2022/03/11 - 2022/03/12
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おくぅーんさん
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去年の11月末に湯田中温泉へ行った時の近場の散策時に、渋温泉にある”金具屋”の実物を見て”外観を見るだけじゃなく館内で宿泊できたらいいなあ”と思ったわけです。そのころ丁度コロナ新規感染者も少なくなってきて、そろそろ”GO TO トラベル”も再開するのではとの予想があり、ここは先取りで3月くらいに宿の予約をしておいて、再開される頃にはお得な料金で宿泊することを目論んだのですが。オミクロン株出現により、GO TO も夢と消え。世の中そんなに甘くはいかないということなのか。
というわけで、通常料金での宿泊となりました。当日はやはりホテルには自宅から直行ではなく寄り道をしながらむかうことにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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今回は、長野県の上田市にある神社仏閣を観光してから、渋温泉に向かいます。まずは、鹽野神社に行きましたが、本殿へ続く杉並木はとても荘厳な感じだった。
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杉並木を過ぎると小川があって、それを渡るのためのなんとも趣のある橋があった。素朴な疑問がひとつ。橋に屋根はいるのかな?
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そしてひとっこひとりいない神社の本殿にて、お参りさせてもらった。
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神社には社務所もなくて無人のため、御朱印はいただけないのかなと思ったら、中禅寺にてお渡しいたしますと立て看板があった。
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というわけで、鹽野神社からすぐ近くにある”中禅寺”に行きました。日本遺産がいくつかあるとういことで、楽しみです。
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まずは、木造の薬師如来像。鎌倉時代の木造のものが残っていて、とても貴重ですね。
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そして、金剛力士像。これも木製だが、迫力あります。その目力には圧倒されます。
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最後に薬師堂。茅葺の屋根がとても印象的。寺の人(住職?)に聞いてみたら、維持費が大変で建物の耐震調査だけで無条件で1千万もかかり、さらに国の補助も絞られてきたので、屋根のふきかえも2回にわけなければいけなくなったとのことでした。
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その後、別所温泉界隈の”安楽時”と”常楽寺”に行きました。別所温泉は山間にあって、車で来ても停める場所も少なく、無料でちょっと駐車なんていうスペースもなくて、寺に行くだけなのに駐車料金を払う?ヤダなーと思いながら、狭い路地をぐるぐる回ったのですが。
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神は我を見捨てなかった。観光有料駐車場には、本日は無料ですの立て看板が。見逃さないぞ。やっぱり平日は閑散としていて、駐車場を管理する人件費も勿体ないのかもしれないですね。
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駐車場から徒歩にて約10分。最初の目的地”安楽寺”の入り口に到着。
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寺の本殿に行くまでも、やはり杉並木があった。
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この安楽寺で有名なのが、八角三重塔。現存する国内唯一の木造八角三重塔で、国宝だということだ。いろんな塔を見てきたが、屋根が八角ではなかったということか?
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安楽寺の次は長楽寺。寺の境内には茅葺屋根の建物あり、中禅寺もそうだったが、見た目はすばらしいが、維持するのがとても大変そうだなと思った。
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もうひとつ珍しかったのが、御船ノ松。
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横に大きく広がった松で、とても見ごたえありました。
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この常楽寺で一番有名なのが、石造多宝塔。木造ではなく、石造の多宝塔ともなると全国的にみても少なく、特に重要文化財指定として滋賀県の小菩提寺とこの寺のものと2基にすぎないほどの貴重なものらしい。
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それでは、ここ別所温泉でお参りする最後の神社。北向観音へ参りましょう。
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この神社の手水、なんと温かい。温泉が使われていて、心なしか硫黄臭がする。こんなの初めてである。
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北向観音は北向に建立され現世利益を願い、また善光寺様は南向きに建立され未来往生を願うと言われております。古来、片方だけではなく、両方詣りが必要だと言われているらしいが、それは今日に限っては聞かなかったことにしておきます。
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それから本日最後に向かう神社仏閣は、生島足島神社へ。朱塗りの立派な鳥居がとても印象的である。
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この神社は、古来皇室や武将の宗慶が篤いとのことである。特に、武田信玄が川中島の決戦の際に報じた直筆の願分書などが保存されていて、興味深く拝見させていただきました。
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ここ上田でも御柱大祭があったんですね。知りませんでした。旅行したからこそ知りえたことです。
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さて、そろそろ本日の宿泊地の渋温泉へと向かうが、その前に上田の昔ながらの街並みが残る、柳町を訪れることにした。
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その街並みにある、おしゃれなパン屋さんが目的地である。ルヴァンという名前で、古い家を見事にリノベしたもので、とても気に入りました。
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我が家の近くにあったら、確実にリピーターになるんだけど。
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又、酒屋に入って大吟醸を購入して、ご機嫌のうちいよいよ渋温泉の金具屋へ。
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金具屋の前に来たが、大きい建物でいかにも文化財で、本当に宿泊してもいいのかなという感じだった。
