長崎&鳥取変態行程旅・その11.青春18きっぷ/鳥取→横浜770km！15時間の鉄旅(前編)

2021/12/24 - 2021/12/24

第211部-960冊目　11/12
(令和4年4月1日配信)

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

カニのシーズンが到来です。
鳥取へ行こうと、プランをたてたら‥

①ANAトクたびマイル(羽田→長崎)搭乗。
②シルバーブルー♪の西肥バスで佐世保へ移動。
③国内定期フェリー就航船最古の九州商船/フェリーなみじ乗船。
④長崎県立西海橋公園と旧針尾送信所見学。
⑤特急みどり14号(佐世保→博多)に乗車。
⑥新造船〈祝〉就航:名門大洋フェリー/フェリーきょうと乗船。
⑦日本交通高速バス(大阪→鳥取乗車)。
⑧鳥取温泉で2泊逗留。
⑨鳥取で松葉ガニを堪能。
⑩青春18きっぷで鳥取→横浜15時間！鈍行鉄旅。

以上、またまた変態行程となってしまいました。
本編は、⑩鳥取→横浜770kmを青春18きっぷを使って移動します。

表紙画像‥JR西日本/因美線で活躍するキハ47形ディーゼルカー。

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令和3年12月20～24日 4泊5日

12月24日(金) 第5日目-2　はれ
①普通665D.智頭行
鳥取.7:22→智頭.8:10
▼
②普通675D.津山行
智頭.8:16→津山.9:24
▼
③普通2826D.佐用行
津山.9:56→佐用.10:53

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JR西日本‥2,410円

エリア 鳥取市(鳥取)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JRローカル

7:00
皆様、おはようございます。
旅は最終日を迎え、鳥取駅にやって来ました。

所持金が残り1,000円しかありません。
そこで、青春18きっぷの登場です。

鳥取→横浜/770km！
普通列車を15時間ひたすら乗り継ぎ、横浜へ2,410円で帰ります。

本編は、鳥取→佐用/108.6kmの様子です。

ようこそ鳥取へ。

いや、帰るんです。
カニと温泉を満喫しました。

では、鳥取→横浜/770km。
15時間の鉄旅のスタートです。

鳥取駅 駅

山陰本線高速化事業の一環として、平成13年から活躍するキハ126系です。
私が乗るのはコチラではなく‥

私が乗るのはコチラ。
JR東日本から撲滅したキハ47形気動車タラコちゃんです。

①普通665D.智頭行
鳥取.7:22→智頭.8:10
[乗]JR西日本:キハ47-1053

定刻に発車。

鳥取よ。
さらばじゃ。

鳥取から因美線で、岡山県東津山に向かいます。

郡家に停車。
反対側のホームには、若桜線を昭和62年10月に引き継いだ第3セクターの若桜鉄道の車両が停まっています。

郡家駅 駅

グオォォー
ディーゼルエンジンを唸らせながら、列車は朝靄の中を走ります。

因美線/因葉舎→智頭。
列車は中国山地の山間部に入りました。
千代川を渡ります。

お日さまが出てきましたよ。

8:11
鳥取から48分。
智頭に到着しました。

智頭駅 駅

おっ！
キハ187系特急形気動車 とキハ47が並んだよ。

本州を横断して山陽地方と山陰地方を結ぶ陰陽連絡特急、スーパーいなば1号が発車しました。
岡山と鳥取を1時間51分で結びます。

JR東日本から撲滅したキハ47。
撮影しておこう。
カシャ！

JR因美線 乗り物

次に乗るのは、コチラのディーゼルカー。
レールバスみたいな、キハ120形です。

②普通675D.津山行
智頭.8:16→津山.9:24
[乗]JR西日本:キハ120-340

座席はセミクロスシートとロングシートがあります。
クロスシートは埋まっているので、ロングの前の方に座りましょう。

おっ！
ここは前がよく見えますね。

グオォォー
コマツ製SA6D125-H1ディーゼルエンジンが唸り、智頭を発車。
智頭急行と分岐し、因美線は右の線路を走ります。

雪で白く染まった畑の中を、1両列車はトコトコと走ります。

8:27
那岐に停車します。
ここは、鳥取県最後の駅なんです。

那岐駅 駅

8:34
鳥取/岡山県境の物見トンネル(延長3,077m)に入ります。
中国山地を貫くこのトンネルは分水嶺になっており、鳥取側は日本海。
岡山側は瀬戸内海に川が注ぎます。

岡山県に入りました。
トンネルを抜けますよ。

おっ！
岡山県側にも雪がありますね。

列車は中国山地を下っていきます。

8:45
岡山県最北端の駅、美作川合に停車。

美作河井駅 駅

美作川合駅は、昭和6年9月12日に開業。
開業当時は、物見トンネルがなく鳥取側とつながっていなかった為、因美南線の終着駅でありました。

列車は加茂川に沿って走ります。

ありゃ。
天気が悪くなってきましたね。

9:06
美作滝尾に停車。

昭和3年3月15日に開業。
登録有形文化財に登録された木造平屋作りの駅舎があり、1995年公開の映画｢男はつらいよ 寅次郎紅の花｣の冒頭のシーンで、寅さんが降り立つ駅の撮影が行われました。

