レンタカーで巡るロワール周遊記　6日目： ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロ・リュセ城観光＆アンボワーズ旧市街散策

2019/06/21 - 2019/06/29

アンボワーズ城下町を散策しつつ、古城巡りにも飽きてきたのでアンボワーズ城は外観だけみて、レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロ・リュセ城のみ観光。
クロ・リュセ城は、アンボワーズ城から約400m離れた丘の上に建ち、広大な森林に囲まれていました。城そのものは12世紀に建てられ、15世紀に改築。レオナルド・ダ・ヴィンチは生涯最後の3年間をこの城で過ごし、絵画や数々の研究に取り組んだとか。

エリア アンボワーズ(フランス)

アンボワーズの街に到着。
レオナルド・ダ・ヴィンチは晩年をこの街の外れにある館で暮らしていたそう。

旧市街には雑貨屋、キッチン道具専門店、石鹸ショップなど、様々なお店が立ち並んでいます。

旧市街にあった食材を扱うショップで塩を購入。
この塩を帰国後に使ったら、美味しかった！

時計塔。中世には城下町の門だったところが16世紀頃に時計塔になったのだとか。
写真右側は有名な老舗チョコレートショップ。ここのチョコも美味しかった！

アンボワーズ城の外壁沿い。城壁の横道を抜けて、その先にある晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチが住んでいたクロ・リュセ城へ。

アンボワーズ城 城・宮殿

アンボワーズ城の騎兵塔「ウルートーの塔」も外から眺めるだけ。

アンボワーズ城からクロ・リュセ城まで徒歩約20分くらい。
レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたお城には、監視塔の階段をのぼり、回廊から入ります。この監視塔はもとは要塞だったという中世の名残だそう。

回廊から眺めたクロ・リュセ城。赤レンガと石灰岩を使った上品なファサードは15世紀の建築の特徴だそう。

クロ リュセ城 城・宮殿

クロ・リュセ城をはじめ、一帯はレオナルド・ダ・ヴィンチの発明品の数々が展示されたレオナルド・ダ・ヴィンチパークとなっています。涼しければ見たかったけど、あまりの暑さに断念。

クロ・リュセ城からは、レオナルド・ダ・ヴィンチをフランスに招待したフランソワ１世が当時住んだアンボワーズ城が見えるようになっています。写真左の遠くに見えるのが、ウルートーの塔。

館内の廊下には、レオナルド・ダ・ヴィンチ像。

レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年に使っていたアトリエ。
当時の様子を再現したそうで、書斎のほかに、「画家のアトリエ」「彫刻家のアトリエ」「デッサンのアトリエ」と３つのエリアに分かれていました。

画家のアトリエ。

彫刻家のアトリエ。

デッサンのアトリエ。

レオナルド・ダ・ヴィンチの寝室。奥にあるのがベッド。

晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチはここで寝ていたとか。
最期はここで看取られたのかしら？と想像してしまいました。

城内の案内板が印象的。

城内には約40の発明品が展示されています。
これらはオリジナルデッサンをもとに、当時の資材を使ってIBMが作成した模型。
史上初の戦車や自動車、旋回橋、飛行機の元祖ともいえる空を飛ぶ機械、パラシュートなども展示。この人、凄すぎます。

クロ・リュセ城の中庭。赤いバラ（たぶん品種はカクテル）が満開でした。

クロ・リュセ城の中庭には、クレープ&ティーサロン「ラ・テラス・ルネッサンス」というカフェでビールとサラダをオーダー。

ロワール特産の通称・ぞうきんチーズと命名したヤギのチーズブルスケッタとベーコンのサラダ。

クロ・リュセ城をちょうど出たところで、観光列車に遭遇。
あまりの暑さに、来た道を歩いて戻るのが嫌だったので、迷わず乗ったところ、これが正解！ 思いがけずアンボワーズエリアを一周するコースで旧市街入り口まで連れて行ってくれて大助かりでした。
大人ひとり7ユーロ。

パンフレットには、運航するコースが掲載されてました。

観光列車で、アンボワーズ城をロワール川対岸から眺められるビュースポットに到着。

アンボワーズ城の外観がよくわかります。

この大きな木陰の下には、、、

巨大なレオナルド・ダ・ヴィンチのブロンズ像。レオナルド・ダ・ヴィンチがメドゥーサの頭を抱えて、アンボワーズ城からロワール川を挟んだ対岸で寝そべってました。

観光列車の終点。
ロワール川沿いにある駐車場まで目と鼻の先で、快適でした。

アンボワーズ城のインフォメーションマップで入手した街中の地図。