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中に通されると、なんだか時代をさかのぼってタイムスリップしたような気分になった。
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古いながらも、廊下などはぴかぴかでよく手入れされていて、感心このうえない。それにしても、この床の板一枚物で異常に長い。何メートルの木を使っているのだろうか?って、変なところに目がいってしまう。
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古い館内をただ見ているだけではよく理解できない所を、金具屋の第九代目当主とされる若旦那さんが説明してくれる”館内ツアー”に参加した。説明慣れしているせいか、とても分かりやすくて面白かった。
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例えば、廊下に埋め込まれている歯車は、昔この地にあった水車小屋の部品の再利用だったりとか。
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大宴会場に柱をつかわないで広い空間を確保するのが、宮大工が洋風建築の仕組みを利用しているということや。
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各客室がそれぞれ一つの家で、入口が玄関をイメージしていて、ひとつとして同じものがないなどなど。説明なかったら、気づかないことばかりだったので、とてもためになってよかった。
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この宿を選んだのは、建物のレトロ感であって風呂にはそれほど期待していなかったのだが。まさか、館内に8風呂もあるとは。さらに、渋温泉には、宿泊者が9か所もある地区の共同浴場に入れる特典もあるという。ということは、合計17か所の風呂に入らなければならないということか。そうではないけれど、どれだけ入れるかやってみな的な、挑戦状をつきつけられたような感じである。
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館内の貸し切り風呂の中で、一番印象に残ったのが”岩窟風呂”。岩に囲まれて入る風呂って初めてに近いかもしれない。
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それから鎌倉の湯もなかなか湯加減もよかった。
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本日は天候もよく青空の下の露天風呂も最高だった。
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小さい風呂、大きな風呂。湯加減の丁度よいもの、そして熱湯我慢風呂など、個性豊かな風呂がたくさんあって、館内にあるものだけでも満足。そうこうしているうちに、夕食の時間となりました。
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夕食は、一見ボリュームなさそうだったが。
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あとからあとから食べ物が出てきて。
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お品書きをじっくりみてみると、かなりの品数で腹がいっぱいになってしまうのも納得。
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こうなったら、腹を空かすために風呂に浸かるしかあるまい。
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しばらくすると、建物のライトアップとなり外から眺めさせてもらったが、なんとも美しい姿で感動した。
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折角なので、一泊住民として共同浴場「外湯」にて入浴。せまい空間ではあったが、雰囲気味わえてよかった。そして、部屋に戻って熟睡したのであった。
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翌朝は、朝6時に始動開始。そうです、朝いちばんの外湯をめざすため。
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朝一の外湯にどぼん。温度調節の効いているところならばよいのだが。ときには飛び上がるほどの熱さを経験する可能性もあります。
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それにしても狭い風呂に一緒にはいるのもこのご時世避けたいかな。
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外湯では、体を洗うなんてことはできず、ただ体をあたためるだけみたいになっています。やはり、この地区にある9つの外湯制覇なんてことはできませんでしたが、雰囲気だけは味わえたのでよしとしましょう。それでは、金具屋に戻りましょうか。
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風呂にてお腹を空かせたところで、朝飯タイムである。ごはんの友がたくさんあって、ごはんをおかわりしたのはいうまでもないだろう。
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朝飯後、またもやお風呂へ。本日も朝からいい天気。ということで、露天風呂へGO。昨日、今日とでたくさんの風呂に入ったが、やはり露天風呂が解放感といい、湯加減といい一番気持ちの良い風呂だったかもしれない。チェックアウトギリギリまで風呂三昧でした。というわけで、金具屋ともお別れし、一つ寄り道して自宅に帰ることに。
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長野県の小諸にある、布引観音に行こうと思い駐車場に到着。階段上って山道を行かなければならい。
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最初は、普通のスニーカーで行こうかなと思ったが。
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朝方寒くて、行く手に氷の姿が。このまま行けば、転ぶしスニーカーもドロドロになるだろうしということで、あらかじめ用意しておいたトレッキングシューズに履き替え、また登山用の杖をつかっていくことになった。
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氷があってなかなか前に進まず、通常の倍の時間と体力を使って神社に向かいました。
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途中、善行寺まで通じていると言われている穴の横をとおって。
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そして見事転ばずに到着。
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この寺のみものは、崖に張り付くようにたっている観音堂。
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どうやって建てたんだろう?こちらにくるだけでも大変なのに。
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今回の旅行は、みどころ満載でよかった。GO TO トラベル利用できたらもっとよかったのに。
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