美作滝尾駅 駅

姫新線と合流。
東津山に到着します。

9:19
東津山で姫路方面/姫新線に乗り換えなのですが、30分以上あるので‥

東津山駅 駅

終点の津山まで乗っていきましょう。
青春18きっぷを持っているので、運賃は変わらずなんです。

岡山三大河川のひとつ、吉井川を渡ります。

間もなく津山です。
広い構内が、かつての繁栄を偲ばせていますね。

9:25
鳥取から2時間3分。
津山に到着。

C11形蒸気機関車80号機です。

昭和10年に製造され、昭和23年から津山線区に配属され、24年余り客貨輸送で活躍しました。

引退した当機は、津山市が旧国鉄から無償で借り受け、津山市立南小学校に展示保存してきました。

そして、市観光協会や市民有志らでつくる実行委員会が「鉄道のまち津山」を発信する新たなシンボルにしようと、移設プロジェクトを発足。
市民らからの寄付金と市の拠出金など計4,500万円を事業費にあて、北口広場に移設されました。

津山駅からは、大阪・横浜/東京・新宿行きの高速バスと、岡山行き特急バスが発着しています。

駅前の観光案内所です。
ここで、トイレを拝借。

津山駅観光案内所 名所・史跡

=津山駅=
大正12年8月21日開業。
駅舎は開業時の建物を幾度かの改装を経て、今も使われております。

津山駅 駅

津山駅構内には、旧津山扇形機関車庫を、JR西日本公益社団法人津山市観光協会がリニューアルして、平成28年4月2日に開館した「津山まなびの鉄道館」があります。

懐かしいラッチ式改札口。
昔は都会の駅もコレでしたね。

津山駅は、姫新線・津山線及び隣駅の東津山から因美線全列車の始終着となる津山駅は、事実上3路線4方向の列車が発着する中国山地の交通の要所となっています。

次に乗るのは、コチラのディーゼルカー。
先ほどと同じキハ120形です。

③普通2826D.佐用行
津山.9:56→佐用.10:53
[乗]JR西日本:キハ120-335

お腹すきましたね。
今日は腰をすえて食事ができないハードな行程です。
備蓄してあるパンを食べましょう。

■チキングラタンパン‥98円
■ジューシーカツソーセージパン‥92円

再び吉井川を渡ります。

10:00
因美線との分岐駅、東津山に停車。

東津山駅 駅

東津山を発車。
因美線と分岐します。

鳥取は晴れていましたが、岡山県側はどんよりした天気です。

10:15
勝間田に停車。
駅舎が令和3年2月22日に新しくなりました。

刑部駅 駅

吉井川水系.梶並川を渡ります。

10:29
美作江見に停車。
ひらがなだと、タレントさんの名前みたい。

岡山/兵庫県境となる万の峠トンネルを通過し、兵庫県に入りました。

10:48
兵庫県最初の駅、上月に停車。

上月駅 駅

智頭で分岐した智頭急行と並走するようになると‥

10:53
鳥取から3時間31分。
佐用に到着。
鳥取からまだ、1/7ほどしか来ていません。

この調子だと、横浜に着くまであと7作ほどかかりそうですが‥
次回、一気に佐用→横浜の旅行記で締めます。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-

佐用駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• まるきゅーさん 2022/04/02 04:20:46

  無理そうで行けそうな距離ですね

  シクタン様、こんにちは。
  鳥取から横浜まで18切符とは！それも因美線と姫新線周りですか。山陰線かと思ってました。
  山陰線経由だと間に合わなそうな気もしますが。因美線にタラコ色走っていたのですね。津山線と吉備線、芸備線と山陰線だけだと思っていました。
  タラコ色は新津運輸区に居ましたね。秋田とかはわかりませんが。
  キハ120は小さくてかわいいですね。関東だとこれくらい小さい気動車は居ないので愛したくなります。次回は1日で横浜まで行くとのことですか。まあ行けそうな感じもしますが疲れそうです。シドニーから羽田までのフライトより少し長い感じなら耐久できそうですがやりたくはないです。まるきゅー

  オーヤシクタンさん からの返信 2022/04/03 22:47:08

  RE: 無理そうで行けそうな距離ですね

  こんばんは。
  
  
  鳥取から横浜まで18きっぷ‥
  ジョルダンの乗り換え検索で検索したら、今回の乗り継ぎが出てきたのでチャレンジすることにしました。
  横浜まで15時間！
  乗り換え時間が短くて、効率の良い乗り継ぎですが、どれか1本が遅れるとアウトな行程です。
  さすがに15時間となると乗りがいがありましたね。
  最後はヘロヘロになりますが、たまには若いころを思い出して長距離も楽しいものです。
  
  ただ、私の周りにはこれを上回る強者がいるので、まだまだぬるいと言われそうですが‥
  
  オーヤシクタン。