時間は朝8時からだが、1時間前から店の前で待機してたのだ。知床食堂 グルメ・レストラン
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これが知床食堂から見た根室海峡である。この絶景を肴に黒ハモを頂く事にした。
知床食堂 グルメ・レストラン
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そして注文の布陣がこれなのだ。
「黒ハモ重・大盛」と「昆布ラーメン」実に美しい光景だった。知床食堂 グルメ・レストラン
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「黒ハモ重」の風味は浅海や養殖場で肥育されたウナギには出せない、過酷な深海環境で天然の油を蓄えた者にのみ許された野生の旨味が凝縮されてるわけだ。
極上のラム肉に匹敵するモノがあり感動に打ち震えながら五臓六腑に染み渡る旨さをひたすら貪ってしまったのは最早言うまでもない。知床食堂 グルメ・レストラン
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裏を返せば漆黒の皮。
アナゴのようでもありウナギのようでもある。しかしアナゴのように淡泊でもなく、かと言ってウナギのようなくどさもない。
そのため腹持ちも魚とは思えないほど良く、朝食として頂いたにも関わらず晩飯が不要なほどだったのだ。知床食堂 グルメ・レストラン
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三陸磯ラーメンに匹敵するダシの効いた「昆布ラーメン」も併せて注文する事で互いの旨味を引き立て合う関係を構築しながら頂いたのだ。
知床食堂 グルメ・レストラン
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黒ハモの存在を知ったのは「いもほり同人」の賜物だったのだ。
ISO波さんに奢って貰った鹿島嬢のレビューで無性に食いたくなったわけだな。知床食堂 グルメ・レストラン
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知床には「ブドウエビ」という極上の旨味を持つ深海エビがあるのだが、その値段もプレミア級だった。残念ながら買う事など出来なかったわけだが。
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ついでに海洋深層水も買ってみたが、かなりエグイ味で超硬水なので一気に飲んだら間違いなく腹を壊すのでチビチビ飲む事にしてる。
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満腹になって満足した所で、羅臼川沿いにある「熊の湯」で無料の露天風呂に突撃する事にした。
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これが「熊の湯」である。あっつい湯なので初心者はかなり苦労する事だろう。だが室蘭人なのでオロフレ荘で鍛えたので丁度いい湯加減だった。漁師の親父は湧き出し口近くで入湯する俺を見て驚異的な目線を送ってたようだった。
熊の湯 温泉
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それを裏付ける看板がこれなのだ。地元のオヤジたちはあっつい湯が大好きなので無闇に水を入れると怒るのだ。
熊の湯 温泉
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これが成分表である。塩基性に近い硫黄泉なので浜益温泉に近いように思われる。
熊の湯 温泉
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それだけでは飽き足らないので車で行ける半島最東端まで「瑞雲」で行ってみる事にした。セセキ温泉である。
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これがセセキ温泉の露天風呂だ。干潮なので熱湯状態でしかも油が浮いてたので入る気がしなかった。しかもお盆真っ最中なので入ろうものなら亡者に引きずり込まれた事であろう。嗚呼、おそロシア。
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セセキから国後島最高峰の爺々岳を望む。もはやこの辺りの海峡の水深は駿河湾に匹敵するであろう。この海を見ながら黒ハモを筆頭に深海棲魚のロマンに浸ったのはもはや言うまでもない。
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これが知床岬までトレッキングする強者への最終通牒看板である。
要は「死んでも知りません」と言う身も蓋も無い趣旨なのだが、昔は行ってみたいと真剣に考えてた頃もあった。
ウィーヌプリを攻略した強者もここを経由して攻略したのを図書館のDVDで観たので印象的だったわけだ。 -
とりあえず羅臼に戻り、羅臼港に停泊する巡視船「てしお」を見た。海上自衛隊の艦艇に比べて何となく一般貨物船寄りの設計思想に思われた。
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ここまで来ると、艦艇を撮影してる気分になって来る。
だがしかし、船は実にいいものだ。 -
羅臼を後にして標津に向かうにつれて天候が回復してきた。
「瑞雲」根室海峡の絶景を喜んでるように見えた。 -
根室標津から見た国後島である。あの島も温泉と自然の宝庫なので行ってみたいのだが、今や露助が実効支配する島になってしまったのが痛い。
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根室標津から見る斜里岳と標津連山。
あとで判ったが、日本最高峰の羆狩ハンター・赤石正男氏が標津在住と知ったので畏れ入ったわけだ。
眼前の山々がまさに赤石氏の活動拠点というわけだ。 -
標津で標津羊羹を調達して後日美味しく頂いたのだ。
何もない町だが実にいい所であった。 -
中標津から弟子屈に抜けて阿寒横断道で帰路に就いた途中の双湖台のペンケトー。ひっそりとして実にいい所だった。
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野中温泉に入ろうとした先に見えるのは雌阿寒岳。
ここも昔登っただけに感慨深いモノがあった。 -
野中温泉は噂通り火事で焼失してしまって今は復旧も頓挫してしまってるようだ。鹿の住処になってしまったのが物悲しい。
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上士幌の道の駅で車中泊した後に、三国峠経由で帰路に向かった。
これがかの有名な「松見大橋」なのだが、白老のホロホロ峠にも似たような景観があった気がした。 -
北海道で一番標高の高いと称される三国峠。だか走しっててさほど高所を通過したとは思えない程呆気なかった。
ただし全国で唯一、太平洋・日本海・オホーツク海の三方向の水源になってる三国山がすぐ近くにあるので特筆に値するらしいとの事だ。三国峠 名所・史跡
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しかし三国峠のトンネルを越えたら、大雪山連峰が僅かに飛び込んで来た。おそらく黒岳か赤岳なのだろうが、旭岳以外にはまだ登ってないので新鮮な光景ではあった。
あとは上川~江丹別~沼田経由で石狩まで帰投した。
盆休みがETC割引適用外だけに有料高速を全く使わずして百名山を掠めながら北海道を横断してのけてやったわけだ。
北見でこそ盆休み特需の煽りを受けて北見焼肉を食い損なったが、羅臼で奪還したので実に満足な飯旅だった(了)
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